思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■上手に稼ぐカラ売りテクニック を読んで

 

 

書名:上手に稼ぐカラ売りテクニック

著者:藤本壱

 


●本書を読んだきっかけ

今後、日本経済は伸びていく

感じがしないので空売りの復習

を込めて入門書を読む

 


●読者の想定

信用取引空売りの初心者

かなりわかりやすいと思う

実用的な方法も何点か書かれている

 


●本書の説明

CHAPTER1 信用取引空売りの仕組みを理解しよう

信用取引には「空買い」と「空売り」がある

制度信用取引:規定に沿って行う信用取引

裏方に証券金融会社が重要な役割

賃株は一般信用より安い

賃株期間は6ヶ月

一般信用取引:証券会社がルールを決める

信用取引、扱う証券会社は限られている

賃株料金は制度より高い

賃株期間は証券会社によって異なる

・代用有価証券は使わず現金で

委託保証金を準備する

信用取引口座開設の条件

①証券総合口座開設済

②株取引の経験がある

信用取引のルールを十分理解

④十分な金融資産がある

⑤証券会社から常時連絡が取れる

信用取引のコスト

–委託手数料

信用取引賃株料

–信用管理費

–配当金相当額

逆日歩

・取引に慣れるまでレバレッジ

基本的にかけない

個人投資家カラ売り5戦術

①下降トレンドに入った銘柄を狙う

②急騰した銘柄の下げを狙う

急騰に具体的裏付けがない銘柄限定

③悪材料が出た銘柄の下げを狙う

④株式市場が急落した時を狙う

⑤カラ売りを使った応用ワザで稼ぐ

 


CHAPTER2 下落トレンドに入った銘柄を狙う

・下降トレンドに従って地道に

①下降トレンドで徐々に下がっていく銘柄

しばらく待って下がったところで買戻し

②急騰している銘柄を選び勢いが止まって

下げ始めたところで空売り、下がったところで

素早く買い戻す

・週足、月足を見て長期的に下げ

か確認し日足でトレンドを見て

タイミングを判断する

・今現在が上昇か下降か見るには

週足をまず見る

・下値指示線を確認し割りそうな

銘柄に注目する

ダブルトップやヘッドアンドショルダー

型に注目する

・持ち合いパターン

①三角型

②ペナント型

③上昇ウェッジ型

・グランビルの売り法則

①横ばいから下向きに変わりつつある

平均移動線を株価が上から下に抜いた

②下向きの移動平均線に向かって株価

が上昇し、いったん移動平均線を超え

た後、再度移動平均線を割込んで下がった

③下向きの移動平均線に向かって

株価が上昇し手前で上昇が止まり

再度下がった時

④株価が急騰し、上昇中の移動平均線

から大きく離れた

–下降トレンドに従ってトレードする

場合は①〜③を使う

週足で大まかな空売りタイミングを

判断し日足で細かなタイミングを判断

・直近の安値を下回ったら売り

・買い戻しのタイミング

–下値支持線付近まで下がった

移動平均線から大きく乖離した

過去の経験から乖離率を把握

ボリンジャーバンドで判断

マイナス2σに迫ったら買戻し

マイナス2σではバンドウォークに

なりやすい

+2σと平均線が下がり始めたら

買い戻す

 


CHAPTER3 急騰した銘柄の下げを狙う

・天井を過ぎて下がり出したところを

しっかり確認してから空売りする

・天井を付けるときは出来高

天井になる場合が多い

・株価急騰+出来高上昇を確認して

その日の大引けか翌日の寄り付き

で売る

・資金位余裕があるなら2単元売り

段階的に手仕舞う

空売りの残高が極端に多くて

なおかつ信用期日が近づいても

空売りの残高が減っていない銘柄

では信用期間間近に一気に買戻し

が入る、そうではない場合は

信用期日をあまり気にする

必要はない

・普段から急騰することがよくある

銘柄は特に上昇しやすい

いったん上昇して市場に膠着感が

出た後、抜け出して上昇する時

急騰する銘柄が出る時もある

・騰落レシオのテクニカル指標を

見ればある程度判断できる

・ドテンは売った後しばらく様子

を見て天井を過ぎたと思える状況

になって空売りする

・低位株が急騰した後の下げを狙う

1514,1821,3103,3109

5603,5805,5923,8101

4120,5341,5950,7919

4814,6629,9385 など

 


CHAPTER4 悪材料が出た銘柄の下げを狙う

・悪材料をもとに仕掛けるなら

市場の状況が悪い時にする

最もわかりやすい悪材料は

債務超過」「民事再生手続き開始」

など

・悪材料でつくしの後の反転に注意

悪材料で空売りるするのであれば

すぐに注文を出す

・個別銘柄の悪材料と市場全体の

急落が重なったら下げが大きく

なりやすい

・乖離率上昇や+2σのバンドが

下向いたときは反転は近い

好材料であっても市場の予測を

下回るときは失望売りもある

・株価が上がるか下がるかは

市場の影響の方が大きい

好材料が出ても上昇しないなら

空売りしても良さそうである

 


CHAPTER5 市場全体が急騰する時を狙う

・年に数回、急落の機会がある

P145 ここ数年の急落局面

多くの場合、下げは1ヶ月〜2ヶ月

続くこともある

大きく下がる兆候が見られたら

1ヶ月ほど待って買い戻す方法もある

日経平均に先立って騰落レシオが

下がり出したらそろそろ天井が近い

・短期間で急騰した銘柄は

急落することが多い

・株価が低い銘柄を低位株と言い

値動きの変動は大きくなる

ただ、必ずそうなるわけではない

・多くの場合、天井から目先の

底までの期間は1ヶ月〜2ヶ月程度

日経平均株価の下落率は10%〜20%

程度である

天井から1ヶ月後、10%程度下落したら

買戻しておくのが無難

・騰落レシオが70%まで下がると

市場全体が反発する場合が多いので

買戻しておくのが無難

・新安値銘柄のチャートは

ゴールデンチャート社のページで見れる

・ドテンで買うなら全力買いは

避け余力を残しておく

 


CHAPTER6 上手に稼ぐための空売りのリスク対策

・チャート的に買いシグナルが出たら

損切りする

保証金から見た損切りの目安は10%

含み益10%の株価上昇率=10%÷レバレッジ倍率

例)10%÷3.33倍=3%

株価が3%上がると含み損10%になる

・逆指値注文は注文執行条件の株価と

指定する指値の間には、ある程度の

幅を持たせる

逆日歩空売りが多くなった時の

シグナルである、制度信用の空売り

空買いを上回った時発生する

・取引が制限される場合によくある

パターンは買い残り売り残りが

共に伸びていく

信用取引の残高

信用取引残高

②銘柄別の信用取引残高

日証金賃借取引残高

日本証券取引所が毎日発表

「賃株残」が空売り残高

制度信用のみのデータが見れる

賃株残が融資残を上回ると逆日歩

発生する

・多くの場合、信用取引より

現物取引の方がはるかに出来高

多い

・委託保証金の計算

(委託保証金ー含み損)/建玉の総額

=(30万ー5万)/100万=0.25=25%

追証の計算

追証建玉の総額×追証回復ライン(%)

ー(委託保証金ー含み損)

追証=100万×25%ー(30万ー15万)=10万

 


CHAPTER7 空売りを使った応用技で稼ぐ

・下降トレンドも一本調子で下がるのではなく

下げて戻してまた下げるという動きを

繰り返す

空売りは買戻して、枚数が増やせる分

複利のように資金が増やせる

株価が下がるごとに買戻して

空売りをやり直す方が利益になる

レバレッジをかけこまめに空売り

やり直す方が効果が高く出る

つなぎ売りは、結果によっては

市場が大きく動くようなイベント

が起こった時に使える

・株価がある程度上がったが

まだまだ買値には届かず、このままでは

また下がりそうな時に

つなぎ売りは使える

つなぎ売りの場合現物株は

保有したままなので税金の一部を

先送りできる

・サヤ取りという裁定取引がある

富士フイルムオリンパスと言った

似たような動きの銘柄を選定する

サヤが拡大したら高い方を売り

安い方を買う比較的ローリスク

株価が急騰、急落するような銘柄

は選ばない、同じ業種のライバル

同志で株価水準が近い銘柄を組み合わせる

ペアの例)

①1803,1812

②7003,7004

③9101,9107

株主優待だけゲット

①権利確定付き最終日に対象銘柄を

現物で買い同じ値段で同じ枚数を

空売りする

②翌営業日(権利落ち日)に現渡しで

取引を決済する

株主優待のメリットの大きい銘柄

を選ぶ

・後もう少しで権利得られるけど

株価が下落している場合

現物株と同じ枚数空売りする

権利落ち日に現渡しする

 


●本書から得られた新しい知識

・賃借銘柄の一覧は東証のサイトで確認できる

また日経新聞の株価欄で銘柄名の左に

ドットが付いている

信用取引賃株料:信用取引で株を借りる料金

・代用有価証券:信用取引の委託保証金に

現物保有株を使う

・代用掛目:代用有価証券の評価額

80%が一般的

逆日歩:株を調達しにくい状態が続くと

制度信用の場合発生する特別な費用

・一目平均表:一目山人氏が昭和10年

に考案、上昇トレンドの時は株価は

「雲」の上にあり下値指示線

下降トレンドの時は株価は「雲」の下に

あり上値抵抗線の役割

–雲を下抜けたら売り

–雲に当たって跳ね返されたら売り

–雲に近づき高値を更新できず

下げたら売り

・株価が下落し始めるとボリンジャーバンド

の幅が広がり+2σのバンドが上昇

平均移動線と+2σが下がり始めらた

買い戻しのタイミング

・騰落レシオ:株式市場の上がり過ぎ

下がりすぎを判断する指標

・評価損率:空買いに関する含み損の

状況を表す数値、3%程度まで

上がると市場全体が天井を

つけている可能性が高い

20%まで下がると市場全体が

底をうつ可能性が高い

評価損率がマイナスになることは

極めて稀

・増担保規制:その銘柄を信用取引

売買する場合の委託保証金の率と

委託保証金のうちで現金が占める

割合を引き上げる規制

・注意喚起銘柄:空売りする株の

調達が難しくなった場合指定される

新規の空売りは避ける

・申込み制度:注意喚起銘柄を

空売りする場合、売る枚数に制限

がかかる、空売りが制限される事を

申込み停止と呼ぶ

・信用倍率:買い残りが売り残りの

何倍あるか、1倍に近い状態を

「取組が良い」と呼ぶ

・踏み上げ:空売りしていた人が

損失を確定した買戻しをして

株価が上昇する

つなぎ売り:既に買っている銘柄を

同じ枚数だけ空売りする

・現渡し:自分が持っている株を

充当して決済する

・サヤ取り:二つの似た銘柄の

高い方を売り安い方を買う

・賃株料:手持ちの現物株を

証券会社に貸して賃株料を受け取る

信用取引口座を開設すると

できないがカブドットコム

併用が可能である

SBI証券の機能

SBI証券の右上「口座管理」〜「信用建余力」

で余力情報が確認できる

・「マーケット」〜「ランキング」

値上がり銘柄を探せる

「ニュース」で材料を見る

・決算発表をカレンダー形式で閲覧できる

▼騰落レシオ

ゴールデン・チャート社

マネックスメール

トレーダーズウェブ(騰落率検索)

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

知ってはいるけど空売りを活用して

いなかったので今後は柔軟に使って

いこうと思った

ボリンジャーバンドを買戻しに使う

・下げ幅10%〜20%で買戻し検討

・下げ期間1ヶ月で買戻し検討

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

市場が悪い時に悪材料で売る