思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■株は技術だ! を読んで

 

株は技術だ!  倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)

株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)

  • 作者:相場師朗
  • 発売日: 2016/07/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:株は技術だ!

著者:相場師朗

 


●本書を読んだきっかけ

著者の本が株部門で売れているので

シリーズ全作品を読んでみた

 


●読者の想定

既に著者の本を読んだことが

ある人にとって本書は一番上級

なのかも知れない

この本のアドバンスは「株塾」

入塾になると思う

もし、著者の本を手元に1冊残す

とすればこの本になるだろう

 


●本書の説明

序章 株の世界の「職人」

こうすればもっと上手くいくんじゃ

ないかと考え試してみる

「お!上手くいった」そして

練習を続けていく

数々の課題を克服する

この様にしてプロは自分の技量を

高めていく

「株は技術です!」

 


第1章 株価は「上げ下げ」を繰り返す

株価は年中上げ下げを繰り返している

チャートを確認してみよう

 


第2章 すべてはチャートに表れる

株価は市場に参加するいろいろな人の

売りと買いが交錯し形成される

心に刻んでください

「すべてはチャートに表れる」

 


第3章 「下落」で利益を取る

・私の売買のメインは日本株

ニューヨークの金です

・いったん、この本を机に置いて

ファミリーマートの株の過去10年

分ぐらいの動きを確認してください

・頻繁に起こる事故に対しても

建玉の操作」により「災い転じて

福となす」ことができる

 


第4章 株価の動きは「予測」できる

・「節目」+「300日移動平均線」の

組み合わせはかなり強力

・本書では5日線、20日線、60日線

100日線、300日線の5本を使う

・いろいろな銘柄の過去の大きめの

下落は6ヶ月目あたりに発生している

「上昇して、そろそろ3ヶ月(あるいは6ヶ月)

だな、ボラティリティが激しくなって

きたな、5日線を割り込んでは戻す回数が

増えてきたな、今まで陽線4日出ると陰線

だったけど、最近は陽線と陰線が交互に出る

昨日と今日は2日連続で陰線だ、今度か

次の下げにドカンと下げるかな」と言う

具合にプロは読む

・上昇も下落も3ヶ月目、6ヶ月目と言う

日柄が役に立つ

 


第5章 相場流投資の二大要諦

要諦1「株価の流れを読め」

・株を売る人よりも買う人が多いから

株価は上がるのです!

・大勢のひとに買われた株は

新たに買いを入れる人が減り

売る人の方が増えていき下落に転じる

これは東京証券取引所に上場して

いるほとんどの銘柄に言える

ただし出来高が少ない銘柄は除く

要諦2「究めろ!建玉の操作」

損切り」「上昇が始まって多めに買う」

よりヘッジとして反対売買をする

ポジションの見方

X: Y=売玉:買玉

・相場流2大要諦

①株価の流れを読める様になる

建玉の操作ができる様になる

 

第6章 株価の流れを読む 実践編

・必要な道具

移動平均線20日、60日、100日、300日

の各移動平均線

ローソク足

・下落→底→上昇の基本形

1.いったん天井つけ下落に入る

2.連続陰線

3.連続陰線

4.陰線ながら5日線より上で寄付き

5日線の下で引ける、重要な「変化」

上昇を意識して観察

5.最近、出なかった陽線が出る

6.また陰線が出て、素人はガッカリ

7.陽線

8.陰線だが5日線の上に出ている

そろそろか!

9.陽線、1日おきに陽線が!

10.陰線だが5日線の上に出ている

11.2日連続で5日線の上で連続陽線

これはもう大丈夫!

12.この陰線は我慢

13.やっぱり長い陽線が現れた❣️

・5日線と20日線の関係から見る

下落→底→上昇

①下落中の5日線が20日線に接するも

また下げる

② 2回目の20日線のタッチ数日20日

の上に滞在しまた下落

③再度5日線が20日線をこえる

下げ始めてから5日線が20日線に

触れるのは3回目、超えるのは

2回目、本格上昇は近いかも

観察すべきは、この後の下げが

浅いかどうか

④前回の安値を割り込まなかった

⑤4回目の20日線へのタッチ

そのまま上昇

⑥もはや5日線は20日線を割り込む

様子はない

・衰退過程を見ると20日線を基準に

①近辺で下げ止まる

②接する

③割り込む

④大きく割り込む

20日線と「他の方法」を複合すると

精度はさらに増してくる

「日柄」とか

5日線、60日線、100日線、300日線

も同じ様に使う

ロウソク足が100日線に跳ね返され

下げていたら300日線までは下がる

可能性が高い

・パターンで覚える人は頭で覚えると

「これで消化完了」と考えて

身につけたことにしてしまいます

本番のトレードでは全く通用しません

・見るところは

移動平均線の並び

②上昇期間(日柄)

③これまでの株価の流れ

20日線と株価の関係

・底から20日線の下での滞在期間

が短くなってきていると上昇は近い

 


第7章 建玉の操作①

・順張りの正しい意味は

「株価が上げ(下げ)始めてから、

利益を取るために買い(売り)を入れ

ること」

逆張り

「株価の上昇(下落)している中を

なあれの転換点を予測して、空売り(買い)

を仕込む建玉の仕方」

・プロの9割は逆張り

転換点予測のポイント例

①上昇期間「日柄」

②急激な上昇「上昇期間の最後に良く出る」

③価格の区切り「節目」

逆張りをマスターしたいのであれば

「次の次」を常に考える

・下げ始めたら、まず「空売り

から入る、下げの中複数に分けて

「買い」を仕込んでいく

ポイントは、まず下げをとりながら

その「利益」による「安心感」を

背景に買い下がる(下がるに連れて

買いを仕込んでいく)

・前の安値を割り込んだら「空売り

を追加する

・底の捉え方

使う道具は

移動平均線(5日・20日

ローソク足

③節目

④前の安値

・節目の使い方

銘柄によって分ける目安は対象銘柄の

5%がいい

株価6000円なら300円であるが

それに近いキリのいい500円が

注意すべき節目、さらに1000円

500円の区切りにあたる株価

5000円とかは非常に重要

・底のストーリー(建玉

20日線を割り込み陰線が4連続

ローソク足はずっと5日線の下にある

1・2日目:2連続陰線

(3−0)

3日目:窓あけて陰線

(5−0)

5日目:陰線ながら5日線の上に出た

(5−0)

6日目:陰線で下落

(6−2)

7日目:久しぶりの陽線

(6−2)

8日目:陰線でガッカリ

(5−5)

9日目:陽線で5日線に接した「変化」

(5−5)

10日目:また陰線

(5−7)

11日目:陰線だが5日線の上に全て出た「変化」

(5−7)

12日目:陰線だが前の安値を割り込まない

(3−7)

13日目:陽線で5日線を踏んだ

(3−11)

14日目:陽線で実体全て5日線を出た

(0−10)→(0−12)

「変化」があった後は下落しても

背後で上昇の芽が育っていると考える

・相場の下落を予測し空売りをポジション

のみでも上がり始めたら

いつでも「買いヘッジ」を入れる

・トライ2回で下落は本格的下落

の可能性が高い

・売り上がりと天井での建玉

操作(P129)

・本書の技術にふさわしい投資時間は

大引けローソク足を分析し

翌日寄付きまでに注文するスタイル

つまり「日中のトレードはしない」

 


第8章 建玉の操作②

建玉の操作は予兆なしの暴落で

損失を被ってからでも十分挽回可能

・前の安値を割り込んだらヘッジの

空売りを入れろ!

・暴落を味方にするには

上昇期間に応じて1ヶ月〜2ヶ月

かけて「仕込ん」でいく方法と

「変化」による「予兆」を感じた時から

「仕込ん」でいく方法がある

20日線に接することが頻繁

半信半疑で空売り

⒉一旦上昇するも節目に届かず

追加の空売り

20日線を陰線で割り込む

追加の空売り

⒋その後、陽線が並ぶ

買いのヘッジ

⒌さらに上昇

買いヘッジの追加

⒍長い陽線

少し怖いが売り玉保持で

買いヘッジ増やす

⒎長めの陰線

買いヘッジ手仕舞い

20日線を割り込む

追加の空売り

20日線完全に割り込む

追加の空売り

⒑陰線で20日線の下

追加の空売り

11.60日線近辺で陽線切り返し

ヘッジの買い

12.上昇したが20日線越えず

ヘッジの買い手仕舞い

・引けの後に予期せぬ暴落を

知ることになったら、翌日

空売り」を入れる

「買い」ポジションは全て切る

メンタル的には大変な作業

もし、あなたが「買い」を持って

いなかったらどうするか

今の持ち株にメンタルが左右され

ない様に株価の動きを公平に見る

予期せぬ下落があったら「買い」

をいったん手仕舞う

・底練りからの予期せぬ下落

下落が終了、横ばいが続くことを

「底練り」と言い上昇期待があるが

予期せぬ下落をした場合

「買い」を1/3減らし「ヘッジの売り」

完全に割り込んで下げた場合は

心を鬼にし方針転換

・「ああなったら、こうなる」で

建玉操作」で形成を立て直す

・300日線近辺では下げ止まったり

上げどまったりする可能性が高い

20日線に3回タッチして動きが

怪しくなったら売っていく

今日よりも明日、明日よりも明後日

将来の見通しが明らかになる

・仕事の進め方に似ている

計画(Plan)→実行(Do)→

点検・評価(Check)→処置・改善(Act)

 


第9章 5つのトレード練習法

・練習法1:リーディング練習

株価の流れを読む練習

①日足チャートを見る

②チャートを左から読んでいく

まず「数(量)」をやり次が「質」

納得を越えて感動するぐらいに

「そう動いている」理由を探しながら読む

最初は50枚ぐらいやってみる

・練習法2:「ああなったら、こうなる」練習

チャートの右側を隠して

「ああなったら、こうなる」を考え

ながら読む

1枚に5ヶ月の動きが日足で表示された

チャートを用いる

・練習法3:こじつけ練習

どう考えたら空売りが入れられるか

とか客観的な事実からその理由を考える

ローソク足移動平均線、株価の位置

過去の高値・安値、節目などを駆使

して説明をつける

あなたからみると「こじつけ」に

見える練習

理由を考えれば、そこで見出した

共通点は実は「法則」になる

・練習法4:部分的「建玉の操作」練習

チャートツールはパンローリングの

チャートツールがお勧め

株価の動きを先に読んで読んだ

部分を隠して練習

10〜20日ぐらいで完結させる

1日1日進めながら売買の理由を作る

先が分かっていても難しいことがわかる

パート2として先を見ずに同じ

練習をしてみる

・練習法5:長期「建玉の操作」練習

全ての技術を駆使して

1ヶ月〜3ヶ月、動きによっては

半年の動きをトレード

・今月は100日線とロウソク足の

関係を徹底的に分析しよう

その分析結果をもとに過去20年分

のチャートを使って100日線近辺で

建玉操作を練習しよう

 


第10章 いざ本番!

・1570のコードを注文するつもりが

1560と間違えた、流動性の低い

銘柄だった為、株価が大きく動いた

・一部の投資顧問の推奨銘柄は

出来高が非常に少ない場合高騰する

上がる銘柄を推奨したのではなく

推奨したから上がった

・JPX400に採用されている銘柄

流動性も良い

・貸借銘柄でなければ建玉操作

はできない

・下げ幅13〜15%は暴落レベル

大化け銘柄を狙うより地道に

上げ下げをとっていけば資産は

2〜3倍になる

・著者は14:30 〜15:00の間に

トレードする

ザラ場は練習時間に使い日中は

トレードしない

練習95:本番5で

・希望的観測に頼ってはいけない

そして、これは大きなマイナスに

なっていく

・お勧め反省法

大きめの損失を出したトレードの

売買明細をノートに貼り付け

3ヶ月前と半年後のチャートを

隣のページに貼り付け

ああなったらこうなる、こじつけ

を考える

「このような場合は、どこでどう

買ったらよかったか。さらに

利益を伸ばす為にはどうしたら

よかったか、もっといい方法は

なかったか」

 


第11章 「職人」を目指す決意

・最初はリーディング練習

ああなったら、こうなる練習がお勧め

英会話取得で一番大変なことは

テキストを開くことです

・実弾を投入するには

「もういいかな」と思ったタイミング

をぐっと我慢、その時点から

もう少し練習した方がいい

実弾投入は

①選んだ銘柄の最小取引単位でトレード

②確度の高いところでエントリー

③早めのエグジット

・60日線まで上昇し陰線をつけた後は

かなりの確率で下落するが100%

ではない

・株は技術です、そして技術には

再現性があります

・負けない3箇条

①「時間軸」に負けない

練習で心が折れそうになれば自分に

言い聞かせる

本番で冷静さを失いそうになった時にも

②「事故」に負けない

今まで身につけた技術で淡々と

乗り切る、事故後も影響を受けず

いつもの判断基準で

・欲に負けない

売りも買いも持っていなかったら

どうするか?

・プロ級になってさらに上を目指すんだ

一生修行だ

 


終章 株の修行に終わりはない

・常に練習をするという試練

①硬派であれ!

②勤勉であれ!

・自ら試練の中に入っていけば

神様は「私が試練を与える必要ないな」

とお考えになる

・100日線と300日線の有効性に

気づいたのは2015年の事です

・良いコーチの助けを借りた方が

結局、早く正確に高みに行ける

 


●本書から得られた新しい知識

高校野球で優勝するには

地方大会で5回戦、甲子園で6回戦

勝利を納めなければならず

11回の試合の為に多くの練習試合

を行なって盆と正月以外は練習する

・天中殺:12年に1回、2年間運気の

悪い時期がある

・著者のセミナーの1日のギャラは

1000万円を超える‼️

▼サイト

著者サイト

https://kabu-juku.com/ai01

チャートツール

https://www.panrolling.com/pansoft/chtgal/

 


●本書に出てくる格言

・「知っていること」と「できること」

は違う

・THINK  THINK  THINK

・練習、練習、練習、

鍛錬、鍛練、鍛練、相場師朗

・すべてはチャートに表れる!

ローソク足が5日線の上にある

間は絶対下げません

・5日線を陰線で割ったら「売り」

空売り

ー相場師朗ー

順張りは絶対にしない

ー昔の相場師ー

我が社も社員が1万人を超えてきます

こうなると、東大のような頭のいい

学校の卒業生も入社してくるでしょう

このことに危機感を感じています

頭の良い子は頭で分かったことで

できたものと思い込んでしまう傾向

がある

松下幸之助

負けた時こそ自分の悪いところと

向き合い追求する

ー勝運をつかむー

餅を愛し、餅に生きる

ー菓子屋の看板ー

●本書で得られた気づき

・チャートを見て見出した共通点は

実は「法則」になる

・英会話取得で一番大変なことは

テキストを開くことです

・著者は株取引よりもセミナー講師

の方が儲かるという事

 


●今までの自分の考えと違ったところ

・プロの9割は逆張り

 


●本書の内容で実行してみたい事

リーディング練習を50枚

 

株は技術だ!  倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)

株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)

  • 作者:相場師朗
  • 発売日: 2016/07/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)