思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■生き方を読んで

 

生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

 

  

書名:生き方

著者:稲盛和夫

 


●本書を読んだきっかけ

父親のオススメ書

 


●読者の想定

日本人全員、JALを立て直した立役者

至極真っ当なことが書かれていて

肝に銘じたいと思う

 


●本書の説明

私は「心が呼ばないものが自分に近づいてくる

はずがない」と信じている

まず思わなければ、かなうはずのこともかなわない

景気の良い時こそ景気の悪い時に備えて

蓄えをしておく、そういう余裕のある経営を

すべきだ

願望を成就させるには並みに思ったのではダメ

である

すさまじく思うこと四六時中そのことを思い続け

考え抜くことが大切だ

不可能を可能に変えるには、まず「狂」がつく

ほど強く思い前向きに努力を重ねていくこと

それが目標を達成させる唯一の方法なのである

継続が平凡を非凡に変える

ただし、継続が大切だといっても、それが

「同じことを繰り返す」ことではない

継続と反復は違う昨日と同じことを漫然と

繰り返すのではなく今日よりは明日

明日よりは明後日と少しずつでいいから

改良や改善を加えていく

そうした「創意工夫する心」が大切

嘘をつくな欲張るな人に迷惑をかけるな

そんな人として守るべき当然のルールに従って

経営も行えば大きな間違いをしなくてすむ

なぜ、そんな哲学を確立しなければならない

かといえば迷い、悩み、困った時に

そのような原理原則が、どう行動すればいい

のかという判断基準になる


【人生の方程式】

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力


考え方にはマイナス点もあり熱意や能力の

点数が高くても考え方がマイナスだと掛け算

の答え(人生や仕事の結果)もマイナスになる

才能ある人が熱心に犯罪という「仕事」に

励んでも、そもそも考え方がマイナス方向に

働いているので決して好結果は得られない

日本人が失ってしまった美徳の1つに

「謙虚さ」がある

常に控え目に頭を低くし得意の時こそ己を抑制

して淡然と振る舞う

謙虚さに代表される「美しい心」を忘れつつある

のは、この国にとり大きな損失だ

どんな人間の、どんな才能も天からの借り物で

しかない才能や手柄を独占せず、それを人様や

社会のために使う謙虚という美徳の本質はそこ

にある


前述の「人生の方程式」でいうと不祥事を起こした

エリートたちは「考え方」に問題があったため

過ちを犯してしまったわけである

では、心を高めるとは、どういうことなのか

それは生まれた時より少しでも美しい心になって

死んでいくことではないかと思う

6つの精進

①誰にも負けない努力をする

②謙虚にして驕らず

③反省ある日々を送る

④生きていることに感謝する

⑤善行、利他行を積む

⑥感性的な悩みをしない

(いつまでも不平を言ったり

してもしかたのない心配をしない)


「利他」の心とは仏教でいう

「他に善よかれかし」という慈悲の心

キリスト教でいう愛のこと

「世のため、人のために尽くす」ということ

である

人間はもともと世のため人のために何かを

したいという善の気持ちを備えている

ものである

儲けたいという「欲」はあってもいい

だが、その欲を利己の範囲にとどまらせては

ならない

人にもよかれという「大欲」をもって公益を

図ること

その利他の精神が巡り巡って自分にも利を

もたらし、また、その利を大きく広げる

例えば会社だけ儲かればいいと考えるの

ではなく取引先にも利益を上げてもらえるよう

さらには消費者や株主、地域の利益にも貢献

すべく経営を行う

地域より社会、国、世界へと、利他の心を可能な

限り広げ高めていこうとする

人生には、それを大本で統御している「見えざる手」

が2つある

1 つは、運命である

人はそれぞれ固有の運命を持って生まれ

それに導かれて生きていく

では、人間は運命の前では全く無力なのか

そうではないと思う

もう1つ人生を根本のところで司っているものが

ある

それが「因果応報の法則」である

つまり良いことをすれば良い結果が生じ

悪いことをすれば悪い結果が生まれるという

「掟おきて」のことである

運命と因果律その2つの大きな原理が人生を

支配している人生が運命通りにいかないのは

因果律の持つ力が働くからである

しかし一方で善行が必ずしもすぐに善果に

つながらないのは、そこに運命が干渉して

くるからだ

ここで大事なのは因果応報の法則の方が

運命よりも若干強いということだ

そのため私たちは持って生まれた運命で

さえも因果応報の法則を使うことで

変えていくことができる

善きことを思い行う

そうすれば運命の流れを善き方向に変えられる

 


●本書から得られた新しい知識

運命と因果律では若干、因果律が強い

従って運命は変えられる

 


●本書に出てくる格言

そんな方法は私も知りませんのや

知りませんけども、ダムを作ろうと思わんと

あきまへんなあ

松下幸之助

 


●本書で得られた気づき

すさまじく思うこと四六時中そのことを思い続け

考え抜くこと、凡人にはこれしか残されていない

はずである

 


●今までの自分の考えと違ったところ


●本書の内容で実行してみたい事

運命を変えるにはどうすればいいか

自分にできる善き事は他者に影響が

及ぼせるだろうか

 

 

生き方

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