書名：悪魔を出し抜け
著者：ナポレオン・ヒル
●本書を読んだきっかけ
ナポレオンヒルの著書では最新で
宗教教育や学校教育に否定的な記述が
あり興味を持った
●読者の想定
成功したい人
●本書の説明
ナポレオンヒルは著書
「思考は現実化する」の中でも架空の人物
と対話している、本書は悪魔との対話を
書き綴った書である
成功者５００人に対し失敗者２５０００人
をヒル博士は分析した
幸福を見つけるには他者の幸福を手助けする
のが一番である
人がもう１人の自分を見つけるには
危機的状況に陥った時である
正しいけど不幸よりは、間違っているけど
幸福の方がずっといい
新しい祈り方は、困難に直面した時にするのではなく
そうなる前に「すでに持っているものを自分が
無駄にしないように祈る」
恐怖6項目
貧困、非難、病気、失恋、老い、死
中でも貧困と死は恐怖心が大きい
悪魔は「流されやすい」人に取り憑く
流されやすい人は自分で考えない人で
ある
貧困は流されやすい人によく見る
P140「流される人」の特徴
悪魔は「おだてる」ことを通じて人を
流されやすくする
うぬぼれ（男）、虚栄心（女）
「可愛いですね、その服にあってるね」
とか言って虚栄心をくすぐる
宗教指導者は「恐怖ベースの指導者」
「信心ベースの指導者」に分かれる
悪魔はプロパガンダというトリックを使う
プロパガンダは若い世代に有効
人間の最も欲しい賄賂リスト
①愛
②性衝動
③金銭欲
④タダで何かを得る事への執着
⑤女なら虚栄心、男なら自惚れ
・他人を支配する
・薬と麻薬
・言葉や行動で自分を表現
・他人を模倣する事
・死後も永遠なる生命を持つ
・英雄になる事
・食べること
ヒプノティック・リズムとは
本質的に、精神的なものであれ
肉体的なものであれ、どんな習慣も
永続的に固定しようとするものである
流されるない人間は自分の人生を自分で
決める事ができる
チャンスを待たずにチャンスを作り出す
肉体的、精神的、霊的自由を勝ち取る7原則
①目的を明確にする
②自制心を持つ
③逆境から学ぶ
④環境から受ける影響をコントロール（交友関係）
⑤時間（肯定的な思考習慣を確立し知恵をつける）
⑥調和（精神的、霊的、物理的環境を支配する）
⑦警戒（計画を見直す、関わる人に注意）
学校教育は上層階級から広がり下層階級に
広がった、そのことを考えれば学校が
明確な目標を持つことを教えない理由がわかる
今の学校教育は知識の詰め込みだけでなく
目的、目標の大切さ調和的な人間関係を
作るための人間心理を教えると良い
罪で破壊的なものは恐怖と無知
賢く食べ腸を綺麗に保つ人は健全で
正常に機能している
頭痛の人に高圧浣腸すると９５%は治る
性は欲望のために使うと罪となるが
望ましい目的のために使うなら意義がある
何よりも重要なのは正しく考えること
とりとめもなく中途半端な意見を述べる事は
人間の持つ習慣で最も破壊的だ
賢い人間は自分の計画は自分の胸に収めておき
求められていないのに意見は述べない
人間の思考習慣は環境から受ける影響によって
形成される、よって、その影響をコントロール
することのできる者は自分の運命を自ら支配
することができる、そうでない者は運命の方に
支配される
知恵とは自分と大自然の法則を結びつけ
大自然の力を自分のために使う能力のことを言う
また、自分と他人を結びつけ、彼らから
調和的、自発的な協力を得る事で
望み通りの人生を想像する能力を言う
人は４０歳を過ぎてから知恵がつく
逆境と失敗の時に多く得る
友人は環境の中でも最も重要な要素
友人を選ぶ際は、十分に慎重になっておき
さえすれば精神的にも霊的にも経済的にも
自分に恩恵を与えない人を身の回りに置く事はない
●本書から得られた新しい知識
((P＋T)×A×A)＋F＝成功方程式
P：情熱
T：才能
A：目的に適った人脈
A：行動
F：強い信念
流される＝先送り＝怠惰＋無関心
１つの明確な目標を達成するために
２人もしくはそれ以上の人間の間で築く
調和のとれた協力関係
●本書に出てくる格言
●本書で得られた気づき
欲望、自惚れ、虚栄心には十分に気をつけたい
ものである
最近、ミスコンの種類を多く聞くようになったけど
あれはまさに女性の虚栄心を満たすコンテスト
のような気がした
親善大使とかを謳って実施される場合が多いが
本当に世界平和の目的のために活動するなら
美容に特化する必要はないはずである
これも悪魔の言う美容業界のプロパガンダなのかも
しれない
●今までの自分の考えと違ったところ
自分の計画は公言しない
他人に目標公言する人もいるし
ヒル博士の考えとは違う
●本書の内容で実行してみたい事
友人を選ぶ時は慎重に
目的目標は公言しない
