思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■2000万持っていないオレたちはどう生きるかを読んで

 

2000万円もってないオレたちはどう生きるか──60歳からのリアル
 

 

書名:2000万持っていないオレたちはどう生きるか

著者:岡久

 


●本書を読んだきっかけ

書店で偶然見つける


●読者の想定

50歳以上の方々


●本書の説明

年金受給は65歳がスタンダードだが

70歳に受給を遅らせると42%増額される

しかし希望者は1.3%しかいない

通常の65歳で受給する人は8割以上

70歳年間年金額1,106,606円

65歳年間年金額779,300円

60歳年間年金額545,510円

年金にも税金はかかる

厚生年金の2回建年金の受給者は

1割が繰上げ受給

繰上げ受給のデメリット

・障害基礎年金を請求できない

寡婦年金が支給されない

・65歳になるまで遺族年金と併給できない

国民年金の任意加入できない

2042年には65歳以上の高齢者の23%

は一人暮らしになるといわれている

定年後の男性が「図書館」「サウナ」

「スポーツジム」を徘徊する姿がハウツー本

によく出てくる

巷では定年後2000万必要と不安を煽って

いるが、そんな話は気にしなくて良い

保険加入の条件

①不慮の出来事への備え

②不慮の出来事でお金が不足

③不慮の出来事の可能性の有無

本当に重要なのは②である

いくら高額な医療費がかかっても

公的な医療保険に加入していれば

ほとんど困ることはない

リバースモゲージは高齢者にはお得だが

ハードルが高い


定年後に借金や預貯金の取り崩し

はやってはいけない

起業1年後の存続率(4割)

同5年後の存続率(15%)

同10年後の存続率(6%)

同30年後の存続率(0,02%)

再雇用でも再就職でも会社に残る

事を優先したほうがいい

介護職はシニアより外国人労働者の方が

人気があり不評である

単純労働で熟練することは弱者のライフシフト

高齢者雇用安定法により企業は

①定年年齢の引き上げ

②継続雇用制度の導入

③定年制度の廃止

ただし定年後の給料は5〜7割になる

場合が多い

65歳は月47万を超えない限り

年金の支給停止にはならない

年金は生活を楽にしてくれる副収入

程度に考えた方が良い

再雇用された場合の注意点

①全てを一旦リセット

②自分の役割を再認識する

③自分でできることは自分でする

④自分の話をするより人の話を聞く

雇用契約ではなく委託契約を結ぶ方法もある

業務委託契約個人事業主の様な

形態になる

クライアントファースト、顧客第一主義

だと肝に銘じる

60歳以上シニア転職の成功率は15%である

59歳以下と比較すると3分の1以下に落ちる

自分に合わない就職口を断る場合

「これに懲りずにまた良い話があれば

紹介してください」

再就職=転職のタブー

①全て前の会社と比較する

②その会社の空気が読めない

《定年シニア七つの心得》

①頼まれごとはどんなことでも気持ちよく

②勤務中でもプライベートでも噂話をしない

③過去の話(特に自慢)は聞かれない限りしない

④アドバイスを求められたらは快く簡潔に

⑤身なりは清潔感を保つ

⑥進取の気持ちを忘れない

⑦自分の仕事は自分で作る

70歳以上働きたい人は3割占める

60歳以上で働く人は65歳超えても

仕事をしたいと考えている

65〜69歳の就業率は53%


日本古来の滅私奉公の精神は

自分(私心)を捨ててお上(公儀)に

尽くす

50台の三人に1人が預貯金ゼロ

60台、70台も預貯金を持たない人がいる

4割の人が500万円以下

再雇用の減額率3〜4割

2017年8月1日からは10年納めていれば

老齢給付はもらえる

ねんきん定期便は国からのレシート

内容を確認し保管する

年金受給は手続きをしないと支給されない

非課税世帯になると住民税が課税

されないだけでなく

さまざまな金銭的な恩恵を受けられる

iDeCoは積立期間が60歳までなので

若い世代に良いが60に近い人は

積立NISAの方が有利


定年後は夫婦不可侵条約を結ぶ

夫婦であっても、お互い自立しながら

リスペクトしている関係が理想

OECDの調査で日本は友人や同僚など

他人と過ごすことがほとんどない

15.3%加盟国トップ

男性の6割、女性の7割が孤独を感じる

女性はコミニケーション自体が目的

会話の内容や効率、テーマを求めない

日本人は成功より生きがい

お金よりやりがいを大切にする

生きる喜びや人生の意味などを重視

して生活している

最近の風潮に「幸せとは」「生きがいとは」

とか決めつけて

「こうしなければ幸せになれない」

「こうする事で幸福になれる」

などの強迫観念の様な価値観の押し付けが

見られる

逆境や不安を愉しむ心のゆとりが欲しい


ヤバイ高齢者

不健康・孤立・無収入

大丈夫な高齢者

健康・友達・与信

リフォームすると思わぬ高価格で家が

売れる、ただし万人受けする仕様で

転居先の条件は「楽」「特」

リロケーションダメージを減らす3方法

①元気なうちに転居

②少しづつ新しい生活に慣れる

③今の生活習慣を大きく変えない

リースバックは壮年向けで

リバースモゲージは60歳以上の高齢者向け


2015年から10年でガンの死亡率は

15.6%減少した

中年以降は炭水化物は控えめに

甘党はボケを加速させる

老化最大の原因は「糖化」により

「AGE」が発生し劣化し老化する

AGEを含む食物

「とんかつ」「ステーキ」「ホットケーキ」

「パンケーキ」「トースト」

避けておきたい食物

①フライドポテト

②ベーコン

③フランクフルトソーセージ

調理法ではあまり加熱しない方が良い

煮る蒸すか茹でるが良い

赤ワインと白ワインはガンの予防に効果がある

老化を防ぐ食材

①ワイン

②ゴマ

③にんにく

④玉ねぎ、ネギ

⑤ブルーベリー

⑥酢、レモン

⑦豆腐、納豆

⑧マグロ、カツオ

⑨青魚

大腸ガンは成人男子の10人に一人

簡単に検査できるのでやってみる

シニアの怪我は身近なところで起こる

ので注意

散歩とスクワットで健康に

 


●本書から得られた新しい知識

高齢者の3K

「金」「健康」「孤独」

シニア層3K

「会社」「肩書」「家庭」

シニア層3S

「仕事」「趣味」「社会貢献」

リバースモゲージは吉祥寺から始まった

シニア転職3定番

「警備」「清掃」「マンション管理」

高年齢雇用継続給付

再就職して雇われ人となった時

給与が減った場合、国の雇用保険

それまでの給与の一部を出してくれる

高年齢雇用継続基本給付金

高年齢再就職給付金の2種類ある

・特別支給の老齢厚生年金

昭和36年4月1日以前生まれ

女昭和41年4月1日以前生まれ

老齢基礎年金の受給資格がある

・企業があなたに求める3Y

必要経費が安い

休まない

辞めない

・ミーティングテラス

朝日新聞主催の熟年者出会いの場

入会金4万、月会費1万

群馬、栃木、愛媛など各自治体は

転居すると助成金がもらえるところ

がある

・リバース60

住宅金融支援機構リバースモゲージ

銀行向けに保険をつけて融資

・リースバック

自宅を不動産に売却したうえで

その会社から同じ家を有料で借りる

買い戻しが可能

セゾンファンデックスなどが手がけている

(壮年向)

・PPK(ピンピンころり)

 


●本書に出てくる格言

人生で一番影響を受けた本は

銀行の預金通帳

バーナード・ショー

脳は他人のために何かをすることと

自分のためにすることをほぼ同じ様に

嬉しいと感じます自分が幸せに

なるためには他人のために何かが

できるかを考えてみる

茂木健一郎

生きてるだけで丸儲け

明石家さんま


●本書で得られた気づき

なかなか起業は難しいという事

しかも本書では壮年になって貯金を

取り崩しての起業は勧めていない

定年シニアの7つの心得は特に

シニアでなくとも心得たい内容

 


●今までの自分の考えと違ったところ


●本書の内容で実行してみたい事

毎日、散歩とスクワット

 

 

2000万円もってないオレたちはどう生きるか──60歳からのリアル