書名：日本人の９割に英語はいらない
著者：成毛眞
●本書を読んだきっかけ
なんと言ってもタイトルが刺激的
サブタイトルも
英語業界のカモになるな
帯のタイトルも
英語ができてもバカはバカ
と言うのが面白い
●読者の想定
英語を始めようかどうかと悩んでいる人
外国人にバカにされないには
どうすればよいか知りたい人
●本書の説明
学校英語の問題点
・文法を重視しすぎる
・教師の質、教え方が悪い
・クラスの人数が多すぎる
英語の信者は社会、企業、学校に
忠誠心を試されている
英文学で学んだ知識では相手は口説けない
アメリカ人が習得しやすい言語
イタリア、フランス、スペイン
デンマーク語など10カ国語
600時間で習得できる
極めて取得困難なのが
アラビア、北京、広東、韓国、日本語
2200時間の授業が必要
組織が作ったビジネス
アジアの英語ランキング1位シンガポール
早期の英語教育は発音という点しか
重視していないのが問題
著者は娘にTOEICは最低条件をクリア
すれば良いとゴルフを教えた
英語が必要とされるのは外資系より
総合商社である
若者は楽天やファーストリテイリングを
見捨てている
2012年には人気が大幅に落ちた
人間力は英語とは関係ない
何語を話せても嫌な性格の人は嫌な性格
仕事ができない人は仕事ができないダメ
人間である
英語を採用条件にする企業は人間力を
見抜く力がないのかもしれない
海外でクラスならハワイが著者のおススメ
学問は学んで問うことただ暗記する
だけの授業は学問ではない
歴史の研究家の講釈聞くより
書物を読んだ方が歴史観を養える
読書量によって国は滅びる
無学な国家は他国から食い物にされる
2010年東大生協で最も売れた文庫本
昭和43〜44年の東大紛争辺りから
知的レベルが破壊された
が読まれた
日本の学校は知的好奇心を提供する
場ではなくなっている
P160〜P186 本を読め問い著者の
メッセージとともに書籍紹介
英会話は大まかに３つに分けられる
①日常英会話
②ビジネス英会話
③一般英会話
レッスンは相性のいい人と個人レッスン
に限る
知っている英単語が増えると聞き取りやすくなる
空気が読める人は日本では評価が高いが
海外ではマイナス評価になりやすい
日本語圏の太郎と花子は
英語圏ではBobとAlice
アメリカは日本以上にゴマスリが多い
「来週休暇取りたいのですが」ではなく
「来週休暇とったら何か支障がありますか」
とへりくだって話す
外国人に受ける鉄板ネタを用意しておく
口喧嘩はハイレベルの交渉能力がつく
派手なタイトルを銘打った教材で
英語が話せるようにはならない
繰り返しが基本である
●本書から得られた新しい知識
中国の非識字率、今も増え続け
2000ー2005年の間に3000万人越え
2005年末で1億1600万人
The Book of Virtues
教育勅語がもとの道徳の本
アメリカ人はそう滅多に
恋人にはI love youを言わない
深く付き合ったカップルでさえ
動揺する
恋人にはlikeを使う
PISA調査（高校生対象）
2002年調査
30分以上読書する生徒の比率
日本27.1%、カナダ33.6%、フィンランド48.6%
2009年文部省が教育方針変えて
読書が趣味と答えた生徒42%
欧米で知識人と認められるには
シェイクスピアと聖書を読んでいるのは基本
コーヒーは石油に次ぐ世界第２位の
貿易商品
330円のコーヒの取り分は業者90%
農家1〜3%
「美味しいコーヒーの真実」より
子供で英語が現地並みに読み書きできる
ようになるには7〜9歳が一番良い
6歳までに考える力が無いと上達しない
ロンドンエコノミスト
モデルエンジニアマガジン
ー著者のおススメ雑誌ー
医系技官は医師免許を持った公務員
医療現場で働いたこともなく
論文と面接試験で選考される
英語教材
パソプレシンというホルモン
対立遺伝子を334持つ男性を調査
持っていない男性は単婚、コピー１つあれば
多婚、2つ持ってれば遊び人
アメリカのアニメ番組
●本書に出てくる格言
明日の世界が英語が唯一の言葉
唯一の文化という前提の上に築かれる
ことはない
ーシラク大統領ー
東大生が男子ほど強くない自分が
どうすれば貴方のように強くなれますか
と言う質問に対し
自分自身に正直であること
自分の人生にとって大切で意義ある
と信じることを行うことです
ーヒラリークリントンー
7つの社会的大罪
原則なき政治
道徳なき商業
人格なき学識（教育）
人間性なき科学
良心なき快楽
献身なき信仰
ーガンジーー
●本書で得られた気づき
確かに、英語が話せても中身がなければ
ただのバカというのは納得
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
英語学習の前に本を沢山読もうと思った
