思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■この人と結婚していいの?を読んで

 

この人と結婚していいの? (新潮文庫)

この人と結婚していいの? (新潮文庫)

 

 

書名:この人と結婚していいの?

著者:石井希尚

 


●本書を読んだきっかけ

生命保険のライフプランナーに勧められて

 


●読者の想定

新婚さん、女性心理について学びたい人

結婚を考え中

 


●本書の説明

第1章未知との再遭遇

知っておきたい男と女6つの違い

①男は裁判官で女は体温計

女性はその時々「どのように感じているか」

という気持ちを非常に大切にする

②男は目標達成思考、女は同情と感情を共有したい

女性は事実よりどう感じるかの方が重要

ある女性にとって「一緒にいること」自体が

コミニケーション

③男は客観的、女はパーソナル

女性は他人の話を自分の事と結びつけて

聞いてしまう

人生相談番組などに共感しチャンネルを

合わせる

④男の頭はコンパートメント、女にとっては

全てが流れる川のごとく

「今日私のこと考えた?」

「どのぐらい考えた?」

「よかった、私も考えていたのよ」

⑤男は環境と自分を区別する、女は環境が

自分の一部となる

女性は周りの環境と自分自身が一体になる

自己の置かれている環境状態が自己の状態

と一体化する

⑥男は一般化したがり、女は詳細を知りたがる

女は詳細を聞いてもらうことが

コミニケーションだと思う


男女は違うからこそ尊敬に値する

まず最初に理解することに努める

 


第2章ウルトラマン思考とシンデレラシンドローム

男性は自己正当化は生きている証

女性の発言が「責められている」ように

感じる時がある

男は基本的に「賞賛」を求める

ウルトラマン思考の本質は「プライド」

基本的に女性の発言は感情を拠り所に

構築されていく、だから

実際は答えを求めるよりも感情表現を

受け止めてほしい

男性は「最高に知恵があり賞賛に値する

素晴らしい解決策」を提案しようと思う

誰よりも自分が一番頼られていると実感

していなければならない

男性は女性が助けを必要としていることをに

気づいていないことが圧倒的に多い


「女性は誰でもシンデレラ」

自分が一番愛されていると感じなければ

ならない必要なのは「セキュリティー」つまり

「安心」である

恋愛と結婚は東と西ほど違う

物質的安定以上に精神的安定が必要

「一番愛されたい、一番大切にされていたい」

女性は感情的・精神生活における「安心」

を求める

著者はミュージシャンから固定給の仕事に

就き妻への愛と献身を示した

男性は女性の感情生活により多くの神経を

注ぐことが重要なポイントとなる

女性は男性に行動してもらうのを待つ傾向

がある

夫婦の会話は一時間以上は必要で男性は

聞き手に回る方が良い、最悪は沈黙である

女性は1日最低8回から12回ノンセクシャル

スキンシップを求めている


仕事から帰った男性諸君

「戦いはあと一時間残っている」

 


第3章二人を引き裂くタブーを知れ

人間関係を構成している3つの

コミニケーションレベル

①肉体レベル

握手、触れる、笑うなど外面的

②感情・知的生活レベル

どんな映画が好きか、どんなことに感動するのか

嬉しいか、楽しいか

③インナーパーソンレベル

あなた自身、絶対に受け入れなければ

ならない性質、受け入れられないことは

死を意味する


結婚は女性にとってインナーパーソンそのものであり

男性は征服と達成を意味する場合が多い

インナーパーソンが閉じてしまわないように

一刻も早く対処する

破局への14段階

1相手に対する尊敬を失う

2相手に失望する

3怒りが生ずる

4相手を拒否する

5触られるのも嫌になる

6夜の生活もなくなる

7会話が成り立たなくなる

8距離を置きたくなる

9感情が薄れる

10 馬鹿らしく思う

11 気力が失せる

12 将来の希望を失う

13 あきらめる

14 離婚


「話したくない!」といった時本音では

「話したい」という意味である

文句一つ言わない妻は要注意である


著者の妻はPMSの時期を「そろそろだよ」

と知らせてくれる

 


第4章破局物語ー最高!最低!どっちが本当?

女性の「最低」という言葉は男の自身喪失

につながる

女性の「最低」は男にとって文字どうり「最低」

女性のオシャレは男性より時間がかかる

客観的事実より主観的感情の方が

女性にとっては優先されることがある

女性は自分の力が十分ではないかと感じると

必要以上に努力をしていく

男性はその環境から一刻も早く抜け出そう

と考える

男性は一般的に不安を口に出さない

結婚一年目は一般的に最も難しい年

男性は自宅に帰ったらスキンシップ付きの

「ただいま」先手を打って「今日はどうだった」

と聞き、あとは聞き役に徹する

 


第5章ベストリレイションを築くための「性・家族・お金」

出会った頃はお互いの共通点がいかに多いか

ということに目がいくが

付き合いが長くなると知らず知らずのうちに

自分と違う場所を探しはじめる


プリマリタル・カウンセリング

最初のセッション

お互いの趣味、好きな食べ物、色家族構成

2回目のセッション

今まで知らなかった事、驚いた事、ショック

だった事

最後のセッション

「準備はOKですか?」と尋ねる


離婚の原因ベスト1は性格の不一致ですが

これに続くのが性生活の不一致、この事が

欲求不満の不倫につながる

結婚前に性生活についてお互いの希望を

話し合う

女性にとってセックスは

「精神的な行為の具体的現れ」

自分が愛されていると言う安心感と

精神的充足感である

一緒にいることからくる精神的安心

を第一に考える


離婚の原因上位にお金の問題がある

根本的な価値観の違いがある場合は

結婚にNOと言う勇気も必要である


日本人は子供の自立が遅く親が介入して

結婚生活がこじれるケースが多い

 


第6章この人と幸せになる

コミニケーションに関して女性は

「相手を知る」「解り合う」「一緒にいる」

と言う意味合いが強い

相手が良く知っている事柄を引き合いに

出して、なるべくわかりやすい例え話を

使って話す

女性は綺麗でなくなる時、それは実は

愛する人から女性として見られていないと

感じる時なのです

どんなに相手が違っていても違うからこそ

尊敬しあい赦し合うことを学んでいく時

夫婦こそが社会における愛と赦しの模範

となれる

 


●本書から得られた新しい知識

PMS「プリ・メンストロール・シンドローム

生理前十日くらいから始まる症状で

整理に伴いホルモンのバランスが崩れて

起こる身体の変調である

生理後もホルモンのバランスが再び元に

戻るまでの期間をPMS「ポスト・メンストロール

・シンドローム」と呼んでいます

女性が生理の影響を受けない日は1ヶ月の中で

1週間ほどしかない


アメリカでは誰でも学校で習う一般的なこと

この時期は最新の注意を払う

男性は爆弾処理班のように自分の行動や発言

には注意を払う

重大な決断は生理の影響を受けない日にする


プリマリタル・カウンセリングとは

結婚前のカウンセリングである

日本の結婚に対する離婚率は45%

 


●本書に出てくる格言

夜の満足は多くの問題を乗り越える

我慢を生む


夫は自分の妻に対し義務を果たし

同様に妻も自分の夫に対して義務を

果たしなさい

妻は自分の身体に関する権利を持っておらず

それは夫のものです同様に夫も自分の

身体についての権利を持っておらず

それは妻のものです

ー聖書コリント人への第一の手紙ー

それゆえ、人は父と母を離れ、二人は

一心同体となる

ー聖書エペソ人への手紙ー


人は赦し方を知らないと相手に優しく

接する事が出来ない

ージョン・グレイー

 


●本書で得られた気づき

人は赦し合う事ができなければ

幸せになれない

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

結婚相手が見つかったなら

「自分をそこまで捧げる価値がある存在であるか」

自問する

 

 

この人と結婚していいの? (新潮文庫)

この人と結婚していいの? (新潮文庫)