- 作者: バートン・マルキール,チャールズ・エリス,鹿毛雄二,鹿毛房子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書名:投資の大原則
著者:バートン・マルキール/チャールズ・エリス
●本書を読んだきっかけ
バートン・マルキールとチャールズ・エリス
の共著と知って
●読者の想定
若い社員や若い人、自分が若い時にこの事を
知っていればもう少し早くリタイアしていたと思う
●本書の説明
投資の明書である「ウォール街のランダム・ウォーカー」
「敗者のゲーム」の著者の共著である
最も手数料のかからないインデックスファンド
をドルコスト平均法で買い定期的に
リバランスするという主張が本書でも
貫かれている
お金を運用するには3つの重要な問題
資産配分、マーケットタイミング、銘柄選択
があるが資産配分は特に重要だ
まずはお金を貯めること節約する理由は
①あとでひどい後悔をする事はない
最も残念な言葉は「あの時こうしていたら」
という後悔の言葉
②精神的にも良い
慎ましく生活する事は心を穏やかにし
達成感がある
人生において最善の選択をしているという
満足感とそのような人生を送っているという
充実感が得られる
ベンジャミンフランクリンは自分の資産を
10000ドル投資するように指示し100年後と
200年後に公共事業費として引き出して良いと
指示した複利の効果を知っていた
人に影響されているかどうかを見るのに
みんなが持っていて自分だけが持っていない
ものを自分も買いたいと思うだろうか?
市場以上に賢いものはない
市場がうまく機能しないと考えるのは3種類
プロのファンドマネージャーには市場は勝てない
なぜなら、彼ら自身が市場だからだ
また売買コストの分勝てない
ウォーレンパフェットの記録はずば抜けているが
第二のパフェットを探すのは困難である
それよりはインデックス運用をしたほうがいい
S &P500、ラッセル3000、ダウ、
ウィルシャー5000あたりがおススメである
また著者はパークシャハサウェイの個別株式
中国の個別銘柄に投資している
どんな大企業も倒産しないという保証はない
分散投資を心がけよう
合わせて使うこと
著者は株式60%債権40%の比率でリバランス
の説明をしている全体の資産がこの比率になる
ように買い替えを推奨している
成功の鍵となるのは忍耐力、継続力そして
ミスを最小限にとどめる
予測は考えに入れない、予測しなければ
時間の節約になり無用な心配をしなくて済む
ベンジャミングレアムは自書の中で
「ミスターバリュー」「ミスターマーケット」
という登場人物を出して市場を説明している
人は何かが起こった時、自分できちんと対処
できると思い込む傾向がある
実際には何もできないにもかかわらず
値上がりした株を売れば税金がかかるが
値下がりした株を売れば税控除が受けられる
税制上は損切りが有利である
証券会社の営業員にとって一番大切なのは
自分のボーナスだ、あなたのために働く事
ではなく、あなたからお金を稼ぐ事だ
KISS(Keep It Simple Sweetheart)ポートフォリオ
①若いうちから定期的に貯める
②会社と国の資産形成の仕組みを利用
③不測事態に備え現金は用意する
④保険はかけておく
⑤分散投資
⑥クレジットカードのローンは使わない
⑦短期的な変動は無視
⑧インデックスファンドを使う
⑨目新しい分野は避ける
・うまくいった場合の結果だけ聞かされる
・平均成績はパッとしない
・上手く行っているものは予約一杯
・そんなベストのファンドに参加できていないなら
これから参加できるチャンスはゼロに近い
自分に合った資産配分で投資
・経済状況
・年齢
・精神的な強さ
・投資に関する知識と興味
自宅を買う事は不動産に投資する事である
「儲けたい」「よく眠りたい」という気持ちの
兼ね合いを考え株の配分を決める
TIPS(インフレ連動国債)もある
退職時健康であれば資産の半分を個人年金に
するとよい個人年金は代理店をとうさず
会社に直接申し込む
アメリカ株は世界の40%にすぎない
P159~P166までおススメインデックスファンド
リバランスをするだけで15年間のリターンは
年率1.5%向上する
33%債権、33%米株、17%米国以外先進国株
17%新興国を推奨
モーニングスターの★格付けは将来の成績
を予想するものでなく手数料の安さを考慮
を同一企業の高配当株式に入れ替えると良い
そして結論
①分散投資
②リバランス
④インデックスファンド
忍耐力と継続こそ大切だ‼️
●本書から得られた新しい知識
The Element of Style(古典的文法本)
72の法則
X(お金2倍になる年数)×Y(年利)=72
例)10×Y=72(Y=7.2%)
●本書に出てくる格言
出来るだけシンプルに、しかし、シンプル
すぎないように
ーアインシュタインー
1ペニーの節約は1ペニー稼ぐのと同じ
本当はわかっていないのに収入を得ている人は
自分はわかっていないという事を理解させるのは
困難だ
ーアプトン・シンクレアー
あなたは牛を飼っている訳ではないが
ハンバーガーが一生食べたいなら牛肉は
安いほうがいいか?
あなたは自動車メーカーの社員ではないが
車を買おうとした時車の値段は安いほうがいいか
今後5年で利益を上げたいなら、その間
株価は安いほうがいいか?
実際は株価が高い時に人は喜んで買う
むしろ値下がりを喜ぶべきだ
ーパフェットー
「株は今後どうなるか?」
「変動する」
ーモルガンー
●本書で得られた気づき
バートン・マルキールやチャールズ・エリス
もパークシャの株を持っているという事
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
実際この本に書かれた事を20年続けているが
書かれているとうり貯蓄より圧倒的に
パフォーマンスは良い