思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■聞く会話術 を読んで

 

話すより10倍ラク! 聞く会話術

話すより10倍ラク! 聞く会話術

 


書名:聞く会話術

著者:西任暁子

 


●本書を読んだきっかけ

他人の話を聞くことの重要さに気づき

読んでみる

 


●読者の想定

相手の話を聞くことで、もう一度会いたい

と思われる人になりたい人

 


●本書の説明

本書は相手を主役にするステップを5段とし

それぞれ事例をもとに解説している

Step1 相手を好きになる

Step2 相手が話しやすい場を作る

Step3 相手を褒めて心を開いてもらう

Step4 相手が話したいことを引き出す

Step5 相手の話を盛り上げる

 


Step1 相手を好きになる

・会った瞬間、相手の好きなところを1つ見つける

心からいいと思った部分を好きになる

・相手に会う前に3つのことをリサーチ

①自分との共通点

②好きなところ

③聞きたいところ

ただしリサーチはほどほどに

自分がどのようにいいと感じたか

・温度の高い質問が相手の話す意欲を引き出す

・苦手な人と会う時は30秒の作り笑いをする

・マイナス面はプラスの言葉に言い換える

・相手の短所は、未来の長所

・会う前に「んが」の発声練習をする


Step2 相手が話しやすい場を作る

・まず目を合わせ目が会った瞬間、笑顔で挨拶

こちらから話しかける

・身体の向きを相手に向ける

・共有している事実から「~ですね」を引き出す

・批判や主観より事実を話す

・「私は~ですが、◯◯は~ですか」自分の考えを先に

・予想外の返事が来たら「そうですか~なんですね」

・感情を素直に伝える

・第三者を例に挙げ相手のために話していることを

伝える、相手の思う気持ちに気づく


Step3 相手を褒めて心を開いてもらう

・相手を褒めると、自分も嬉しくなる

・相手を心の主役にして褒める

・人と違う相手がこだわっている所を褒める

・いつもと違う、変化した所を褒める

・「素敵な◯◯ですね」「~も素敵ですね」素敵をつける

・明らかにプラスの意味に捉える言葉で

素敵を言い換えてみる

きれいな、きめ細やかな、カラフルな、お洒落な

艶やかな、華やかな、いい、可愛い、美しい

素晴らしい、やわらかい、バランスがいい、etc

・褒め言葉に理由を添える

・◯◯なほど△△だ=◯◯ですか?(◯◯を質問)

・相手の魅力をIメッセージに乗せる

・自分の心が動いた魅力と影響力を褒める

・ビフォアとアフターを伝え、感情褒めをする

・相手に先に褒められたら

「むしろ」+褒め返す=嬉しさ2倍

「あなたに褒められて」×褒め返す=嬉しさ2倍

のパターンで返す

・相手の周りにあるものを褒める

・あいてのいないところで褒める

・相手に否定されたら私の気持ちですと伝える

・褒める前に、それが先天的なものか

相手が自由に変えられるものかを確認する


Step4 相手が話したいことを引き出す

・相手に興味を持つ

・質問をする前に意図を伝える

・嬉しそうに質問されたら自分のことは

さらりと流し相手に質問を返す

・みんなから聞かれている質問は後回し

・最近のことから質問する

・相手が話したい順番に質問する

・矢継ぎに質問せず相手の回答を繰り返して

から次の質問へ余裕ができたら自分の感じた

事を伝えて次の質問をする

・相手の使う言葉に合わせる

・相手のこだわりのポイントを注意深く観察

・話し下手な人は体験について質問

・オープンクエスチョンで質問

・プライベートな質問は自分の事を先に

言ってから

・「一番◯◯は何ですか」答えにくい

・範囲の大きな質問で相手の興味を知る

・「答えづらいとは思いますが」と添えて聞く

・本音を言わない人には誤解を押し付けてみる

・「なんだろ」「知りたい」「ふしぎだな」

と思う気持ちが、相手の言葉を引き出す

・目の前にいる人に注意して感じ取る


Step5 相手の話を盛り上げる

・相手にどう伝わっているかを意識する

・相手に同意できない場合は事実を受け入れてから

・目上の人に「なるほど」はNG

「仰るとうりです」「承知いたしました」

「そのとうりです」

・身体を使って相槌を打つ

・相手の話を理解した事を伝える

・相手が一息ついたところで自分の言葉で要約する

・相手の感情をよく見る

・感情を生み出した相手の欲求を想像し言葉にする

・提案する前に「聞いて、受け入れて、わかる」を示す

・この人はなぜこの話をするんだろうと考える

・「わかるよ」「私も」と言って相手の話を奪うな

・あなた自身の話したい欲求を満たしておく

・「と言えば」と言って相手の話の話題を変えるな

・相手の名前は聞き取りやすいようにゆっくり

・聞き取れなかったら、ゆっくり繰り返す

・相手の話がわかりにくい時は自分の聞き方が

悪かったことにする

・相手が言い間違えたらすぐ後に正しい言葉で

言い直す、ただし指摘はしない

・盛り上がれない人がいると3メートル先まで

盛り上がれない

・自分がわかっていてもみんなのために質問する

・次の主役にしたい人の名前を言って場面を展開

・話が長い人は相手の息を吸う瞬間に肯定

「そうですか、そうだったんですね」と言い

他の人に会話を回す

・場の欲求を理解しみんなの聞きたい事を

代表して質問する

・同じ話題が続いたら別の質問で方向転換

 


●本書から得られた新しい知識

怒っている表情だけは目を見ただけで

80%判断できる


中国では隣の人に「いかがですか」と勧めてから

自分の分を取る


理解には頭で分かると心で分かるがある

 


●本書に出てくる格言

世の中にくだらない質問なんて1つもありません

あるのはくだらない答えだけです

千住博

 


●本書で得られた気づき

コーチングの「傾聴、承認、質問」に

似たところがあるのが面白い

聞くことはそういうことかと気づいた

会話のハイジャックする人の手口は面白い

実例を見たことがあるだけに吹き出し

しまった

 


●今までの自分の考えと違ったところ

自分に厳しい人は他人にも厳しい

 


●本書の内容で実行してみたい事

提案する前に「聞いて、受け入れて、分かる」

を示す

 

話すより10倍ラク! 聞く会話術