書名:スタバ株は1月に買え
著者:夕凪
●本書を読んだきっかけ
図書館の本棚の横を歩いていたら
偶然見に入る
●読者の想定
株式初心者から中級者
●本書の説明
1~3月
一年で最も勝ちやすい
3月末に機関投資家の成績が決まるため
売却が発生しにくい
配当、優待の充実している銘柄を買う
4~6月
鯉のぼり天井
7~9月
相場の方向感がわかりにくい
前半下落、後半上昇が多いが
大口投資家不在のため方向感なし
経験を積むまで手を出さない
10~12月
一年で相場が大きく変動する時期
11月下旬まで半期決算、節税のための売り
買い待ちで上昇が見えたら段階的に買増す
年末の利益確定も視野に入れる
第1章 30万で始めた株で1億円を達成
コバンザメ投資法で2729を買ったが損切りし
した後に爆騰3倍になった
その後、よく調べると東証1部昇格で株価が上がる
銘柄は時価総額が大きいことがわかった
その後専業投資家になる決心をしたが
リスクヘッジも考えた一文無しになったら
ネット通販をやるなどである
Zaiの株バトルは毎月株価を入れ替えないと
読者にウケないので大変だった
株式譲渡の噂が流れる企業をTOB狙いで
買い付け戦いを制した
イベント投資は30銘柄程度で行い、それ以上
の銘柄数は管理が困難になる
第2章 株で儲ける仕組みは花屋で学べ
マーケットが低調な時は個人投資家の動きが鈍い
個人投資家主導かどうかを知るには
「信用評価損益率」の数字を見る
この数値は買いの信用取引でどれだけ損を
しているかを知る指標である
▲10%以下 相場の雰囲気低調
▲15~20% 相場低迷期
▲3~3.5% 相場は高揚感
公募増資の株価の動きも参考になる
通常は下げるがなかなか下がらない時は
相場の環境が良い
イベント投資では相場に反応が鈍い銘柄を選ぶ
インデックスが下げても少し下げるか
反応がないかの銘柄が安全である
株主優待銘柄は権利付最終日の3ヶ月前に
仕込み権利付最終日までには売却する
ファンダメンタルはあまり見なくて良いが
テクニカルは上昇トレンドのものを選ぶ
第3章 スタバ株は1月に買え
一月最初の営業日に買い優待権利付最終日まで
に手仕舞った場合の勝率は11勝0敗
スタバ株以外だと
7885,8153,7412,9475,9045,7938,9936
9887,7604
などが3月末権利の優待銘柄である
決算日の2~3ヶ月前に仕込み急上昇した場合は
権利付最終日の3営業日までには売却する
女性が喜ぶ優待銘柄は
飲食系:2712,2705,8153
食品系:2228,7213,2493
美容系:4925,7506,4923
女性、子供、オタクがキーワード
コロワイド、チムニー、アトムは優待が良い
優待権利日前に立会外分売や公募増資が
ないか注意する、過去の事例を検証する
常習犯の銘柄が存在する
持ち続けても良い優待銘柄
家族対象:4661,9616,2702
株式総会:4925,8136,4921
その他:7616,7412,2764,9202
株主総会は参加するできるだけ小さな企業を
ハシゴする、何かもらえる場合がある
第4章 株を始める前に知っておきたいこと
儲けるチャンスは年2回
・2月中旬~4月中旬
・11月末~12月末
年初の3営業日上昇率はその年のリターンに
弱い相関がある
押し目買いをする時は月の終盤に買い
月の前半に売る
ウインドードレッシングは
3月末、6月末、9月末、12月末に
株価を押し上げる作用であるが
実際には伝統市場には発生せず
「株価は夜に上がる現象が起きている」
少しづつ利益が出る
FFレートの上昇は株価の上昇につながる
西暦で末尾の桁が「5」「9」の年は
上昇する日本では「9」の年の成績が良い
第5章 プロの土俵に上がるな
大型株はプロの戦場、勝ちにくい
自分が少数派に立っているか今一度考える
専門家のブルベア調査が▲0.1以下の時に
木曜日の始値で売れば勝率が高い
38回中28勝、専門家の予想の裏が功を制する
暴落は1度目の後に逃げるチャンスがある
過去のバブルは米国の金利とともに動いている
金利を引き下げた時は逃げ時である
個別銘柄がやはり大きな資産が作れる
塩漬けが悪い理由2つ
①資金効率が悪くなる
②経験が積めなくなる
大きく負けた時は休むか取引ロットを小さくする
第6章 専業投資家への道
東証2部の銘柄から始めてみる
東証1部昇格の時に爆騰が期待できる
①東証2部優良銘柄
②倒産リスク小
③株価が安定
④株主優待を出している
⑤単元株が10万円前後
オリジナルの投資アイデア
①ワクワクするアイデアか
②非常識なことを調べる
東証1部で「監理銘柄」に割り当てられた物
③他人がめんどくさがるもの
IPOのBBをひたすらやる
はインパクトが強いランキング参照
●本書から得られた新しい知識
「東証一部昇格銘柄を事前にキャッチし資金を5倍
にしたJーCoffee投資法」
ー著者が影響を受けた本ー
パチンコの勝ち方は簡単である
200回のうち1回大当たりする台があり
大当たりすれば5000円儲かるとすると
5000円以内に200回転台を変え
大当たりにこぎつける2000円でこぎつければ
3000円の儲けである
「ダントツ投資研究所」
ー著者のサイトー
●本書に出てくる格言
・今の相場に合わない格言
節分天井彼岸底
サマーラリー
・今の相場も使える格言
鯉のぼり天井
卓尾の一振
●本書で得られた気づき
専業投資家は年に数回、数年に1回
死活問題が発生する
著者のように堅実な手法がこれからも
生き残ると思った
●今までの自分の考えと違ったところ
著者は結構地味で顕実な投資手法で
勝ちを重ねている
●本書の内容で実行してみたい事
東証2部の銘柄を物色する