思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■最強マフィアの仕事術 を読んで

 

最強マフィアの仕事術 (ディスカヴァー携書)

最強マフィアの仕事術 (ディスカヴァー携書)

 


書名:最強マフィアの仕事術

著者:マイケル・フランゼーゼ

 


●本書を読んだきっかけ

何と言ってもタイトルが刺激的

よく本出したなと思った

 


●読者の想定

組織を統率したい人

ソロモン王とマキャベリの考えの違いに

簡単に知りたい人

 


●本書の説明

第1章

マフィアの組織

ドン←アンダーボス・コンシリエーレ←カポ←ソルジャー

膨大な資産を築いた実業家の多くは

ある共通点がある、それは

親から膨大な資産を譲り受けているという事だ

成功に近道よりもっといいものがある

それは「有益な情報」だ

《有益な情報》

・さっさと要点に入れ

・良い仲間と信頼できる相談役(コンシリエーレ)

・手段を選ばず成功を目指す「マキャベリの教え」

には罠がある

・むやみに口を開くな

・のぞみの結果を引き出す交渉術

・失敗から学べ

・ルールを破るにはリスクがある

・本当の意味での「成功」を見きわめよ


他人からのアドバイスに従っているだけでは

いつか痛い目にあう

 


第2章

どこかで聞いたことのある計画は

良い計画ではない

マフィアで成功するものは、必ず夜明けと

共に行動を起こす

努力することに夢中になるな

より良い暮らしになるための時間を確保

物事をシンプルに、そして、さっさと要点に入る

【優秀な部下や仲間の基準】

①誠実か?

②有能か?

③頼りになるか?

自分の周りを優秀な人材で固めれば金を運んでくれるし

自分が優秀だと思われる

 


第3章

マキャベリの『君主論』はマフィアのバイブル

しかし、マキャベリの教えでビジネスを展開すると

間違いなく失脚する


マフィアの非合法ビジネス

高利貸し、労働組合裏取引、賭博、芸能事務所

スポーツ選手の契約代理業、ガソリン卸売


恐怖心で統率された組織は、いつか必ず

内部から崩壊する

成功で得たものを心から喜べるかどうかは

どういうやり方で成功を手にしたかで決まる

 


第4章

成功の保証がない時は、何もかもやる

計画を立てハードに働き集中する仕事を

見極め目標達成に向けて働く仲間を作る

 


第5章

考えなしに口を開くな!

マフィアは決して侮辱を許さない

それがルールだ

一般人より構成員の言葉を信じるのが

マフィアのルールだ

何一つ譲らなければ何一つ得られないなら

何かを諦める方がいい


ビジネスでは聞き上手になることが

何よりも大切だ

口を閉じて人の話に耳を傾ければ

自然と情報が入ってくる、その情報は

新たな行動を起こしたり、決断を下したり

するための判断材料となる

「よく考えて行動する」

「自分が口を開く前に、相手の話に耳を傾ける」

「考えなしに口を開かない」

 


第6章

マフィアで取引をまとめる交渉は

「シットダウン」という形で行われる

P110 交渉を成功させる心構え

交渉の極意

①銃に弾を込めておけ

②口より先に頭を使え

③自分のエゴを捨て相手のエゴを利用せよ

④弱気な時ほど弱気を見せるな

⑤感情を持ち込むな、常に相手に敬意を払え

 


第7章

直感を鍛えるには失敗が必要だ

《自分への質問》

・計画に欠陥はなかったか

・同じミスを繰り返さないためどうすべきか

・計画の実行の仕方やタイミング

・チームの弱点、克服法

・気付いてなかった欠点は

・諦めないため自分の内面をどう変えるか


うまくいくと無理に思い込まない

そうしたくなるのは自分が知りたくない

欠点に本心では気付いている時だ

どんな問題を抱えていても心身の健康を

常に保つ事

「失敗は成功の可能性を常に高める」

 


第8章

マフィアの魔の手から逃げることはできても

国税庁の徴収から逃げることはできない

税金は必ず払え

マフィアのビジネスは相手に誠実だと思ってもらえる事が

重要で本当に誠実である必要はない

欲をかくと視野が狭くなる

欲をかいてはいけないが

願望はあった方が成功しやすい

倫理にのっとった活動を明確にしている企業は

そうでない企業より業績が良い

 


第9章

マキャベリの教えはずる賢く他人を操ろう

とするものである誠実である必要はなく

誠実なふりをすればいい

ソロモンは誠実さを常に忘れない事が重要である


自分の信念を信じて進む勇気がなければ

結局はマキャベリーに落ち着くしかない

 


第10章

マフィアの世界では権力を手にする事が成功だ

権力=財力+カネ


自分にとって意義ある成功を手にするには

ソーセージに例えるなら

中身に何を詰めるかが肝心だ


家族と過ごす時間は取れているか?

日々楽しいと感じているか?

心から大切に思っている友人はいるか

困っている人に助けの手を差し伸べる

気持ちの余裕はあるか

 


●本書から得られた新しい知識

 


●本書に出てくる格言

自分の目的に沿った仕事をせよ

ーレオナルド・ダビンチー

 


2人は1人に勝る共に苦労するだけ

得るものは大きい

計画を立てる時はアドバイスを求めよ

知恵と規律、見識の高い言葉を理解する力

規律ある堅実な人生を手にいれる

正しいことを公正かつ公平に行う

不正に手に入れた富は次第になくなるが

少しづつ富を貯める者はそれを大金に

変えることができる

教えは常に胸に抱き、決して手放してはならない

心から稚大切にせよ、それが自分の生き方に

なるのだから

愚か者の唇は口論を招き、その口は暴力を招く

死に連れ去られようとしているものがいれば救い

自ら殺されに向かっている者がいれば

助け舟を出すがいい

知恵のある者は命令を受け入れる懐の深さがある

口先だけの愚か者には破滅がやってくる

たとえ自分が持つ全てを差し出してでも知力を得よ

口数の多さで愚かさが知れる

たとえ無知でも何も語らなければ賢者に見える

黙っていれば聡明な人間だと思ってもらえる

人間は軽率に行動し、後になってから考える傾向がある

誰かを騙して得た食べ物は蜜の味がするが

いずれ口の中は砂まみれになる

惜しみなく与える者はなお多くを手にし

理不尽なほど与えない者はいずれ貧する

ーソロモンー

 


誰のどんな行動も結果によって判断される

残酷で非常な行為を繰り返さないため

一撃で仕留めるべし

攻撃する時は復讐される心配がなくなるまで

徹底して攻めるべきだ

ダメージは一撃で、相手の苦しみは減り

反撃もされにくい

恩恵は少しづつ与えよ。そうすれば

ありがたみを長く味あわせられる

愛されるよりも恐れられる方が安全である

領土を獲得したいなら、周辺の国を味方につけ

敵を特定すべき

君主に戦う以外の目的は不要である

政治と道徳は無関係である

君主の行動は結果で判断されるべきである

たとえ高潔なところが一切なくても

常に高潔に見えるように振る舞うべし

君主は何においても類まれな能力を持つ

偉大な人物だと噂されるような行動を

常に心がける必要がある

マキャベリ

 


想定できないことが起こった場合は

それは自分の限界だった

結果を得られる道を拒んだなら

諦めるしかない、それはやり方の問題ではなく

運がなかったのだ

ーモンティニューー

 


●本書で得られた気づき

マフィアやヤクザはマキャベリの『君主論

に従っていればうまくいくけれど

ビジネスとなるとソロモンの教えに従った方が良い

近年の頭脳ヤクザは紳士的だと言うけれど

マフィアもビジネスでは紳士的でなければ

ならないという事

 


●今までの自分の考えと違ったところ

マフィアも非合法ビジネスとして芸能事務所

を運営している事

 


●本書の内容で実行してみたい事

誠実こそがビジネスの要

パートナーを探すときも誠実であるか

をよく見る

 

 

最強マフィアの仕事術

最強マフィアの仕事術