思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない を読んで

 

 


書名:ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない

著者:漆原直行

 


●本書を読んだきっかけ

タイトルが刺激的であったのと

ビジネス書をよく読む自分の反対的意見

が書かれていると思い

その主張を見てみる

 


●読者の想定

自己啓発、高額セミナー、ネットワークジジネス

成功者の呪縛にかかって無駄金払い続けている人

そして未だ成功していない人

 


●本書の説明

第1章 ゼロ時代のビジネス書幻想

2000年~2011年の売れ筋ビジネス書を題材に

著者の考察が述べられている

2000年:コーチングの本が流行

2001年:金持ち父さんシリーズ

2003年:成功をテーマとした自伝

2008年:勝間和代のパーソナルブランディング

2011年:もしドラ

など、時代背景とその時売れたビジネス書について

著者の意見が述べられてる


第2章 ビジネス書の掟と罠

売れ筋ビジネス書は

自己啓発

・成功法則

ライフハック


自己啓発・成功本のお約束ストーリー

①ざっくりとした問題提起

②歓迎、鼓舞、共感や仲間意識の醸成

③対応・対応すべき対象=目的・目標の特定

④目的意識の強化。対応・実現するために

何をすべきなのか→ゴールセッティング

⑤スケジュール(時間管理)やコスト意識の

重要性、継続のメリとを力説

⑥主題の念押し、激励と送り出し


自己啓発のルーツはキリスト教思想の

現生利益の追求ー成功者になりたい

大金持ちになりたいというニューソート

思想が背景にある


男性でも女性でも偉大な成功を収めた人々は

その人生を通じて強い性衝動を持っていた

性欲は人間の欲望の中でも最も強いものである

人間がこの欲望にかられる時

日常的なレベル以上の優れた想像力、勇気

意志の力、忍耐力や想像力などが強烈に

発揮される


時間管理のマトリクスはセミナーや書籍などで

まるで自分が考え出したマトリクスのように

語る人が多い


ライフハックの方法論の鍵となるのは

やらなければならない事

やりたい事、全て書き出す


「自分とはなにか」「自己と他者との関係」

「自分は何をなすべきか」

 


第3章 「ビジネス書」というビジネス

出版社が本を取次に納入すると

書店からの売上を待たずに

売上の見込み金を支払ってもらえる


Amazonランキングを上げるために

版元と著者が一丸となってキャンペーンをする

「書くことより売ることに5倍注力する」

勝間和代氏は言う


パーソナルブランディングとして書籍を出す

人は多いが実力以上の押しと子賢さで

自分を大きく見せる人もいる

 


第4章 ビジネス書に振り回される人々

ビジネス書お読者に関する統計が掲載されている


タチの悪いビジネス書は「読者の危機を煽る」


本当にできる人材は最新のビジネストレンドや

実務事例などを勉強しつつ、一方で職場の

人間関係やこれまでのやり方に関心を払い

今置かれている環境で自分の力をどう発揮し

どう影響を与えていくかといったところに

意識を向けている


自分のお足元を冷静に見て

自分に足らないこと出来てないこと

曖昧な理解のまま済ませてしまっている

事はないか自分の仕事ぶりを見返してみる

 


第5章 そこそこ賢いビジネス書とのつきあい方

本はじっくり読み

「これを自分の業務に反映させたり、

応用させたりするにはどうしたらいいか」

と言ったことを常に考えながら読むと

意識が変わる


他の人のやり方も参考にするが

自分が主体的に選んで身につける


自己啓発系の著者は信者がいて

Amazonレビューも高評価で

側面支援をするようになっている


本を読み終わったら改めて目次に目を通す

 


第6章 ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない

自分の職場にいるデキル社員を観察して

真似をしてみる方が現実的な効果を発揮する


パーソン系の著者は1冊目の著作から読む

 


●本書から得られた新しい知識

ジョセフ・マーフィーニューソート派牧師

 


著者の推薦図書

「積極的考え方の力ポジティブ思考が人生を変える」

「自助論」

「仕事を成し遂げる技術ー

ストレスなく生産性を発揮する方法」

「知的生産の技術」

「道をひらく」松下幸之助

「成功は1日で捨てされ」

P234 多数

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

本をたくさん読むのではなく実行して

検証、試行錯誤し選択する事の

大切さ

 


●今までの自分の考えと違ったところ

7つの習慣のコビー博士がモルモン教

だという事

 


●本書の内容で実行してみたい事

ビジネス書は古い定番ものを重ね読みし

行動し試行錯誤を多くする