人と人とのつながりを財産に変える オンラインサロンのつくりかた
- 作者: 中里桃子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
書名:オンラインサロンのつくりかた
著者:中里桃子
●本書を読んだきっかけ
本書は2180円と高い部類の本になるが
書店で偶然目にして残り一冊だった
●読者の想定
オンラインサロンを開きたいひと
自分のコミュニティーを作りたいひと
●本書の説明
第1章 オンラインサロンとは
組織:目標や社会的成果など自分達の外側に目的がある
コミニティー:メンバー間のつながり自分達の内側に目的
オンラインサロンで求められるコミニティー
①共通の価値観と目的を持っている人の集まり
②安心安全な環境で一緒に成長していける場
オンラインサロン参加のメリット
①環境を変えられる
②学びがある
③安心できる心のよりどころ居場所がある
④情報選択の手間を減らしてくれる
オンラインサロンの機能
①限定・有料コンテンツの配信
②マッチング出会いの場
③緩やかな企業体
④ギルド型の相互扶助
第2章 どんなサロンを作るか決める
オンラインサロンの形
①私塾型
②キュレーター型
あるジャンルの情報が集まる
③交流会型
人が集まる場、マッチング
④共同プロジェクト型
面白そうな企画を一緒に取り組む
周りから見た自分のポジション
・先生ポジション(上下関係)
・仲間ポジション(同等のスキル)
・応援されるポジション(人柄)
経験値整理シートを作る
テーマ;投資した時間お金;目的・内容・気がついたこと
ターゲット分析シート項目
①サロンのテーマ
②集めようとしている人の悩み
③その人は悩み解決のためにどんな行動をして、
何にお金を使っているか
この内容にお金を払う人はいるだろうか
自分ならお金を払って参加したいだろうか
競合サービスリサーチ項目
①何ができるのか【提供価値】
②できるとどれぐらい嬉しいか【感情価値】
③価値にどのぐらいお金払えるか
④他のサービスは価値にいくら値段をつけているか
第3章 コンセプトとビジョンを考えよう
参加メンバー3つの役割
①運営メンバー
②参加者
③応援メンバー
コンセプトの作りかた
①誰が
②何に悩んでいて
③私は◯◯を提供して
④こんなにハッピーになりました
解決する悩み選定のポイント
①その悩みの解決のためお金や時間をかけているか
②緊急性の高いものかどうか
③あなたが解決できると説得力を持って言えるかどうか
あなたのサロンを選んでもらうには共感と驚きが必要
共感:相手の悩みを肯定する
驚き:「必要なのはインプットではなくアウトプット」真逆
のアプローチ
ビジョンとは未来に向けてこれを実現したい
こういう状況が生まれてほしいというもの
「提供価値を通してこんな世界を目指してます」
というビジョンを述べ賛同してもらう
ノウハウ型サロン:ノウハウを語る
僕が成功したやり方を見習ってください
ビジョン型サロン:共通の夢を語る
自分1人ではできないけれど
こんな大きな世界を作りたい
ビジョンと計画は違う
・数値目標を設定して計画が達成された先に
誰がどんなふうに幸せになるのかを文書で表現
・ビジョン語りが得意な人を仲間にする
自分の夢や野望を語っても心に響かない
・時間やお金に制限されない生き方したい
・世界中を旅して好きなことだけをする
自分を先生ポジションにおいては
会員をうまくまとめられない
理想メンバーの見つけかた
①これからやりたい事があるか尋ねる
②どうしてそう思う、相手の過去にまつわる理由聞く
③今どういう状況か現状を聞く
④理想とのギャップをどう捉えているか
ギャップを埋めるため何をしているか聞く
ビジョンの聞き方
①相手のやりたいことからビジョンを聞く
②現状把握
③ビジョンのため今何をしているか
④相手のアクションに、精一杯のアイデア提案
⑤アイデアに対しやってみたいと言ってくれる
⑥一緒に実現できそうな小さな取り組みに誘う
人が仕事を通して実現したいことは
誰かの幸せ、自己実現、過去体験した不幸な事の解決
が理由になる場合が多いため
なぜそのビジョンなのか、誰を助けたいのか
と質問する事で共通点が探せる
第4章 オンラインサロンのコンテンツ作り
環境の5要素を提供
①学び
②目標
③仲間
④ロールモデル:将来像やお手本
⑤ペースメーカー:締め切り
自己紹介に入会理由を設ける
どのように行動すれば良いか
どんな考え方が推奨されるか明示する
コンテンツを設計
・サロンテーマ
・ターゲット
・スキルレベル
・教えること
カスタマジャーニーを得てどのように成長するかを
描き改善点を探る
入会前→入会直後→入会1週間以内→
入会1ヶ月後→入会3ヶ月後→入会6ヶ月後
習熟度に合わせて会員の役割を持たせる
未経験→初心者→経験者→ベテラン
オンラインサロンをフロントエンドに置くか
メインサービスのフォローにするか分類し設計
第5章 オンラインサロンの会員募集
会員募集に必要なこと
①専門家やアキュレーターとして信頼されている
②発信にリアクションしてくれる人を集める
③集めたい会員の見込み顧客リストがあること
④募集をかけてオンラインサロンを販売する
認知度0からファンを集めるには
・自分の専門性を高め好きな分野を突き詰める
・魅力的な発信をする
魅力的な発信3つのポイント
①ポジションを取っている
②ゴールがある
③発信し続けている
情報SNS発信の分類は
横軸:感情評価↔︎事実
縦軸:私的↔︎公的
で考える
ファンを作りたいあなたのテーマ
+どう評価するかで発信する
「私はこう思う、こういう立場でこんな事実がある」
P102 効果的なブログタイトルテンプレート
プロフィールで抑えるべき3つのポイント
①過去:なぜその仕事をしようと思ったか
②現在:今やっている活動
③未来:どんな未来をめざしてその仕事をしてるか
自分の知識を教えてみて最も喜んだ人に向けて
コンセプトを作る
・◯◯について知りたいですか
・こんな場があったら参加したいですか
3つの立ち位置で声かけ変える
師匠:教えてあげるよ
仲間・同士:意見が欲しい
成長過程:アドバイスくれませんか
お誘いメッセージ
①挨拶→返信が来る→②自分のお誘いメッセージ
ひと手間開ける、いきなりお誘いしない
見込客リストの分類
横軸:コンセプト欲しいか欲しくないか
縦軸:ビジョンに共感しているかいないか
集客バターン
①自分×リアル
②自分×ネット
③他人×リアル
④他人×ネット(レバレッジ)
④が最もレバレッジが効き
・フェイスブックやブログで紹介してもらう
・メルマガで紹介してもらう
・インタビューしその内容をシェアしてもらう
第6章 オンラインサロンの運営手順
サロンのコンセプト・目的・ルールを
明確化しておく
入会したら、すぐにマニュアルを届ける
オンラインサロン上の自己紹介
・名前
・居住エリア
・職業
・入会理由・目的
・その他、自由に一言
月額5000円前後のサロンは納得できなければ
1~2ヶ月の内に退会していく
納得を感じてもらうには定例会、動画などを
用意する
サロンに入会するひと4分類で居場所を用意
横軸:ひとりで↔︎みんなで
縦軸:低単価↔︎高単価
サロンの規模が大きくなたら役割分担をする
・コンテンツ作成
・集客
・運営、事務局
・盛り上げ役
第7章 オンラインサロンの運営・集客を効率化する
サロンに定期的イベントを設ける
・オフ会
・勉強会
・食事会
・Q&A回答
・会員限定レポート
・インタビュー
・ゲスト対談
・地方への訪問イベント
会員が増えたら
・部活制度を作る
・動画やメルマガ、ライティングを外注する
第8章 オンランサロンの月会費以上の売上を作る
成長した会員は別商品を販売する
●本書から得られた新しい知識
DMMオンラインサロン(業界最大手)
リザスト:顧客管理サイト
Vimeo:動画配信パスワードかけられる
●本書に出てくる格言
●本書で得られた気づき
今までは私塾型のセミナーが多かったが
共同プロジェク型という分類のコミュニティー
が今後、主流になっていく気がした
そのためにはビジョンに共感してもらう必要がある
●今までの自分の考えと違ったところ
お金と自由が欲しくないですかとか
好きな時に好きな人と旅をして自由に
と言ったMLMに多い手垢のついたキャッチは
自分が主体であるため心に響きにくい
●本書の内容で実行してみたい事
共同で何かを実現させるビジョンを
再度練り直す
商品を売るのではなくビジョンを売ってみる
人と人とのつながりを財産に変える オンラインサロンのつくりかた
- 作者: 中里桃子
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る