思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■お金の流れで読む日本と世界の未来 を読んで

 

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)

 

 


書名:お金の流れで読む日本と世界の未来

著者:ジム・ロジャーズ

 


●本書を読んだきっかけ

読書会の帰り道ジュンク堂に立ち寄り

新刊の本を探していたところ

本書を発見した

 


●読者の想定

長期投資家、今後の朝鮮半島

大胆予測を聞いてみたい人

ジムロジャーズもファン

 


●本書の説明

【風はアジアから吹いている】

これからの10~20年は韓国・北朝鮮統一国家

世界で最も刺激的な国になる

5年後のアジアで最も幸福な国になるのは

朝鮮統一国家だ、理由の1つとして北朝鮮は借金がない

 


【大いなる可能性を秘めた日本】

「もし私が10歳の日本人なら、自分にAK47を購入するか

もしくは、この国を去ることを選ぶだろう」

2050年に日本は犯罪大国になっているかもしれない

国民全体が不満を持ち破綻を迎える時

バイオレンス、社会不安が募る

移民を受け入れたほうが国家は反映する

そもそも移民してくる人たちは勇気のある

人達である

今、日銀は紙幣を刷りまくって株を買っている

今注目しているのはベネズエラジンバブエ

世界の市場が暴落しても日本、中国、ロシア

の株は下げは少ないだろう

今後、日本で投資すべき産業は

ツーリズム、観光ホテル、古民家である

担い手さえいれば日本の農業は明るい未来

教育ビジネスも海外の留学を受け入れると良い

日本の強み3つ

①クオリティーへの探究心

②類いまれなる国民性

③貯蓄率の高さ

ユニバーサル・ベーシックインカム

ほとんどの国が上手くいかなかった国民の生活水準を上げるのは

資本主義が優れている

 


朝鮮半島はこれから世界で最も刺激的な場所になる】

北朝鮮は昨今、開国に向けて

多くの人材をシンガポールや中国に

送り込んでいる、起業、資本主義

所有権、株式市場について学んでいる

また女余りで、対する韓国は男余りである

開城工業団地北朝鮮内にある韓国資本の

工場である

2016年の成長率は中国に次ぐ日米韓を上回る

開国すると発展するのはツーリズムと農業

大韓航空と韓国ETFに投資している

農業従事者は世界的に自殺者が多い

 


【中国】

中国は毎年アメリカの10倍、日本の15倍

エンジニアを輩出している

まずは試しにやってみて、問題があれば

後で政府が規制に乗り出す

シンガポールのリー・クワンユは見識のある

独裁者であり

「国家の発展は民主主義より規律が必要だ」

と言ってはばからなかった

中国の独裁者になるには極めて厳しいプロセス

があり、ある意味アメリカの大統領選より

公平な制度だ

中国は破綻する企業があっても救済しない

日本やアメリカより資本主義だ

中国と台湾はそのうち1つになる

経済危機は一日や2日で起こるものではない

長い時間がかかる

中国株がピークより60%以上下落したら

買いたい

 


【アジアを取り囲む大国たち】

ロシアは買いだが

アメリカは2020年までに悲惨な目にあう

そして、トランプは日本、中国、韓国

のせいにするだろう

インドは男子も女子も容姿端麗、頭脳明晰だが

世界最悪の官僚制度があり本物の国家にはなれない

ロシア株は農業が反映していて肥料業界の

銘柄を持っている、他にアエロフロート

国債を買うにふさわしい国もロシアしかない

シベリアには中国人が沢山住んでいて

企業も進出している、ロシアは

ウラジオストックに力を注いでいる

中国はロシアと距離を縮めるだろう

また、ロシアの株価は原油価格にも

左右される

 


【大変化の波に乗り遅れるな】

他人の言うことに耳を傾けると

大抵は損をする

今取っている新聞は

「ファイナンシャルタイムズ」

世界は相手の学歴なんてどうでもいい

ただ、良い成績を残せば自分がやりたいことを

選択することができる

私が見ているのは、経営者がどんな人物か

財政状態は借金はあるかないか経営方針は

しっかりしているか競合会社はどのくらいいるか

バランスシートはどうなっているか

業界の政府の見解はどうか規制はあるか

出来るだけ多くの個人や企業を訪ねる

また、競合相手からも話を聞く

成功している人は決して諦めない

粘り強くリサーチしてから投資せよ

 


1つだけ「成功する方法」挙げるなら

誰も目をつけてないものをすぐさま買え

例:多くの人に知られていないが政府が

優遇措置を取っている

投資家に必要なことはほとんどの場合

「何もしない」事である

 


「失敗して金を失うことは何も悪いことではない」

 


金融危機から身を守るには

リアルアセットを持つしかない

これから必要になるスキル

①ニッチなスキル

②語学

 


【未来のお金と経済の形】

自分でリサーチしてAIが見逃すものを探す

賢い投資家はETFに組み込まれていない株を買う

AIの時代だからAIにできないことを探す

仮想通貨について

最終的に政府が自前の仮想通貨を作って

それを使えと国民に強要することになる

したがってビットコインよりブロックチェーン

関連銘柄に投資する社会に大変革をもたらす

アフリカはブロックチェーで伸びる国の1つ

である

2010年後半はAIとブロックチェーンの時代となる

 


●本書から得られた新しい知識

ロジャーズAIグローバルマクロETF

「ティッカー(BIKR)」

 


アメリカの仮想通貨(USDT)

 


●本書に出てくる格言

5年後の世界がどう変わっているかを

基準に判断している

YouTube CEOー

 


破綻なき資本主義は地獄なきキリスト教

イースタン航空CEO(フランク・ボーマン)ー

 


What should they know of England 

who only England know?

イギリスのことしか知らない人が、

イギリスの何を知っているというのだ

ラドヤード・キプリング(イギリスの詩人)ー

 


●本書で得られた気づき

韓国が北朝鮮に歩み寄っているのは

なんとなくわかる気がする

もし、自分が韓国や北朝鮮のトップだったら

遠くのアメリカより以前から関係のある

中国と手を組む方が容易いと思う

元々、朝鮮半島は中国の属国的な

位置付けのように思う

 


●今までの自分の考えと違ったところ

まさか、北朝鮮を上げてくるとは

流石はジム・ロジャーズと思った

 


●本書の内容で実行してみたい事

北朝鮮開国で潤いそうな産業を他にも

探してみる

 

 

お金の流れで読む 日本と世界の未来 世界的投資家は予見する (PHP新書)