思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■敗者のゲーム を読んで

 

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉

 

 


書名:敗者のゲームを読んで

著者:チャールズ・エリス

 


●本書を読んだきっかけ

ずいぶん前に購入し読んだけれど

その後も何度も改訂されながら

版が更新されつずけている

今なお勝つための投資の原則と思い

再読

 


●読者の想定

投資の初心者で、とりあえず何を買った

らいいかもわからない

どんな買い方したらいいのかもわからない人

 


●本書の説明

科学者のサイモン・ラモは

勝者のゲームと敗者のゲームの決定的な差を

『初心者のための驚異のテニス』という本の中で

明確にしている。


テニスには2種類のゲームがあり

1つはプロおよび天才的アマチュアのゲーム

もう1つはその他大多数のゲームである。


プロは強力で正確なショットを放ち

敵の手の届かない所へ打ち込んで勝利をつかむ。


一方、アマチュアのテニスでは

素晴らしいショットはなかなか見られない。

得点のほとんどは、相手のミスによるものだ。


つまり、プロのテニスは勝つために行った

プレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し


マチュアのテニスは敗者がミスを重ねる

ことによって決まる「敗者のゲーム」である


現在の市場は敗者のゲームになっていて

その理由は


市場より高い成果を上げようと懸命に

努力する機関投資家が多数現れ

市場を支配するようになってきた

この変化がすべての原因である。


ファンドマネージャーは他の優秀な専門家と

敗者のゲームを戦っている

プロのファンド・マネジャーが極めて優秀

であるからこそ、個々のマネジャーは

彼らの総体である市場に勝つことができない。

 

個人投資家の売買相手は

圧倒的な情報・知識・経験を備えた

機関投資家だということを忘れてはならない。


具体的に投資において勝つために、

そして勝ち続けるために最も簡単な方法は

「インデックス・ファンド」を活用すること

平均を買う事でミスを少なくでき

敗者のゲームに勝つことができる


インデックス・ファンドの優れたメリットは

次の通りである。

・相対的に高いリターン

・低コスト(運用報酬と管理費用は年率で0.1%。

一般のアクティブ運用では1~2%)

・便利(あまり運用実績を管理する必要もない)

・不安や後悔を感じなくてすむ

(相場動向や投資戦略などについて判断

をする必要もなく致命的なミスを犯す心配もない)

・運用目的、長期投資方針といった

最重要課題にだけ専念できる

 


●本書から得られた新しい知識

新しい知識はないが、今年はAIトレードに

インデックス投資が勝ったという話を

聞いた、この投資法は大勝ちはしないけれど


今もなお多くの人の財布を守っているんだなあ

と実感した

 


●本書に出てくる格言

個人投資家のための十戒

①貯蓄すること。

そして貯蓄したものを将来の幸せと安定

子供の教育のために投資すること。

 

②相場の先行きに賭けてはいけない。

 

③税務上有利という理由で動いてはいけない

そうした商品は投資対象として魅力はない。

 

④自分の住宅を投資資産と考えてはいけない。

 

⑤商品取引は考えものである。

コモディティ取引は投機にすぎない。

 

⑥証券会社の担当者に気をつけなさい。

多くの場合、素晴らしい人たちである。

しかし、彼らの仕事は

あなたから儲けることなのだ。

 

⑦いわゆる新金融商品に投資してはならない。

 

⑧元本、利息が安全だとか

リスクが少ないという理由だけで

債券に投資してはいけない。

債券価格も株式とほとんど同様に変動するし

さらに債券は、長期運用にとって真のリスクである

インフレに弱い。

 

⑨長期の投資目的と投資方針

資産計画を文書にして書き出し

それに沿って行動すること。

 

⑩直感を信じて投資してはいけない

ーネイサン・メイヤー・ロスチャイルド

 


●本書の内容で実行してみたい事

基本に帰って、S &Pのインデックスを

積み立ててみる

 

 

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉