マンガーの投資術 バークシャー・ハザウェイ副会長チャーリー・マンガーの珠玉の言葉 富の追求、ビジネス、処世について ( )
- 作者: デビッド・クラーク,山崎元,林康史,石川由美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: 単行本
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書名:マンガーの投資術
著者:デビット・クラーク
●本書を読んだきっかけ
バフェットについて書かれた書籍は
よく目にするが、その相棒である
チャーリー・マンガーについて書かれた
書籍は珍しいので
●読者の想定
意外と思うかもしれないけれど就活や
転職を考えている人にオススメです
この本の価値は投資のノウハウというより
マンガーの処世について書かれた
パートⅣのところが価値ある内容です
それ以外は他の書籍でも似たような
ことが書かれているため
Ⅳ章を読んでみてください
良い気づきが得られると思います
●本書の説明
本書は138本のマンガーの格言から成っているが
人生、教育、幸福の追求についての助言
の章が面白い
就活生にもきっと役に立つと思う
良いキャリアを築く3つのルール
①自分自身が買おうと思わない物を売らない
②尊敬しない人のために働かない
③いっしょに仕事をして楽しい人々とだけ働く
結婚相手を選ぶ時、見た目も性格も良い
人を求めるべきではない
あまり相手に期待しない人を探すべきだ
ひたすら読み続ける
投資に必要なのは「読むこと」「考えること」
の2つである
健康を維持できているのは
物事を深く考え抜くことを実践してきたから
といったマンガーの処世術が書かれている
●本書から得られた新しい知識
男同士の友情(プロマンス)
2007~2009年 にダウ54%下落
EBITDA
利払前、税引前、減価償却前、その他償却前利益
イスカル ISCAR
イスラエルの超金属切削工具メーカー
マクドナルドは181カ国に出店し
170万人以上を雇用している
サメは泳ぎ続けなければ死んでしまう
コカコーラは500種類以上のドリンクを
200以上の国で1日19億杯飲まれている
●本書に出てくる格言
最初の100万ドル稼ぐのが最も難しい
一度騙されたのなら相手が悪いが
二度目は自分の恥である
人類の問題は全て部屋の中で一人静かに
座っている事ができないことから生ずる
株価が上昇すると投資家は勝算が低くなり
下落すると勝算が高くなる
忍耐強くその日が来るのを待たなければならない
何もせず5年も待ちつずる事を想像してみてほしい
それが既存のビジネスにとって
脅威になるかどうかである
FRBはいつでも追加で1兆2000億ドルを印刷し
債権を償還する資金を政府に貸し出す事ができる
自分たちの石油は不測の事態に備えるため温存し
サウジアラビアの石油をどんどん使ってしまおう
韓国人は勤勉(2015)
デリバティブは盗みをするための免許書
のようなもの
「あなたが賄賂と呼ぶものはアジアでは
家族の価値観なのだ」
上位1%が世界の富の39%を占めているが
それが意味するものは富の39%は銀行と
投資ファンドを通じて世界経済の現場に
投じられている
銀行業界の負債資本率は低いほど景気後退期に
破綻する可能性が低く高いほど可能性が高くなる
リーマンの時は30倍であった
100年に2~3度は株価が半分になる
経営者の質に賭けるよりも事業の質に
賭ける方が良い
労働時間ではなく仕事量によって賃金が
決まるのであればできるだけ早く仕事を
かたずけて次の仕事に取り掛かる
目覚めた時より少しだけ賢くなるように
心がけて日々を過ごしなさい
長く生きれば報われる日が来る
カルフォルニア工科大学の卒業生の多くは
金融業界に進む、才能に恵まれた人々に
金儲けの手ほどきをするのは教育の無駄だ
いつも考え続け本を読み続けていれば
働く必要はない
[マンガーは1日600ページ読む]
合理的であるということは
道徳的要件である
興味が持てない分野では成功できない
信頼できる人とだけ付き合い
そうでない人を人生から追い出してしまう
事は非常に有益である
ーチャーリー・マンガーー
世界を動かしているのは欲望ではない
羨望だ
レバレッジに妬みが加わると
破壊的な結果を招く
冷静でなくなるのは性に関してより
金融に関してである
ーバフェットー
戦闘とは「相手との相互作用」であり
「敵軍の行動が自軍の行動を左右する
と同時に自軍の行動が敵軍の行動を左右する」
ークラウゼヴィッツー
ほとんど例外なく、民主主義は新興国に
良い影響をもたらさなかった
アジアのほとの価値は必ずしも
西洋の価値と同じではない
西洋は個人の権利と自由を重んじる
私は中国の文化的背景を持つアジア人なので
政府には正直で効果的、効率的であることを望む
ーリー・クァンユー(シンガポール主相)ー
証券会社の営業マンはすっからかん
になるまで他人様のお金を投資させる
あらゆるプロが素人をたぶらかす
●本書で得られた気づき
誰と組んで仕事をするかは
かなり重要だという事
●本書の内容で実行してみたい事
「ひたすら読む」「考える」
を1日の日課にする