著者:柳橋
●本書を読んだきっかけ
本は本書が初めてであっっため
手にとってみた
●読者の想定
株式投資初心者でローリスクな投資
ならやってみてもいいという方
IPOの仕組みについて知りたい人
●本書の説明
【値上がりしやすいIPOの特徴】
①上場までの期間が短く会社の沿革に問題がない
創業20年以内が好まれ、10年以内ならほぼ確実
②公募比率が高く売出し比率が低い
公募比率が高いものを選ぶ
④上場まで増収増益を続けている
⑤公募売出し数が少ない
50万株(東マ、JQ)以上は初値が低迷する
⑥新規性の高い事業内容
⑦市場からの資金吸収額が少ない
東マ30億以下、JQ20億以下
⑧時価総額が小さい
東マ200億以下、JQ100億以下
⑨SO(Stock Option)リスク小
SO付与数が小さい
⑩VC(Venture Capital)リスク小
株主にVCが入っていないか確認
ロックアップ日数30日以下はリスク大
【セカンダリ短期戦略】
即金規制を利用したセカンダリー
上場日に初値がつかない場合は翌日以降
即金規制がかかるので初値がついた日の
14:00~14:30頃に底値がつきやすい
のでそこで買い、翌日の寄付きで売却する
概ね3%を利益目標とし7~10%が限界
公募割れは5%割れば意識し始める
8%以下で買い前場の引けか午後の寄付き
で売る
15%以上割れたら初値買い
初値下限は3/4である場合が多い
剥がれたところを買い翌日の寄付きで売る
【セカンダリー中期戦略】
ロックアップ解除条件が近ずいてきたら買い
条件に満たない寸前で売る
上場後急落すれば40%から意識し
40%ー50%ー60%と段階的に買う
東証1部は除く
IR情報で3/四半期のみをチェック
営業利益、経常利益、当期純利益
の進捗率80%を1ヶ月前に買い
材料が出たら売る
IR情報を集める直接電話が効果的
影響力の多い情報は
「月次進捗」「他社との業務提携」「上方修正」
公募増資はネガティブ情報
問い合わせ例)
「立会外分売をへて御社は現在の株主数は
何人になったでしょうか」
11月と12月はオンリーワンのIPOを買い
年を越した翌年に売る
株を買う
東マ:時価総額200億以下、資金吸収30億以下
JQ:時価総額100億以下、資金吸収額20億以下
5月以降循環銘柄として物色されやすい
短期的に2~3割下げたものを狙う
●本書から得られた新しい知識
企業は3~5年かけて新規上場の準備をする
即金規制がかかるIPOは一年で3割程度
上場日の初日は公開価格の2.3倍
指値の上限は公開価格の4倍まで
3月と12月はIPO最繁期で
1月と5月は少ない
同日に複数IPO上場がある場合は資金が分散
されるため値上率が下がる
東マやJQから東証一部上場までには最低一年かかる
翌月の月末一週間前に買い上がったら手仕舞う
この際、社名変更の再上場やMOB銘柄は避ける
REIT銘柄の上場が公募割れした場合
東証リート指数に組み入れがあるので
値が下がったところで買い5%で利益確定
未公開株はその株を持っている上場企業を
最低2ヶ月ぐらい前に買う
●本書で得られた気づき
売買いアイデアを駆使すれば色々と
あるもんだなあと思った
本書の内容はすでに公開された情報で
他のものが追従する事が考えられる
アイデアの出し方を学べて良かった
●本書の内容で実行してみたい事