思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■それでも人生にイエスと言う を読んで

 

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う

 

 


書名:それでも人生にイエスと言う

著者:V・E・フランクル


●本書を読んだきっかけ

自宅でこの本を見つけ、かつて人間関係で

悩んだ事があったんだなあと思い再読


アウシュビッツ収容所という極限状態で

生き抜くことを選択した著者の考えを

再度チェックしたくなった

 


●読者の想定

現在人間関係や何かしらの悩みがあり

かなり思いつっめている人

極限状態でも考え方ひとつで

自分を変えたい人

 


●本書の説明

7つの習慣のコビー博士が衝撃を受けた

と言う「夜と霧」の著者の本

夜と霧ほどグロテスクなことは書かれて

いないし短くまとめられている


ある人が生きる意味を考えた時

意味が無いと思い自殺することを

「決算自殺」と言う


自己の人生の借り方と貸し方を比べる。

人生の全ての悲しみと痛みと

恵まれなかった全ての幸せを比べ

いわばマイナスの決算をして

自殺する気になる。


しかしこの考えは間違っていて

生きるということはたった一つの

義務であり責務である


幸せは目標でなく結果である

義務を果たした結果、思いがけず

手に入れるものだと著者はいう


人生は私に何を期待しているか?

生きていくことは、その人生の問いに

答えることになる


こう考えると、現在が全てであり

その現在は人生が私たちに出す

新しい問いを含んでいるどのような重大な機会が自分に待ち

受けているか誰にもわからない。


スポーツ選手がやっていることは

困難によって成長するために

困難を造り出すことに他ならない。

私たちは、このスポーツマン精神という

本当に人間らしい精神を忘れてはならない。

 

不幸に苦悩する意味があるのは

その不幸が運命であって回避できない

場合だけである


人はいつか死ぬ、この事実のおかげで

何かをやろうと思う、何かの可能性を

生かしたり実現したりする意味がある


死は生きる意味の一部であり

苦難としは人生を無意味なものにしない


他の全てのものは取り上げることができても

内面的な能力、人間としての本当の自由は

囚人から取り上げることができなかった。


今日、比較的ましな状況にいる私たちが

行動に移せないわけがない。

人生はそれ自体意味があるわけだから

 

どんな状況でも人生にイエスと言う意味がある。

そればかりか

どんな状況でも人生にイエスと言うことができる。

 


●本書から得られた新しい知識

アウシュヴィッツに輸送された囚人たちのうち

約95%の人が駅から直接、ガス室に送られた。

残りの5%の人々は、丸坊主にされ

文字通り「裸」の存在となり

消毒槽に入れられた。

 


●本書に出てくる格言

「あらゆる事物は価値を持っているが、

人間は尊厳を有している。

人間は、決して、目的のための手段に

されてはならない」

カントー

 


「人生それ自体が何かであるのではなく、

人生は何かをする機会である!」

ーヘッペルー

 

 

 

●本書で得られた気づき

選択の自由と全ては人しだい

という事を改めて認識した


今は大した悩みもなく日々の生活

を送っているけれど

また悩んだ時は本書を開いてみようと思う

 


●今までの自分の考えと違ったところ

ある強制収容所では、収容所所長が

密かに自分のお金で囚人のために薬を

買っていた。

 

他方、自分も囚人である人間が、

仲間を虐待していた。

つまり、まさしく人間にかかっていたのだ。

 


●本書の内容で実行してみたい事

自らに困難を作り出し今を生きる

 

 

それでも人生にイエスと言う

それでも人生にイエスと言う