思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■2020年6月30日にまたここで会おう を読んで

 

 

書名:2020年6月30日にまたここで会おう

著者:瀧本哲史

 


●本書を読んだきっかけ

日経新聞の広告を見て

瀧本氏の著書はほとんど読了しているが

昨年亡くなったと聞き

本書を読んでみたくなった

 


●読者の想定

自らの意思で動き、世の中を

少しでもよくしたいと行動する若者

自らの人生に自ら意思決定できる

10代〜20代の若者

自分の判断でリスクを取れる者

 


●本書の説明

第1檄 人のふりした猿にはなるな

・いくらカリスマが生まれても

世の中あんまり変わらない

誰か凄い人が全てを決めてくれれば

うまくいく、という考え方は多分嘘で

「みんなが自分で考え自分で決めていく世界」

を作っていくのが国家の本来の姿

仏教には「自燈明」という言葉がある

ブッダがなくなる時

「これから私たちは何を頼って

生きていけばいいのでしょう」と

いう弟子たちに対し

「わしが死んだら自分で考え

自分で決めろ。大事なことは全て教えた」

と答えました

・ソロスは社会主義の国に私財を

叩いてコピー機をばらまいた

いろんな活動家が自分のビラを

ばらまくようになって民主化運動

が盛り上がっていき東欧の国が

独立するのに成功した

・要するに「何かすごいリーダーを

ぶち上げるより世の中を変えそうな

人をたくさん作って誰が上手くいくか

わからないけど、そういう人たちに

武器を与え支援するような活動した方が

実際に世の中を変えられる可能性は

高いんじゃないか」ということ

「カリスマモデル」ではなく「武器モデル」

・本を読むだけでは意味はない

よく本を読んで「感動した!」とか言って

明日になると完全に忘れて元の生活に

戻る人は凄く多い

実際に本を読んでどれくらいの人が

行動を起こしたかという事を

常にベンチマークする

【第一檄で手に入れた武器】

※奴隷でも猿でもなく「人間」になろう

※本を読んで終わり人の話を聞いて終わり

ではなく行動せよ!

 


第2檄 最重要の学問は「言葉」である

・ビジネス書の著書で本で名前を売った後に

セミナー始めて、セルフブランディング講座

とか、なんとか塾とか開催する人って

大勢います

「これをやればあなたの仕事上手くいきます!」

とか「わかりやすい答え」を求める

人向けにインスタントな教えとか

ノウハウを提供するのって

簡単だけど意味はない

・僕の講義は「意識高い系」の人

が多く集まるが

「意識だけ高い人がたくさん集まって

僕の話を聞いたところで明日から

上手くいくようになると思ったら

大間違いです」

何度も繰り返しますが

「どこかに絶対的に正しい答えが

あるんじゃないか」と考えること

自体をやめることバイブルとか

カリスマの否定が僕の基本的な

世界観になります

・「真の教え」とか「法則」みたいな

事をいう人は全員インチキです

・メディアに出るような人は

頭もいいので一見正しい事言っている

ように見えますが、なんだかんだ

お金や影響力目当てで洗脳的な

活動をけっしてそうは見えないように

やっているだけだったりする

・自分で考えるにはやっぱり

考える枠組みが必要なんです

その枠組みが教養でであり

リベラルアーツであるという事です

・東大でも200人のクラスで

ケースメソドを使った講義だと

最前列に座っている生徒は20 名

ぐらいしかいなかった

・言語には「ロジック」「レトリック」

がある「ロジック」は日本語で言えば

論理で前提が真なら結論も真となる

ような推論の型のこと

もう一つの「レトリック」は

日本語では修辞と訳され

言葉をいかに魅力的に伝えるか

どんなに正しいロジックでも

良いレトリックが伴わなければ

それは聞く人の心に届かないし

行動を変えることはできない

明治維新は言葉を武器にした戦いで

死者は少ない革命だった

【第二檄で手に入れた武器】

※「正解」なんてものはない

※自分の人生は自分で考えて

自分で決める

※そのための「素行の枠組み」

としてリベラルアーツがある

※自分自身を拠り所とするたに

学べ

※まずは「言葉マニア」になろう

 


第3檄 世界を変える「学派」をつくれ

・若者はただ立ち上がっても勝てないので

いま団結している中高年の方々に対する

「分断工作」が必要です

中高年の中でも考え方が新そうな人

たちをこちら側に引き入れ仲間に

しておくのが良いやり方だと思います

・昔から政治家になる人の名前って

「一郎」がやたら多いじゃないですか

簡単な話で「◯◯の息子」と地元の

有権者に名前をアピールできるから

選挙で通るというだけの理由です

ODA(政府開発援助)で資金を

出してもなかなか自立しない

お金に困っている住民がたくさん

いた方がODAや国からの援助が入り

続けるのでラクだしお得だから

・薩摩の代表をつとめた大久保利通

35歳で長州の木戸孝允は32歳です

明治維新の中心人物は全員20代後半から

30代だった、ちなみに幕府側の

榎本武揚は29歳だった

福沢諭吉は「痩せ我慢の説」という本で

「上手く転職して立身出世した

ずるい奴、いるよな、あいつだ

あいつ!」って感じで榎本を批判

・韓国大統領の李明博学生運動

のめり込みすぎて、どこも採用して

くれなかったが当時の大統領に

朴正煕に手紙を出した

「韓国という国は若い人間が政府に反対

したら、もう二度と立ち上がれない

そんな悲惨な国でいいんでしょうか?」

みたいに直訴のメッセージを出し

それが話題になって現代建設の社長が

「こいつは何かすごい奴っぽいから

採ろう」と言って採用した

・天動説から地動説への大転換は

説得でも論破でもなく「世代交代」

でしかなかった

パラダイムシフトは世代交代だという

ことなんです

新しくて正しい理論は、いかにそれが

正しくても古くて間違った理論を

一瞬で駆逐するようなことではなく

50年とか100年とか長い期間をかけて

結果論としてパラダイムはシフトしない

・東大で法学を学ぶ時、結果無価値の

法哲学を学ぶのは行動無価値派の

学説の人がいなくなったから

・ニセ預言者は話が非常に上手いので

間違ってその人たちについて行って

しまう人たちも沢山出る

だからですね、若い人達は

口が達者で目立つニセ預言者ではなく

正しい預言者をちゃんと見極めて

選択することが世の中の変化に

とっては極めて重要である

【第三檄で手に入れた武器】

パラダイムシフトとは「世代交代」

である

※君と君たちが正しい選択を

し続ければ、いつか必ず世界は

変わる!

 


第4檄 交渉は「情報戦」

・オープンで対等な人間関係同士が

違う立場で集まって共通の目的の

ため、プロジェクトを実行したり

フラットな組織や共同体なんかを

立ち上げたりするトップダウン的な

「支配関係の時代」から「相互依存の時代」

に完全に変化してきている

・軍隊とかだったら上からの命令は

絶対なので交渉の余地はないが

そうでなければ相手側の利害に沿った

提案ができるかを考えないといけない

「あなたが得をするからこうすべきだ」

これが交渉の基本になります

アンカーリング

「人は金額なり条件なり枠組みなり

を相手から先に提示されると

そこを基準に考えてしまう」

これはプロだろうと素人だろうと

関係なく強力なものである

・相手の主張をよく聞いて

「それだったらこうすれば解決

できるんじゃないですか?」

という調査に基づく再構築をしないと

ダメである

・合理的な個人を前提とした

交渉だけでは世の中うまくいかない

感情的で非合理な人とどう交渉

するかというのも考えておかないと

いけない

交渉は感情的になって相手と喧嘩したり

逆に理解しあって仲良くなるために

行うのではない「合意するため」

に行う

・相手にタイプをよく見極めて

それに合わせた作戦を立てる

・理不尽な相手には

「相手が人間だと思うから腹が立つ」

「相手を猿だと思えば腹は立たない」

って考える

▼ワーク

隣の人に自分の持っているもの

何でもいいので売り込んでみてください

間違ってもマルチの勧誘はやめて

ください

①隣の人と二人組になる

②お互い簡単に自己紹介をする

③相手の欲しがりそうなものを考え

「これどうですか?」と提案する

(時間7分)

・モノを売ったり相手の関心を得る

時に大切なのが

「セグメンテーションされた情報を

与える」ということです

「相手のニーズに応じたもの」と

言い換えてもいい

・ゼミの広告の漫画では終わり方が

決まっていて、男の子の場合は

ライバルに勝って終了ってパターン

女の子の場合はずっと恋愛で

先輩にかっこいい人がいて・・・

というストーリーで、ところが

中3になって男の子も恋愛要素が

多くなって、このままだと

大好きな◯◯ちゃんと同じ高校に

行けなくなってしまうドヨヨーン

でもこのゼミに入れば◯◯ちゃん

と同じ高校に行けるよ

高校に入ったらもっと頑張ろうぜ

と言った感じになる

・「サイボウズ」を導入すると

「ボウズマン」というサイボーグの

フィギアがプレゼントされる

システムエンジニアにとって

一番恐怖なのは使い方がよく分からない

奴らから質問が殺到して

自分の仕事ができなくなること

サイボースはめちゃくちゃわかりやすい

から、あれが使えないぐらい

賢くない人は、多分、会社に

勤められない、逆に言うと

売れるものとか受け入れられる

提案というのは、やはりよく相手側

を分析したものになる

相手が何を重視しているか分析

した上で最終的に

「だったら、これはどうですか?」

と提案する方が交渉がまとまる

可能性が高まる

交渉は「言ったもん勝ち」ではなく

「聞いたもん勝ち」なんです

「自分の都合」ではなく「相手の都合」

を分析する

・大学の学生がターゲットなら

「良いネタになって就職活動に役立ちます」

「内定が近づきます!」みたいな

一番のニーズに対する事を言う

【第四檄で手に入れた武器】

※弱者こそ「交渉」と言う名の武器を

持とう

※常に「相手の利害」を分析せよ!

 


第5檄 人生は「3勝97敗」のゲームだ

・今は「どうすれば日本に『小さなリーダー』

たちが育っていくのか?」を考えていく

一人のカリスマをぶち上げるより

小さいリーダーをあちこちに作って

その中で勝ち上がった人が社会でも

重要な役割を果たしていく方が

遥かに健全だ

・君が自分の仮説を出して

それを試してみるしかない

ベンチャー企業は統計的に100社

あって上手くいくのはたった3社

だと言われている

・仲間を増やしていく時に重要なのは

「自分と違う属性の人を集める」

ことです

リチャード・フロリダの研究だと

アメリカの都市競争ではゲイとか

アーティストとかクリエイターとか

結構変な人がいる所の方が

年として成功するという論文を出した

自分のバックグラウンドが違う人

たちと組む事が成功の要因になる

という研究がある

・意識の高い似たもの同士が

シェアハウスで一緒に暮らして

「俺たちは自由だ」とかやってるのは

弱い繋がりでも何でもなく

ただの強い繋がりである

Twitterで「政治家は頭が悪い」って

言ってる人はご自身で出られたら

いかがでしょう総理大臣にあればいいんです

「自分はできないな」と思う人も

いるでしょうが、だったら見込みの

ありそうな人を応援すればいいじゃ

ないですか

・誰が中心かも誰が何をしてるかも

誰がメンバーなのかもよく分からない

んだけど何加賀そのグループの

周辺で確実に起きている

そんな緩やかで強かな組織が良い

フリーメイソンカトリック

「全知全能の神の教えに人間は従う

べきである」という教えに納得でき

ない人たちが集まった組織

彼らは人間の可能性を信じていた

要するに中二病の塊みたいな

集団が「自分たちで理想の国を作ろう」

と言ってイギリスから独立して

建国したのがアメリカ合衆国

・シビル・アクション・ジャパン

という団体の活動で

クラウドファンディングでお金を

集めて新聞1ページに意見広告を

出す団体で

前々から痛いおっさんで敵の多い

「またバカがなんか言ってるぞ!」

という反応だったのが

生活保護の件で一石を投じると

「意見は違うけど、ある目的のための

行動には協力する」という考えで

賛同者が多く出た

僕が推奨する

「緩やかな秘密結社」にもそういう

考え方が必要である

【第五檄で手に入れた武器】

※自分の仮説を試せ!

※見込みのある人を支援せよ!

※仲間を探せ!

※目的のためにつながれ!

 


第6檄 よき航海をゆけ

・「横軸に偏差値のような『賢さ度合い』

をとって縦軸に『質問の数』を取る

グラフがあるとすると、それは

どういう線を描くでしょう?」

答えは基本的には正比例のグラフです

話が理解できない人は質問しようががない

賢さが上がると質問数は増える

ところが賢さがあるラインを超えると

突然質問の数が減り始める

・講演みたいな場で質問するのは

ある意味、自己顕示欲の開示であり

質問者が大学名をいう大学と

言わない大学がある

なぜかW大学の人だけは

必ず大学名を名乗るんです😂

・賢い人と賢い話をするのに

Twitterは向いている

・この中からもし成功する人が出て

「自分はたまたま成功したにすぎない」

と思って隣の席に座って同じように

才能があった、たまたま失敗した

にすぎない人を助けてあげてください

・僕が投資をするときは

「事業がうまくいかなくても

誰かがその会社を買収したくなる

会社にしか投資しない」

・人生において絶対読んだ方が

いいという本など無い

人によって読むべき本が違う

・少数意見を多数意見に変えるのが

昔から好きで、今「日本はダメダメだ」

とか「世界に飛び出そう」とか

みたいな本が売れてますが

僕は「え〜」と思う

・40代になって人生の無限の可能性を

追求してたらかなり痛い

世の中を変える活動を裏で支援する

若きゲリラの軍事顧問であり続けたい

そもそものゲリラが存在しないと

支援も何もできませんが

インパクトのあるプレゼンしたいが

イデアがパブられるのが怖い

残念ながらそういうアイデア

ほとんどの場合とっくの昔に考えられ

ている

地球のどこかで同じことを考えている

人が1000人はいます

「すごい時間割」というアプリの

イデアなんて、随分昔からあった

イデアよりも、それをちゃんと

実現する能力とか実現するスピード

で差がつく

オトバンクの創業者には、それをやる

強い動機があった

彼のお爺ちゃんが緑内障で本が読めなく

なりかわいそうに思った

自分も本を読み上げて録音して

聞いたら成績が上がった

「この僕がオーディオブックをやらなくて

誰がやるんだ!」みたいな

とてつもない信念を持っていた

ベンチャーが成功するかどうかは

「この人は成功する」

「いや、この人を成功させなければ

いけないんだ!」という熱が

他のメンバーにも生まれるか

どうかでもある

喋ったところでパクるどころか

誰も関心を示さず「あそこのマーケットは

全然ダメだ」とみんなが避ける

ようなビジネスの方が可能性がある

・絶対に盗めないものは

その人の「ユニークさ」である

大学で学んだ事とか昔からの

友達関係とか、その人が人生

の中で元々持っている

「バックグラウンド」が差別化要因

特殊なバックグラウンドを持つ

人間同士が組み合い補完し合う

ことで良いチームを作っていけば

そう言った「チームアプローチ」は

さらに誰も盗めない

レイ・クロックは物凄く効率的な

ハンバーガーショップを見て

「このシステムと自分の知識を

組み合わせれば全米のハンバーガ

ショップを席巻できる」と思った

・空いた時間を使ってビジネスが

始められて副業収入が得られる

とかいう誘いをかけてくる団体が

「副業キット25万」とか

そっちの道は不幸になるので

やめといた方がいい

NPOとかやってみるのがいい

かもしれません

・「1年で大逆転」「すぐ人生変わった!」

みたいなことはTwitter上では

誰かに起きているように見えても

現実社会では起こらない

腰を据えて焦らずに取り組む

皆さんが自分でいる場所で

ちょっとだけでも変えられることが

あるんじゃないか?

自分が興味あることをトライアンド

エラーでやってみたり

自分が正しいと思う事を

選択してみたり

・「あの時をきっかけに、この8年間

こんなテーマに取り組んでみた結果

ちょっとだけですが世の中を変える

ことができました」

「あの日たまたま隣にいた人と

こういう事をやったら、こんなことが

できました」

「失敗続きですが、そのおかげで

今はこう言った事を考えています」

そういう報告ができたら面白い

20代の皆さんは凄まじいデカイ事は

できないかもしれませんが

きっと何か自分のテーマを見つけて

世の中をちょっと変える事ぐらい

はできるんじゃないかと思っています

2020年6月30日までに何かやりましょう

僕も何かやりますので、みんなで

答え合わせをしましょう

黒澤明は映画製作の資金を得るため

続きが見たくなるような映画を途中まで

製作し出資者に見せ資金調達に成功

・「bon voyage(ボン・ヴォヤージュ)」

「よき航海をゆけ!」という

船長同士の挨拶

自分の船を持っている船長は

リスクを自らとっている人で

意思決定者です、航海において

意思決定をする立場にない船員は

「ボン・ウォヤージュ」という

挨拶はしない

 


ボン・ウォヤージュ!

 


あとがきにかえて

この講義を聞いて、もし少しでも

感じるものがあったら

ぜひ何か具体的な行動を起こしてほしい

仲間を探す旅に出てみてほしい

顔を向けるべきは、ただ未来だ

2012に講義に参加したゲリラや

現在10代、20代の有志も集め

僕たちはどんなアクションを

起こしていくべきか

この困難な時代に僕たちができる

ことは何か、改めて考える場にしたい

 


DO OUR HOMEWORK

 


●本書から得られた新しい知識

アリストテレスは奴隷とは何か

という質問に対して

「ものをいう道具」と答えた

・著者は「思考の整理学」のような

長きにわたり売れる本を目指している

・ケースメソッド:事例の選択

からそれに関する資料、分析、調査

発表までを基本的に生徒が主体に

なって行い教員と生徒が「討議」

しながら進めていく

フランス革命は死者100万人

アメリカの独立戦争は死者50万

明治維新は死者3万人ぐらいとされる

パラダイムシフトという言葉は

元々は科学ジャンルの言葉で

トーマス・クーンという科学史

学者が「科学革命の構造」という著書

の中で使い始めた

・行為無価値はというのは

罪を犯した時、何か悪い事をしてやれ

といった行った動機があったので

あれば刑罰を重くすべきだという考え

・結果無価値というのは動機とは

全く関係なく悪い事をした

結果だけで判断すべきだという

考え方

・グレッグ・ノースクラフトと

マーガレット・ニールのアンカリング

の実験では不動産の知識のない学生に

「住居所有の売却希望価格」を

人によって載せる価格を変えて

掲載した結果、プロだろうと素人

だろうとアンカリングの数字に

影響された

・総理大臣最年少記録は伊藤博文

44歳

・三パン:地盤、看板(知名度)、鞄(資金)

日本で政治家になる三要素

・クモは頭をつぶせば死んでしまうが

ヒトデは真っ二つに切られても

それぞれが固体になり再生する

それは神経細胞のネットワークが

全身にあるからだ

・ロッジ:東京の神谷駅から降り

東京タワーに進むと「フリーメイソン

の看板がある

・なぜかW大学の人だけは必ず

大学名を名乗るんです

ある種の自己顕示欲の開示みたいな

ものがある

・リサイクルワン:著者の投資先

現・株式会社レノバ

マッキンゼーの後輩でMITを全優で

卒業した人が創業

 


●本書に出てくる格言

教養の役割とは他の見方・考え方

があり得る事を示す事

アラン・ブルーム

イメージしてみてくれ

今、コンピューターはオフィスに

一つしかないけれど

そのうち世界の全員が持つようになる

その時、我々のソフトが全ての

コンピューターに入っているとしたら

どれぐらいのビジネスになると

思っているんだい?

わけのわからないもの売ってる

場合じゃないぞ!

ビル・ゲイツ

役所に行った京大の同期に会うと

彼らの人生はほぼ決まっている

でも僕の人生はまったく見えない

これから、どうなるか

まったくわからない

そういう人生を歩みたかったから

マッキンゼーに移ったんだ

上山信一マッキンゼー)ー

 


●本書で得られた気づき

今の日本の政府に不満など言っていないで

世の中を少しでも良くする何かを

手がけてみる事

この講義を聞いた20代の学生は

きっと何かを手がけているに違いない

 


●今までの自分の考えと違ったところ

学派の交代は世代交代で決まる

今の若者を育て支援する事は将来に

とって良きことになる

 


●本書の内容で実行してみたい事

この本で学んだ「武器」をオンライン

読書会で多くの人に配ってみる

 

 

■株「デイトレ」の鬼100則 を読んで

 

株「デイトレ」の鬼100則 (アスカカルチャー)

株「デイトレ」の鬼100則 (アスカカルチャー)

  • 作者:石井勝利
  • 発売日: 2020/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:株「デイトレ」の鬼100則

著者:石井勝利

 


●本書を読んだきっかけ

株の鬼100則シリーズを2冊読んでいて

新刊だったので購入してみた

 


●読者の想定

基本、専業投資家向けだと思う

後半にはスイングや兼業投資家に

対するアドバイスもある。

ただヒントやアイデア

本書からも得ることはできる

 


●本書の説明

まえがき

このスタイルの投資ではチャートを

重視する、板もしっかり読む

チャートは主に5分足である

 


序章 修羅場で儲けるデイトレ

・あなたの体調が悪ければ

戦う前にトレードは失敗に終わる

・5分足の動きの中で「押し目」仕込みに徹する

・「逆指値」をセットする通常は10%

の下落で切るがデイトレは5%で逃げる

・上げたら売り、下げたら仕込む

・朝一の仕込みは有利な株価で

「これは変えなくても他がある」

「今日買わなくても明日がある」

デイトレで一番美味しいのは

上値を追う「回転商い」である

「買って売る、買って売る」

 


第1章 デイトレは瞬間の勝負だ

・正しいのは目の前の相場

「巣ごもり」で急に動意を示した

運輸は目が離せなくなった

・今の相場の位置全体の流れの中で

何処にあるのか。個々の銘柄の

人気度やテーマ性を何処まで

把握しているか

・一番利益を取る確率が高いのは

朝から、じり高になる株価の動き

押し目待ち、調整からの復活の

タイミングを待とう

・失敗の多い投資家は「まだ行くはずだ」

とばかりに利益確定もせず含み益

の増加を「にやにやする」こと

小型株で出来高の薄い銘柄は

ある程度の利益があるうちに確定

していかないと「ぬか喜び」になる

・株価の盛り上がりを売る

上げトレンドの押し目を買う

・儲けるトレーダーは様々なデータを

リアルタイムで監視する

日経平均株価

先物

–世界の株価、アジアの株価

–リアルタイムのYahooや株探のニュース

先物外資ファンドが7割を占める

・「最適の環境を準備すること」

動きの兆しをつかむには板が最良だ

 


第2章 流れを読み仕込みのチャンスを窺う

・大切なのは勝ちにくい相場で

確実に利益を出す

・NYが弱い時は優良で業績の良い

右肩上がりの銘柄が弱く始まる

誰もが「買いたくない」「逃げる」

タイミングで敢えて入る勇気が

成功を生む

・何らかの「材料含み」の銘柄は

全体相場の流れに関係なく

買いが集まり人気化する

・何処かがへこめば何処かが浮き上がる

・相場が悪くても世界のオンリーワン企業

の中には意外に強い銘柄がある

・テンバーガーならではの

「ふるい落とし」で急落の場面が

幾度となくある

・NY大幅下落の局面では

「大幅に下落して始まる」

恐怖の朝のギャップダウンを生かして

「買い向かう」朝の気配値を見て

凄まじく弱い気配の銘柄に

ターゲットを絞る

・用心しなければならないのは

急激な「持ち合い放れ」の下げ

デイトレで負ったマイナスを

長期保有にしないこと

・一気に全ての資金を入れない

市場でテーマ株、人気銘柄と報道

されたのを見て、こぞって仕込む

 


第3章 トレードの裏にひそむ仕手筋の思惑を見抜け

株式市場の株価は「非論理的」に

形成される

ムードで上がってきたものは

上げたい人がいるからであって

仕手筋のプレイヤーがいなくなったら

もう上げる演出がない「材料出尽くし」

・「大本命」はファンドはもちろん

個人投資家からの買いが集まり

買いが多くなって「重たい銘柄」となる

押し目以外チャンスなし

・勢いのある美味しそうな銘柄は

中でも新興の小型の銘柄は

用心してかからないと仕手筋の

餌食にされる

「上がることが材料」のような銘柄

の動きには用心したい

・「決済をまたぐと、やられる」

株価は「好決算」を織り込んでくる

・業績好転が発表された銘柄は

翌日の株価は飛ぶことがあるが

次の日は「利益確定先行」となりやすい

市場では「コンセンサス」というものがある

市場で調査を行いファンドや

機関投資家に情報提供している人達

が業績予想を出している

高いハードルの「コンセンサス」を

超えれなければアルゴリズム

組み入れられたデータでは「売り指示」

アルゴリズムは「冷徹なコンピューター売買」

が多く活躍し今は機械的な動き

になっている

・「人気化したな」という信号を

確認してトレードに入る

そこそこ利幅を得られた時点で

利益確定して撤退する

ストップ高で掴んだ人は

「利益があるうちに売ろう」と

考える「明日儲ける」という

期待は不確定要素である

「今日の儲け」を確定させることだ

・「未確認情報」が実は魅力がある

情報は必ず漏れていると考えるのが

ベターだ

・コロナで富士フイルムは大幅に

上がったがストップ高せず

原材料を作るデンカが2日にわたる

ストップ高、これが人気銘柄の動きだ

材料を過信するとやられる

同じ材料で何日も買い続ける人はいない

 


第4章 儲かるテーマと銘柄をつかむ

・大口の流れは板を見てると上値を

ガンガン買うので気付くことができるし

5分足を見ると株価の方向がわかる

・第一の狙いは「新顔の銘柄」

・ニュースを細大漏らさず手に入れる

努力が必要である

・材料は目新しさが命

「意外性」「目新しさ」が「買い気」

を誘う

大切なのは「目新しさ、トレンド」だ

・テーマ株は手掛けられやすい

ここ最近のテーマは、新型コロナウイルス対策

巣ごもり関連、テレワーク銘柄、出前の企業群

ワクチン開発、治療薬、検査関連

5G関連、復興銘柄

そのど真ん中は「任天堂

コロナウイルス収束後は世界経済の形は

変わる

・大口とは巨大な力のように思うが

「背広を着たサラリーマンたち」

・ここ2・3年あるいはもっと長期に

わたり負の影響を引きずるかもしれない

・「もぐら叩き」のように「材料」

に人や金が集まっているだけ

集まるのも速いが逃げ足も速い

・「リスクオフ」、すなわち敢えて

リスクを取るような環境にないと

大口が判断すれば資金は株式市場に

流れてこない

大口のトレードは2円抜き5円抜きで

勝負している

・いかに多くの利幅があっても

平均株価が弱い時は「逃ど時」を

探す方が賢明である

仕手本尊(仕手の中心人物)は

「逃げ時」を探しながら、または

上客を逃しながら買い上がっている

ストックボイスはその道のプロ達の

生解説で大口の考え方を反映している

・街を歩いて情報を得る

生きた経済は街に現れる

情報は我々全て身の回りにある

 


第5章 いざ、勝負の朝

・15時には往々にして企業の決算や

様々な情報の開示がある

それを前提にして朝の板情報を確認する

・「静」の状態から8時に「動」に入る

市場の背後で動く投資家の変化を

敏感に嗅ぎ分ける

・強い時は上値をぐんぐん駆け上がる

板の動きに注意する

・寄り付き前の朝一番の気配を見る時

「売り」の方の「OVER」の株数と

買い方の「UNDER」の枚数を確認

場中でも買われて上げる銘柄は

「UNDER」が急激に増えてくる

・人気化の動きなのか、往来相場

なだけかこの区別をしっかり把握する

・株価の勢いと出来高はある程度比例する

暴落する時も出来高は増える

ワラント債を発行している会社は

株価が強いときに限って「売却の行使」

をしてくる一般の小型銘柄のように

材料一つでは簡単に張り付かない

ワラント行使」の実情を知っている

人は押し目を買い吹値を売る

ソニー好材料で飛ぶが翌日から

弱くなる癖があり手掛けづらい

 


第6章 ローソク足の中に上げ下げの需給がある

・「陽の丸坊主」が出た時は強く

ぐんぐん伸びる株価である

・「コマ」はひと休み、次は大きく

動くとの気構えを持つ

・上げ始めの上髭は気にしない

「上げの限界」などと考えてはいけない

どの位置で出たかによって変わる

・少し実体の長い「陽線」「陰線」が

出て、その上下にヒゲが出た場合

やはり売り買いの拮抗を表す

方向性に逆らわず指値をして拾っていく

・持ち合いは上に離れる動きで

勝負する

・上髭が株価に決定的な影響を

及ぼすのは株価が右肩上がりに

上げて、ある程度の値幅があった後

・「高値での大陰線」は用心する

どのタイミングであっても

「大きな陰線」が出たら、その後には

株価の下降トレンドが極めて高い

・十字線が上値に出た時は

「そろそろ売り時だな」という警戒心

を持つ

・買いが買いを呼んで窓開けの上昇は

この時は用心が必要「その先の株価を

誰が買うのか?」

窓開けの勢いに乗って買った人は

しばらくの間「含み損」を味わう

ことになる

 


第7章 上げのテクニカル10 の法則

・一番利益が膨らむのは

「下げからの反発」のタイミング

そのタイミングで買えば含み損に

なる可能性は極めて少ない

上げの日でも下げの日でも

押し目」を買う

・「持ち合い放れを買う」そして

「利幅を取る」この作戦は勝率高い

持ち合い抜けの出来高増加の上げは

チカチカして上値を食っていくのが

わかる

・「動きそのものに」チャンスがある

下げてきた株価は倒産や最悪の

業績発表がない限り反発に向かう

後場最初に「持ち合い」の「ゴールデンクロス

明確な上げシグナル、似たような動きには

たびたび遭遇する確率が高い

「日足で右肩上がりの人気銘柄」

出来高が増えている注目株」である

・「上げシグナルの包線」は下値で

前の陰線を大きく陽線で囲む形

このタイプのローソク足では

「買って売る」「買って売る」を

繰り返す、デイトレードでは欲張らず

間違いなく「利益確定」をしていくことが

肝心である

・どこまで上がるか分からないが

陰線がわずかで「陽線続き」では

「仕込み利益確定」「仕込み利益確定」

を繰り返し回転商いを行う

・急激に上げた後に少しだけ押し目

来ることが多い「初押しは買い」が

うまくいくやり方

どの銘柄、どのチャンスでも「押し目買い」

が基本である

・だらだら下げて、やがて売りが途絶え

小さな持ち合いのコマが出た後は

それ以降の売りは出にくい後は

上げるしかない

・ペナントには上値は変わらず

一定の株価を維持するが下値が

次第に上がる特徴がある

・「悪材料満載」で下げ続ける銘柄より

右肩上がりだが買われ過ぎからの

急落の局面が狙い目である

後場で売りが途絶えて「寄り引け同時線」

が出たら」「売るだけ売られて、さらなる

下限下値は売りなし」のシグナル

 


第8章 下げのテクニカル9つの特徴

・できれば業績の良い銘柄を相手にする

・逃げるポイントの代表は上値に出た

「上髭」である

強気満載になった時に落とし穴がある

・売りは上級者のみにに許される

下手に売りを仕掛けて踏み上げられると

全財産を失うためスイングの場合は

迷わず利益確定、デイトレでは売り建

での参戦が良い結果が得られる

・売買出来高のある銘柄を選んだ方が

デイトレはやりやすい

窓開け後の上髭続きは逃げる

上に飛んだ段階で「売らなければ」

と考える投資家は増える

・朝一の出来高急増で最初の

陽線を大幅に否定して大陰線が出た時は

明確な下げシグナルである

潔く撤退する高確率で下げの局面は

チャートを見ている多くの投資家は

同じように考えている

・わずかな調整なら再び上昇も

あるが陰線2本の下げは売り優勢が

確実、スイングで持っている銘柄なら

とりあえず手放そう

翌日の相場で入り直しても良いし

新たな気分で挑戦する

・朝の株価の動きはデイトレに極めて

重要で見張ることが大切

「下値抵抗線」を下抜けすると

弱い傾向が明らかになる

・売り圧力に買いが負ける組み合わせ

陽線に上から陰線が覆い被さる

「かぶせ線」の出現は「上値限界」

の足の組み合わせなので逃げるが勝ち

・「はらみ」というのは前につけた

陽線の範囲で動き、しかも、売りに

押されて前の株価を抜けない

弱い線である

 


第9章 板情報を見極める

・その日の5分足を確認して

「最安値」近辺に指値する

さらに、それよりも下にも指値

「ダメ元」で良いのである

下げてきて反発に向かった時点で

「成行買い」を入れるのも一つの方法

・「特別買い気配」はここで売りを

出してねと「催促の板である」

成行買いが最優先で成立する

・勢いよく上げている銘柄は

「少し押し目が欲しい」という意図

から一桁も二桁も多い「売り注文」

が出る(見せ板)

また買い方にもある程度の位置に

大量の注文を出して「これ以上は

下げさせないぞ」という意図を

見せる(見せ板)がある

・株価を押し上げる要因は

上級の会員に仕込ませ仕上げには

大量に小資金の一般会員が出動

個人投資家は「板に操作」を

見破らなければならない

特に下値に大量の買いがあるような

「見せ板」には用心する

(いきなり消えることがある)

・15時の大引直前に、いきなり板の動きが

激しくなり株価がグイグイ上がる時が

ある(インサイダーがらみ)

データは誰かが扱っていて

誰かから漏れるリスクを取らないと

株では勝てないがリスクの

コントロールも大切である

・「見せ板」は8時59分という

ギリギリで突然注文が消される

ことが多い

「ギャップアップ」という寄り付き

高値の失敗は寄り前の板に騙された

人たちが起こす用心が必要である

 


第10章 デイトレでも日足を読んでおく

・銘柄により「陰線が多い」「陽線が多い」

など値動きの癖がある

日足の傾向から極めてわかりやすい

銘柄は仕掛けやすい

・毎日のトレードで朝買って

上がったら売る

・失敗の少ないデイトレード

日足チャートが右肩上がりで

「陽線の多い銘柄」を選ぶと

間違いない

・2日おきに陰線が入るリズムがある

といった癖があれば、その癖を

知り尽くしてトレードに活用する

・下降トレンドでは、たまに陽線が

出て朝は弱いが大引けは上がった

という動きはあるが下げの方が

確率が高い

・持ち合いのトレンドの中で

下値に届いた段階では仕込んでも

失敗が少ない

従来相場がデイトレでうまく活用できる

のは大きく下げることもないが

「トレンドの動き」で上値

下値が分かりやすく大きな失敗がない

・全体相場が強い時は効率が良い

空売りは普段「順張り」の上げトレンド

で勝負している脳では挑戦しづらい

・10分チャートも確認する

「長い目での見方」は売買の安定剤

・週足、月足でトレンドの癖を読む

超短期の動きで驚いたりマイナス思考に

ならないで済む

5分足はNY株価に完全に連動しやすく

朝の株価の位置にまで影響する

・トレンドが完全に上で人気化して

いる傾向にあるならば「オーバーナイト」

するのも手である

デイトレであっても頭の中には日足

週足をインプットして売買する冷静さ

が必要で俯瞰することでうまくいく

 


終章 スイングも活用して値幅を取る

・逆指値損切り手仕舞いをセットにしながら

できるだけ安値に仕込む

チャートが右肩上がりなら

上値での方向転換があるまでは

しっかりと値幅を稼ぐ

一般的にはデイトレだけでなく

相場環境によりスイングや中期

も視野に入れる

デイトレで十分相場を見る目を

養ったあなたはスイングでも

その動きは手に取るように

見えてくる

・兼業投資家はスイング主体で

大きく上げた後ではなく「初動に乗る」

目ざといやり方が成功を生む

・株式市場が復活し大本命の

国際優良銘柄が上げてきた時に

その恩恵をきちんと得るトレード

をする

・業績をまたいで右肩上がりの

3つくらいの銘柄にスポットを

当てて押し目を買い吹き値を売る

出遅れ株に目を当てる

輸出関連、内需関連を交互に対象

にする

デイトレ監視銘柄を週末大引け

に仕込むことで大きな利幅を得る

ことができる

 


あとがき

戦いは「ベッド」の中から始まっている

世界最大の市場であるNY市場は

寝起きの頃に終わる

 


●本書から得られた新しい知識

▼番組

ストックボイス

https://www.stockvoice.jp

株探

https://kabutan.jp

 


●本書に出てくる格言

この世界に安全などない

チャンスがあるだけだ

ダグラス・マッカーサー

今を戦えない者に

次や未来を語る資格はない

ロベルト・バッジョ

金は火によりて試され

勇者は逆境にて試される

セネカ

大暴落の翌日は、買って買って買いまくる

是川銀蔵

いつ起きるかを予測することは

何が起きるかを予測するより何倍も難しい

ーフィリップ・フィッシャーー

有頂天の歓喜は常に悲哀に転ずる

ーミゲル・デ・セルバンテス

最も強い者が生き残るのではなく

最も賢い者が残るのでもない

唯一生き残るのは変化する者である

チャールズ・ダーウィン

偶然は準備のできていない人を助けない

ルイ・パスツール

学習を伴わない行動は致命的である

行動を伴わない学習は無益である

ーメリー・ビアードー

危険を冒せ

人生は全てチャンスだ

一番遠くまでたどり着く者は

大胆に行動する意欲のある人間だ

デール・カーネギー

兵は勝つ事をよ貴び

久しきを貴ばず

孫武

投資は敗者のゲームである

上手く負ける事のできる人が勝者となる

ーチャールズ・エリスー

相場は常に絶対的に正しい

それに対して人間はしばしば誤った予想を抱き

進む道を踏み誤る、だから

相場の動きに相場師の方が合わせるのだ

ジェシー・リバモアー

ありのままに見、ありのままに行動

できる者を勇者と呼ぶ

ーチャールズ・キャロル・エバレットー

チャンスをつかむ絶好の日は、今日である

ージョン・C・マクスウェルー

何事も成し遂げられるまでは

不可能に思えるものである

ネルソン・マンデラ

チャンスは、苦境の最中にある

アルベルト・アインシュタイン

 


●本書で得られた気づき

右肩上がりで陽線が多い銘柄

を選び相場が良い日のジリ上げて

回転商いをするのが儲けやすい

必ず指値で注文を出しセットで

ロスカット注文も出す

当たり前のことだと思うが

負けている人が多いのは

当たり前の事ができていないという事

なのだろうか

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

NYが弱い時は翌朝、優良銘柄を

押し目で買ってみる

ストックボイスをトレーニングの

最中に観てみる

 

株「デイトレ」の鬼100則 (アスカカルチャー)

株「デイトレ」の鬼100則 (アスカカルチャー)

  • 作者:石井勝利
  • 発売日: 2020/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

■儲けの鉄則 を読んで

 

伝説の名投資家12人に学ぶ儲けの鉄則

伝説の名投資家12人に学ぶ儲けの鉄則

 

 

書名:儲けの鉄則

著者:小泉秀希

 


●本書を読んだきっかけ

八重洲ブックセンター

見事なディスプレーに釣られて

購入してしまった

 


●読者の想定

著名投資家のノウハウを摘み食い

個人的には4章、5章が面白い

詳しく知りたい人は巻末の

参考文献の本を買ってみよう

 


●本書の説明

はじめに

多くの個人投資家が資産を増やすには

・本質に即していて

・シンプルで合理的な原則に従う

という方法だと思います

 


プロローグ

株式投資で成功するために必要なのは

「頭の良さ」ではなくて「合理的に考えること」

合理的というのは理屈にかなっている

話を聞けば「なるほどなぁ」と納得できる

こと

・テールリスクを避ける

①「テールリスク」を避け

②「リスクとリターンを比べて明らかに

有利な選択」を積み重ねていく

・本書を読めば合理的な考え方を磨き、

どう考えても有利な投資チャンスを探す

ワザを手に入れる事ができる

 


第1章 ベンジャミン・グレアムに学ぶ

「割安株」投資法

・歴史的に見ると高いインフレの局面は

かなり頻繁に訪れている

10年で物価が2倍になる程度のインフレ

は頻繁に起こる

まず、運用資産全体を

「現金・債券50%、株式50%」にする

ことを基本に株式が有利な局面では

「現金・債券25%、株式75%」にする

・割安株投資は

①その株の本来の価値がいくらなのかを考え

②その価値よりも大きく値下がりした

価格の時に買い

③株価が本来の価値に近づいてきたら

売る(2年ぐらい保有する覚悟で)

・会社の価値は資産面と収益面から考える

「資産面から見た価値」と

「収益面から見た価値」というのは

同じ会社を別の面から見た価値

普通は資産面から見た価値より

収益面から見た価値の方が大きくなる

純資産を超えた部分は「のれん」と

呼ばれる

・株の3つの価値

①一株純資産

②現在の収益力から見た価値

③成長性を加味した価値

・主要各国の株式市場のPERは

歴史的に見て10 〜20倍で推移

平均すると15倍と考えると

その株の価値=一株益×15倍

大切なのは大雑把に見積もった

価値よりも大幅に安く株を買う事

・安定した業績、明るい見通し、強い財務体質

の3条件を確認する

①過去10年間安定的に成長してきた

実績を持つ

会社のIR情報で確認

②今後もそうした安定成長が続きそう

–その会社の強みは何か

–その会社の商品やサービスに対する

今後の世の中の需要はどうか

③財務体質が強い

・「妥当な株価」の評価は資産価値、

現在の収益力から見た価値、

将来性を加味した価値と3段階に

分ける事ができる

・大幅に割安な水準で買う

①その株の現在の収益から見た

価値の3分の2以下(PER10倍以下)

②かつ、資産価値を大きく上回らず

できれば資産価値以下

こうしたケースで買った株を損切り

したとしても1割程度の損失ですむ

・「株価が大きく下がったから買う」

という投資では成功は難しい

「安易な安買い」は失敗する

危険がある、安値買いで成功するには

–どうしてそんなに株価が下がったのか

–そんな安い値段でこの株を売っている

人たちはどういう理由で売っているのか

–自分がこの株をここで買う理由は

間違っていないのか

「業績の安定性」「事業内容」

「財務の安定性」「資産から見た割安さ」

「業績から見た割安さ」

・グレアムの結論

–株価変動は長い目で見ると株の価値を

きちんと反映する形で動くが

短期的には株の価値と無関係に

上がりすぎたり下がりすぎたり

するものだ

–そして、株の価値をきちんと見極めた

上で上がりすぎや下り過ぎの場面を

利用して有利な値段で売買する

–さらに、株が上がりすぎたり

下がりすぎたりする場面では

投資家たちが心理的に揺らぐ事で

起こるので、そうした心理的

揺らぎに影響されない事

リスク管理というのは具体的に

大きすぎる金額を投資しない事

分散投資を心がける、失敗したら

早く損切りする

・グレアムは将来の価値について

あまり考えてはいなかった

なぜ否定的だったのか

–高い成長性は安定して続かない

ケースが多い

–高成長企業はPERがかなり高い

ケースが多い

–高い成長を目指した経営は

一度歯車が狂うと大きく失速しやすい

・現在の高い成長率が持続できるか

どうか、本物の成長株と言えるのか

どうか、という見極めが大変難しい

本物の成長であるほど株価は資産から

見た価値も現在の収益から見た価値

も超えてしまっている事が多い

成長株投資は不確定要素が大きく

株価の揺らぎも大きいため守り重視の

グレアムは受け入れられなかった

 


第2章 フィリップ・フィッシャーに学ぶ

「成長し続ける株」の探し方

・良さそうだなと思った会社を見つけたら

決算短信または有価証券報告書

–新聞や雑誌の記事

–アナリストレポート

などの資料を当たる

・会社関係者に「聞き込み」

一般人は直接話が聞けないので

株主総会個人投資家向け説明会

–IRイベント

–IR担当者へ電話問い合わせ

–ライバル企業や取引先のIR担当者へ

電話問い合わせ

–知り合いの社員や関係者

・成長株を見極める15の法則

【売り上げ拡大を続ける力】を見る

1.今後5年売上を伸ばせる商品を持つ

2.5年後以降も売上拡大が続けられるような

新商品開発の見通しがある

3.研究開発に熱心で、そこから十分な

成果を生み出す体制がある

–これまでの新製品開発の成果など

で判断

4.独自の強い技術、ノウハウがある

–元々ある技術やノウハウを活かして

いるか

5.営業部門が優れている

6.長期展望に立って企業運営がされている

–目先の利益を犠牲にし顧客の

信頼を勝ち得ているか

【利益を生み出す力】を見る

7.売上高営業利益率が高い

8.売上高営業利益率を維持改善するために

十分な努力をしている

9.しっかりしたコスト分析・財務分析

を行なっている

–コスト削減に継続的に取り組み

成果が業績に現れてるか

【人材・経営者の質】を見る

10 .良好な労使関係を築いている

11.管理職の能力を引き出す環境がある

12.優秀な管理職が豊富

–次から次へと優秀な経営者が

出てくるか

–創業者一族以外から実力主義

経営者が選ばれる

–外部からではなく内部から

経営者が育つ

13.経営者は都合の悪いところも

正直に語る

–一貫性や合理性があるか

–見通しが当たっているか

–言ったことが実現できてるか

–悪いことを正直に語るか

–悪い点に正面から向き合い

改善する姿勢と能力があるか

【投資家に報いる姿勢】を見る

14.投資家に対して誠実

ペーパーカンパニーでないか

ストックオプションを乱発してないか

15.増資するリスクがない

自己資本比率50%は余裕あり

【まとめると】

長期にわたり売上を拡大し続け

そこからできるだけ多くの利益を

生み出し、その利益を投資家に還元

する姿勢があり、それらの能力や

姿勢を裏付ける人材・経営者の質の

高さが保たれているような会社

・傑出した成長株は平均的なPERの

2倍程度は買う水準として許容範囲

PER30倍ぐらいまでなら許容範囲

・買いの3つのタイミング

①一時的に業績が悪化して

株価が下落したとき

②新規事業が軌道に乗る前の試行錯誤

の時期

③リストラを着実に進めて成果が出て

きているのに株価がそれを織り込んで

いない

・自分が良さそうだと思った株は

できるだけ調べて考え尽くす

大きな下落が起きた時が絶好の

買い場であり、このような場面で

心が動揺してしまうなら無理して

株を買うことはない

–その株は本物の「傑出した成長株」

ではなく衰退の道を歩む可能性がある

–もし本物だとしても株価はその後も

一段下落したり不安定な動きを

続けてしまう可能性がある

・自分自身の判断で心から確信できる

ような傑出した成長株を見つけ

・その株が何らかの要因で大きく

下落した時にガッツリ買って

・その後信念を持って保有し続ける

・5名柄程度に分散投資する

 


第3章 ウォーレン・バフェットに学ぶ

「質の高い成長株」を見極めて買う方法

・25歳で独立、自分の投資会社設立

運用期間13年で26倍

1969年ファンドを解散

1965年のパークシャに1ドル投資して

いれば2014年には7000ドルに

なっていた

投資資金が1兆円になるまでは

年20%〜50%程度、平均30%

運用資金が大きくなってからは

毎年10 %程度

パフェットの手法を端的にまとめると

–今後何十年も安定成長を続けそうな

有料成長企業を見つけ

–適性価格よりも大幅に割安な

株価でその株を買う

・フィッシャーはハイテク株や

化学株を好んで選んだ

ハイテク、化学株は

「今の主力商品の次の世代の主力製品を開発できるか」

「技術的な変遷や変化についていけるか」

「ライバルとの競争激化で需給が悪化したり

価格が低下するリスクはないか」

を気にしなければならないが

対してバフェットは

「事業内容がわかりやすく」

「特権的強みを持つ」

カード会社などは一度使い始めると

乗り換えずに使い続ける

・特典的強みを見極める

①新規参入が難しいか

②価格支配力があるか

③その強みに永続性はあるか(何十年も続きそうか)

④需要の拡大余地があるか

・「特権的強み」の財務的な特徴

①過去10年安定的な成長を見せ

その間利益は2倍程度になっている

(年率7%くらい)

ROEは15%以上

③売上営業利益率10 %以上

④有利子負債は5年分の純利益で返済できる

・経営者がダメでも大丈夫

①研究開発費や設備投資があまり必要でなく

②経営者がダメでもそれなりに高い

収益水準がキープできる会社

経営資源とはビジネスそのもの

のこと、バークシャは繊維業であって

最高の頭脳が最高の努力をしても

結局、繊維業の斜陽化には勝てなかった

・バーゲン買いの愚行

①技術力が低く激しい価格競争で

苦しんでいる農機具メーカー

②立地が悪く何の特徴もない

二流の百貨店

で失敗し「非常に苦労して、ようやく学んだ」

と告白

・コカコーラの最高経営責任者だった

ポール・オースティンはエビの養殖

ワイナリーなど経営の脈絡のない

経営の多角化を図った

混迷の中1980年CEOになった

ロベルト・コズエダによって

建て直された

バフェットは1987年のブラックマンデー

の株価暴落で同社の株を猛然と

買い始めた、ですから

「特権的な強み」を持っているのに

停滞している企業に経営者交代が

起きたなら投資チャンスになる

・優秀な経営者を見分けるポイントは

フィッシャーと同じで合理的な経営判断

と投資家に対する誠実な態度を

兼ね揃えていること

会社の経営資源、特にその会社の

強みを見極めて、それを有効に

活かすような経営をし、その結果

収益を拡大してROEや売上高利益率

などを高める経営者

一方ダメな経営者は

その会社の強みとは関係のない

無節操な多角化をしたり、資金や

人材など大事な経営資源を有効に

使わず資本効率や売上営業利益率を

下げてしまうような経営者

・半分は永久保存、半分は数年保有

かなり良い会社だが永久保存するまで

の自信がないという場合は

相当に割安ならば買って数年間保有

売却する、早くて2年、長くて10年

だいたい5年程度という保有期間

–PERで割安感がなくなる

–成長性に影が出てくる

・現金比率を上げる場合

①市場平均PERが20 倍程度

②株式市場の時価総額GDPを超える

中央銀行が利上げをし始める

・1969年に13年運用したファンドを

解散した理由は特権的強みを持つ

優良企業のPERが軒並み30倍以上に

上昇していた

・業種別攻略法

ストック型ビジネスを好む

保険業

–銀行

コスト管理さえしっかりすれば

ROE20%ぐらいで儲けやすい

–鉄道

収益性の高い路線を持っているか

–日用品、食品、衣料品、家具メーカー

日本で言うと「ユニチャーム

「ヤクルト」「伊藤園」「キッコーマン

–飲食店

ヤム・ブランズ」「マクドナルド」

–小売店

–キャラクター・コンテンツビジネス

–クレジットカード

–IT(システムインテグレーター

ITサービスは典型的なストック

サービス、システムインテグレーター

には元請と下請がある

–マスコミ(放送、出版、広告代理)

特定分野に興味がある人の

専門サイトなども含む

–医療サービス・医薬品

「いくつかの画期的な新薬を抱えている」

「いくつかの画期的な新薬候補を抱えている」

「新薬開発の技術力とノウハウと優秀な

人材をそろえている」

「巨額の研究開発費を費やせる財務力

を持っている」

「世界中への病院への販売網と強い

ブランド力を持っている」

何らかのショックの後、大手医療メーカー

株を買うことがある

–エネルギー・資源株

2014年原油価格は急落したが

バフェットは同関連株を買った

 


第4章 ピーター・リンチに学ぶ

「身近にある10 倍株」の探し方

・大好きな株式投資の仕事よりも

家族との生活の方がさらに大事

ショッピングモールに行くのが好き

で投資のヒントを得る

・せいちゅせいの高い外食・小売株は

「ハイテク株の成長企業と同じぐらい

早く成長することが可能であり

ハイテク株よりリスクは少ない」

・「5項目のチェック」で「2分間の訓練」

①成長余地はどのくらいあるか

②ヒット商品が業績にどのくらい貢献するか

③競争上の強みは何か

④業績

⑤PER

2分間で成長ストーリーが語れないなら

買うのをやめる、そうすることにより

①成功する確率が上がる

②失敗が認識しやすくなり損切処理がしやすい

③成功や失敗の原因がつかみやすくなり

経験値が上がりやすい

・日本の場合だと店舗数1000、売上高

1000億、時価総額1000億がメド

・会社全体の規模として時価総額

200億円、売上200億円ぐらいの会社が

大化け株になりやすい

・アマチュアの強み

①日常生活の情報を生かした

素朴な銘柄選択ができる

②小型株を気兼ねなく買うことができる

③短期的な成長を問われないので

マイペースでできる

・小型株はプロが手が出せないので

良い株でも安い株価で放置される

・5名柄以上の大化けが狙える

小型株に分散して投資する

リンチ自身は4割は失敗する

6割の銘柄が上手くいけば

資産はかなり増える

・日本の100倍株

セブンイレブン 200倍

ファーストリテイリング 170倍

ジェイアイエヌJINS) 150倍

ガンホーパズドラ) 100倍

・人気のない産業の人気の無い銘柄

を狙い、人気のある産業の人気のある

銘柄を避ける

人気のある産業とは

–新規参入が増え競争が激化

–変化が激しい 

人気の無い産業は

–地味で目だたない

–ニッチな産業

–成長性のない産業

–人が嫌がるビジネス

などである具体的には

–カーペットメーカー

–葬儀会社

–産業廃棄物

–廃油回収

–瓶の栓

–プラスチックのフォークやストロー

など

JINSは眼鏡を使用していなかった

人も取り込み市場そのものを拡大した

 


第5章 ウィリアム・オニールに学ぶ

「急成長大化け株」はチャートと業績で狙え!

・数ヶ月から2年程度で数倍から

週十倍になる成長株を狙う

オニールとリンチの相違点は

①業績など銘柄選別の条件をかなり

明確にしている

②株価チャート分析をかなり重要視する

③条件が当てはまればハイテク株や

バイオ株なども投資対象として扱う

・「歴史は繰り返される」

「同じパターンは何度も繰り返される」

・過去2年間最高のパフォマンスを出した

ドレフュスファンドを分析して

投資傾向を探っていた

同ファンドの一定以上の保有株の

全てが過去の最高値を付けた

ところで買われていた

オニールはその事から3つの条件を

結論付けた

機関投資家が買い始めている

大量保有報告書」「投信運用報告書」

②5年以上連続増配で当期四半期

ESPは最低でも20%上昇

③十分なもみ合い期間のあとに

新高値をつけた銘柄あるいは

新高値をつけそうな銘柄でもみ合い

突破の時の出来高は平均的な出来高

よりも最低でも50%増加していいる

・売りに関するルール

①マイナス8%で損切りする

②通常は利益20%〜25%で一度

利食いをする

③1〜3週間で20%も上昇する株は

買った時点から最低8週間は

持ち続ける

8週間で果実の部分が得られる

可能性が高い

・オニールの「CAN–SLIM法」

①Current earnings

直近の四半期の利益が勢いよく拡大している

②Annual earnings

過去数年の業績トレンドがいい

③New products,New management

今後も業績を牽引する画期的な製品

サービスあるいは新しい経営体制がある

④New Highs

株価が年初来高値、昨年来高値

上場来高値など新高値をつけている

⑤Supply and demand

需給的に上げやすい小型株である

⑥Leader or laggard?

相場のリード役といえる値動きや

業績の株である

⑦Institutional sponsorship

有力な機関投資家が買い始めている

⑧Market

相場全体のトレンドは悪くない(下降トレンドではない)

・最重要ポイントは

「業績と株価の値動きが際立って

強い小型株」具体的には

①営業利益や経常利益の成長率が

過去3年間25%以上で直近で40%

以上に加速

②株価が上場来高値近辺

時価総額が500億以下の小型株

・業績が順調に拡大していて

それが加速する動きが大事

経常利益が10億→13億→17億

→22億→32億というような推移

さらに

①売上営業利益率が高い

オニールは「売上高税引前利益率」

②ROE15%以上

・「強い値動きをしている銘柄を選ぶ」

具体的には

①市場平均よりもハッキリと強く

リード役とも言えるような動きで

②上場来高値を更新している様な動き

・「小型株」かどうかの判断は

「発行済み株数1000万枚以下」

「だいたい時価総額500億ぐらい」

・PER20〜50倍で買い、そのPERが

2倍になったら売る

–PER30倍の株なら利益4倍

–PER50倍の株なら利益6倍

くらいの見通しは欲しい

・有力ファンドが人知れず買い始めた

銘柄に注目

今の日本のファンドなら「ひふみ投信
「JPMザ・ジャパン」「フィディリティー

日本小型株ファンド」

ただし機関投資家保有率がかなり

高くなっている場合は、その株は

避ける

・底打ちし上昇した局面が一番

儲けやすい、オニールは底打ちしてから

2年間が儲けやすい時期、2年を過ぎると

天井の兆候が出る

・天井4つの兆候

機関投資家による売り抜け

出来高が増えているのに株価の上値が重い」

②高値からの急落の後の「上昇の試しの失敗」

急降下後のリバウンドで

出来高が少なく弱々しい場合

高値更新に失敗し下降トレンドに入る

可能性が高まる

③リード株の値動きの不調

④3回連続利上げ

金融緩和は上昇、引締めは下落

・底打ち3つの兆候

①平均株価が下落したあとに急回復

②安値トライの失敗、上昇後に

もう一度下落するが安値更新は

できない

③上昇開始4〜7日目のどこかで

上昇が加速する

また「弱気の専門家が多くて悲観論が強い」

という状況でこうした動きが起こると

一段と底打ちの可能性が高まる

・「新高を買う」に並ぶ買いのタイミングは

「ベースからの上放れを買う」

ベースは横ばいのことである

特に2〜3回「だまし」の動きが

入ってから上放れすると、その後の

上昇力が強くなる

・取手付きカップのパターンは

だいたい3〜6ヶ月で形成される

短ければ2ヶ月弱、長ければ

1年3ヶ月ぐらい

取手の部分は一般的に1〜2週間

かけて形成される

①とって付きカップ形成前にと、率にして

30%以上の明確でしっかりとした株価の

上昇トレンドがある

カップの底で2〜3回のダマシの動きがある

カップ部分の高値から安値までの

株価調整幅は12〜33%くらい

④取っ手自体はカップの真ん中より

上で下向きに形成され取っ手部分の

下落幅は強気相場なら高値から8〜12%

⑤下落する値動きの最後の方で

ダマシの動きが入り取手の安値を

下回り、その時に出来高が急に細くなる

・調整幅が50%以上のカップの部分が

深くなってしまうと、それは売り

需要が強いことを示している

オニールの研究では33%が望ましい

・「上昇の強さ」に加えて「だまし」

の動きが何度か確認できる形が理想的

・取手部分は13週移動平均線上で

形成され、だんだん出来高が少なくなる

という形がいい(日本株の場合)

・底の部分は高値から33%以内の調整

崩れる様なダマシの動きが入るという

形が良い

・自信のない投資家はある程度株価が

上がって来るとすぐに売却してしまう

上昇を抑える役目を果たすが、こうした

投資家がいなくなり、しっかり保有する

意志のある投資家ばかりになると

その後、株価はするするっと上がりやすく

なる

・取っ手はカップの上半分の位置で

かつ、10週移動平均線の上の位置で

形成されるとその後上ぶれに成功する

ことが多く下半分で形成されると

失敗することが多い(米株の場合)

日本株は13週移動平均線

・取っ手の最後のふるい落としで

出来高が細る動きになるのは

売り圧力自体が減少している

ことを示す

・取っ手付きカップのパターンに

限らず「ベース」「ダマシ」「上振れ」

の3つがチャート判断の重要な要素に

なる

通常は1回目のブレイクから20%以上

上昇したところでベースができる事が

多いが、それ以下でできることも多い

しかし、3〜4回目のベースになると

ブレイクに失敗する可能性がだんだん

高まりブレイクしたらそこが売りチャンス

・株を売る最良の時期とは株価が

上昇し続けると誰もが疑わないとき

・売り時は上昇の勢いがあるうちから

考えるべき

①マイナス8%で損切り

②通常は20〜25%で一度利食い

③1〜3週間で20%も上昇する株は

最低8週間は持ち続ける

・3週間以内に20%の上昇を達成

してしまう銘柄は多くの場合2〜3倍

に化ける潜在能力を秘めている

その力強い上昇は8週間以上続く

事が多い

・8週間以上保有した場合の売サイン

1.業績が鈍化

業績予想の下方修正

新年度予想の増収率が大幅縮小

2.チャートの売りサイン

①クライマックスストップ

上昇が続いた後の2週間で5割

もしくは1ヶ月で2倍という様な動き

②3回目や4回目のベース

③上昇の鈍化・高値からの急落

出来高増えているのに上昇しない

平均株価に比べ弱い動き

④弱い戻り

出来高も少なく高値更新できない

⑤13週移動平均線を割れて停滞

日本株の場合、米株は10週移動平均

⑥200日移動平均線が下向き

・一般の個人投資家はバフェットの

ような完璧に近いファンダメンタルズ

的判断をするのは難しい

だから株価チャートを見て賢い

大口投資家の動向を探るのです

 


第6章 ジム・ロジャーズに学ぶ

「バリュー&チェンジ戦略」

・28歳の時に12歳年上のジョージ・ソロス

と組んでファンドをスタート10年で

年率40%資産累計30倍以上の

パフォーマンスを達成

37歳の時9ヲンタムファンドを辞めて

1400万ドルの報酬を得る

・「バリュー&チェンジ投資法」とは

①まずは株価が業績面や資産面から見て

「これ以上、下がりようがない」という

くらい割安な水準で低迷が続いている

状態の投資対象を探す

②その投資対象をウォッチして

良い兆候が見え始めたら買う

・「これ以上、下がりようがないくらい割安」

下記のものが低迷しているところに目をつける

①世の中に必要不可欠なもの

原油などのエネルギー資源、金

プラチナなど貴金属、銀・銅・アルミ

などの工業用基礎材料など

②本来は優秀な企業や国

国民が優秀で自由で開放的な

市場経済の国、ドイツなど

・ロジャーズは筋金入りの逆張り投資家

その「戦略的逆張り」とは

①「下落の背景」をきちんと踏まえた上で

②「もうこれ以上大きく下がりようがない」

と判断できて

③「良い変化」が出始めていると

判断できる時に買う

・1990年にバイクで世界一周

2年で6大陸、50カ国以上を巡る

1999年に改造ベンツで世界一周

2年半で116カ国30以上のアフリカ国

15の内戦地域

・国の政策・体制については

自由で外国に開放的で市場原理が

重視されている、という事が経済発展

には重要であり

反対に保護主義・閉鎖的・過度の規制

などは国が衰退する原因になる

スエーデンのように保護主義に走らず

潰れるべき企業は無理に救済せず

潰れるに任せて、その上で経済を

立て直していく「創造的破壊」

これこそが資本主義のダイナミズムを

生み出すものである

・日本が復活するには

–過度な金融政策や景気対策などの

保護政策から脱却する

規制緩和や自由化を進める

–貿易自由化や移民政策など

開放的な政策を推進する

・今後の日本経済では、医療や

農業や雇用・人材ビジネスなどの

分野での規制緩和や貿易自由化などが

期待される、実際そうした規制緩和

自由化が推進されれば、そこに

大きな投資チャンスが生まれる

可能性がある

・商品に投資するには

「需要と供給の法則」が決定的な

意味を持つといいます

ロジャーズは小麦、大豆、トウモロコシ

など基本的な農産物に注目

・2020年は「金融から農業」へ

2008年のリーマンショックまでは

アメリカのMBA取得者は1.5万から

20 万人に膨らんだ野心ある若者の

多くは金融業界を目指した

「これからは金融ではなく農業ビジネス

を目指せ」とアドバイスする

個人投資家へのアドバイス

①自分が得意な分野のことを

徹底的に勉強したりして

その分野を投資対象とすること

②今後10年くらいの大きな流れを

考えて投資すること

③道に落ちているお金を拾うくらい

簡単で確かと思えるチャンスを待って

投資すること

 


第7章 ケインズ、テンプルトン、ネフ、是川銀蔵に学ぶ

「成長性」と「割安さ」の判断力の極め方

・チェンジの中でも特に重要なのが

成長性を確信させるチェンジです

ジョン・メイナード・ケインズ

・相場は長期的にはファンダメンタルズ

に即して動くが、短期的には

心理的要因によってファンダメンタルズ

からかけ離れた動きをする

・マクロ経済の知識を生かして

景気の先行きを予想し、それに

基づいて株をタイミングよく売買する

・抜群の収益性と成長性を備えた

超優良企業を見極めて、その株が

超割安な時に買い長期保有する

・投資鉄則

①将来性が高く本来の価値から見て

割安感が強い少数の優れた株を

注意深く選別する

②その見込みが間違いである事が

明らかになるまでは相場状況が

良い時も悪い時も断固として保有

し続ける

ポートフォリオは同じ性質や

リスクを持った銘柄に偏らせず

反対の性格やリスクを持つ銘柄を

組み合わせてバランスを考える

▼ジョン・テンプルト

・「本当に競争力があり価値が高い

企業はどれか」そして「本当に

超割安株はどれか」

一国だけを見るのではなく

各国の経済や企業の動きを知り

それらを比較する

▼ジョン・ネフ

・妥当PER=利益成長率+配当利回り

利益成長率と配当利回りは「%」ではなく

「倍」に変えて考える

利益成長率は営業利益か経常利益

の成長率と考える

・妥当PER=利益成長率

30%以上の高成長企業は(利益成長率=妥当PER)

利益2倍なら妥当PER30倍(15倍×2)

利益3倍なら妥当PER45倍(15倍×3)

利益4倍なら妥当PER60倍(15倍×4)

利益5倍なら妥当PER75倍(15倍×5)

30%より低い成長率の場合は

5%成長が3年以上続くならPER17倍

10%成長が3年以上続くならPER20倍

15%成長が3年以上続くならPER23倍

20 %成長が3年以上続くならPER26倍

配当利回りが何%かある場合はPERに足す

(ネフの公式)

・「成長が3年続けば」という前提は

一般的に投資家たちが具体的に予想

を立てて投資判断をする期間が3年

ぐらいが多い

・成長率が高すぎる企業は避ける

成長率が20%以上の企業は外す

成長性があまりにも高い企業は

経営が不安定になりがちであり

株価も乱高下しやすい

・「成長率20%」と「成長率10%、配当利回り5%」

の場合、ネフの公式ではどちらも

PER25〜26倍程度であるがネフは

後者を選ぶ

・着実で持続的な成長企業

①財務体質が健全。業界平均以上のROE

②経営者が有能

③製品やサービスに魅力がある

④製品の市場拡大が当面見込める

「10〜20%程度の安定した成長力が

期待できPERは10倍程度かそれ以下

の株」がネフのターゲット

是川銀蔵

・儲けたお金のほとんどを奨学財団

に寄付して自らは生活に必要な

最低限の資産を残して余生を熱海で

静かに過ごし亡くなった

30代は毎日図書館に通い経済関係

の本を読み漁り経済データを研究

3年の勉強の末に得た結論は

「経済は波動のように変化していく」

・「国の金保有量が紙幣流通量の

40%以下になったら交換を停止する」

という決まりを資料から見つけ

1933年4月に米国が金本位体制を

停止させることを的中させ空売り

を仕掛けて大きな利益を得る

・自分が納得できるまで経済を

勉強して、その上でどの経済データが

どのような意味を持ち、どのように

株価を動かす要因になるのか

自分なりに研究してみる事が大切

・普通の人間が70〜80歳で死んで

しまうのは飲み過ぎ食べ過ぎなど

贅沢な生活により人間が本来持つ

生命力が衰えてしまっているから

・勉強をして物事が見えてくれば

「何をどう努力すれば、何が達成

できるのか」見通せるようになる

・仕事でも趣味でも自分が関わっている

事についてはできるだけ興味を持ち

徹底して勉強してみる事が大切

・どんな自信がある投資対象が見つかっても

あまりにも大きな金額を投入すると

感情のコントロールが難しい

①人知れず安く放置されている

優良銘柄を仕込んでじっと待つ

②経済、相場の動きを自分で

よく観察する

③思惑を膨らまさず手持ち資金で

投資する

・人を陥れてまでして儲ける事は

論外だし、できれば社会的な意義を

考えながら投資するべきだ

 


第8章 ツバイク、ソロスに学ぶ

相場と経済の転換点の見極め方

▼マーティン・ツバイク

・株式市場トレンド転換サイン

①安値圏で「爆発的上昇日」が2回以上

「10日騰落レシオ」を使う

2倍を超える事は過去4年に1度程度

のペースでしか起こっていない

しかし10日より25日騰落レシオが

有名であり10日騰落レシオのチェックは

難しい

②金融政策の重要な変更

・値上がり銘柄出来高指標

その日の値上がり株の出来高合計が

値下がり株の出来高合計の何倍

であるかをみる指標

あまり一般的な指標ではないので

「上場銘柄の9割以上が上昇する

全高面の日で、日経平均出来高

を伴って大幅上昇する日」

それはまさに「爆発的な上昇日」

過去にこの爆発的な上昇日が

3ヶ月以内に2度以上起こると

その後大きな上昇トレンドに

発展する可能性がかなり高い

・金融政策は「金融緩和」「金融引き締め」

で主な手段は利下げと利上げです

日銀は2001年に人類史上初めて

取った政策は量的緩和と呼ばれ

民間の銀行から国債などをどんどん

買い取ってその代金を銀行にどんどん

振り込んでいくことによって資金を

供給する政策です

・ツバイクのいう金融政策の変更は

第一に金融引き締めから金融緩和

金融緩和から金融引き締めという

ように方向性を変わることを指す

連続的に行われたり幅が大きい

ような変更に注目する

FRBが1987年10月下旬に行った

利上げは「約4年半ぶりの金融引き締め」

一つ、金融政策から相場の転換には

タイムラグがあるケースが多い

ジョージ・ソロス

・国の実力を超えた通貨高は長くは

続かない1985年9月に巨額のドル売り

1ドル240円だったが1年後には150円

近辺まで下げた

・ソロスのボンド売り3条件

①経済実態

②需給状態

③政治要因

100億ドルの資金をボンド下落にかけた

イギリス中央銀行金利

10%→12%→15%と1日で2回上げたが

上がる気配はなく対ドルで20%の

下落となった

興味深いことにこの後イギリスの景気は

回復した

・経済の流れを考え抜いて読み切った

者が勝利し見誤った者が敗れる

「経済の本質を考え抜くこと」

 


エピローグ

株式投資で成功するための5原則

①損失と利益の比率の有利なものに投資する

明らかに有利なものに投資

②バリューを考え上昇余地の大きな株に投資する

好業績・低PERの株を損切りしても

損失率はせいぜい20%くらい

PER15倍を基準に10倍ぐらいまでは

割安と考える

利食いは割安水準の2倍(目標水準の1.3倍)

まで上げてもいい

③成長性を考える

年率3%、もしくは10%で3割程度の

利益成長ができそう

定性面と定量面で考える

–独自の強みがある

–売り上げ拡大の余地がある

–自分にとってわかりやすい

–業績がきれいに伸びている

売上高営業利益率が10%以上

ROEが10%以上

自己資本比率50%以上

–過去3年間25%の成長が続き

直近は40%に加速している

④安易な逆張りは避け何回かに分けて買う

「超優良銘柄が割安である(バフェット)」

「下降トレンドの銘柄は避け

上昇だけを狙う(オニール)」

会社の定性面についてよく理解し

将来に自信を持ち

十分魅力的な水準まで下がったら買う

具体的には「もう安値を更新しなくなったな」

と思ったら買う

3ヶ月以上できれば6ヶ月以上安値を

更新しなければ下降トレンドは終わったと

考えられる

「株価が下げ止まったか

上昇トレンドでまだ割安感が強くて

上昇余地が大きい」条件で買う

⑤1名柄の投入額は資金の20%まで

にしてダメなら速やかに損切りする

–予想外に業績が悪化

–その会社の強みが脅かされてきた

きちんと損切りできるには

–買いの理由を明確にする

–適正な金額で投資する

–他に良い候補株を持つ

損切りした資金でもっと良いと

思える株を買うと考える

 


●本書から得られた新しい知識

ジレットはP&Gに買収された

・ピーターリンチ銘柄

ダンキンドーナッツ 25倍

ウォルマート 1000倍

マクドナルド 400倍

ホームデポ 260倍

ボディーショップ 70倍

サービスコーポレーション(葬儀) 40倍

GAP 25倍

 


▼用語

ペーパーカンパニー

実質は何もしていないのに手数料やら

経営指導料やら払うというような操作

をし投資家のために使うべき利益を

減らしてしまう会社

▼式

・収益面から見た株価=一株益×妥当PER

・資産面から見た株の価値=一株純資産

・売上高営業率=営業利益×売上高

・会社の価値=経営資源×経営者

▼サービス

日経テレコン21

▼書籍(自分が未所有のもの)

・賢人たちの投資モデル

・バフェットの株式ポートフォリオを読み解く

・オニールの相場師養成講座

・実務家ケインズ

・相場師一代

・ツバイク、ウォール街を行く

ジョージ・ソロス

・ソロス

 


●本書に出てくる格言

・投資の成果は、どれだけリスクを

取ったかではなくて、どれだけ手間

をかけて調べたかによって決まる

ベンジャミン・グレアム

・大学は難しくて、しかも役に立たない

ことを教えているんだ、ビジネス

スクールは単純明快な行動より

複雑な行動の方を高く評価するけど

実際は単純明快な行動の方が有効だね

・10兆円もらってもコカコーラを

倒す会社は作れない

ーウォレン・バフェットー

・バフェットは今回重大なミスをした

・道端にお金が落ちるまで待つ

私はただそこへ行き、それを拾い

上げるだけ

・ある国の実情を知るためには

国境線を渡るのが一番だ

・人生で25回しか投資しないつもりで

考えなさい

ージム・ロジャーズー

・高い運営能力を持っている外食や

小売チェーン店は全国展開により

20%のペースで10〜15年成長可能

・私が買おうとする株は

まさに伝統的なファンドマネージャー

避けようとする株なのだ

別の言葉で言うと私はなるべく

マチュアのように考えようと

努力してきた

・アマチュアが失敗するのは

プロの真似をしようと後追いする

時だけ

ーピーター・リンチー

まだ上昇中の銘柄を何度も売ってきた

おかげで私は財産を失わずにすんだ

ーバーナード・バルクー

決して底では買わず、早めに

売ってしまうことだ

ーネーサン・ロスチャイルド

私の投資の成功は個別株の

選択能力にあった

ケインズ

 


●本書で得られた気づき

・人を陥れてまでして儲ける事は

論外だし、できれば社会的な意義を

考えながら投資するべきだ

・今だったらZOOM株とか

GOLDとかになるんだろうな

と思って読み進めた

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

勉強会で本書の内容に従って

銘柄選択をやってみる

 

 

■2030年富の未来図 を読んで

 

富の未来図

富の未来図

 

 

書名:2030年富の未来図

著者:べ・ドンチョル/チェ・ユンシク

 


●本書を読んだきっかけ

2011年出版の本書が正確に2030年を

予想しているか検証するため

 


●読者の想定

今後、危機をどう乗り越えていくか

本書の「自分の分野を見つける7つの方法」

は役に立つと思う

 


●本書の説明

プロローグ

・今後20年で金融危機が5回起こる

 


第1章 富の歴史と富の未来

・「富の効果」が終わりを告げ

「所得効果」への転換の時代になる

・これからは「時間と空間」が猛烈な

スピードで圧縮される

・現代は「所有の消費」から

「アクセスの消費」へ移行している

・次の金融危機は衝撃と範囲が

「2008年の金融危機」よりさらに大きい

・世界は「借金中毒経済システム」から

抜け出ることができない

・この20年で「最低5回」の多様な金融危機

が反復的に押し寄せる

 


第2章 金融の未来図、世界の未来図

・新技術と新産業のバブルは「3〜4回」起こる

アメリカは傷ついてもなお「潜在力」

が残っている

・中国、日本、ロシア、EUアメリ

の「群雄割拠状態」が始まった

・「バックス・アジア」の時代が来る

・「遠く(未来)を見る者」のみが勝利する

・未来の準備を始めよう

・準備をすれば富を獲得できる

 


第3章 新しい「富の管理システム」の作り方

・どこに投資しても「簡単に儲けられる時代」

は終わった

・これからは「資産を失わない」

戦略が重要

・「ローリスクの投資」によって

資産を管理しつつ安全に増やそう

・投資の成功は「不確実性を減らす技術」

にかかっている

・自ら主導して「没頭する時間」を

作ろう

・これからは「ハブとなる空間」

のみが富を創出する

 


第4章 未来の富を手に入れる方法

・過去の成功方程式は捨てよう

・「終身雇用」は確実に終わりを

告げたと知ろう

・会社の寿命は15〜20年になった

・約15000年前、富と成功の

条件は「土地の所有能力」であった

・18世紀、富と成功の条件は

「ロボットをどれだけ活用できるか」

であった

・20世紀、富と成功の条件は

「どれだけ接続できるか」となった

 


第5章 2030年の宝の地図

・未来のパラダイムは「後期情報化社会」

「幻想社会」「冷静社会」の3つ

・「ストーリー」の力を活用して

伝える事がより重要になる

・企業は「商品を売る」より

「消費者の夢と価値の実現」を

意識するべき

・新しい産業は「代替エネルギー」より

「エネルギー節約」にある

・「石油」より「水」の動きに注目

2035年には「平均寿命100歳」になる

 


第6章 未来で必要とされる人材

・既存の情報をより効果的に扱う

「情報価値連鎖」を作り上げる

・ある分野を「職人レベル」の域

まで向上させた人だけが生活を

保証される

・継続的な知識生産能力が

必須条件となる

・有益であれば「昨日の敵が今日の友」

となる時代となる

・失敗の方式は「すべての人を喜ばせよう」

と努力する事

・避ける事ができないなら楽しむという

気持ちを持つ

 


第7章 富の能力を準備せよ

・大切な判断は「直感」で決まっている

・「創造力」と「想像力」は

自分で鍛えられるものである

・アジアは「富の創出システムの恩恵」

を受ける

・アジアは「人口分布」において

世界の中心舞台となる

・アジアは「相互作用のスピード」により

富の空間に変貌する

・多くにメリットを持つ「仮想企業」

が現れる

・「富の未来図」を自分自身で見てみよう

 


エピローグ

生きた魂を持つ金持ちになりなさい

 


●本書から得られた新しい知識

▼自分に問いかける質問

・自分のやってる仕事は5〜10年後

どうなるか

・ロボットが大量生産されると

自分の仕事は無くならないだろうか

VRが実現されたら自分の商品や

職業領域はどのような変化が起こるか

・未来は一生懸命やれば成功を

保証してくれるだろうか

・水が不足すれば、どのような産業が

栄えどのような産業が衰退するか

ユビキタス社会で最大の恩恵を受ける

のはこの企業か

・電気自動車が商用化されれば

どのような会社がなくなるか

・自分の会社は10年後も存在しているか

・現在企画の商品は未来でも売れるか

・未来の職業形態はどう変化するか

・未来の富はどこでどの様に

誰によって形成されるか

・自分は未来の富を掴み取る事が

できるだろうか

・数万人の赤ちゃんが両親の望み

どうりの遺伝子で生まれるならばどうか

・未来の自分の家庭にどのような

事が起こるか

・未来の自分の子供達はどのような

姿で生きることになるか

・生命工学が疲労や眠りを減らす

事を見つけ出したらどうなるか

・自分は歳をとってどのような

姿で生きるのか

・老後の保証はどうなるか

未来にどう備えるか

・自分はどのような仕事をして

どのような選択をすれば価値ある

未来を作り出す事に寄与できるか

▼自分の分野を見つける7つの方法

①関心のある分野の専門家に会って

専門家になる近道に関する助言を聞く

②関心分野と関係する分野の2〜3の

団体に入り定期的に学会、セミナー

定期会に参加

③関心分野のベストセラー本3〜4冊

読んで1ページに要約

④関心分野を直接的に扱った

放送記録を探して1ページに要約

⑤周りにいる人を対象にしたり

広告を出したりして1〜3時間

セミナーを開く、場所はカフェ

などでもよい

⑥関心事に関する寄稿をする

1回実行すれば寄稿家という

タイトルが載せられる

⑦短期間で専門分野に精通できたら

1万時間投資して真の専門家になる

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

金融危機の回数20年で5回ぐらいと

予想しているが本当にそうなるかも

と思ってしまった

自分自身に価値を付けれるように

専門性を強化する

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

組合せで専門家として第一人者になる

マーケティング&投資

マーケティング&セールス

など自分と相性の良い組み合わせを

徹底的に学習する

 

富の未来図

富の未来図

 

 

■レコーディング貯蓄術 を読んで

 

レコーディング貯蓄術

レコーディング貯蓄術

 

 

書名:レコーディング貯蓄術

著者:節約でお金持ちになるブロガーの会

 


●本書を読んだきっかけ

以前、読み込んで節約に役立てた

貯蓄のノウハウ以外にも副業の

話も少し書いてある

 


●読者の想定

投資以前の節約・貯蓄の段階に

ある人には有益な情報だと思う

また、節約癖のない人がお金を

手にしたら破滅への速度が早まる

ということもあるので

読んでみて損はないと思う

 


●本書の説明

はじめに

貯蓄への第一歩がレコーディングである

(収支を記録する事)

レコーディングを長続きさせられない事が

貯蓄失敗の最大の原因になっている

 


第1章 プラニング編

・今70歳の人は払い込んだ年金の

4.5倍受け取るのに対して、今30歳

の人は払った年金の1.5倍しか

受け取れないと言われている

予算を立てるのに大切なのは

「月単位ではなく年間で予算を考える」

・4つの口座で会計管理するのがシステム貯蓄

①給与口座

②家賃口座

③光熱費口座

④貯蓄口座

毎月①に給与が振り込まれたら

②③に必要な金額を移す

4つの口座分けは「貯められない人」

にも効果がある

ティッシュの値段を計算すると

1枚0.3円、バケツの水は18リットル

4.3円なので、鼻をハンカチでかんで

バケツですすぐのは意味のないケチケチ

・単身者なら終身の保険は必要ないのでは?

家持ちでも終身は200万〜300万円

あとは掛け捨ての安い保険でカバー

支払う保険証は人によって違うが

独身なら月1万、子供がいても

月4万以内が目安

・資産を増やす仕組みを作るまでは

10〜20年はかかるもの。

グズグズしていると住宅ローンの

返済や子供の教育費などにお金が

かかる時期になってしまって

なかなか前に進めない、早いうちに

進めた人ほどラクになるはず

 


第2章 エントリー編

・コンビニには極力立ち寄らない

趣味はお金のかからないものに変更

学生時代やっていたバトミントンを

社会人サークルに入って再開

ダイビングには滅多に行かないように

した

 


第3章 初級編

・何かをガマンして節約に励むのではなく

節約するなら労力が少なく効果の大きいもの

=費用対効果の高いものに決め

日々研究を怠らない

・ポイント還元率5%の近隣ショッピング

モールカードと汎用の「P–oneカード」

を使用する

 


第4章 中級編

・食費は月づき、あらかじめ決めた額を

設定する、予算イコール現実の支出

レシートは保存しない

・全てを一つの財布でやりくりすると

どんぶり勘定になるので、袋分けする

無駄遣いの予防効果

・節電タップで主電源を切れば

電気代10%減に

・シャワーは使わず手桶

・4週ある月もあれば5週ある月もある

お勧めは10日単位で3等分して

食費をコントロールする

28日、31日の月もあるが、その場合

ざっくり3等分する

・冷蔵庫は冷気が回る様に適度に

空間を開け、省エネカーテン付ける

(100円ショップで入手する)

冷凍庫は凍ったもの

同士で冷やし合う仕組みだから

ぎっしり詰め込んだ方がいい

・1合を5回炊くより5合を1回炊く

保温ん昨日は使わず冷凍保存で

2週間は保存できる

・口座のお金にすぐ手をつける

癖をなくす、何があっても絶対

卸さない覚悟の口座を作る

・ものに手を伸ばしかけたその瞬間

自分に「おい、それ本当に必要か?」

と自問する癖をつける

・「収入ー支出=貯蓄」から

「収入ー貯蓄=支出」へと意識を

変える

・リボ払いの金利は13%〜15%

月々の支払いは数千円で済むかもしれないが

結局は高い買い物をしている

リボ払いの選択肢は捨て給料日を

楽しい気持ちで迎える

 


第5章 上級編

・会計簿付けの流れ

①買い物をしたらレシートをもらう

ない場合は携帯のメモ機能

②3日に一度ノートに記帳

③週一回、メモ内容をパソコンに入力

・◯△×法

◯=必要な支出

△=準必要な支出

×=不必要な支出

・相対比較法

一般的に公開されている家計簿と

自分の家計簿を比較する

自分の年齢や世帯人数が同じデータ

で比較する

・ライフプランは思うだけでなく

書き出して明確にしておく

 


第6章 応用編

・給料日にする2つのこと

①絶対に必要な家賃や光熱費など

固定費部分は予算額を引落口座に

いれる、年払いなどの積立てをする

お金も特別支出用貯蓄の口座に入れる

②残った金額=生活費を「5週+予備費

に均等割りして分けておく

パーッと散財する人は是非

・P128 費目バランス表

・貯蓄目標を立てる

–いつまでに・・・2013年

–誰が・・・自分

–何のために・・・車検

–いくら・・・15万

 


第7章 ゴールイン編

・1ヶ月の生活費41600円

税金・年金諸経費年間50万

年予算100万

一見不可能に見える予算も常人に

可能である

–照明は自分似る部屋以外つけない

–テレビは見ない

–趣味は自転車、温泉巡り

–毎日の出納はスケジュール帳に書く

・お金を貯めるにもエンタティーメント性

がないと続かない、何か数字を

追い求める様な工夫をする

 


第8章 家計簿研究編

・家計簿を今、つけていると回答した人は

全体の34%、そのうち15.9%が

不況で収入が減り家計が切迫しているなか

家計簿派は確実に増加している

(2009年楽天リサーチ)

・P158–159 アナログ家計簿

デジタル家計簿比較表

・無料の家計簿はサイトが閉鎖されると

データは消えるセキュリティーの問題も

ありリスクを覚悟した上で利用する

・家計簿を続けるコツ

①目標を立てる

②1ヶ月続けてみる

③家計簿で選ぶ

・MoneyLook3 with Yahoo! Japan使い方

P174〜180(現在はMoneyLook SBI)

 


第9章 節約編

・ニコニコレンタカーは12時間借りて

2525円(マーチクラス)

・定期的に少しだけ車を利用したいのなら

カーシェアリング

オリックスカーシェアリング「プチレンタ」

・ガソリンの重量

最大37リットルの車を満タンにすれば

ガソリンの比重0.75なので28Kgになる

給油は半分で走行すると燃費が良い

これで特に困ることはない

・交通費を浮かせる3つの方法

①徒歩や自転車を取り入れる

②定期券をまとめて半分購入する

③バス申請をしてその分を浮かす

通勤費の節約はリスクの大きさと

中合わせ社内規則で禁止されてる場合

失うものが大きすぎる

・通信費の節約

古い情報なので大部分を割愛

–支払い方法に「eリビング」などが

ある。

スカイプで電話代は一切無料

–宅配便は取扱店に持ち込む

住信SBIネット銀行は預かり資産に

関係なく月3回まで無料

・保険料の節約

健康のお守り

「PCAメディスマート」

安さだけなら「PCAメディスマート」

掛捨ての「都民共済

医療保険と死亡保証のセットであり

値頃感がある

「1年積み立て保健(損保ジャパン)」

は保険選びの手間を惜しまない人向け

・食事代の節約

①空腹時に買い物に行かない

②買い物の回数を抑える

アイワイカードを使えば利用金額

200円につき1ポイント貯まる

・電気代の節約

石油とガスと電気では

1:2:5の比率で石油ファンヒーター

一番省エネです

窓にプチプチを貼ってカーテンは

厚手のものにする

・ガス代

風呂の温度1度下げる

シャワーを止める

・水道代の節約

家の中でもっとも水を使う場所

それはトイレである

「大」「小」のレバーを正しく

使い分ける

 


第10章 副収入編

・代表的な方法は次の7つ

①ポイントサイト

②アンケート

③モニター

④覆面調査

アフェリエイト

⑥古本のネット販売

⑦ネットオークションへの出店

下に行くほど手間がかかりノウハウが

必要になる

・フリーメールとネット口座を

開設する

・行政モニターや放送モニター

にも注意する

・覆面調査はお金以外の何かを

目的にした方が続く

詐欺も多いので十分注意する

・ネットオークションを小遣い

稼ぎに使っている人は多いが

ガッツリ稼いでる人は情熱の

傾け具合が違う

・結婚式の代理参加アルバイト

1回の出席で5000円程度

・交通量調査員の時給は1200円

安愚楽牧場のオーナー制度

黒毛和牛のオーナーになって

牧場に買い取ってもらう

「まきば若葉コース」は

飼育委託契約金30万円

契約期間2年で子牛予定売却益

9000円×2回(年1回)年利3%

契約時にはあぐら黒毛和牛の

焼肉セット600gがプレゼント

他にも「新まきばAコース」

「新まきばCコース」などがある

・個人向け社債

平均年利2%台であるが

劣後歳(元本及び支払い順位の低い社債

であり発行企業が破綻すれば

元本は戻ってこない

 


●本書から得られた新しい知識

・費目バランス表

住居費(25%)

貯蓄(12%)

保険料(4%)

食費(12%)

水道光熱費(4%)

日用品費(2%)

医療費(2%)

通信費(6%)

車費(4%)

子供費用(10%)

レジャー費(4%)

小遣い費(10%)

予備費(5%)

▼節約アイテム

・P–oneカード

年会費無料、利用代金の1%割引

ポイントもついてトータル還元率1.3%

・Jizile(DCカード

年会費永年無料、最高1000万補償の

海外旅行保険付き

Microsoft  money

会計簿ソフト

・MoneyLook SBI

https://www.moneylook.jp

口座管理ソフト

・ニコニコレンタカー

https://www.2525r.com

オリックスカーシェア

https://www.orix-carshare.com

・ライドシェア「のってこ!」

https://notteco.jp

・タクトモ(相乗りタクシー)

https://takutomo.com

・ガソリン代を安くするカード

「EN EOカード」

「出光カードまいどプラス」

▼副収入編

・ポイントサイト

GetMoney!

ちょびリッチ

フルーツメール

・腹面調査

ファンくる

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

世界の大富豪が質素な暮らしを

していることを考えれば

贅沢は敵だと思う

タワマンや高級スポーツカーに乗って

ロレックスつけている人が

金持ちだと勘違いしている人は

一度、世界10位に入る様な富裕層が

どんな生活をしているかチェック

した方がいいだろう

↓チェック

https://youtu.be/wztOrSjNKfg

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

P128の費目バランスはエクセルに

打ち込んで実施してみる価値はある

自分が身の丈以上にお金を使って

いないかのチェックにもなる

 

レコーディング貯蓄術

レコーディング貯蓄術

 

 

■1口30万円からエンジェル投資家になって億を築く! を読んで

 

 

書名:1口30万円からエンジェル投資家になって億を築く!

著者:増田裕介

 


●本書を読んだきっかけ

完璧に八重洲ブックセンター

ディスプレーの巧さに

まんまと引っ掛かり購入してしまった

でも、後悔するどころか良い情報

が満載であった

 


●読者の想定

エンジェル投資に興味がある投資家

資金調達が必要なスタートアップ

企業の経営者

貯金が300万以上あるか、投資仲間

から資金が集めれる人

 


●本書の説明

はじめに

「えっ?たった3年で」

「そんな方法が本当にあるの?」

本書の方法を実践すれば3年後には

今まで以上に多くの資産を築けて

いるかもしれません。

老後資金2000万円問題はなぜ起こった

のでしょう?

①平均寿命がどんどん延び人生100年時代に突入

②終身雇用制度が終焉を迎え、退職金も減少傾向

今までの貯蓄ベースでは賄えない

恐れが出てきた

百発百中とまでは行かないまでも

宝くじなんかより高確率で、ハイリターン

なエンジェル投資の世界を解説して

いきましょう

 


プロローグ そもそもエンジェル投資家とは何か?

・エンジェル投資の本場はアメリ

アメリカでは数百万の出資が数百億円

になるという事例もある

ロト6は10万分の1で当たる計算だが

そういう意味ではエンジェル投資は

ローリスクハイリターン

IPOかM&Aエグジットが決まるまで

配当も入ってこないので年に一度の

決算報告書が届くまで忘れている会社も

あるぐらい

「飲んで寝て忘れる」が基本である

・2章を読めば30社に1社が投資に的確

・経営者とは名刺交換だけでなくSNS

繋がっておく

・エンジェル投資家になるため

「人づきあいの能力」が挙げられる

・良いと思うことを少しでも行動

しないと何も変わらない結末を

何度も見ている、計画を作るよりも

まずはすぐに行動する。

・少ない資金で数億円を稼ぐためには

エンジェル投資が一番効果的

・VCは一つの投資に数千万から

数億円を出資する

・ここ3年はアーリーステージに出資する

会社が少なくなりつつあり

ベンチャー企業にお金が集まりにくい

・エンジェル投資がそんなに高額

にならないのは企業が一番辛い

死の谷の時点で投資しているから

起業家に感謝される。

 


第0章 エンジェル投資を始める前に

知っておくべき基礎知識

・投資した会社が上手くいっていない場合

資金は返金させる事はできない

エンジェル投資は出資であり

融資とは異なる

出資と融資の違いは

「返さなければいけないお金なのか

そうではないのか」

・エンジェル投資かは個人であり

ベンチャーキャピタルは投資会社

ベンチャーキャピタルから出資を

受けた場合厳しい審査を乗り越えた

証であり、エグジットの可能性は

高まったと言える

クラウドファンディングは支援者が

金銭的なリターンを得られる

「投資型」と金銭以外の物やサービス

を受け取れる「非投資型」がある

日本で流行っているのは「非投資型」

 


第1章 エンジェル投資でどれだけ

儲けられるのか

・エンジェル投資は利率にすれば

2000%から当たれば30000%

になる事もある

①M&Aエグジットを選択

つまり、最初のバリュエーション

3000万円から6億円でバイアウト

したとすると資金が20倍に増えた

事になる

IPOした場合

300億円としたら最初のバリュエーションが

6000万だとすると5万%

30万円が1億5000万になる

ベンチャーキャピタル

エンジェル投資と異なり投資先の

会社のバリュエーションが

それなりに高い時に出資します

・不動産投資はやり方によっては

確実に利益が出せる投資手法だが

業者の言いなりになると確実に

失敗する。

一棟買い投資は資金があるなら

固い投資である、狭小マンション

などの登場により都内でも新築で

利回り6〜7%の商品も出てきた

 


第2章 失敗しない投資先の見分け方

[7つのルール]

1.ビジネスアイデアは二の次

ビジネスアイデアに投資するのではなく

「人」に投資する、酒の席で人に迷惑

かけたりは論外で、気遣いのしかた

でどんな人かわかる

「エンジェル投資成功の第一歩は

ビジネスモデルよりも人で判断する」

2.コストコトロールを重視する

大風呂敷を広げた資本政策は

全く信じるに値しない

コストコトロール」会社の

1年の費用がどのくらいか正確に

把握する。

いつ何にお金が必要かを正確に理解し

投資されたお金を決まった期日

まで正しく使えるかどうか

コストコトロール

100社に1社程度しかできていない

のでできている会社を見つけたら

迷うわず投資すべき

3.出資メンバーの重要性

他の出資者を確認し、今までに

出資をして成功している方や

プロの投資家の方が出資している

会社を選ぶ

4.PRできるかどうか

人は知らないものは買わない

PRをして認知を得た商品は

爆発的に売れる

5.CFOと資本の重要性

CFOの力量次第でベンチャー企業

命とも言える資金調達の成否が決まる

投資先のビジネスとシナジーが効く

企業が投資してくれれていれば

アライアンスを組んで売上げに貢献して

くれるかもしれない

CVCが出資を決めてからM&Aされる

までの期間は早くて8ヶ月、遅くて

2年以内

上手くいかないのはCVCが先に利益

を確保しようとした場合

自分の出資先の会社がCVCからの

出資を考えている場合、エンジェル

投資家は出資先の社長にきちんと

デメリットを把握できているか

確認する

6.投資する業界を絞る

今ならAIを用いたビジネスか

VRビジネスが考えられる

例)AIを使って苦手なところを

手厚く指導する教育システムなど

7.バリュエーションに注目する

バリュエーションは会社の価値で

今その会社を売るとどれだけの

値段がつくか

まだ何者でもなくても期待度が

上がれば会社のバリュエーションは

上がる経営チームをチェックする

事は投資判断に有効

バリュエーションが上がる会社は

自社のホームページに第三者

配信した記事やテレビに取り上げられた

映像などがずらずらと上がる

・建設業はPER約13、不動産PER約15

サービス業は約35、医療品は約37

業種により差がある

【番外編】プロも実践!エグジットの

成功確率を上げる4つの分析方法

①市場分析

②海外進出

抹茶、ほうじ茶は世界中で人気

何んらかのアイデアが足された

商品であれば狙い目

③競合と戦略

学習塾は成績を上げるのが目的

だが、そこにコミットしている

会社はほとんどない

成城石井は「大手スーパーを見て

そこにない商品を揃えた」

④商品価格

【番外編】上場(ホームラン)の確率を

上げるビジネス分析

・高い顧客生涯価値を生むビジネスが

必要となる

人工知能、ロボット、IoT、AR

ヘルスケアIT、フィンテック

などの業種に最近のトレンドの

ビジネスモデルを組み合わせた

ビジネスが狙い目

①サブスクリモデル

②タイムマシンモデル

海外のイケてるビジネスモデルが

浸透するまで2〜3年の時差がある

海外のビジネスモデルを現地に

合わせてブラシュアップ

③CtoCモデル

インターネットやSNSを利用する

デメリットはそのサイトに信頼性

がないと使われにくい

 


第3章 エンジェル投資先の見つけ方

・ネットで「スタートアップセミナー」

と検索すれば、いくつかのセミナー

が上がってくるのでセミナーに参加

めぼしい企業の経営者と話してみる

証券会社もセミナーを実施しており

狙い目はIPOセミナー

または、インキュベーターのイベント

もある

・エンジェル投資家はたいてい

FacebookTwitterを利用している

「エンジェル投資家」で検索

60歳以上の方はボランティア

フェーズに入っている色々と

人に教えてくれる事が多い

・エンジェル投資サイト利用

スタートアップリスト、クラウドエンジェル

エンジェルファンドなどが

無料登録できる。

「いかしあい隊」「経営者倶楽部」「EOJapan」

などの交流会や会員制クラブに

登録する。

2014年に六本木で会員制の

レストラン移転(読者ページから)

・シェアオフィス連携

WeWorkなどが有名

エンジェル投資家とシェアオフィス

の提携は今後ブームになる予感

・学生団体

・投資仲間を作る

仲間同士で情報を共有

出来レースと思えるような

案件にも遭遇する事もある

・株主名簿の利用

あなたが出資した会社の

あなた以外に出資した人

「一緒に投資している投資先に

ついて色々とお話しできれば

と思い連絡しました」

メールで約束を取り付けたら

「どんな会社に投資しているのか」

「なぜその会社に投資したのか」

「最近はどんな分野に興味があるのか?

それはなぜか?」

 


第4章 戦略的エンジェル投資

・エンジェル投資は自分で株を

売買できない利益が確定するのは

投資先がバイアウトかIPOする

かのどちらか

IPOの場合全てが順調に進めば

最短3年でエグジットできますが

たいていは4〜6年かけて上場

するのが一般的です

勝率は1勝9敗か2勝8敗程度

に落ち着きます

①1年以内に倒産するのが

7〜8社たいていは死の谷が越えられない

②2〜3年以内にバイアウトする会社が

1〜2社です、この場合10社に投資

した分が戻って来る

③4〜6年でIPOする会社が

20社に1社出て来る

おめでとうございます㊗️

ホームランです。

・エンジェル投資の場合、最適な

投資数は10社程度がお勧め

1年ごと数社ずつ投資する戦略

でも大丈夫です。

IPOを目指す会社は

「THE・ど・ベンチャー企業

という感じです。

会社を高くバイアウトするには

「利益を上げる事」「のれん代

を上げる事が重要

・10社に投資するとしたら

7社はバイアウト型、3社はIPO

に投資するなどバイアウト側を

集めに手堅くいくのが正解

コンサルタントが基本的にやる事

①会社の知名度を上げるPR活動

②アライアンス、コラボする会社

を見つけて契約

③資金調達の斡旋

④バイアウト型は買収したい会社の

候補も選定

・投資した会社が連絡して来るのは

年に一度の決算報告

「月次報告書」「株主総会

・エンジェル投資家には

もともと経営者として実績のある

方も多い

・エンジェル投資家は経営者では

ないのでほどほどに関与する

 


第5章 エンジェル投資の実務とは

1.投資実施日

調達期間の計画を確認

2.検討のスピード

誠実な対応を心がける

3.エンジェル税制

エンジェル税制に対応している

会社かどうか確認

10名に1000万を投資して

もらう場合、彼らの総所得の

40%か1000万円までが

控除対象になる

4.契約書の締結

自分の目で確認する

ベンチャーキャピタル投資の場合は

普通株式ではなく優先株式

なっている場合もある

募集株式の総数引き受け契約書

株主記載事項証明書(株主名簿)

5.資金振込

6.裏技

どうしても投資したい会社は

エンゼル投資家仲間で協力する

合同回スヤを作るにしても

その契約書はきちんと巻く

必要がある。

 


第6章 エグジット後の戦略構築

・エンゼル投資家の税金は

株にかかる税金と同じ譲渡課税

所得税15.315%、住民税5%

利益に対して約20%かかる

・豪邸や高級車や時計は

資産ではなく負債と判断する事が

ほとんど

・月とか年単位では強いお金では

なく自分が死ぬまでにいくら

必要かをシビアに考えて把握して

おく

・素人にでもできる投資として

債券投資がある、しかし5000万

位からやらないと旨味がない

投資期間は3年程度を選べば安心

プライベートバンクなら金利

6%(税別)のところもある

2億5000万預けて月100万を

手にする計算である

プライベートバンクのメリット

金利と手数料

②長期的なつきあい

経営者のマッチング、節税対策

不動産の紹介など

③教育支援

御子息のサマースクール紹介

進学・留学先の紹介

プライベートバンクのデメリット

①結局は担当者次第

②リスクある運用

・個人ファイナンスの戦略構築

お金を持つと親戚が増える

「お金を貸してくれ」と訴えて

くる輩の次に多いのは証券会社

ヘッジファンドなど

著者が運用しているのは

新興市場への投資

推しはイスラエル

FX月利5%元本保証は怪しい

月利3%がずっと続くファンドは

あり得ない

②ラストファイナンス

富裕層の中でも人脈と信頼のある

一部の方にくるベンチャー企業

最後のファイナンス時に出資する

(1)シードアーリー

(2)シリーズA

事業が成長段階

(3)シリーズB、シリーズC

事業が黒字化経営

–紹介されるには

友人の投資家、PBとか

大手証券会社かVCの担当者

ソーシャルレンディング

お金を借りたい会社と、お金を

運用して増やしたい投資家を

マッチングするサービス

今は投資しないでウォッチする

④ファクタリング

企業から売掛債権を買い取り

売掛債権の管理や回収を行う

金融サービス

今、一番熱いと飛びつく人もいるが

ファクタリング会社を見極める

必要がある

「レセプト債投資」がお勧め

・経済ショックとエンジェル投資の関係

リーマンショックから株価が戻るまで

4年半もかかった

この状況ではエンジェル投資を

するのはピンチをチャンスに

変える時と考えている

今の時期だからこそ積極的に

エンジェル投資をしたい

 


エンジェル投資と日本の未来

・今の状況においても国家公務員

の給与は6年連続で上がっている

「貯金の使い途をどうしよう?」

と考えた時、エンジェル投資を

するのが一般的になれば日本の

抱える諸問題の解決の一助となる

と考える

 


【巻末資料】

①投資契約書

②募集株式の総数引受契約書

③投資契約書(三者間)

金融庁の金融レポート引用

 


●本書から得られた新しい知識

・日本の平均年収400万

毎月手取り20万〜30万+ボーナス

・日本の赤字会社の割合は7割

・この世で一番訴えられているのは

テレビ局だという噂もある

トヨタは1年間利益を産まなくても

従業員全員を雇用できる

・PER×当期純利益=バリュエーション(時価総額

・会社の価値

会社の利益×5年+会社の資産

三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券

は数千万から口座が開け

クレディースイス銀行は10億以上

ないと口座が開けない

・日本では販売手数料と信託手数料が

アメリカの5.4倍かかる収益率も

日本はマイナス(投資信託

・Signia:イスラエルのサイバー

セキュリティー会社スタートアップ

▼用語

・ホームラン:会社が上場した

・ヒット:M&Aエグジット、通称

バイアウト、約1年半〜2年でバイアウト

するパターンも増えている

・アーリーステージ:起業して

1〜2年後の会社のこと、出資額は

1000万〜3000万、次の投資グランド

は5000万から数億円ぐらい

・プレシード・シード段階:

最初の出資金を使い果たし次の

出資を募ること

死の谷:資金がない状況を

ビジネス界ではこう呼ぶ

・CVC:会社内で作られたファンド

鍵は内部保留にあり参入しやすい

ファンドビジネスに手を出す

インキュベーター:起業家を

支援する事業者のこと

・エンジェル税制:投資家が

ベンチャー企業に投資した際

税金を優遇する制度

優先株式:配当が出た場合

優先株式の株主に配当が行き

残りを普通株式の株主で分ける

・レセプト債投資:診療報酬請求の

手続きに時間がかかり、すぐに

現金が欲しい場合、医療機関

診療報酬を受け取る権利を

ファクタリング会社やファンドに

売却し、それを証券化したもの

今は「実際に患者が医療行為を

受けた後のレセプトだけを債券

にする」

▼サイト

・スタートアップリスト

https://www.startuplist.jp

クラウドエンジェル

https://cloudangel.jp

・エンジェルファンド

https://angel.biz-park.info

・いかしあい隊

http://www.ikashiai.com

・経営者倶楽部

https://firstvillage.co.jp/service/FVKC

・EO Japan(売上1億以上)

http://www.eojapan.org

・RichLab(著者のサイト)

http://riche-lab.jp

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

投資にも色んなバリエーションがある

まだまだ自分は勉強が足りない

と思った、お金を貸して欲しい人

お金を貸し出す余裕がある人の

間では様々なスキームがあり

多分、お金がどの様に使われるのか

世の中の役に立つ使われ方か?

と考える事が重要だと思う。

怪しげなスキームに引っかかっている

場合ではないな。

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

キャッシュ300万を準備できたなら

投資家とスタートアップ企業の

経営者の交流会に参加し

エンジェル投資家の会員制イベント

に参加する

 

 

■あえてあやしい儲け話をやってみた を読んで

 

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

  • 作者:藤原 久敏
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:あやしい儲け話をやってみた

著者:藤原久敏

 


●本書を読んだきっかけ

新発売で八重洲服センターに

ディスプレイされていた。

怪しい儲け話を色々書いて

あったので好奇心を持って購入

 


●読者の想定

怪しい儲け話を聞いたことがある

怪しい儲け話に引っかかったことがある

20代で給与等がまだ少ない

お金に困っていてワラにもすがりたい

結構、笑える話もあるので

ぜひ一読を

 


●本書の説明

まえがき

最近、コロナに立て付けマスク投資

の話があった

どこから仕入れて、どこに卸すのか

それについては全くに説明なし

手堅い投資と言うのなら自分でやれ

「投資すればマスクを卸値で譲って

もらえる」特典もついて

バリエーションは様々

マスクをなんとか手に入れたいと言う

思いから、このマスクを注文した

誰しもが、投資詐欺に引っかかる

可能性がある

 


CHAPTER1 旬のテーマには気をつけろ!

・「旬のネタ」は投資詐欺においては

絶好のネタである

ビットコイン太陽光発電投資は

始まった頃に買っておけば確かに

儲かった、しかし旬のネタは

その実態が未知数の場合が多い

言いたい放題ののところもある

投資詐欺において、そのほとんどに

旬のテーマが絡んでいる

ビットコインでは、かつてのような

爆発的な値上がりはもう期待できない

【仮想通貨】

・「近いうちに上場する仮想通貨が

あるんですよ」

仮想通貨は世界中に1000種類以上ある

そのほとんどは上場していない

取引実態はなく価値はほぼゼロ

この手の投資話のオチは、たいてい

「上場しない」ですので売ることは

不可能、投資資金はパー

「上場」に絡めたネタは投資詐欺の

定番

本当か嘘かわからない(調べようのない)

事を捲し立ててくる

「仮想通貨そのものが新しい仕組み

なので私も今回が初めてです、

だからこそ、まだ参加者が少ない

今こそチャンスなんです」

「本当のことはネットなどでは書かれて

いません本当の情報は人から人へと

伝わるものです」

と切り返してくる

純度100%の情報は、社会のルールを

決められるくらいの人間の間にしか

出回らないと思った方がいい

仮想通貨では「上場ネタ」が多い

ICOでは詐欺(持ち逃げ)が非常に多い

「仮想通貨のマイニング事業に

出資しませんか」も仮想通貨なら

ではのアプローチ

本当に儲かる話だとしても

「話題となったときはピークアウト」

【FX】

システムトレード(自動売買プログラム)」

が旬のテーマ、そのアピールで

よく使われるワードとしては

「超高速取引(HFT)」

超高速、超高性能AIと相まって

無敵感が半端ない、ほかには

「AI」「ビックデータ」「システムトレード

旬のキーワード2、3枚重ね

最近、聞いた話では「量子コンピューター」

開発段階のテクノロジーも出てきた

凄そうな旬のキーワードを

これ見よがしに脈絡もなく断片的に

散りばめてくる儲け話は要注意

・「元本割れはない」を暗に

匂わせる勧誘も多いが

投資において「絶対安全」はあり得ない

元本を割り込む事が「ゼロに近い」

と説明される場合もある

「元本割れしない」と言質を取って

みる

月ベースのリターンを示してくる

場合もある2〜3%が多い

利回り20〜30%など嘘臭いが

2〜3%なら、「それくらいなら・・・」

と感じる。

「FX運用をアドバイスしますよ」

と言う誘い言葉もある

入会金3万・月会費1万、スポット

情報料5万円など有料である

投資助言は違法ではないが

次のような方法の詐欺もある

できるだけ多くのメールアドレスに

「明日ドル高」「明日ドル安」と

送り事実が「ドル高」なら

命中したアドレスだけに

「明日ドル高」「明日ドル安」と

送信する。

これを5回繰り返すと

800→400→200→100→50→25人

25人にとっては5回連続で

的中させた業者ということになる

どんな人も狙い撃ちにされると弱い

いざ主観的な立場になると

「自分だけが特別に」といった

雑念も入る

・多くのスクールが乱立している

「教える」だけであれば特に免許

登録は不要なので参入ハードルは

低い。

「超簡単」「誰でも」「すぐに」

を謳っているところは危ない

「充実したカリキュラムで、しっかり

知識・技術を身につける」

「結果は努力次第」みたいな

フレーズがあると、なお良い

・著者は「究極のFX・至高のFX」という

情報商材を買った(1000円程度)

基本的な事項と、偉そうに上から

目線で「投資の心得」が20 ページ

ほど書かれていた

購入後、ウン十万のFXトレードシステム

の勧誘が相次いだことは言うまでもない

「捨てメール」で注文しないと大変

なことになった

排出権取引

排出権取引、CO2排出権取引

温室効果ガス排出権取引

単刀直入に旬なキーワードで切り込

んでくる。

「はあ」と様子を伺うと

彼らは「話、進めて良し」と判断する

まずは10万預けてと言うが

10万では済まない、これは

証拠金取引」であり非常に

ハイリスクな取引でもある

儲かるかどうかを尋ねると

「ただ、排出権の値上がりは

多くの方が予想されている」

「この取引によって地球温暖化

抑制につながり排出権を売った途上国

の援助にもなる」

と、いいことしてる感をたっぷり

出して国会答弁の如く微妙に論点を

ずらしてくる

こちらも論点をずらして手数料や

株式投資に比べての優位性など

で返してみる

・難しい専門用語を連発して

相手の思考能力を低下させる

・高齢者狙いの業者に対して

「自分で情報収集・分析できるので

アドバイスはいらない」

「すでにネット証券で超安価手数料

に慣れている」と返す

 


CHAPTER2 あなたに近づき不安を煽る投資案件には気をつけろ!

・投資セミナーに参加する人は

お金に不安があり、それを

なんとかしたいと思っている

場合が多いので「不安を植え付ける」

より「不安を増幅させる」話が効果的

そして

「不安を煽る⇨その解決策として

投資案件を勧めてくる」分かりやすい

2部構成である事がおおい

不安は裏を返せばそれは欲望である

「お金が不安だ(お金で苦労したくない)

→お金持ちになりたい」

例)日本の年金制度の説明で幕開け

そして、少子高齢化、年金支給年齢引上

スケジュールの資料を出し丁寧に

説明する。次に日本の借金は1000兆

ありGDPの2倍で世界最悪である

と言う事を知っていますかのノリ

で話す。(ここまでは事実)

(仮説)ついに「国家破綻」の

キーワードでトーンを上げる

ハイパーインフレ」が起こりうる

「自らの財産は自らで守らなければならない」

と訴えてくる。

仮説なので言いたい放題言える

言いたい放題の絶頂点は

「そんな混乱を機に中国が進行してくる」

不安がピークに達したところで

「では、我々は今、何をすべきでしょうか?」

と問いかけてくる。

セミナー前から答えは分かっている

セミナーのテーマは「最新の海外投資」

その運用手法は絶対リターンの追求

運用成果を担保するものは

まったくなく、資産保全も怪しい

お金の出入りは海外銀行経由で

資産の流れが調べられない

(実際、集めたお金をそのまま配当

に回す状態だった)

・ただただ「儲かりそう」「面白そう」

と何も身構えずに丸腰での状態で

参加してしまっていれば

会場の雰囲気に乗せられてしまう

セミナーの不安を煽る部分の

説明はよく練られていて勉強になる

下手な資産運用の講演行くより

面白いのである

【年金不安煽り詐欺】

「老後2000万円問題」がよく持ち

出される

「国は年金だけでは無理だと言っています」

「国は一人一人2000万円準備して

おきましょう、と言っています」

勝手に国の代弁してくれる

iDecoやつみたてNISAを勧めて

くる業者であれば、それは信頼・信用

してもよい

「家賃収入を将来の年金に」と

あり得ない都合の良い案件を

勧めてくる業者は詐欺紛い

詐欺でないにしても業者が

「売りたい商品」を提案してくる

・毎月分配ファンドや変額個人年金

かなりの手数料となる

・「非日常」を演出してくる詐欺の類は

「劇場型詐欺」と言い換えてもよい

【劇場型詐欺】

・社長が有名人と知り合い

著名人とのつながりをアピール

してくる。

パーティで著名人と2ショットを

撮ってもらい「この人と仲がいい」

と嘯く

「自分がよく知っているもの(人)」

を見ると安心する人の心理を狙う

・不安感に陥った人は何かにすがり

たくなる。

「考えるんではない。感じるんだ」

と言って投資をさせる強者もいる

我々が気をつけるべきは小粒なカリスマ

身近なカリスマです

「私が◯◯万円稼いだ方法教えます」

的な手法で勧誘してくる

派手なサングラスや衣装、スポーツカー

や腕時計。

世界中を自由に飛び回り時間と場所に

縛られずノートパソコン一つで

数億円を稼ぎだす

かつては貧乏だったが、とある

メンターと出会って人生が一変

そのキャラクターやストーリーが

ハマった人にしてみれば

立派なカリスマです

今や誰でもカリスマになれる時代

しかし、それは多くの場合

「そのときに(限られた状況で)成功した」

運用法に過ぎない

このての詐欺は昔からずっとある

と言うことは、それだけ多くの人が

騙され続けている

・社会的地位のある人も騙される

「自分だからこそ一般には絶対に

出回らない話が巡ってきた」と

優越感をくすぐられ警戒心が緩む

・不安で頭をいっぱいにさせる

ので相手の土俵を見抜き絶対に

相手の土俵に上がらない

 


CHAPTER3 ビジネス系投資には気をつけろ!

【福利厚生サービス会員】

「生き残るのは強いものではなく

変化できるものなのですよ」

「最近、現状に満足していますか」

的な発言を繰り返してくる

話が一区切りつくと

「福利厚生サービスの会員パンフレット」

が取り出され

「是非とも特別な会員になっていただき

一緒にビジネスをやりましょう」

「この福利厚生サービスの良さを

伝える仕事」

「福利厚生サービスを通じて世の中を

よくする使命」

投資詐欺ではなかったが

強引な勧誘、誤解を招く勧誘

ややこしい報酬システムを勘違いして

受け取れる報酬が想定外に少なかった

人がわんさかいた

ネットワークビジネス

ビジネス系投資は「ただお金を出すだけでなく

自らも働いて、その成果として報酬を得る

というもの」実績によっては

年収数千万クラスの莫大な収益が

期待でき、また名誉・やりがいといった

自己肯定感も得られることから

「意識高い系の若者」にウケけが良い

ビジネス系投資の多くはネットワーク

ビジネス的な要素がある

ネットワークビジネスそのものは合法

である。

気を付けるべきは勧誘してくる人

そのものである。

あなたを利用しようと食い物にしようと

踏み台にしようとしてくる人もいる

報酬システムは複雑なカードゲームの

ルールを聞かされて

「会員となって月額4000円程度の掛金

を払えば、なんと年収6000万円も

夢ではない」とドヤ顔で語る

下克上が可能であると切れ味鋭い

キーワードで攻めてくる

実際、年収6000万は理論上可能な数値

・ビジネス系投資常套句

「一緒に頑張りましょう」

「ウィンウィンの関係になりましょう」

これらは危険な言葉で

仲間であると警戒心を緩めさせ

うまく利用してやろうとの魂胆が

見え隠れする(20代が多い)

特に「ウィンウィン」を強調してくる

人には警戒する、会員ランクで

最下層の人である場合が多く

そのビジネスを始めたばかりの人

だったりする。

自分が対して成功していないのに

いや、成功していないからこそ

そうやって相手をうまく利用して

やろうとする輩は少なくない

・居酒屋で「これ美味しいんだ是非

食べてほしいな」と、さも

「相手のために」を強調して

(割り勘会計で)勝手に注文する

人は要注意

【健康食品販売ビジネス】

・「共に成功しましょう!」的な

雰囲気がかなり強い

数千人規模の会場で人気アイドルの

コンサートかのような演出

年収数千万を達成した成功者の

スピーチに大盛り上がり

世界平和といった壮大なスケールを

語る代表者(もはや教祖?)の講演に

涙する参加者。

報酬システムの話は精神論おおし

「成功」「夢実現」と言った

言葉をとってつけたかのように

使ってきて稚拙な感じ。

最後に参加者全員で手をつないで

円陣を組んで「我々はお金持ちだ」

と言わされる

そんな「参加型」「一体型」の

イベントも少なくない

・小規模で事業歴が浅くセミナーが

稚拙なところほど詐欺の可能性は

高い

・勧誘をしてくる人、その人自身が

よく分かっていない

「自分もよく分かっていない」と

罪の意識は低い

以前に詐欺案件を誘っていながら

自分も被害者と言わんばかりに

仲間意識を醸し出してきます

ある意味、騙してやろうと近づいて

くる人よりも性質が悪い

・「特許をとっている」「学会でも発表された」

「とにかく凄いんです」の一点張り

の勧誘もある

ネズミ講

ネットワークビジネスそのものは合法

だがマルチ商法とも呼ばれるが

特定商取引法において「連鎖販売取引

と規定されている

日本アムウェイミキプルーン三基商事

ノエビアが有名である

ネットワークビジネスは勧誘する人に

問題がある場合が多い

ネットワークビジネスとは似て非なる

仕組みで騙そうとするもの

それが「ネズミ講(マルチまがい商法)」

と呼ばれるものである

ネットワークビジネスとの違いは

「実際に扱っている商品があるのか、

ないのか」につきる

騙す側は分かっているので

ある程度組織が膨らんだところで

計画的に逃げる

・怪しいと思う投資の勧誘アンケート

–美容院でプロテインの販売ビジネス勧誘

–旅行会員権の代理店ビジネス

–仮想通貨の取引ビジネス出資、もしくは経営参加

–歩合制のワンルームマンション販売

–資格取得の教材を売る

・最近はFacebookTwitter、LINE

といったSNSを通してくる

・入会金的なものは1〜10万円

商品購入代金10 〜50万程度が多い

・自分がネズミ講をやるとお金を

失うだけでなく友人、知人、家族

を失ってしまう可能性がある

・口コミの商品販売が主流だったが

最近はアフェリエイト個人輸入ビジネス

ネットショッピングでの

キャッシュバックなど挙げればキリがない

「そのビジネスに(他の人を)勧誘

することで大きな報酬が発生する」

勧誘したときの報酬が高いのは

どう見ても健全ではない

どこかに矛盾があり、トーク

どこかにボロが出るものである

 


CHAPTER4 向こうからやってくる話には気をつけろ!

【持ち込みの投資案件】

頼まれてもいないのに、わざわざ

投資話を勧めてくる理由は何か

美味しい話は事実だとしても

大勢の人に広まった時点で美味しく

なくなる

社債買取詐欺】

転売先は決まっていて転売先が

買値より高い値段で買い取ってくれる

手堅い投資法

「ほぼ鉄板です」と勧めて来たら

なぜ、あなたが買わないのか?

と問い詰めてみる。

【あなただけに詐欺】

「あなただけ」「あなただからこそ」

と、やたら「あなた」を強調してくる

「信頼できるあなただけに」

「信用できるあなただからこそ」

あなたは「こいつなら、カネを出すだろう」

と思われているだけ

一度騙された人には、また投資詐欺

の話がやってくる可能性は高い

【強引セールス対処法】

「できない理由」「やらない理由」

を言って断るのは避ける

相手はその理由を潰しに来る

具体的な理由を言ってしまうと

そこから話を広げられて面倒

理由を潰され断る理由がなくなる

そこで「できる条件」を示す

トコトンわがままな条件を

提示する

「国が元本を保証してくれるのであれば」

「10年以上全くクレームなしで続いて

いるのであれば」

【銀行からの勧誘】

勧めてくる側が「得する」ものを

勧めてくる

ホイホイ購入すると意に反して

リスクまみれにされてしまう

投資とは関係ないが

「ご一緒にポテトや飲み物はいかがですか?」

も同じ理屈

銀行や保険会社の人は地頭が良く

真面目な人が多い、勉強もしていて

「嘘」をついてくることはないが

「都合の悪いこと」も言わない

向こうからやってくる投資話は

それが「どこから」であっても

「どんなもの」であっても

基本ダメなものである

・信用金庫や信用組合の定期金利

0.5%であるが金融機関は積極的に

勧めてくることはない

担当者はなんだか渋る

【宝くじ投資】

普通に生活していて勝手に目に入って

くる投資話の代表格

キャッチコピーも

「1億使っても、まだ2億」

「当たれば仕事が趣味になる」

多くの人が宝くじを買うのは

「確率が極端に低くなるほど

実際の確率よりも高く感じる」

確率で考えれば起こらない事も

「起こるか」「起こらないか」

の2択で考えれば「起こり得る」

と感じる(心理的な)確率は上がる

ただ感情に流されて判断してしまうと

「確率はほぼゼロに等しいような

あり得ないこと」を必要以上に

リアルにイメージしてしまう

 


CHAPTER5 僕が騙されたり騙されかけた話

平成電電匿名組合

通信環境に関する話題が旬だった時

日経新聞の信用力+旬のテーマ

(通信サービス関連)」>「利回り10%

のあやしさ」

破竹の勢いを誇る通信ベンチャー

平成電電、技術的な話は一切なし

説明から1年後、平成電電は経営破綻

被害総額500億、被害者数2万人

巨額投資詐欺事件として世に知られる

ようになった

勧誘の際は「1人紹介すれば商品券が1万円分

もらえる」「追加出資すれば一口あたり

商品券1万円がもらえる」などの

「紹介者特典」「追加特典」

は危ない投資話の定番である

通信業界の今の旬ネタは「5G」

など充分気をつけたい

【未公開株購入】

社会を地球規模で良くするなど

耳触りの良いことを言っている

本当のビジョンは

社会全体のことを考え、そして

それは使命であるなどと語り

「アドバイスする、される」の

上下関係ができる

「自分の事だけ考えていては

絶対に長続きしない」

「使命感を持たずに規模拡大して

不幸になった人を何人も見てきた」

本当のビジョンを模索している

人はこう言った言葉に煽られる

基本的には相手はちょっと上のポジション

に立ってくる

不安を煽られた著者は

「この投資をきっかけに、この人との

繋がりができれば私も次のステージに

上がれるのでは・・・」と考えた

また社長直々の勧誘という事で

「私は特別に選ばれた」と思い

10万円を振り込んだが2000円に

その人は業界では有名の

口だけ番長、ビックマウス

取り巻きはイエスマン

【入会の勧誘】

普段ほとんど連絡をとっていない

人が、わざわざ連絡してくる時は

「何かある」

・「この協会に入って成長できた」

「世界が広がった」と抽象的なこと

ばかり話してくる、挙げ句の果て

「入会してもらえないと私が困るんだよ」

中途半端な知り合いは面倒である

「面倒臭い人から面倒な勧誘を受ける」

という状況になること自体が失敗

【投資話のスキーム】

投資話のスキームはそれほど多くない

まずは直接的に「取引しませんか」

と言ってくるパターン

次に「事業に出資しませんか」

非日常感のあるようなものが多い

ポンジスキームには「匿名組合

がよく使われる

当事者の一方(匿名組合員)が

相手方(営業者)のために出資

をこなして、その営業から生じる

利益を分配することを約束する形態

出資金は営業者の財産となり

出資金の使用用途などは出資者から

制約を受けない

・「運用アドバイス」「スクール運営」

「トレードシステム(自動売買プログラム)販売」

情報商材販売」メールアドレス

を教えるぐらいなら普通の書籍を

買った方がいい

スキームそのものを突く人は少ない

スキームそのものを知っている人は

少ないからである

スキームは同じで話題があれば

すぐさま動く「看板」を付け替えながら

常に投資の世界にのさばっている

・投資詐欺がなくならないのは

投資詐欺業界に新しい人がドンドン

入っているのではなく

同じ人が何度も何度もやっているから

あやしいのは旬のテーマを騙って

くる業者(勧誘してくる人)

旬ネタで押し切るのは商材に自信が

ないのか、知られたくない突っ込まれ

たくない何かがある

 


あとがき

問題は騙す側だけにあるのではない

騙された人は自分では考えていません

期待通りの結果にならないと

「騙された」と言ってくる

その「自分で判断を下した」という

自覚がない「自分で判断を下した」

との自覚は絶対に持ってください

全ての投資に言えることでも

あります

 


●本書から得られた新しい知識

ビットコインは0.07円から取引が

初まった

イーサリアムICO価格から

1000倍以上の価格

・不安煽りの投資詐欺特徴

①特典が豪華すぎる

②やたらと契約を焦らす

③パンフレットがやたら豪華

④公的なイメージを匂わす

(日本◯◯機構、公益法人◯◯センター)

⑤運用の詳細について説明なし

⑥海外案件(海外ファンド・海外保険)である

・信用金庫や信用組合の定期預金

の中には金利0.5%程度をつける

ものもある

・還元率は競馬75%、パチンコ90%

・30代までに癌になる確率は0.1%程度

であるが

「男性で2人に1人、女性で3人に1人」

だけをクローズアップするなどして

若年層の癌の発症率は言わない

ワールドオーシャンファーム事件

エビの養殖詐欺事件、被害総額850億

ポンジ・スキーム

集めたお金は配当に回す投資詐欺の定番

ロコ・ロンドン金取引

金取引所で有名

 


●本書に出てくる格言

「あなたが今まで取り扱った中で

実際に上場したものはあるのですか?」

ー上場に関する投資詐欺ー

「つまり、元本割れしないと言う事ですね」

ー元本保証の確認をするー

それって、絶対に儲かるのですか

排出権取引対策ー

・なるほど、よくできた報酬システムですね

なんだかゲームみたいで面白いです

せっかくなんで、私のブログに書いて

いいですか?もちろん、しっかり

宣伝させていただきますんで。

・私の周りで興味ありそうな人に

今日のこと宣伝しておきますね

・あなたのランク(月収)は、どのくらいですか

MLM対策ー

・その投資話は、どうやって知ったのですか?

・そんなに美味しい投資話なら、あなたがやれば?

ー持ち込み投資案件ー

・ほぼ鉄板なら、あなたが買ってみたら?

・自分はダメでも、家族に買ってもらったら?

・でも、友達としっかり口裏合わせておけば

バレないのでは鉄板なら、それくらいやる

価値あるのでは?

社債買取詐欺ー

FXより手数料が安くて

金利水準が高く注文方法が多彩であれば

ちょっと考えます

分別管理と元本保証がないと嫌です

ー外貨投資ー

しっかり返済計画を立ててもらいますよ

契約書は公正証書にしてもらいますよ

形式的なもので作成費用はこちらで

持ちます

お金が返せないなどのトラブルに

なってしまったらそのことを

セミナーで話したり本に書いたりして

いいですか私の仕事的には、すごく

美味しい体験なのでぜひ使わせてください

名前はイニシャルで隠しますから

ー借金申し込みー

軽自動車サイズで馬力が2000cc

ぐらいあってレクサス並みのステイタス

あとはスライドドアの車があれば

検討したい

ー新車セールス販売ー

 


▼詐欺師のトーク

・まだ始めている人が少ないから

参加者が少ない今がチャンスです

・本当の情報は人から人へ伝わる

・いや、そんな卑屈マインドだと

何も変わりませんよ

Facebookで昔の友人に片っ端から

連絡しているSNS便利ですよー

 


●本書で得られた気づき

世間ではネットワークビジネス

悪の代名詞的に考えられているが

それは合法であり、本当の巨悪は

他にいるということ。

ネットワークビジネスではありません」

という言葉が警戒心を解くキーワード

にもなっているが。

もっとエグいビジネスは沢山ある

そのビジネスが健全であるかどうかの

判断ができるかが肝要だと思った

 


●今までの自分の考えと違ったところ

マルチ商法は合法で

マルチまがい商法は違法だということ

 


●本書の内容で実行してみたい事

仲間に知らせてあげる

できれば、過去に怪しい儲け話を

持ってきた人の紹介も合わせて😂

 

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

  • 作者:藤原 久敏
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)