思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■あえてあやしい儲け話をやってみた を読んで

 

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

  • 作者:藤原 久敏
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:あやしい儲け話をやってみた

著者:藤原久敏

 


●本書を読んだきっかけ

新発売で八重洲服センターに

ディスプレイされていた。

怪しい儲け話を色々書いて

あったので好奇心を持って購入

 


●読者の想定

怪しい儲け話を聞いたことがある

怪しい儲け話に引っかかったことがある

20代で給与等がまだ少ない

お金に困っていてワラにもすがりたい

結構、笑える話もあるので

ぜひ一読を

 


●本書の説明

まえがき

最近、コロナに立て付けマスク投資

の話があった

どこから仕入れて、どこに卸すのか

それについては全くに説明なし

手堅い投資と言うのなら自分でやれ

「投資すればマスクを卸値で譲って

もらえる」特典もついて

バリエーションは様々

マスクをなんとか手に入れたいと言う

思いから、このマスクを注文した

誰しもが、投資詐欺に引っかかる

可能性がある

 


CHAPTER1 旬のテーマには気をつけろ!

・「旬のネタ」は投資詐欺においては

絶好のネタである

ビットコイン太陽光発電投資は

始まった頃に買っておけば確かに

儲かった、しかし旬のネタは

その実態が未知数の場合が多い

言いたい放題ののところもある

投資詐欺において、そのほとんどに

旬のテーマが絡んでいる

ビットコインでは、かつてのような

爆発的な値上がりはもう期待できない

【仮想通貨】

・「近いうちに上場する仮想通貨が

あるんですよ」

仮想通貨は世界中に1000種類以上ある

そのほとんどは上場していない

取引実態はなく価値はほぼゼロ

この手の投資話のオチは、たいてい

「上場しない」ですので売ることは

不可能、投資資金はパー

「上場」に絡めたネタは投資詐欺の

定番

本当か嘘かわからない(調べようのない)

事を捲し立ててくる

「仮想通貨そのものが新しい仕組み

なので私も今回が初めてです、

だからこそ、まだ参加者が少ない

今こそチャンスなんです」

「本当のことはネットなどでは書かれて

いません本当の情報は人から人へと

伝わるものです」

と切り返してくる

純度100%の情報は、社会のルールを

決められるくらいの人間の間にしか

出回らないと思った方がいい

仮想通貨では「上場ネタ」が多い

ICOでは詐欺(持ち逃げ)が非常に多い

「仮想通貨のマイニング事業に

出資しませんか」も仮想通貨なら

ではのアプローチ

本当に儲かる話だとしても

「話題となったときはピークアウト」

【FX】

システムトレード(自動売買プログラム)」

が旬のテーマ、そのアピールで

よく使われるワードとしては

「超高速取引(HFT)」

超高速、超高性能AIと相まって

無敵感が半端ない、ほかには

「AI」「ビックデータ」「システムトレード

旬のキーワード2、3枚重ね

最近、聞いた話では「量子コンピューター」

開発段階のテクノロジーも出てきた

凄そうな旬のキーワードを

これ見よがしに脈絡もなく断片的に

散りばめてくる儲け話は要注意

・「元本割れはない」を暗に

匂わせる勧誘も多いが

投資において「絶対安全」はあり得ない

元本を割り込む事が「ゼロに近い」

と説明される場合もある

「元本割れしない」と言質を取って

みる

月ベースのリターンを示してくる

場合もある2〜3%が多い

利回り20〜30%など嘘臭いが

2〜3%なら、「それくらいなら・・・」

と感じる。

「FX運用をアドバイスしますよ」

と言う誘い言葉もある

入会金3万・月会費1万、スポット

情報料5万円など有料である

投資助言は違法ではないが

次のような方法の詐欺もある

できるだけ多くのメールアドレスに

「明日ドル高」「明日ドル安」と

送り事実が「ドル高」なら

命中したアドレスだけに

「明日ドル高」「明日ドル安」と

送信する。

これを5回繰り返すと

800→400→200→100→50→25人

25人にとっては5回連続で

的中させた業者ということになる

どんな人も狙い撃ちにされると弱い

いざ主観的な立場になると

「自分だけが特別に」といった

雑念も入る

・多くのスクールが乱立している

「教える」だけであれば特に免許

登録は不要なので参入ハードルは

低い。

「超簡単」「誰でも」「すぐに」

を謳っているところは危ない

「充実したカリキュラムで、しっかり

知識・技術を身につける」

「結果は努力次第」みたいな

フレーズがあると、なお良い

・著者は「究極のFX・至高のFX」という

情報商材を買った(1000円程度)

基本的な事項と、偉そうに上から

目線で「投資の心得」が20 ページ

ほど書かれていた

購入後、ウン十万のFXトレードシステム

の勧誘が相次いだことは言うまでもない

「捨てメール」で注文しないと大変

なことになった

排出権取引

排出権取引、CO2排出権取引

温室効果ガス排出権取引

単刀直入に旬なキーワードで切り込

んでくる。

「はあ」と様子を伺うと

彼らは「話、進めて良し」と判断する

まずは10万預けてと言うが

10万では済まない、これは

証拠金取引」であり非常に

ハイリスクな取引でもある

儲かるかどうかを尋ねると

「ただ、排出権の値上がりは

多くの方が予想されている」

「この取引によって地球温暖化

抑制につながり排出権を売った途上国

の援助にもなる」

と、いいことしてる感をたっぷり

出して国会答弁の如く微妙に論点を

ずらしてくる

こちらも論点をずらして手数料や

株式投資に比べての優位性など

で返してみる

・難しい専門用語を連発して

相手の思考能力を低下させる

・高齢者狙いの業者に対して

「自分で情報収集・分析できるので

アドバイスはいらない」

「すでにネット証券で超安価手数料

に慣れている」と返す

 


CHAPTER2 あなたに近づき不安を煽る投資案件には気をつけろ!

・投資セミナーに参加する人は

お金に不安があり、それを

なんとかしたいと思っている

場合が多いので「不安を植え付ける」

より「不安を増幅させる」話が効果的

そして

「不安を煽る⇨その解決策として

投資案件を勧めてくる」分かりやすい

2部構成である事がおおい

不安は裏を返せばそれは欲望である

「お金が不安だ(お金で苦労したくない)

→お金持ちになりたい」

例)日本の年金制度の説明で幕開け

そして、少子高齢化、年金支給年齢引上

スケジュールの資料を出し丁寧に

説明する。次に日本の借金は1000兆

ありGDPの2倍で世界最悪である

と言う事を知っていますかのノリ

で話す。(ここまでは事実)

(仮説)ついに「国家破綻」の

キーワードでトーンを上げる

ハイパーインフレ」が起こりうる

「自らの財産は自らで守らなければならない」

と訴えてくる。

仮説なので言いたい放題言える

言いたい放題の絶頂点は

「そんな混乱を機に中国が進行してくる」

不安がピークに達したところで

「では、我々は今、何をすべきでしょうか?」

と問いかけてくる。

セミナー前から答えは分かっている

セミナーのテーマは「最新の海外投資」

その運用手法は絶対リターンの追求

運用成果を担保するものは

まったくなく、資産保全も怪しい

お金の出入りは海外銀行経由で

資産の流れが調べられない

(実際、集めたお金をそのまま配当

に回す状態だった)

・ただただ「儲かりそう」「面白そう」

と何も身構えずに丸腰での状態で

参加してしまっていれば

会場の雰囲気に乗せられてしまう

セミナーの不安を煽る部分の

説明はよく練られていて勉強になる

下手な資産運用の講演行くより

面白いのである

【年金不安煽り詐欺】

「老後2000万円問題」がよく持ち

出される

「国は年金だけでは無理だと言っています」

「国は一人一人2000万円準備して

おきましょう、と言っています」

勝手に国の代弁してくれる

iDecoやつみたてNISAを勧めて

くる業者であれば、それは信頼・信用

してもよい

「家賃収入を将来の年金に」と

あり得ない都合の良い案件を

勧めてくる業者は詐欺紛い

詐欺でないにしても業者が

「売りたい商品」を提案してくる

・毎月分配ファンドや変額個人年金

かなりの手数料となる

・「非日常」を演出してくる詐欺の類は

「劇場型詐欺」と言い換えてもよい

【劇場型詐欺】

・社長が有名人と知り合い

著名人とのつながりをアピール

してくる。

パーティで著名人と2ショットを

撮ってもらい「この人と仲がいい」

と嘯く

「自分がよく知っているもの(人)」

を見ると安心する人の心理を狙う

・不安感に陥った人は何かにすがり

たくなる。

「考えるんではない。感じるんだ」

と言って投資をさせる強者もいる

我々が気をつけるべきは小粒なカリスマ

身近なカリスマです

「私が◯◯万円稼いだ方法教えます」

的な手法で勧誘してくる

派手なサングラスや衣装、スポーツカー

や腕時計。

世界中を自由に飛び回り時間と場所に

縛られずノートパソコン一つで

数億円を稼ぎだす

かつては貧乏だったが、とある

メンターと出会って人生が一変

そのキャラクターやストーリーが

ハマった人にしてみれば

立派なカリスマです

今や誰でもカリスマになれる時代

しかし、それは多くの場合

「そのときに(限られた状況で)成功した」

運用法に過ぎない

このての詐欺は昔からずっとある

と言うことは、それだけ多くの人が

騙され続けている

・社会的地位のある人も騙される

「自分だからこそ一般には絶対に

出回らない話が巡ってきた」と

優越感をくすぐられ警戒心が緩む

・不安で頭をいっぱいにさせる

ので相手の土俵を見抜き絶対に

相手の土俵に上がらない

 


CHAPTER3 ビジネス系投資には気をつけろ!

【福利厚生サービス会員】

「生き残るのは強いものではなく

変化できるものなのですよ」

「最近、現状に満足していますか」

的な発言を繰り返してくる

話が一区切りつくと

「福利厚生サービスの会員パンフレット」

が取り出され

「是非とも特別な会員になっていただき

一緒にビジネスをやりましょう」

「この福利厚生サービスの良さを

伝える仕事」

「福利厚生サービスを通じて世の中を

よくする使命」

投資詐欺ではなかったが

強引な勧誘、誤解を招く勧誘

ややこしい報酬システムを勘違いして

受け取れる報酬が想定外に少なかった

人がわんさかいた

ネットワークビジネス

ビジネス系投資は「ただお金を出すだけでなく

自らも働いて、その成果として報酬を得る

というもの」実績によっては

年収数千万クラスの莫大な収益が

期待でき、また名誉・やりがいといった

自己肯定感も得られることから

「意識高い系の若者」にウケけが良い

ビジネス系投資の多くはネットワーク

ビジネス的な要素がある

ネットワークビジネスそのものは合法

である。

気を付けるべきは勧誘してくる人

そのものである。

あなたを利用しようと食い物にしようと

踏み台にしようとしてくる人もいる

報酬システムは複雑なカードゲームの

ルールを聞かされて

「会員となって月額4000円程度の掛金

を払えば、なんと年収6000万円も

夢ではない」とドヤ顔で語る

下克上が可能であると切れ味鋭い

キーワードで攻めてくる

実際、年収6000万は理論上可能な数値

・ビジネス系投資常套句

「一緒に頑張りましょう」

「ウィンウィンの関係になりましょう」

これらは危険な言葉で

仲間であると警戒心を緩めさせ

うまく利用してやろうとの魂胆が

見え隠れする(20代が多い)

特に「ウィンウィン」を強調してくる

人には警戒する、会員ランクで

最下層の人である場合が多く

そのビジネスを始めたばかりの人

だったりする。

自分が対して成功していないのに

いや、成功していないからこそ

そうやって相手をうまく利用して

やろうとする輩は少なくない

・居酒屋で「これ美味しいんだ是非

食べてほしいな」と、さも

「相手のために」を強調して

(割り勘会計で)勝手に注文する

人は要注意

【健康食品販売ビジネス】

・「共に成功しましょう!」的な

雰囲気がかなり強い

数千人規模の会場で人気アイドルの

コンサートかのような演出

年収数千万を達成した成功者の

スピーチに大盛り上がり

世界平和といった壮大なスケールを

語る代表者(もはや教祖?)の講演に

涙する参加者。

報酬システムの話は精神論おおし

「成功」「夢実現」と言った

言葉をとってつけたかのように

使ってきて稚拙な感じ。

最後に参加者全員で手をつないで

円陣を組んで「我々はお金持ちだ」

と言わされる

そんな「参加型」「一体型」の

イベントも少なくない

・小規模で事業歴が浅くセミナーが

稚拙なところほど詐欺の可能性は

高い

・勧誘をしてくる人、その人自身が

よく分かっていない

「自分もよく分かっていない」と

罪の意識は低い

以前に詐欺案件を誘っていながら

自分も被害者と言わんばかりに

仲間意識を醸し出してきます

ある意味、騙してやろうと近づいて

くる人よりも性質が悪い

・「特許をとっている」「学会でも発表された」

「とにかく凄いんです」の一点張り

の勧誘もある

ネズミ講

ネットワークビジネスそのものは合法

だがマルチ商法とも呼ばれるが

特定商取引法において「連鎖販売取引

と規定されている

日本アムウェイミキプルーン三基商事

ノエビアが有名である

ネットワークビジネスは勧誘する人に

問題がある場合が多い

ネットワークビジネスとは似て非なる

仕組みで騙そうとするもの

それが「ネズミ講(マルチまがい商法)」

と呼ばれるものである

ネットワークビジネスとの違いは

「実際に扱っている商品があるのか、

ないのか」につきる

騙す側は分かっているので

ある程度組織が膨らんだところで

計画的に逃げる

・怪しいと思う投資の勧誘アンケート

–美容院でプロテインの販売ビジネス勧誘

–旅行会員権の代理店ビジネス

–仮想通貨の取引ビジネス出資、もしくは経営参加

–歩合制のワンルームマンション販売

–資格取得の教材を売る

・最近はFacebookTwitter、LINE

といったSNSを通してくる

・入会金的なものは1〜10万円

商品購入代金10 〜50万程度が多い

・自分がネズミ講をやるとお金を

失うだけでなく友人、知人、家族

を失ってしまう可能性がある

・口コミの商品販売が主流だったが

最近はアフェリエイト個人輸入ビジネス

ネットショッピングでの

キャッシュバックなど挙げればキリがない

「そのビジネスに(他の人を)勧誘

することで大きな報酬が発生する」

勧誘したときの報酬が高いのは

どう見ても健全ではない

どこかに矛盾があり、トーク

どこかにボロが出るものである

 


CHAPTER4 向こうからやってくる話には気をつけろ!

【持ち込みの投資案件】

頼まれてもいないのに、わざわざ

投資話を勧めてくる理由は何か

美味しい話は事実だとしても

大勢の人に広まった時点で美味しく

なくなる

社債買取詐欺】

転売先は決まっていて転売先が

買値より高い値段で買い取ってくれる

手堅い投資法

「ほぼ鉄板です」と勧めて来たら

なぜ、あなたが買わないのか?

と問い詰めてみる。

【あなただけに詐欺】

「あなただけ」「あなただからこそ」

と、やたら「あなた」を強調してくる

「信頼できるあなただけに」

「信用できるあなただからこそ」

あなたは「こいつなら、カネを出すだろう」

と思われているだけ

一度騙された人には、また投資詐欺

の話がやってくる可能性は高い

【強引セールス対処法】

「できない理由」「やらない理由」

を言って断るのは避ける

相手はその理由を潰しに来る

具体的な理由を言ってしまうと

そこから話を広げられて面倒

理由を潰され断る理由がなくなる

そこで「できる条件」を示す

トコトンわがままな条件を

提示する

「国が元本を保証してくれるのであれば」

「10年以上全くクレームなしで続いて

いるのであれば」

【銀行からの勧誘】

勧めてくる側が「得する」ものを

勧めてくる

ホイホイ購入すると意に反して

リスクまみれにされてしまう

投資とは関係ないが

「ご一緒にポテトや飲み物はいかがですか?」

も同じ理屈

銀行や保険会社の人は地頭が良く

真面目な人が多い、勉強もしていて

「嘘」をついてくることはないが

「都合の悪いこと」も言わない

向こうからやってくる投資話は

それが「どこから」であっても

「どんなもの」であっても

基本ダメなものである

・信用金庫や信用組合の定期金利

0.5%であるが金融機関は積極的に

勧めてくることはない

担当者はなんだか渋る

【宝くじ投資】

普通に生活していて勝手に目に入って

くる投資話の代表格

キャッチコピーも

「1億使っても、まだ2億」

「当たれば仕事が趣味になる」

多くの人が宝くじを買うのは

「確率が極端に低くなるほど

実際の確率よりも高く感じる」

確率で考えれば起こらない事も

「起こるか」「起こらないか」

の2択で考えれば「起こり得る」

と感じる(心理的な)確率は上がる

ただ感情に流されて判断してしまうと

「確率はほぼゼロに等しいような

あり得ないこと」を必要以上に

リアルにイメージしてしまう

 


CHAPTER5 僕が騙されたり騙されかけた話

平成電電匿名組合

通信環境に関する話題が旬だった時

日経新聞の信用力+旬のテーマ

(通信サービス関連)」>「利回り10%

のあやしさ」

破竹の勢いを誇る通信ベンチャー

平成電電、技術的な話は一切なし

説明から1年後、平成電電は経営破綻

被害総額500億、被害者数2万人

巨額投資詐欺事件として世に知られる

ようになった

勧誘の際は「1人紹介すれば商品券が1万円分

もらえる」「追加出資すれば一口あたり

商品券1万円がもらえる」などの

「紹介者特典」「追加特典」

は危ない投資話の定番である

通信業界の今の旬ネタは「5G」

など充分気をつけたい

【未公開株購入】

社会を地球規模で良くするなど

耳触りの良いことを言っている

本当のビジョンは

社会全体のことを考え、そして

それは使命であるなどと語り

「アドバイスする、される」の

上下関係ができる

「自分の事だけ考えていては

絶対に長続きしない」

「使命感を持たずに規模拡大して

不幸になった人を何人も見てきた」

本当のビジョンを模索している

人はこう言った言葉に煽られる

基本的には相手はちょっと上のポジション

に立ってくる

不安を煽られた著者は

「この投資をきっかけに、この人との

繋がりができれば私も次のステージに

上がれるのでは・・・」と考えた

また社長直々の勧誘という事で

「私は特別に選ばれた」と思い

10万円を振り込んだが2000円に

その人は業界では有名の

口だけ番長、ビックマウス

取り巻きはイエスマン

【入会の勧誘】

普段ほとんど連絡をとっていない

人が、わざわざ連絡してくる時は

「何かある」

・「この協会に入って成長できた」

「世界が広がった」と抽象的なこと

ばかり話してくる、挙げ句の果て

「入会してもらえないと私が困るんだよ」

中途半端な知り合いは面倒である

「面倒臭い人から面倒な勧誘を受ける」

という状況になること自体が失敗

【投資話のスキーム】

投資話のスキームはそれほど多くない

まずは直接的に「取引しませんか」

と言ってくるパターン

次に「事業に出資しませんか」

非日常感のあるようなものが多い

ポンジスキームには「匿名組合

がよく使われる

当事者の一方(匿名組合員)が

相手方(営業者)のために出資

をこなして、その営業から生じる

利益を分配することを約束する形態

出資金は営業者の財産となり

出資金の使用用途などは出資者から

制約を受けない

・「運用アドバイス」「スクール運営」

「トレードシステム(自動売買プログラム)販売」

情報商材販売」メールアドレス

を教えるぐらいなら普通の書籍を

買った方がいい

スキームそのものを突く人は少ない

スキームそのものを知っている人は

少ないからである

スキームは同じで話題があれば

すぐさま動く「看板」を付け替えながら

常に投資の世界にのさばっている

・投資詐欺がなくならないのは

投資詐欺業界に新しい人がドンドン

入っているのではなく

同じ人が何度も何度もやっているから

あやしいのは旬のテーマを騙って

くる業者(勧誘してくる人)

旬ネタで押し切るのは商材に自信が

ないのか、知られたくない突っ込まれ

たくない何かがある

 


あとがき

問題は騙す側だけにあるのではない

騙された人は自分では考えていません

期待通りの結果にならないと

「騙された」と言ってくる

その「自分で判断を下した」という

自覚がない「自分で判断を下した」

との自覚は絶対に持ってください

全ての投資に言えることでも

あります

 


●本書から得られた新しい知識

ビットコインは0.07円から取引が

初まった

イーサリアムICO価格から

1000倍以上の価格

・不安煽りの投資詐欺特徴

①特典が豪華すぎる

②やたらと契約を焦らす

③パンフレットがやたら豪華

④公的なイメージを匂わす

(日本◯◯機構、公益法人◯◯センター)

⑤運用の詳細について説明なし

⑥海外案件(海外ファンド・海外保険)である

・信用金庫や信用組合の定期預金

の中には金利0.5%程度をつける

ものもある

・還元率は競馬75%、パチンコ90%

・30代までに癌になる確率は0.1%程度

であるが

「男性で2人に1人、女性で3人に1人」

だけをクローズアップするなどして

若年層の癌の発症率は言わない

ワールドオーシャンファーム事件

エビの養殖詐欺事件、被害総額850億

ポンジ・スキーム

集めたお金は配当に回す投資詐欺の定番

ロコ・ロンドン金取引

金取引所で有名

 


●本書に出てくる格言

「あなたが今まで取り扱った中で

実際に上場したものはあるのですか?」

ー上場に関する投資詐欺ー

「つまり、元本割れしないと言う事ですね」

ー元本保証の確認をするー

それって、絶対に儲かるのですか

排出権取引対策ー

・なるほど、よくできた報酬システムですね

なんだかゲームみたいで面白いです

せっかくなんで、私のブログに書いて

いいですか?もちろん、しっかり

宣伝させていただきますんで。

・私の周りで興味ありそうな人に

今日のこと宣伝しておきますね

・あなたのランク(月収)は、どのくらいですか

MLM対策ー

・その投資話は、どうやって知ったのですか?

・そんなに美味しい投資話なら、あなたがやれば?

ー持ち込み投資案件ー

・ほぼ鉄板なら、あなたが買ってみたら?

・自分はダメでも、家族に買ってもらったら?

・でも、友達としっかり口裏合わせておけば

バレないのでは鉄板なら、それくらいやる

価値あるのでは?

社債買取詐欺ー

FXより手数料が安くて

金利水準が高く注文方法が多彩であれば

ちょっと考えます

分別管理と元本保証がないと嫌です

ー外貨投資ー

しっかり返済計画を立ててもらいますよ

契約書は公正証書にしてもらいますよ

形式的なもので作成費用はこちらで

持ちます

お金が返せないなどのトラブルに

なってしまったらそのことを

セミナーで話したり本に書いたりして

いいですか私の仕事的には、すごく

美味しい体験なのでぜひ使わせてください

名前はイニシャルで隠しますから

ー借金申し込みー

軽自動車サイズで馬力が2000cc

ぐらいあってレクサス並みのステイタス

あとはスライドドアの車があれば

検討したい

ー新車セールス販売ー

 


▼詐欺師のトーク

・まだ始めている人が少ないから

参加者が少ない今がチャンスです

・本当の情報は人から人へ伝わる

・いや、そんな卑屈マインドだと

何も変わりませんよ

Facebookで昔の友人に片っ端から

連絡しているSNS便利ですよー

 


●本書で得られた気づき

世間ではネットワークビジネス

悪の代名詞的に考えられているが

それは合法であり、本当の巨悪は

他にいるということ。

ネットワークビジネスではありません」

という言葉が警戒心を解くキーワード

にもなっているが。

もっとエグいビジネスは沢山ある

そのビジネスが健全であるかどうかの

判断ができるかが肝要だと思った

 


●今までの自分の考えと違ったところ

マルチ商法は合法で

マルチまがい商法は違法だということ

 


●本書の内容で実行してみたい事

仲間に知らせてあげる

できれば、過去に怪しい儲け話を

持ってきた人の紹介も合わせて😂

 

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

お金のプロもダマされた!? あえてあやしい「儲け話」をやってみた

  • 作者:藤原 久敏
  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)