書名:かぶオプの教科書
著者:安藤希
●本書を読んだきっかけ
本屋に平積みにされていて
日本株にも株式オプションがある
という事を初めて知り
内容確認のため購入
●読者の想定
オプション取引初心者
カバードコールとターゲット・バイイング
について知りたい人
●本書の説明
ターゲット・バイイングはちょっと有利な
指値買いである
ボラティリティの大きさは予想のしづらさ
収益率のブレの大きさを表していると考え
てよい
カバードコールは担保は現物株であり
ターゲット・バイイングは権利行使価格
で株を買い付ける金額が担保となる
オプションプレミアムの特性は
①原資産の価格が上昇するとプレミアム
は加速を付けて上昇
②原資産の価格が下落するとプレミアム
は加速を付けて下落
③プレミアムは時間が経つと下落
④ボラティリティが大きくなると
プレミアムは高くなる
・かぶオプはヨーロピアンタイプで
取引最終日にしか権利行使できない
・上手な投資家の多くは「これだったら
人に負けない」という戦略を長期間継続
しており、たまに相場に合わせて目先を
変えた取引には小さく挑戦するタイプ
・権利は目に見える物とは違い
その権利を行使した時に初めて実態が
現れる、予約のような物はそれ自体権利
にすぎないが、それに対して買う側と
売る側が存在する、オプションの
売り買いもそれに似ている
・かぶオプに証拠金は不要である
次の3つの観点から銘柄を選ぶ
①かぶオプ対象銘柄(299銘柄)
②値動きに特徴のある銘柄
③ボラティリティが高い銘柄
・カバードコールは現価格から10%
位上の権利行使価格を目安にコールを
売る
・注文は指値が基本であり約定しなくても
毎日注文を出しつづける
長期投資目的でカバードコールする場合
①なるべくファーの権利行使価格を
選び権利行使されないようにする
②権利行使されてしまったら同じ株
を買い戻しまたカバードコールする
・株主優待を受け取りたい場合
該当月の翌月以降の限月でカバード
コールする
・投資は数字の差で見るのではなく
率(%)で見る癖をつける
・ボラティリティが高い株の
プレミアムが高い理由は
上下幅が大きいため大幅下落を
心配し積極的に割高でもプットを買う
コールに関しても暴落した後、カラ売
りしている投資家は急反発を恐れ
少し高くてもコールを買い保険をかける
コールの売り玉がある場合は該当
現物株を売ることはできない
ターゲット・バイイングは最終日
でなければ買うことができるか
どうかは分からない
カバードコールの権利行使価格は
株を売ってもよい価格にする
・コールの買いは上昇を予測する株が
値上がりした場合、買ってもいい
価格の権利行使価格にする
これから株価が大きく動く可能性の
ある発表などの前に買う
・プットの買いは持株の代金の1%
程度で十分
ボラティリティは株の売買にも役に
立つ
①銘柄Aの(年率)ボラティリティを調べる
②そのボラティリティを16で割り
それを1σとする
③今日の終値から1σ引いた値段と
1σ加えた値段の間に68%の確率で
翌日の終値が収まる
・先物miniでヘッジする場合は
1枚200万で計算し総株資産を
200万で割った枚数で
プロは2〜3%下落が始まったら
先物を売ってヘッジする
また日経平均が何日連続で下落
連騰したかも基準にできる
例)2日続けて下がったら3日目の
寄り付きでヘッジ、ヘッジした後に
2日戻したら引けに買い戻し
いづれも事前にどのタイミングで
ヘッジするかを決めておく
・プットでヘッジする場合は
総株資産の1%程度の代金で
大きく動くかもしれないイベント
の前に期近の物を買っておく
権利行使価格はこの価格には
耐えられないと思う価格のものを
選ぶ、プットのヘッジはイベントの
時のみにしイベントが終わると売る
●本書から得られた新しい知識
2019年7月時点で東京証券取引署上場
3674社中、かぶオプ銘柄数299銘柄
である
・現在、かぶオプ取引ができる証券会社は
ブローカーズ証券」だけである
・2020年新ランド開園(TDL)
▼便利サイト
・かぶオプチャート
・日本証券取引所ページ
・北浜投資塾
●本書に出てくる格言
●本書で得られた気づき
ターゲットバイイングで買い
カバードコールで売る
この売買を投資初心者に早い
段階で教えるべきだと思った
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
インタラクティブブローカーズ証券
に問い合わせる