思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術 を読んで

 

 

書名:3年で3人の「シン億り人」を誕生させたガチ投資術

著者:DUKE

 


●本書を読んだきっかけ

八重洲ブックセンターで平積みされて

いてAmazonの評価も高かった

 


●読者の想定

日本株の投資を考えていて

効果的に結果を出したい人

本の最初の方に、塾生の事例が

あるので、そこを見て本書を

買うかどうかの判断をしてもよい

と思う

 


●本書の説明

はじめに

・ウイリアム・J・オニールの投資法に

会って「新高値ブレイク投資法」を

知る、株式投資をしっかり学ぶ仲間

がいれば、もっと早く成果を出す

ことができる。

 


第1章 私が10年かかった「億超え」を3年で成し遂げた教え子の手法

・過去に10倍株になった銘柄をチェックし

そこから共通パターンを探すワークをこなす

・新高値ブレイク投資法では株価の

第3ステージで出来高の増加を伴う

株価の下落はいったい手仕舞い

判断する。

・新高値ブレイク投資法では株価の

ステージを1〜4に分けて、

第3ステージが天井圏と考える。

・毎日のルーティンは、投資関連

動画の視聴、新高値銘柄、保有銘柄

監視銘柄、Twitterのチェックなど。

・株たんの年初来高値を毎日チェック

・企業のKPI(重要業績評価指標)

GMV(流通取引総額)LTV(顧客生涯価値)

受注残高などもメモして競合企業

と比較。

・初心者は小売業やサービス業から

初めてみると良い。

・私は10倍株の出やすい

情報通信、サービス業、小売の

3業種のIPOは全て目を通す。

信用取引レバレッジは2倍を

超えない、加える場合は含み益

のある場合のみ

・決算時には業績の良かった銘柄

リストを作って値動きをチェック

するようにする。

・1日の仕事が終わると、保有株と

監視リストの終値を確認する。

200銘柄ほどをリストアップして

証券会社のチャートボードに登録

・新高値ブレイク投資法では資金を

5分割して購入する。

・目標株価の算定に当たっては

企業が公表する中期計画をベース

にする方法もある。

・成長株で高いリターンを狙うため

投資対象は中小型株が中心になる

投資信託にも中小型株に投資する

ファンドがある。

・SBI中小型割安成長株ファンドジェイリバイブ

の組み入れ銘柄は参考になる

https://itf.minkabu.jp/fund/89311067/detailed_info

 


第2章 新高値ブレイク投資は億り人への最短コース

・新高値ブレイク投資法の基本戦略

①損失を小さくし

②利益を大きく伸ばして

③トータルで利益を出す

損切りは最大10%

様子がおかしい時は早めに

日経平均が上昇しているにも関わらず

買った銘柄が下げているような場合

・テクノファンダメンタルズ投資

テクニカルとファンダメンタルの

両方を利用して投資しする。

・株価が新高値圏に上昇してきた

段階で買って、更に上昇したところで

売却して利益を確定する。

・母集団が3800銘柄とすれば

新高値銘柄は非常に限られた

エリート銘柄と考えられる。

今後も上がる可能性が高い銘柄

と言える。

・過去半年から1年の保合圏から

新高値をブレイクすると上昇トレンドに

入る可能性が高くなる。

・投資では

時間効率=資金効率

と考えることが重要

・影響力のある投資家(機関投資家)が

美人だと思うであろう銘柄を買うこと

こそが儲ける秘訣!

・儲かる投資家になる考え方

①儲けるための最大のコツは

最安値で買うことではない

最短期間で買値を大幅に超える

株価で売ること。

②あなたがその銘柄に対して

どう考えるかは重要ではない

機関投資家が買いたいと思うか

どうかが重要である。

 


第3章 勝つための基礎知識 相場と株価のサイクルを理解しよう

・高いリターンを狙う2つのタイミング

①株式市場全体の相場サイクル

②個別銘柄の株価サイクル

・株式相場には4つの局面

①金融相場

グロース株有利

②業績相場

好業績銘柄有利

③逆金融相場

健全なBSの企業、バリュー投資

④逆業績相場

中小型株崩壊、大型株優位

・どの相場にあっても

新高値銘柄をチェックし

ファンダメンタルに大きな変化が

起きていて株価上昇が期待できる

銘柄をリスクリワードが有利な場所で

買いに行く

・新高値をブレイクする銘柄が

多いのは株式相場全体が上昇する

金融相場と業績相場

・マーク・ミネルビの4つのステージ

ステージ1:

底値で低迷している状態

ステージ2:

好決算などの大きな材料が出て

会社に大きな変化の兆しが

見え始める。

ステージ3:

利益成長にまだなんとか勢いは

あるものの、その後鈍化の気配

が見え始める天井圏

ステージ4:

投げ売りの段階

・まだまだ上がるぞと勘違いした

不勉強な個人投資家が買うのは

ステージ3の段階

長期トレンドを示す200日移動平均

情報への勢いを失い徐々に横向き

やがて加工トレンドになる。

・第4ステージでは第2ステージと

逆で株価が下がるときに出来高

増え、上がる日に出来高は減る

・第2ステージ入り認定基準

①株価が150日MA、200日MAの上

②150日MAが200日MAの上

③200日MAが少なくとも1ヶ月上昇トレンド

④50MAが150MA、200MAを上回る

⑤株価が52週安値から少なくとも25%高い

⑥現在の株価は52週高値から少なくとも

25%以内にある

⑦保合を上に抜けつつある

株価が50日線を上回る

⑦少なくとも過去6週間、株価指数より

強い動きをしている。

・フォロースルー

発生の確認は上昇日の初日(DAY1)

を探す。

DAY2、DAY3が有効だった場合

翌日以降にフォロースルーになるか

どうかを確認する。

判定基準はDAY4から通常は7日目

「力強い」とは1.25%以上の上昇

・下落局面の特徴

①通常1回で底打ちする事はほとんどない

②15〜25%程度の反発を繰り返す

これは底買いできなかった焦った

投資家を巻き込む

③1番底の後、2番底〜を試す

局面がやってくる(3日〜3ヶ月後)

ボラティリティの高さは継続

⑤キャッシュポジションを取ったら

マーケットと個別株を落ち着いて

観察する。

⑥拙速な買い、ルールを守らない買い

はしない

⑦儲けることより資金を守る事を優先

・新高値ブレイク投資法の優れた

ところは自動ポジション調整機能がある

・大化け株が出てくるのは

下落相場から上昇相場に転換する

タイミングである

 


第4章 実践1 候補銘柄をチャートの形で探す

・株探の「株価注意報」から

「本日、年初来高値を更新した銘柄」を選択

一覧から上昇率の高い順に並び替える

・次に上昇する可能性の高いチャートパターン

を探す

カップウイズハンドル

②VCP(ボラティリティ収束パターン)

③ボックスブレイク

カップウィズハンドル

そこの形はV字型ではなくU字型

取手の部分で安値が切り上がっていく

あるいは下落ぜずに横ばいは相対的に

失敗の確率が高くなる

適切な取っ手の下落幅は通常8〜12%

ハンドル部分の保合で小さなボックス

ができるがこの幅は10%以内であれば

ロスカットラインをテクニカル的に

優位な10%ロスカットが設定できる

これが使えるのは第2ステージにあり

200日移動平均線の上で、この形が

できている事が前提条件、上層で

揉み合ってブレイクしていくのが

通常のカップウィズハンドル。

・VCPパターン

マークミネルビが考案したもの

ボラティリティの収束は3〜4回

起こるのが一般的でだんだん小さくなる

ブレイクポイントは2回とも

出来高が急増するのが成功率が高いパターン

ボラティリティ収束で理想的なのは

2回目の収束は1回目の半分程度

3回目は2回目の半分程度

回数ごとに半減するのが理想

「最小抵抗線」からのブレイクが

急騰しやすいと言える

ボラティリティが収束して、値幅が

非常に小さく、1桁台の下落率(調整場)

になり、出来高が減少、すなわち

売りが枯れたポイントは

「ピボットポイント」という

・ボックスブレイク

数ヶ月のボックスの場合は

3ヶ月や6ヶ月といった四半期決算の

倍数が多い、ボックスを抜けると

トレンドが出たと考える

急騰しやすいボックスブレイクは

①保合の期間が長い

②保合の値幅が狭い

長期にわたってボックス推移してた

銘柄が出来高を伴い上昇すると

ビックチェンジが起こっている

可能性が高い。

 


第5章 実践2 業績チェックで銘柄を絞り込む

・新高値を更新し買いのチャンスを

確認したら、ファンダメンタルを

チェックする。

始めに見るべきは売上高と営業利益

「株探」以外に

東洋経済会社四季報オンライン」

マネックス「銘柄スカウター

・ファンダメンタルズ確認4ポイント

①1年ごとの業績の安定性

概ね5〜10%以上の利益成長を維持

②直近1〜2年の営業利益の伸び

成長率は最低でも10%、通常は

20%以上が原則、理想は30%以上

③四半期の営業利益と売上高の伸び

直近の四半期が重要、前年同期と

比較して20%以上の伸び

売上高営業利益率の伸び

株探の決算タブから今期業績予想

の収益性タブをクリック

・ファンダメンタルズ分析で意識するポイント

①利益はどれだけあるのか(収益性)

②それはいつまで続くのか(持続性)

③それはどれほど確かなのか(確実性)

・ビックチェンジの例

①新製品、新サービス、新業態、新技術

②新事業

M&A、資本業務提携

④新経営陣

⑤政府や日本銀行の政策

・過去10倍になった企業の分析を

することが、今後の10倍株を発掘する

手掛かりになる。

 


第6章 実践3 利益を最大化する資金管

・生き残るための3つのポイント

①銘柄数の分散

②エントリータイミングの分散(分散買い)

ロスカット損切り

・ラルフ・ビンズの実験

①全クジ数10本で当たり6本、ハズレ4本

②元本100万で100回抽選できる

③1回ごとの賭け金は参加者が決めれる

④100回の抽選後、持ち金が多い人が勝ち

というゲームを実施した。

確率的に勝率60%のゲームだから

回数を重ねるごと儲かるはずであるが

実際は参加者40名のうち38人(95%)

が損失を出したり元本を失い破産

これは、「勝率が高くても1回あたりの

掛け金の額を間違えると損失で終わる」

という教訓

・実際に投資した場合10%の損失が

出た時点で損切りする。

試し玉で損が出てる場合は買い増ししない

・勝っている時も負けている時も

5分の1ずつエントリーする

損失が続いているときは1銘柄あたり

投資上限が小さくなる。

ここがとても大切。

※5回にこだわる必要なし

⭐️買いのルール

①初回のエントリーは投資上限の

5分の1の金額で試し玉を入れる

②含み益が出た段階で5分の1ずつ

適切なポイントで買い増す

③最初のポジションで含み益が

出ている場合は買い増しをしない

④タイミングを失したときは、

本来の買いポイント近くまで

反落した後の反発を狙う、または

次の買いポイントを待つ

⭐️売却のルール

①事前に決めた損切りポイントに

来たら損切り(最大10%)

②通常のルール

ボックス割れしたときは全て売却

③急騰時のルール

高値圏で三空が出現し出来高が増大

したら一旦売却

④悪材料時のルール

買った理由が大きく阻害される

材料が出たら即売却

・投資日記をつける

購入時に、買う理由、いくらで

何株買ったのか、損切りポイントは

いくらか、どうなったら売却するのか

記録する。

・「実践⇒反省⇒改善⇒実践」

のサイクルを最低でも一年に1回

できれば四半期に1回行う

新高値ブレイク投資法は改善サイクル

を高速で回せる。

 


第7章 実践4 売り時を見極める業績予想と目標株価

会社四季報の予想は参考程度に見て

自分で予想する。

実際に、その会社の社長ですら

当期の予想がうまくいくかどうかは

わからない

・業績予想をするメリット

①他の投資家には見えないものが

見えるようになる

②より確信をもって投資が

できるようになる

③各四半期決算で出てきた

数値をより適切に判断できる

ようになる

・新高値ブレイク方では

類似会社比較法を採用している

他にはDCF法、DDM法がある

・類似会社比較法では

営業利益倍率を利用しPERは

税引き後の最終利益をベースに

しますが、営業利益倍率は本業の

税引き前営業利益をベースに

ベースに考える。

〈営業利益倍率の計算式〉

時価総額÷営業利益=営業利益倍率

・業績予想をする上で大切なこと

①自分が理解できる事業

(ビジネスモデル)である

②数量と単価がわかる、または

推定できる開示情報があること

(過去のデータ含む)

③月次でデータ開示があるとベター

・10倍株の発生確率が高い業種は

情報・通信業、サービス業、小売業

の3つ

・初心者向け業績予想

会社四季報の来期予想をさらに1年

延ばす方法(やらないよりマシ)

②会社の中期計画を採用して

必要があれば若干修正をして

業績を予想(効果あり)

③実績・KPIを元に独自予想

(効果多いにあり)

・業績予想の準備

①市場規模

全体のパイがどれくらいあるのか

②市場成長率

全体のパイがどの程度成長しているか

③獲得シェア

シェアの理由と今後の成長性

④売上の種類

ストック型かフロー型か

構成比率はどうか

SIerと呼ばれるシステム開発系企業は

システム開発には長けているが

どこに導入するかのコンサルティング

には弱い

のれん代は買収時に支払った金額

と買収先企業の純資産との差額

買収代120億で純資産100億

の会社を買収した場合、のれん代

20億

地方自治体のIT予算は大手の

富士通NECが牛耳っていた

有価証券報告書で事業等の

リスクを確認する。

・支払利息、持分法損益、税効果

少数株主持分などで大きな損益が

出る場合は調整が必要、営業利益

には、これらの項目が反映されて

いない、調整する際は、できるだけ

一時的・突発的な損益は除外して

企業の実力値に近い値を使用する

 


あとがき

 


●本書から得られた新しい知識

ふるさと納税にかかわる指定制度

①返戻金の返礼割合を3割以下

②返礼品を地場産品とすることを

明確に打ち出したため、行きすぎた

自治体は退場に

▼書籍

DIE WITH ZERO

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オニールの相場師養成講座

https://amzn.to/3XCwxNt

▼サイト

レオス・キャピタルワークス

https://hifumi.rheos.jp/

証券リサーチセンター

https://holistic-r.org/

シェアードリサーチ

https://sharedresearch.jp/ja

▼関連動画

カカチャンネル(企業の繁栄衰退)

https://www.youtube.com/@cakachannel

フォロアップ動画

https://investorduke.com

 


●本書に出てくる格言

その会社の社長ですら

当期の予想がうまくいくかどうかは

わからない

 


●本書で得られた気づき

仲間を作ることは非常に大切

だと思う。

しかしながら投資系のコミュニティー

詐欺師の温床になりやすいので

細心の注意と、十分な知識を入れた

上で参加したい

 


●今までの自分の考えと違ったところ

ラルフ・ビンズの実験

勝率だけでは資産は増やせないという

実験結果は興味深い。

実験では勝率60%固定であるが

この実験の結果は

本当のチャンスに多くベットできるか

どうやって本物かどうかを見分けるか

或いは、手堅く確率論を信じて

インデックス投資家になるか

を問われているように見えた

 


●本書の内容で実行してみたい事

新高値ブレイク手法を取り入れ

損切りは10分%とする