思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■NLPの教科書 を読んで

 

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

  • 作者:前田 忠志
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:NLPの教科書

著者:前田忠志

 


●本書を読んだきっかけ

モデル事務所を経営している方が

NLPを学んでいると聞き他人事では

ないかなと思いジュンク堂で探していて

見つけた入門書

 


●読者の想定

NLPについて学びたい人

本書は入門書ではあるが

WORKを全てやっていくと

数ヶ月はかかるぐらいの内容です

読書するより実践する事に意味が

ある本である事は間違いないです

 


●本書の説明

「こうなりたいと」思うのに、そうなら

ない自分がいます

なぜ自分は、自分の思いどうりならない

のでしょう。

自分が自分の思いどうりにならないのは

自分が思いどうりにしたくないからです

NLPは机上の学問だけでなく、実践的な

スキルです。

自分の未来を自分で作る、そのために

役立つのがNLPです。

 


PART1 NLPとは

コミニケーションは対人コミニケーション

だけではない自分とのコミニケーションも

大切なコミニケーションの一つ

NLPは1970年にリチャード・バンドラー

とジョン・グリンダーの2人の創始者

によってはじめられた

NLPの前提

①現実の体験の内容を変えるより

現実を体験させるプロセスを変化させる

能力の方が、価値がある事が多い。

他人は変えられないが自分は変えられる

②コミニケーションの意味は

受け取る反応にある

「次回はミスしないように」と

注意してミスがなくならない場合は

「正しくデータを入力するには

どうすればいいと思う?」と質問

すると良い

③周りの環境や自分たちの行動に対して

人間が識別できる事は全て、視覚

聴覚、身体感覚、嗅覚、味覚を

通して、有効に表すことができる。

「いい会議」したいではどういうものか

わからない

参加者が笑顔で笑い声を交えながら

イデアを出し合うのが聞けて

ワクワク感じるのが「いい会議」

④人が変化を起こすためのリソースは

すでにその人の中にある。

より良い自分いなるためには

経験、信念、価値観、人間関係、

時間、お金といった志願が必要

この様な資源を「リソース」という

変化を起こせない時は

「リソース」に気づいていない

⑤地図は領土ではない

同じ場所を示した地図でも

その地図を頼りにすると目的地に

行けない、私たちは現実をありのままに

体験するのではなく、省略・歪曲・一般化

して体験する、いわば現実を

心の中の地図に表している

⑥人の肯定的な価値は一定です

その一方でその人の内側と外側の

反応が価値があり適切かどうかが問われる

よく遅刻する人はダメな人ではなく

単にそういうパターンを身につけて

しまった

⑦全ての行動には、それを起こさせる

肯定的な意図がある、また全ての

行動にはその価値を生かせる状況がある

夜更かしにも意図がある

夜更かしで自由を感じることができる

自由という肯定的な意図がある

⑧フィードバックVS失敗

与えられた仕事や状況に対して

それが望んだ結果であってもなくても

あらゆる結果と行動は成功です。

NLPに失敗はない望んだ結果でなくても

それは成功です。

・学習の4段階

第1段階「無意識的無能」

知らないしできないという段階

第2段階「意識的無能」

知っているけれどできない

第3段階「意識的有能」

知っていて、意識するとできる

第4段階「無意識的有能」

意識しなくてもできる

※4段階全てが学習です

 


PART2 人の心を開く

相手に対して効果的に働きかけるには

相手の心が開いた状態であることが

必要です、人の心を開くスキルを紹介

・お客様は商品を選んだり買おうとする

前に店員を信頼できるかどうかを

判断します。

・話をしてもらいたいという人より

話を聞いて欲しいという人の方が多い

バックトラックはいくつかの方法が

あるが簡単なのは相手の直前の語尾

を返す事

・バックトラック3つの方法

①直前の語尾を返す

②要約する

③キーワードを返す

・声の大きさ、速さ、トーン、テンポ

を合わせるのもラポールを築くのに

効果的である。

–言葉:使う言葉を相手に合わす

–呼吸:呼吸のテンポや深さを合わせる

–感情:感情の強さや起伏

ラポールが築けていないと

リーディングしても上手くいかない

ペーシング→ラポール→リーディング

→望ましい状態

キャリブレーションによって

ラポールが築けたかどうかを判断する

手がかりは人によって違う

手がかりを見つけて相手の状態を

判断するのがキャリブレーションです

–見てわかる

体の角度、手の動き、足の動き

腕組み、足組み、頭の角度

頷き、表情、顔の向き・筋肉・色

まばたき、目線、涙腺、口の形

皮膚の色、汗

–聞いてわかる

大きさ、スピード、高さ、テンポ、口数

–感じてわかる

体温、匂い、感覚

キャリブレーションの手掛かりは

非言語ですが無意識に起きるため

言葉より本当の状態が現れやすい

キャリブレーション力を高めるWORK

①友人に好きな人と一緒にいる事を

想像してもらい非言語の情報を観察

②友人に嫌いな人と一緒にいる事を

想像してもらい非言語の情報を観察

③友人にどちらかの人と一緒にいる事を

想像してもらい非言語の情報から

どちらの人と一緒にいるのか当てる

NLPでは視覚、聴覚、触覚、嗅覚

味覚の五感を「表象システム」という

このうち触覚、嗅覚、味覚を合わせた

ものを「体感覚」という

表象システムのうち優先的に使っている

ものを「優先表象システム」という

そしてそれは人によって違う

人とコミニケーションするには

相手の優位表象システムを知り

それに合わせる

–視覚優位

早口、話が飛ぶ

視線は上を向くことが多い

「見える」「イメージ」

と言った表現を使う

–聴覚優位

理論立てて話す

視線は横を向く、耳や顎に手を

やることが多く「聞こえる」「リズム」

と言った表現を使う

–鯛感覚優位

感情豊かでゆっくりと話す

視線は下を向くことが多い

「感じる」「感覚」という表現が

多い

P68 優位表象別の表現

・優位表象システムが異なる人同士

話すとコミニケーションギャップが

起こりやすい、相手の優位表象システム

を知り特徴に合わせたコミニケーション

を取ることによって豊かな人間関係を

築きやすくなる

P71 優位表象システム別対処法

・相手の視線を観察(相手を見たとき)

①記憶された視覚↗︎(向かって右上)

②記憶された聴覚→(向かって右)

③内部対話↘︎(向かって右下)

④体感覚↙︎(向かって左下)

⑤創造された聴覚←(向かって左)

⑥想像された視覚↖︎(向かって左上)

・視覚と聴覚の右左の違いは

記憶か想像です

・英語のスペルを思い出すには

自分の左上を見て記憶にアクセス

すると効果的です

 


PART3 人とうまく関わる

人の気づきを促すスキルや

人間関係に問題が起きたときに役立つ

スキルを紹介

・自分にとって普通の事と

他人にとって普通のことは同じではない

アドバイスではなく質問をする

「◯◯だとどうなりますか?」

脳の中で情報が言葉になるとき

省略・歪曲・一般化といった

変形が起きる、質問をすることに

より回復することができる

これを「メタモデル」という

質問によりクライアントの省略

歪曲・一般化された情報を取り戻している

メタモデル「省略から回復」

①単純削除

「何が不安なのですか?」

「具体的に何が?」「何を?」

②比較削除

「誰と比べて話下手なんですか?」

「何と比べて?」「誰と比べて?」

③不特定指示詞

「具体的には何ですか?」「誰ですか?」

④不特定動詞

「具体的にどの様に混乱してますか?」

「具体的にどのように?」

⑤名詞化

「何がどの様に変化していないのですか?」

「具体的に誰が?」「何を?」

メタモデル「歪曲から回復」

①因果関係

「どの様にしてXがYの原因になるのですか?」

②複合等価

「どの様にしてXはYを意味しますか?」

③読心術

「どのようにして、それがわかりますか?」

④判断

「それは、誰がいったのですか?」

「誰によると?」

メタモデル「一般化から回復」

①全称限定詞

「いつもですか?」「全員ですか?」

「絶対ですか?」

②必然性/可能性の叙法助動詞

〜しなくてはならないに対し

「そうしないとどうなりますか?」

〜をしてはならない

「そうするとどうなりますか?」

「そうするのを止めているのは何ですか?」

③前提

「どの様にしてそうわかるのですか?」

メタモデルに「なぜ?」はない

メタモデルの質問は省略・歪曲・一般化

を回復するためのものであり

原因を探るものではない

「なぜ?」は言い訳を引き出すが

メタモデルは情報を回復できる。

メタモデルで自分に質問

内部対話で否定的な対話をしたときは

自分で自分に対してメタモデル

質問をすることができる

・人は様々な物の見方や視点を

通して出来事を体験する

物の見方や視点の事を「フレーム」

と言いフレームを変える事を

「リフレーム」という

①状況のリフレーム

ある状況では役立たない行動も

別の状況では役立つ

役立つ状況を見つけるリフレーム

細かい→経理の仕事が向きますね

②内容のリフレーム

内容や意味を変えるリフレーム

頑固→意思が強い

P111 リフレームの例

リフレームはポジティブシンキングとは

異なる現実を否定するのではなく

現実を見るためのフレームを変える

例えば自分の嫌いなところを考えて

その嫌いなところが役立った事がある

それはどの様な状況だったか

人には短所の数だけ長所がある

・人間関係でトラブルが起こると

自分が正しい相手が間違っている

と感じますが、どちらが正しいかは

視点の違いです

NLPでは自分や相手の視点の事を

「知覚位置」といい「第1の位置」

「第2の位置」「第3の位置」がある

①第1の位置 自分自身の視点

②第2の位置 相手の視点

③第3の位置 第三者の視点

第2の位置に立つ傾向が強い人は

人のためになろうと自分を犠牲にする

事がある

第3の位置に立つ傾向が強い人は

何事にも無関心で行動を起こさない

事がある

知覚位置を変える体験をするスキル

を「ポジション・チェンジ」という

NLPでは「ポジションチェンジ」の

ワークの最後に「フューチャーベース」

というステップが入る

将来の具体的な場面で新しい行動を

とっている自分を想像しリハーサルする

【WORK】ポジションチェンジ

苦手な人を想定する

①第1の位置 自分自身の視点

相手がいると想定して言いたい事を言う

②第3の位置 第三者の視点

深呼吸して椅子に2人が座っている

事をイメージ

③第2の位置 相手の視点

相手になりきり自分をイメージし

言いたい事を言う

④再度、第3の位置に座り

深呼吸し2人を見ます

⑤第1の位置に座り今後の可能性に

気づく「フューチャーベース」

 


PART4 人を導く

相手に何かをやってもらいたいとき

相手の変化をサポートしたいとき

相手に合わせるのが効果的です

人を導くためのスキルを紹介

・メタプログラムの一つである「方向性」

には、目的を達成することに動機づけられる

「目的志向型」と問題を解決する事に

動機づけられる「問題解決型」がある

「目的志向型」の傾向の強い人は

「得られる」「手に入る」などの言葉

を使うと効果的で

「問題回避型」の傾向の強い人は

「避ける」「解決する」などの言葉

を使うと効果的です

・判断基準

メタプログラムの一つに判断するときの

基準の違いである「判断基準」がある

自分で判断するのを好む「内的基準型」

他者に判断してもらうのを好む

「外的基準型」があります

コミニケーションの際は相手の

メタプログラムに合わせる事で効果的に

働きかける事ができます

・スコープ

–詳細型:詳細な情報を扱うのを好む

「具体的には」「正確には」の言葉が効果的

–全体型:全体像を扱うのを好む

「ポイントは」「一般的には」の言葉が効果的

・主体性

–主体行動型:考えずに自分から行動する

「今すぐ」

–反映分析型:周りに反応して分析する

「検討する」などの言葉が効果的

・選択理由

–オプション型:選択肢を増やすのを好む

「いろいろ」

–プロセス型:決められた手順を好む

「正しい方法」

・ストレス反応

–感情型:ストレスに感情的に反応

「すごい」

–冷静型:ストレスに冷静に反応

「客観的に」

・連携

–「個人型」自分で責任を持つ事を好む

「一人で」などの言葉が効果的

–「チーム型」チームで働く事を好む

「一緒に」などの言葉が効果的

・催眠とは「トランス」に導く技術の

事ですトランスとは外部に対する注意が

低下している状態で意識の機能が低下し

メッセージをそのまま受け入れやすくなる

・ミルトンモデル

抽象的な表現を使って受け手が自由な

解釈をできるようにしたもの

ミルトン・エリクソンの言葉の使い方

をモデル化したもの

①逆メタモデル

省略・歪曲・一般化する表現

省略:情報を省略し具体的な内容が

ハッキリしないため相手は自由に

解釈できる

歪曲:あたかも事実であるかのように

表現する

一般化:例外があるものでも例外を

認めず一般化したもの

②前提

表現の中に自分が相手に望む反応を

前提条件として組み込んでしまって

いるもの

–時の従属説

「〜しながら」「〜の後に」「〜のとき」

「ご契約の前に、確認されたいことは

ございますか。」

–序数

「最後に」「次に」「もう一つの」

「最初は、難しいと感じてませんか?」

–「または」や「あるいは」

「最初から参加しますか?あるいは、

遅れて参加しますか?」

–意識の叙述語

「〜に気づいている」「〜を理解している」

「これはお買い得だと言う事を

知っていますか?」

–副詞と形容詞

「深くリラックスできますか?」

–時の変化の動詞と副詞

「始める」「終わる」「続ける」

「興味を持ち続けてください」

–注釈の形容詞と副詞

「運良く」「必然的に」「幸運にも」

「必然的にトランスに入っていきます」

③関節誘導パターン

「〜してください」を使わないで誘導

–埋め込まれた命令

「将来の事を想像してみるのは

いいことです」

アナログマーキング

「美味しいものを食べると『元気を出そう』

という気持ちになります」

–埋め込まれた質問

「何を食べたいのかな、と思っています」

–否定命令

「明るい未来を想像しないでください」

–会話的要求

「〜できますか?」「〜はわかりますか?」

「うまくいった時のことを話して

いただくことはできますか?」

–曖昧さ

a.音韻的な曖昧さ

二つの意味にとれる言葉

b.構文的曖昧さ

「理解されなくても変化は起こせます」

c.範囲の曖昧さ

「リラックスすると体験が豊かになる

ことに気づきます」

d.句読点の曖昧さ

「呼吸は深くリラックスします」

④メタファー

たとえのことで直接的ではない表現

であるため意識的な抵抗が起きにくい

–選択的な制限違反

「空気が味方しています」

–引用

「会社の上司から『迷ったらやってみるべきだ』

と言われた事がありました」

・広告で使うミルトンモデル

「リラックスしながら楽しんで

いただければと思っています」

「世界が涙。注目を集める感動作」

・ミルトンモデルとメタモデル

ミルトンモデルによって

省略・歪曲・一般化された情報を

メタモデルの質問によって取り戻す

事で誤解を減らし主体的に人と

関わる事ができるようになります

「人気の商品です」

「具体的にどのような人に人気なのですか?」

 


PART5 行動や感情を変える

五感の使い方を変える事で行動や感情は

変える事ができる。

NLPでは何かを達成するために使う

五感の順番を「ストラテジー」という

[視覚(V)]

外部視覚(Ve),内部視覚(Vi)

[聴覚(A)]

外部聴覚(Ae),内部聴覚(Ai),内部対話(Ad)

[体感覚(K)]

外部体感覚(Ke),内部体感覚(Ki)

望ましくない結果が起きている時は

V、A、Kのいづれかを使っていない

ストラテジーを変える時は

V、A、Kすべてを変える

・ストラテジーを変える

散らかっている机を見る(Ve)

片付けるのは面倒(Ki)

面倒臭い今日は帰ろう(Ad)

そのまま帰る

散らかっている机を見る(Ve)

片付け終わった机を想像(Vi)

片付け終わった机で仕事する気分(Ki)

片付けちゃおうと心の中で言う(Ad)

片付けはじめる

・何かを成し遂げる人は、一般的に

成し遂げた後のことをイメージするのが

上手です。

不安を感じたり落ち込んでいる時は

内部対話(Ad)内部体感覚(Ki)

を繰り返している事が多い

【WORK】ストラテジー

①変えたい行動パターンを特定

②その行動を再体験

③段階ごと再現してストラテジーを導出

④望ましいストラテジーを設計

V・A・Kの全てを使う

⑤設計したストラテジーで上手くいくか

確認(フューチャベース)

・TOTEモデル

閉まったドアを押したものの開かない

引いてみると開いたと言ったアプローチ

TEST(テスト)→OPERATE(作業)→

TEST(テスト)→EXIT(出口)

①TEST(テスト)

現在の状態が望ましい状態か判断

②OPERATE(作業)

望ましい状態にするため作業

③TEST(テスト)

望ましい状態になったか判断

なってなければ②に戻る

④EXIT(出口)

望ましい状態が実現し終了

※TOTEモデルでは原因分析をしません

大切なのは目標を実現するための

方法です

・アンカー

①視覚アンカー

シンボル、マーク、絵、写真

服装、顔

②聴覚アンカー

言葉、音楽、内部対話

③体感覚アンカー

仕草、ポーズ、身体的接触、香り

④空間アンカー

部屋、席

・効果的なアンカリング

①ピーク直前のタイミング

発火させた直後にピーク

②強い状態

状態が強ければ強いほど良い

③独特ではっきりしたもの

④正確に繰り返すことができるもの

いつでも発火できるように

・リソースアンカー

特定のリソースを呼び起こし

望ましい状態になるためのアンカーです

【WORK】リソース・アンカー

①望ましい状態を体験した時の事を

思いだし、同じ状態を体験

②状態がピークに達する直前の

タイミングでアンカーをかけます

③深呼吸して中立的な状態に

なります「ブレークステート」

④アンカーを発火させて望ましい

状態になる事を確認します

・スタッキング・アンカー

アンカーを積み重ねる方法

同じ引き金で別々の状態のアンカー

を作る

アンカーを発火させると同時に

三つの状態になる

・チュイニング・アンカー

望ましい状態と現在の状態に差がある

場合、段階を作ってアンカーを発火

させる方法

例えば怒りから協力になるため

怒り→冷静→好奇心→協力的

という段階を作る

・コラプシング・アンカー

否定的な状態を打ち消す方法

コラプスは「崩壊させる」の意味

・サブモダリティー

視覚における距離など、五感の

構成要素のこと

①視覚のサブモダリティー

②聴覚のサブモダリティー

③体感覚のサブモダリティー

サブモダリティーは変えることが

できます、変えると受け取る感覚が

変わります

・アソシエイト、ディソシエイト

「アソシエイト」(実体験)

自分の目を通して見える映像

「ディソシエイト」(分離体験)

自分の姿をイメージする

当事者としての喜びを感じたい時は

アソシエイトが望ましく、傍観者

として学びたい時はディソシエイト

が望ましい

同じ内容の記憶でもサブモダリティ

が違うと受け取る感覚が違う

思い出して嫌になるような記憶は

サブモダリティーを変えること

によって受け止め方を変えることが

できます

過去の出来事を変えることはでき

ませんが、受け止め方を変えることは

できるのです

サブモダリティを調べたら

望ましい影響のあったサブモダリティ

を組み合わせます

【WORK】サブモダリティーの変換

①感覚を変化させたい体験を一つ決めて

思い浮かべる

②サブモダリティーを調べる

映像を近くに遠くに

映像を大きく小さく

残りのサブモダリティを全て調べる

③望ましい影響ののあったサブモダリティ

を組み合わせ変化させる

④将来、同じような体験をする

可能性がある場合は、その時の事を

思い浮かべ、感覚が変わっている

事を確認します

・スイッシュ

サブモダリティを使って望ましくない

反応のパターンを変える、引き金と

なる映像を見て衝動的に起きる反応を

変える

最初は引き金になるイメージを大きく

明るくし、望ましい自分を小さく暗く

一瞬で引き金を小さく暗くし

望ましい自分を大きく明るくする

【WORK】スイッシュ

①変えたい反応を特定

②反応の引き金となる映像を特定

1枚の絵として大きく明るく

③望ましい自分を一枚の絵に

④望ましい自分を小さく暗く

⑤「スイッシュ」の声とともに

引き金の絵を小さく暗く

望ましい自分を大きく明るく

⑥①〜⑤繰り返すスピードを

速めながら

⑦引き金映像をイメージして

反応が変わっている事を確認する

(フューチャーベース)

・恐怖症の解消

恐怖症は何らかの物や状況に

対して、恐怖反応を示すものです

恐怖症は体験によって学習された

反応で再学習する事ができる

・二重のディソシエイト

①恐怖体験をしている自分を

スクリーンに映す

②スクリーンを見る自分を

映写室から見る

【WORK】恐怖症の解消

NLPトレーナーなどの経験者が行う

①クライアントの安全な状態

をアンカリング、もしクライアント

が拒否反応示したらこのアンカーを

発火させる

②映画館の客席に座っている

ところを想像しスクリーンを

イメージしてもらう

③客室から抜け出し映写室に

行き客席の自分をイメージ

④恐怖症が始まる前の安全な状態

から恐怖体験が終わった後の安全な

状態になるまで白黒の映画として

上映する

⑤映写室を出て映画の自分に入り

最後のシーンから最初のシーン

までを高速で巻き戻してもらう

⑥恐怖反応を示していた場面を

思い浮かべて、将来、そのような

場面で恐怖反応が起きない事を

確認してもらいます。

NLPでは脳の時間軸を「タイムライン」

という

①スルータイム

自分の外を通る

タイムラインが自分の前にあり

全てを見渡す事ができる

②インタイム

自分の中を通る

過去は後ろで未来は前にある

・自分が望む結果になるよう

タイムラインを変える

–将来に不安

未来のタイムラインを目の前に

明るく鮮明にする

–忙しい毎日に追われている

見渡せない未来のタイムラインを

横に伸ばして見渡せるようにする

計画性が高まる

–過去にとらわれている

過去のタイムラインを目の前から

外し小さくする

–生きている実感がない

インタイムで明るく鮮明な

タイムラインにする

–時間管理能力が低い

見渡せないタイムラインを

スルータイムにして見渡せるように

・自分の前に未来を描いたタイムライン

過去の方に振り返り自分にとって

豊かな体験のところで止まると

リソースを感じる事ができる

【WORK】タイムラインシフト

①習慣的な行動を選ぶ

②今朝、その行動を取っていた

自分をイメージし、その場所を

確認する

③②と同じように1週間前、1ヶ月前

1年前とイメージの場所を確認

④未来についても②と同じように

イメージの場所を確認

⑤位置以外に高さや明るさなどの

違いがあれば確認しておく

⑥新しいタイムラインを想像し

造り変える

⑦新しいタイムラインでどのように

生活が変わるか確認する

 


PART6 嫌いな自分を変える

より大まかに捉え自分を変える方法を

紹介

・ひとの行動には、やりたいと思って

やる行動と、やりたくないのに

やってしまう行動がある

どのような行動にも、それを通して

得られる望ましい意図があり

NLPでは「肯定的意図」と呼ぶ

「肯定的意図」があるため、やめようと

思っても、なかなかやめられない

否定的な行動をしてしまう時の

肯定的意図は通常は認識されず

無意識に働きます

無意識な肯定的意図を知るために

「パート(部分)」という考えを使う

NLPでは人は色んな個性を持った

パートから構成されると考えます

まず、実際にその行動をしている

時のことを再体験します。

その時の状態に入りながら

内面に意識を向けます、すると

内面で何かの反応が起きます

その反応が起きた場所に注意を

向けることで身体中のパートを

感じてみます

・否定的な人への接し方

批判にも肯定的意図がある

自分が優れているという承認欲求

を得たいという事がよくある

「なるほどそういう意見もありますね

では、どうしたらいいか改善策は

ありますか?」

相手を承認する言い方に変える

相手にとって大切なのは批判では

なく承認です

【WORK】肯定的意図

①肯定的な行動を特定、否定的な行動

はやめたいと思っているが、つい

やってしまうこと

②否定的な行動をしている場面に入り

場面を再体験

③内面に意識を向け、イメージが

見えたり内なる声が聞こえたり

感覚が強く感じられたりする

などの反応が起きるのを待つ

反応が起きた場所に注意し

否定的な行動を起こしている

パートを感じる

④そのパートに

「その行動を通して、何を得ようと

しているのですか?」と質問し

パートの答えを待つ

⑤肯定意図に達するで④の質問をする

・全力を出さない人は、失敗した

時に自分の能力のないことを証明

されるのが恐い、だから

全力を出さない。

・人は、意図を満たすために行動

します。意図を満たすための方法は

たくさんあります。ある行動を

したくなかったら、意図を満たす

別の行動をすればいいのです。

【WORK】6ステップ・リフレーミング

①やめたい行動や悪習慣を特定

②内面に注意を向けやめたい行動を

起こすパートにを感じ

「私とコミニケーションしてくれるなら

『はい』の合図を送ってもらえますか?」

とお願いする

そしてパートから内なる反応があれば

パートに感謝の気持ちを伝える

③やめたい行動を起こすパートに

「その行動を通して、何を得ようと

しているのですか?」と質問

行動の肯定的意図を聞き出す

④クリエイティブなパートに

やめたい行動にかわり肯定的意図

を満たす別の行動を3つ聞き出す

⑤やめたい行動のパートに

3つの代わりの行動をしてみるか

どうか聞きます「はい」の合図が

あれば次のステップへ、なければ④

に戻る

⑥自分の中の他の全てのパートに

「3つの代わりの行動をとることに

反対のパートはありますか?」

と質問し、反対するパートがない

ことを確かめる。反対があれば④

に戻る

・ビジュアル・スカッシュ

肯定的意図を満たすための行動が

相反するとき、葛藤が起きます

葛藤が起きたときに望ましいのは

どちらか一つを選ぶのではなく

統合することです

ビジュアル・スカッシュは統合する

スキルです

【WORK】ビジュアル・スカッシュ

①葛藤を特定

②パートの一つを手の上に出し

そのパートを五感で表現

③パートに「その行動をとうして

何を得ようとしているのですか?」

と質問し肯定的意図を聞き出す

④もう一つのパートを、もう片方の

手の上に出し、そのパートを

五感で表現します

⑤ パートに「その行動をとうして

何を得ようとしているのですか?」

と質問し肯定的意図を聞き出す

⑥手の上のパートを向かい合わせ

それぞれのパートに、お互いの

パートのどのリソースを利用する

ことができるか、話合わせる

⑦両手を近づけ、手を合わせる

手を開き、両方の肯定的意図を

満たす新しいパートをイメージ

⑧新しい行動を取っている自分を

イメージ(フューチャーベース)

 


PART7 夢をかなえる

NLPでは目標、ゴール、理想の状態

の事を「アウトカム」と言います

実現するにはアウトカムを明確に

する必要があります

明確にすると実現のために脳が

情報を集めはじめます。

・8つの質問で目標を明確に

①あなたの手に入れたいアウトカム

は何ですか(アウトカム)

②アウトカムが手に入ったとき、

どのようにしてわかりますか(証拠)

③そのアウトカムを、いつ、どこで

誰と作りますか(状況)

④アウトカムを手に入れることは

自分自身や周りにどのような影響が

ありますか(エコロジー

⑤アウトカムを手に入れるために

すでに持っているリソースは

何ですか、また、さらに必要な

リソースは何ですか(リソース)

⑥アウトカムを手に入れるのを

止めているものがあるとしたら

何ですか(制限)

⑦アウトカムを手に入れることは

どのような意味がありますか

(メタアウトカム)

⑧何からはじめますか?(行動計画)

・実現しやすいアウトカムは5つの

条件があり「よくまとめられたアウトカム」

といいます

①肯定的に表現されている

②目標を望む人がコントロールする

③五感に基づく証拠によって

明確にされている

④現在の状態の肯定的な副産物を

維持する

⑤外部のエコロジーに適応する

・目標のチャンクを変える

アウトカムには具体的行動が必要です

大きなチャンクのアウトカムは

チャンクダウンし具体化

・ディズニー・ストラテジー

得意なこと以外のことも考えると

夢や目的はより良いものになる

ウォルト・ディズニー

「夢想家(ドリーマー)」「現実家(リアリスト)」

「批評家(クリティック)」の3つのポジションを

使い分けていた

ディズニーストラテジーは3つのポジションを

使いアウトカムを創り出す

①夢想家

おもに視覚を用い夢が叶った場面

イメージを思い浮かべます

頭と視線をやや上向き

自由に空想しアイデアを出す

②現実家

体感覚を使い実際に計画を実行

している自分を感じてみます

頭と視線を真っ直ぐかやや下向き

現実的な行動計画を立てる

③批評家

分析的、論理的な考えをするため

おもに聴覚を用います、内部対話を

使います

頭と視線を下向き、腕足を組む

行動計画を批評

【WORK】ディズニー・ストラテジー

P258

モデリング

何かをやるとき上手なひとのやり方

を自分のものにする、そのような方法

を「モデリング」という

どのようにすれば上手にできるか

という点に重きを置く

【WORK】行動のモデリング

①上手にやりたいと思っている行動を決める

②上手にできている人をモデリング

③スクリーンをイメージしモデルが

上手にその行動をしている場面を

イメージする

④イメージしたスクリーンでモデルを

自分に入れ変えて上手に行動している

場面を映し続ける

⑤実際に身体を動かして、その行動を

とる何度か繰り返す

⑥モデルから出て、将来、自分が

その行動をとっているところを

イメージする

・ニューロロジカルレベル

意識について「環境」「行動」の他に

「能力」「信念・価値観」

「自己認識」「スピリチュアル」

も合わせ人間の意識を6つのレベル

で考える

①環境

その人を取り巻く周囲の状況

②行動

何をしているか

③能力レベル

特定の行動をするためのスキル

技術、資質

④信念・価値観

自分が信じてること

自分にとって大切なもの

⑤自己認識

自分は何者か、役割、使命

⑥スピリチュアル

個人としての意識を超え自分は

自分を超えた大きなシステムの一部

であるという感覚

「For Whom?(誰のために?)」

「For What?(何のために?)」

・アウトカムについて①〜⑥順番に

考えていく、そして今度は逆に

⑥〜①の順番で考える、これを

「ニューロ・ロジカルレベルの統一」

という

【WORK】ニューロ・ロジカルレベルの統一

P270

 


終わりに

・在り方であり、方法論であり

テクノロジーである

(Rバンドラー)

神経言語プログラミングを学んで

得られる結果として重要なのは

一連のテクニックではなく

人生に対する姿勢です

これは好奇心と深く結びついており

自分の周囲で起こると興味を持ち

これに影響を与え、役立つ方向へ

持っていこうとする態度です

ーリチャード・バンドラーー

 


●本書から得られた新しい知識

NLP(Neuro Linguistic Programming)

神経言語プログラミング

Neuro「神経」五感のこと

Linguistic「言語」言語によって思考し

意味付けコミニケーション

Programming「プログラミング」

思考や行動パターン、望む結果を得られる

ようプログラムを変える。

ラポール:相手が心を開いている

状態、信頼感や安心感のある打ち解け

た状態のこと(フランス語で「関係」)

・バックトラック:オウム返しする事

・ペーシング:いろんな要素を相手に

合わせる

ミラーリング:見た目、姿勢

身振りなどの身体の動きを合わせる

・リーディング:望ましい状態を

実現するために相手を導く

キャリブレーション:非言語の状態を

観察しその人の状態を見分ける

・アイ・アクセシング・キュー

視線を観察することで相手が今

どんな表象システムを使っているか知る

・メタプログラム

無意識なフィルターのこと、数多くの

種類がある

・アンカリング:刺激と反応の組み合わせ

を作る

アンカー:特定の反応を引き起こす

引き金となる刺激

 


●本書に出てくる格言

人々にどのようにして人生の質を高めるのか

を教える、在り方であり、方法論であり

テクノロジーである。自分自身や

他の人たちと、より効果的にコミニケーション

を取る方法を教える教育的なツールである

彼らが考え、感じ、行動する方法

において、個々の自由を持つ事を

助けるようにデザインされている

NLPの定義)

ーリチャード・バンドラーー

人の心はパラシュートの様なもの

開かないと使えない

ーオズボーンー

上を見続ける・・・それが生きるコツさ

スヌーピー

世の中には幸も不幸もない。

ただ、考え方でどうにでもなるのだ

ーウイリアムシェイクスピア

同じことを繰り返しながら、違う結果を望む

それを狂気という

アインシュタイン

人生は近くで見ると悲劇だが

遠くから見れば喜劇である

チャップリン

過去にも未来にも苦しむ必要はない

過去はもう存在しないし

未来はまだ存在していないのだから

ーアランー

自分に出会えない人生は

他者とも出会えない

伊丹十三

人の世に道は一つということはない

道は百も千もある

坂本龍馬

人は、他人と違っているのと同じ

ぐらい自分自身とも違っている

ラ・ロシュフーコー

未来を予測する最も良い方法は

未来を創り出すことである

ーデニス・ガボール

好奇心はいつだって新しい道を教えてくれる

ウォルト・ディズニー

 


●本書で得られた気づき

・寝室では仕事はしない

その悪習慣もNLPで治す方法がある

NLP霊感商法、高額商材、MLM

ナンパの技術に結構利用されている

理由がよくわかった。

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

ポジションチェンジのワーク

ストラテジーのワーク

 

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

脳と言葉を上手に使う NLPの教科書

  • 作者:前田 忠志
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)