思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■ナンパが最強のソリューションである を読んで

 

ナンパが最強のソリューションである

ナンパが最強のソリューションである

  • 作者:零時レイ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/08/08
  • メディア: Kindle
 

 

書名:ナンパが最強のソリューションである

著者:零時レイ

 


●本書を読んだきっかけ

NLPの本を探していたら本書を

Amazonで見つける。

NLPの実用法としてナンパが

取り上げられているが、結構

人気の書であったため購入

 


●読者の想定

ナンパをやらない人でも本書は

役に立つ内容が多い、自分としては

PART3、PART4の内容は参考になった

高額商材や高額セミナー、

ネットワークビジネスの呪縛にかかった

人や、そう言った人を助けたい人が

読んでも面白いと思う。

 


●本書の説明

まえがき

ナンパは著者に圧倒的自信、行動力

交渉力、煮えたぎる情熱、叩かれる

ほどに燃えるレジリエンス、メンタル

感情のタフネス、包容力、影響力

超集中、独創的な思考、軽々と自分を

操れる自己マネジメント力をもたらし

そしてモテ力も飛躍的に向上させた

すご腕ナンパ師達の技を、心理学

行動経済学NLPなどをもとに

分析、体系化して自分のものにしてきた

本書は、それぞれのジャンルのすご腕

ナンパ師から著者が指南を受ける構成

になっている

 


PROLOGUE

同級生の安村がナンパ自慢をしていた所

著者がそれに挑戦上を叩きつけるかの

ように目の前の女性4人組をナンパ

安村氏のメンツは丸潰れになる

アメリカではNLPをもとに

ナンパ技術が発展しモテたい学生は

まずNLPから勉強する。

日本では独自の発展をする。

 


PART1 ふざけ系ナンパ

ふざけキャラチャラ男を通して

女性を笑わしながら、つまらない日常

から刺激的な非日常に引き込む

習得スキルは

「解放力」「エンタメ力」「逆境を楽しむ力」

・街を歩けばどよんと澱んだ空気の子が

結構見つかる

著者は修行から半年後500人女の子から

電話番号を聞き出すことに成功

「すいません(焦)」という

いかにも拒否される事を怖がる態度より

「こんにちわ!」と

快活に声をかける事で楽しく会話したい

という前向きな気持ちを表現できる

笑いを取って心が軽快になれば

なるほど女子からの反応が良くなる

良い循環に入っていく

【解放力】

狭義ではNLPのリフレーミングという

スキルに当たる、問題を新たな視点

から眺めていたり、既に持っている

能力を使って思考や行動、感情状態を

ポジティブなものへと変える

・スベる恐怖をなくするにはスベりまくる

相手の反応にこちらが影響されなければ

何とでもなる、どれだけ滑っても

落ち着いて対処すればいくらでも

巻き返せる。

わざと悪ノリしたタチの悪いやつと思わ

せておいて、その後これ以上なく爽やかに

話す。

舞い上がる事も影響されている事なので

注意する、ちょっと笑いを取ったぐらい

では平然を装う

【エンタメ力】

人はギャグの面白さに笑うのではなく

その人の態度や空気に笑う

相手を気にしすぎるとビクビクした

ネガティブな気持ちが伝わる

・ゴリラのモノマネをやったら

そのあと何を話すかに注力する

「渋谷ってジャングルだと思わないか?」

とクールに緩急をつけてみるとか。

女性は多数になると強気になる

スベると強いしてくるしウケたら

一層沸く

いきなり声をかけた女子にハイタッチを

仕掛け、ひとまず携帯出して携帯!

QRQR

序盤にラブホいこと入れておくと

その後の結果が変わる。

「こんにちは、天気いいですね、メシ食った?

じゃあラブホでも行きますか?」

自分が軽くなることで女子も軽くしてあげる

あらかじめテンプレートを考えておく

事でその場でセリフを考えることから

解放される余裕のない初心者には

オススメ。

彼氏がいても「セックスレスだ」という

のはある意味サインを出している

【逆境を楽しむ力】

相手の女子も自分すら混乱してしまうような

常識の外から提案をしていく事で

ありえない展開が発生しはじめる。

「拒否られる恐怖」から逃げない事

著者は自分が性的なものをごまかし

生々しい展開から逃げていた事を

思い知ったという

 


PART2 オラオラ系ナンパ

頭の悪いヤンキーしかやらなさそうな

行動を行う事で、行動力やメンタルを

鍛え、エネルギッシュで強い態度と

マインドを作る、最も負荷のかかる

ナンパスタイル

習得スキル

「キレ芸」「主導権」「直球アプローチ」

・「おいっ」←小面から

声をかける、後輩に用事がある先輩を

イメージする、グッと踏み込み背を立てて

胸をしっかり相手に向ける。

踏み込みはするけど力は抜く

声が上ずるなどの、ちょっとでも

不審者感があると「キモいやつ」と

強い拒否を示すなどの警戒心を

そのままぶつけてくる。

ブレずに落ち着いていこう。

悪い反応に身構えたばかりだと

いい反応が来た時に焦る

美女から冷ややかな態度を取られると

どことなくホッとするレースから

降りられたと。

①ブレて態度が崩れそうになったら

むしろ先回りして自分の動揺を認める

②その際、オラオラ系の態度を取る、なんならキレる。

いつボロを出しても、すかさず逆ギレ

美女の「期待を含んだ熱視線」を浴び

ながら、それでも自然体でいられることが

「モテた男の証である」

【キレ芸】

ナンパ界では「Sキャラ」を発動し

主導権を取ったり、女子を従順化

させる事を「教育する」と言う

ちゃんとできなかった事

自分がダメな事をどんどん口にだし

キモさを払拭する。

【主導権】

歓談の流れに身を任せれば

女子からの余計な抵抗を招かず

楽をすることができる。しかし

そうやってクロージングを先送りにする

ことは自分を鍛えると言う点で

一切メリットはない、常に

「この後」を意識してサクサク展開

していく事で自分自身を揺さぶり

ウィークポイントを炙り出していく

・相手が遅刻すると言って拒否した場合

オレとの出会いの方が重要だと思わせる

つもりで話す

「千円落ちましたよ!」と声かける

千円回収する意気込みで結果を出す。

男は女の前だとイキリたがる

バカはすぐ手を出すがバカほど

手懐けやすい。

最近は男より女の方がメンタル強い。

高校や大学になるとストリートエリートと

スクールエリートの立場は逆転する

しかし、モテ力や影響力は本来、動物的な

スキルである、スクールエリートの土台

を持ちストリートエリートの野性味を

備えれば最強である。

【直球アプローチ】

相手の目を真っ直ぐ見てバシッとした

態度で包み隠さずアプローチする

NLPでは直接法と呼ばれるアプローチ

相手のパーソナルスペースにグッと入り

込んで臨場感を上げ、相手を受け身な

状態を作り出し、差の際に指示や要求を

真っ直ぐに発して受け取らせる技術

落ち着き払い自信たっぷりに確信の

ある態度をベースに行う。

 


PART3 ナルシスト系ナンパ

ホストやお兄系V系がやっている

ナンパスタイル。GAKUTO、ROLAND

などに支持されているスタイル

習得すれば大きな差別化

習得スキル

「恋愛ごっこ」「教育者」「テイクアウェイ」

・人は追い詰められる事でクリエイティブ

になれる

最後に自ら引いてお開きにする事で

余裕をみせた格好にする

・ホスト時代に道でキャッチさせれれる

が、それがナンパに役立つ

夜食勤務者は一般の人と雰囲気が違う

・まずは形から入る、客の女性が

ホストに期待しているものがあって

それを察知しつつ、スッと入れるかどうか

ズレていたら修正する。

【恋愛ごっこ

ドラマやマンガにあるベタすぎるほどの

恋愛シーンを一切の感情の揺らぎなく

平然と演じられれば、女性は女権反射的に

反応し、恋愛感情や性欲のスイッチを入れ

てしまう。この手法は女性の反動形成が

起こる場合がある。

・基本はSで抵抗にもあいやすいが

主導権を取れる、相手が望むSを

どれだけ察知できるか。

迷いなく無心でスベっても鬼スルー。

反応とれるって子に最低でも5分話す

練習をする(ホストの訓練)

・先に仕掛けた方が断然有利、先手を取って

相手を崩せば慣れないナルシスト系も

キープしやすい。

わざと冷たい顔をして女を品定めして

いる感を出す。(間を取る)

相手がビクったのがわかったら

適当に話しはじめる。

全く動じない姿を見せる事で

セルフイメージの高さを見せることが

できる。

行動、振る舞いをする事で好反応

がとれたら撒いたタネに水と養分を

与える。

恋愛ごっこは女を舞い上がらせて

隙を作り、隙が見えたら、すかさず

雑さ、不機嫌さ冷酷さをぶち込んで

いき評価する側のポジションを取る

【教育者】

男が女い対して承認欲求全開で自慢

したり仕事の話をしたりする事は

非常にみっともない、承認欲求の強さ

がバレる事で女に利用され搾取される

対象ともなるからである。

しかし、逆に女性を承認欲求が強い

状態に陥らせる事ができれば

大人と子供、先生と生徒ほどの

上下関係を作る事ができる

一方が評価する側「ピグマリオン効果

が発動しやすい関係が出来上がる

褒められたい側は評価者が望むよう

率先して振る舞うようになる

・さんざん刺激し、欲しがりにしておいて

いきなり引く、いきなり自分に希少性と

限定性を付与する

「この人、ちょっといいかな」と

思ったら、とたんに引いて

この出会いをいきなり目の前から

取り上げてしまう

盛り上がったところで

「もう、オレ行かなきゃだ!」

恋愛感情出したところで

いきなり行ってしまう感を出す

承認欲求を植え付け「ちょっと欲しいかも」

となったところで急に引く

・Sは元々サディストのSですが

サービスのSでもあるSっ気を

サービスとして提供できる人が本物のS

しかもこれは相手のためにやっている

観点が必要で技術として淡々とやる

感情入った方が結果はシビアになる

不器用だとこじれる、技術だけで

やればひたすらサービス提供になる

・アポの戦略は最初とクロージング前に

ヤマ場を作る

・話するのに夢中になった方が

主導権取りに疎かになって隙を見せる

事になり、必ず相手にもっていかれる

・相手を観察できればどういこうが

上手くいく、影響されながら無理して

やると失敗する。

【テイクアウェイ】

夜職の女や恋愛手練れの女は

「やれそうでやれない」

「付き合えそうで付き合えない」

という微妙な距離感を出して、男性を

宙吊り状態にし、執着心に火をつけて

恋焦がれた状態にしてしまう

 


PART4 誠実系ナンパ

好感度の最も高いナンパスタイル

習得スキル

「太陽アプローチ」「夢の境地」「魔法陣」

・一度、承認欲求の虜になった

著者の上司は舞い上がってしまい

メッセージを送ってくるが、著者は雑に

扱う、雑に扱う事で、ますます相手は

著者に執着するようになっていく

わかりやすくしがみついてくる相手だと

ますますイラついてくる。

社会的にはカスのくせに女に威張りくさって

いるダメ男が著者の中で育っていった

・相手を優しく包み込むような

目線の使い方、間の取り方や

落ち着いたトーン、甘く微笑みながら

相手を見つめ、ゆっくり顔を近づける

そして「会えてよかった」とセリフを

吐いた。

会話は至って普通の内容であるが

ノンバーバルな振る舞いが恐ろしく

多弁で豊か

ーS川氏の手法よりー

「先輩・大人感」「目上の男子感」

をちゃんと出す

立ち位置の低さを女が読み取ると

瞬間にナメ腐った態度になり

「ヘイコラするしか能のない男」

「優しさアピールしかできない男」

という非モテフォルダーに放り込まれる

事になる

【太陽アプローチ】

相手の警戒心を刺激せず、上手くすり

抜けながら、かつ、マウントを取る

「ステルスマウント」王子様を演じる事で

催眠級の最強アプローチ

大人の精神状態をキープできるかがキモ

・イケメンかどうかより自分がイケメン

だと思えているかどうかが重要

・一方が子供の心理状態になったとき

もう一方は落ち着き払った大人の精神

状態でいる事

練習が必要でなり切る事が重要

感情は排除して役者になる

著者はS川の実習を何度も受ける

【夢の境地】

女子がいかにも望んでいそうなベタな

事を無心でやる

目を見る、ゆっくり話す、自分の

思いを自己開示する

時代を超えて描かれてきた凡庸な

口説きのシーンを無心で、当たり前の

様にやりきる。

・著者は女性に1000円渡して、この

手法の練習相手になってくれと頼み

さらに1000円で飯を奢ると持ちかけ

引き上げるそぶりを見せる

・相手が美女であればあるほど無心で

アプローチしなければならない

その事が差別化になる。

ハイスペックの女性を落とすのが

難しいのは男の側が崩れてしまい

普段どうりにできないからだ

自分を保つことさえできれば

特別な事はしなくても良い

「どんな女にもブスは発見できる」

「この子を諦める!執着心を捨てる!」

・著者はナルシ系Sキャラと誠実系

の組み合わせの練習をしエグいぐらい

素敵な女性を彼女にできた

【魔法陣】

目の前の女性以外の他の要素に注意が

奪われている状態では人に影響を及ぼす

どころか、人から影響されやすくなる

逆に全く囚われるものがなく

相手に全神経を集中させる事ができれば

強い影響力をオーラの様に出す事が

できる。

二人だけの舞台みたいなものが魔法陣

の如く敷かれた強い臨場空間ができたとき

女子はこの様な状況に対して頭ではなく

条件反射的に感情を高ぶらせ

「状況支配者」に強い執着心を抱くように

なる。

 


EPILOGUE

著者のグラドルのナンパ成功事例で

本書は締め括られている

「ひとりの子を落とすかどうかで、人生変わる

ってこと、あると思うよ。美女を落とすって事は

やるとかやらないとか、そういうのにとどまら

ないものがある、自信がつくとか影響力が

つくとか」そっちの方が断然でかい

 


●本書から得られた新しい知識

アルバート・エリスのコミュ障対処法

公園で知らない人に挨拶したり

マックやドラッグストアの店員に挨拶

天気のことや商品のことについて

質問をしてみる

・待ち合わせグダ:人と待ち合わせている

という理由で、誘いを女子が拒否ること

・形式グダ:本心はOKだが軽くみられ

たくないため形式的に断る

・コンプレックスが出て落ち着きを

失いそうになったら、それを隠そうと

するよりも、むしろ率先して認めて

いった方が健全な方向に向かいやすい

・ストリートエリート:運動できたり

幅を利かせている奴

・スクールエリート:勉強ができるだけ

・反動形成:抑圧している欲求を隠すため

表向きは抵抗性を見せるが表面的な

抵抗性が強ければ強いほど欲求は強い

・年齢退行:王子の如き男を前に

して舞い上がると同時にコンプレックスに

苛まれオドオド、ビクビクした精神年齢

になること

ストックホルム症候群:子供のような

不安定な精神状態の人が大人の精神状態

の人にもたれかかろうという心理が働く

 


●本書に出てくる格言

オレはお前が気に入った。ここ数ヶ月あった

女で一番。それわかってもらえるまで

いっちゃダメ。

ーT崎ー

 


●本書で得られた気づき

・人は失敗よりもむしろ成功の方を

より恐れる、失敗すれば傷付きつつも

諦めがつき、どこかでホッとする

成功によって否応なくこれまでの

自分から追い立てられることになる

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

アドラー博士が言ったように

承認欲求の虜になる事はこの本を読んでも

良くない事がわかった。

いかに承認欲求を捨て去るかが

これからも課題となった。

人間の本質的欲求なだけに難しい

とは思う

 

 

ナンパが最強のソリューションである

ナンパが最強のソリューションである

  • 作者:零時レイ
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/08/08
  • メディア: Kindle