思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■リバモアの株式投資術 を読んで

 

 

書名:リバモアの株式投資

著者:ジェシー・ローリストン・リバモ

 


●本書を読んだきっかけ

自宅の本を整理していて

半分マンガなので読みやすいと

思い読んでみる

 


●読者の想定

130年近い昔のリバモアの

手法について知見を広め

現代の相場に当てはめて

取引したい人、投機を

ビジネスとして取り組みたい人

 


●本書の説明

第1章 投機という挑戦

話を先に進める前に忠告しておく

成功によって手にできる成果は

自ら記録をつけ、自ら考え

自ら結論を出すという点において

どれだけ偽りなく誠実に努力したか

に比例する。

・投機に関心のある人は、投機

をビジネスと捉え、ビジネスと

して扱うべきであって

ギャンブルと考えてはいけない

投機は本来ビジネスである

という私の考えが正しいと

すれば、投機というビジネスに

従事する人々は入手できる

有益なデータを駆使して

自分の能力の限りまで学び

理解しようと固く決意する

べきである

・極めて確信をつく金言がある

「競馬では一つのレースに勝っても

トータルでは勝つことはできない」

相場も同じである。

・情報が一般大衆、特にその

情報に関心を持つ人々に

与える心理的影響を予測する

たとえその情報が市場に明確な

強気の影響や弱気の影響を

与えそうだと確信したとしても

市場の実際の動きによって

その考えが裏づけられるまで

賭けに出てはならない。

なぜなら、予期したほどに

マーケットが反応しない場合

もあるからだ。

・過去の同じような値動きを

知っていることは、投資家や

投機家にとって計り知れない

ほどの価値を持つ、個人的な

考えを完全に捨てて

市場そのものの動きに細心の

注意を払う

・仕掛けを急いだ銘柄の真の

トレンドには乗る事ができない

・私の経験で言えば、大儲けに

至った投機は、株でも商品でも

仕掛けた後にすぐに利が乗った

トレードによるものである

・成功している投機家は最初の

トレードをどのタイミングで

仕掛けるかについて確たる

指針を持っている

・私個人としてはチャートには

全く興味がない、私にとって

チャートは混乱をきたすもと

である、私は熱心に記録を

つけている

・値上がり過ぎているという

理由で株を売ってはいけない

逆に大幅に下落しているから

と言って株を買ってはいけない

・私は決して押し目買いや

戻り売りをしない。

 


第2章 株が正しく動くのはいつか?

・株価が動き出した最初の数日間

出来高の急増と共に徐々に

価格が競り上がっていく

その後、私が「ノーマルリアクション」

と呼ぶ下落が起こる

その際、上昇中に膨らんでいた

出来高は一気にしぼむ、そうであれば

この浅い押しは正常な動きだ

数日後に株価が再上昇を始める

時の出来高は上昇開始期と

比べるとはるかに少なく

なっているだろう。

・「異常」とはつまり、それまでに

なかった、同一取引日における

最高値から6ポイント以上の

下落でであり、それは看過できない

危険なシグナルの点灯

・ヒトの人間的な側面が

平均的な投資家や投機家にとって

最大の敵になる。大幅な上昇後に

値を下げた後、反発しないと

言えるだろうか?

私が投機を真剣なビジネスと

して考えている人々に対して

声高に繰り返し伝えようと

していること。それは

希望的観測は捨てろ❣️

という事である

・そもそもやるべきトレードは

年にたったの数回、おそらく

4〜5回しかない、次の

大きな動きが現れるまで

静観するのだ。

・冷静でいられるために

マーケットから離れた場所にいる

マーケットで起きたことは

記録しているのでデータを見れば

マーケットがどのような

状態にあるか明確なイメージが

得られる

真の動きは始まったら

その日に終わる事はない

本物の動きが終わるには

時間がかかる

 


第3章 先導株に従え

・株価は上下に変動する

それは過去も未来も変わらない

大きな変動の背景には逆らう

ことのできない大きな力が

存在する。

知っておかねばならないのは

それだけである。

そして何よりもマーケットを

打ち負かそうなどと考えては

ならない。

マーケット全体に手を広げる

のも危険だと覚えておこう

同時にあまりに多くの銘柄に

関心を持つべきではない。

私はかつて、その過ちを

犯して大きな損失に見舞われた

経験を持つ

・みなさんに強調したいのは

つまりこういうことだ

特定の一業種に明確な

トレンドが発生したら

それに従って行動を取るべき

である

・4つの注目業種から2銘柄を

選んでその経過を正確に分析

できれば、他がどう動くかを

心配する必要はない

「先導株に従え❣️」

賢明な投機家は以前であれば

そう常識はずれではなかった

大きな規模でのトレードを

しようとは思わないだろう

業種を限定し、その中の

少数の先導株を分析する

より安全な利益の機会を

得る時代が到来している

 


第4章 資金の管理

・ほとんどの投機家は本物の

お金を目にする事がない

彼らにとって、お金は実体的

で触れる事ができないものではない

私は一度に20〜30万ドル

単位でお金を引き出していた

これは得策で心理的効果がある

現金を引き出すことを方針に

しよう。

幸運にも元本を2倍にできたら

一刻も早く儲けの半分を

引き出して蓄えに回すべき

である

・成功に不可欠なバランス感覚を

失ってしまうと

自分が判断を誤る日などと

思いも及ばない、だがその日は

意外と早くやってくる

 


第5章 ピボットポイント

・最安値を付けて反転した

場所をピボットポイントとする

下降トレンドが本格的に

再開されるにはそのポイントから

3ポイント以上安い値をつけ

なければならない

ポイントからそれ以上下げず

3ポイント上昇したら

40→43に持ち直せば

すぐに買うべきである

・明確なトレンドは滅多に

発生しない4〜5年に一度

程度であろう

その合間には持続時間の短い

トレンドが存在する

・時間変動を価格変動と組み

合わせた時から場帳が私に

語りかけるようになった

・投機家がある銘柄のピボット

ポイントを断定し、そのポイント

における値動きの意味を

読み取ることができたなら

最初から正しいトレードと

確信してトレードを開始する

事ができる

・ピボットポイントを使った

トレードは3度目は上手く

行かない場合が多かった

ピボットポイントを突き抜けた

後に株価が思うような動きを

しなかったら、それは警戒

すべき危険シグナルである

・ピボットポイントが待ちきれず

その間に儲けられそうな

トレードに手を出した時は

たいてい損を出している

・自分でポイントを見出し

自らの方法でトレードし

我慢強く待ち危険シグナルに

注意すれば的確なトレード

感覚を身につけていくことが

できるに違いない

他人からの情報や助言を

元にトレードしても

利益を得ることはほとんどない

・あるパーティーで婦人に

せがまれ推奨株を教えたが

1週間後、その婦人は株を

買っていなかった

私の情報が正しいかどうか

様子見をしていたのである

他人から得た情報なんて

そんなものである。

・すべての重要な値動きは

単に同様の値動きの繰り返し

にすぎない

・自ら記録をつけてそのデータ

を研究すれば、誰でも利益を

あげられるはずである

 


第6章 100万ドルの損失

・かつて魅力的なトレードで

利益をとり損なった事がある

そこには根本的な二つの理由

があった

①価格に関して絶好のタイミングを

我慢して待つことができなかった

②判断を誤ったことに腹をたて

正しい投機の手順に従わなかった

格好のタイミングを待つ

忍耐の欠如が全ての敗因である

・大多数の人にとって投機は

行き当たりばったりで

手痛い出費に終わる

・企業の内情を知る役員であれば

自社株の買い時を教えてくれる

であろう、しかし彼は株の

売り時を言う事はできないし

言おうともしないはずだ

それは経営陣仲間に対する

背信行為に等しいからである

・投資や投機のビジネスで

成功するのは本当に努力した

人だけである

一攫千金などない。

 


第7章 300万ドルの利益

・将来成功する半投資家は

絶好のタイミングに取引する

だけで結果的には大小全ての

変動から投機思考の相場師が

かつて得た利益よりもはるかに

大きな利益を実現するだろう

 


第8章 リバモア流マーケットの秘訣

・小さな変動を捉えて

マーケットで売買を繰り返す

方策を編み出そうとすることは

間違いであり、やがて私は

現実をはっきりと認識する

ようになった

本当に重要な変動の到来に

関して正しい考えを持つには

時間的要因が極めて重要である

という認識が突然閃いた

・どの業種においても2つの

銘柄の値動きを組み合わせて

トレンドが明確に変化したことを

認識し、それに従って

キープライスが確定する

・株価がある方向に動くには

常に理由がある

 


第9章 ルール解説

1.上昇トレンドは黒インクで株価書く

2.下降トレンドは赤インクで株価書く

3.他の4列は鉛筆で株価を書く

P108〜116 場帳の付け方

 


バモア流〈マーケットの秘訣〉チャートと説明

 


●本書から得られた新しい知識

▼将来の変動を予想するための図

1列目:セカンダリーラリー

2列目:ナチュラルラリー

一時的な反発

3列目:上昇トレンド

4列目:下降トレンド

5列目:ナチュラルリアクション

一時的な反落

6列目:セカンダリーリアクション

上昇・下降トレンドのいずれかの

列に価格を記録するとき

その時点の実際のトレンドが

心に焼き付く

 


●本書に出てくる格言

・私は危険なシグナルが点灯

すれば有無をいわせずに従う

とにかく手仕舞う!

数日後、何も問題がないようなら

いつでも戻れるのだから

ー非凡な才能を持つ投機家ー

 


●本書で得られた気づき

チャンスは1年に4〜5回程度

明確なトレンドが出るまで

我慢する忍耐が必要である

 


●今までの自分の考えと違ったところ

押し目買いはよくない

と言うところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

自分だけの場帳のフォーマットを

作ってみる