思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■小型株集中投資で1億円 を読んで

 

10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル

10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 実践バイブル

  • 作者:遠藤 洋
  • 発売日: 2020/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:小型株集中投資で1億円

著者:遠藤洋

 

●本書を読んだきっかけ

紀伊国屋書店に平積み

小型株投資に興味があり購入

 

●読者の想定

仕事優先で週末投資家に

本書はお勧めできる

高騰する小型株の特徴と

銘柄発掘について

論理的に説明されている

 

●本書の説明

Prologue 小型株集中投資はトレードではない!

・「時間的自由」と「経済的自由」

の両立を目指し、実現するため

の手段こそが「小型株集中投資」

だといえます。

 

STEP1 大事なのは「株価」ではなく「時価総額

・私は「小型株」(特に時価総額300億以下)

を投資ターゲットにしている

・「卵は1つのカゴに盛れ、どのカゴに

盛るかを死ぬ気で選べ!」

・投資家の実力

【レベル5】資本所得>労働所得

勝ち組投資家コミニティーに所属

【レベル4】投資判断の軸を持ち

継続的に利益を出せる

〈越えられない壁〉

【レベル3】投資経験は豊富

知識はあるが勝ったり負けたり

【レベル2】株を買ったことがある

【レベル1】投資経験なし

・勝てる投資家と勝てない投資家の

いちばんの違いは視野の広さ

・全部揃ったら買い

①株価3倍になるポテンシャルがある

②商品・サービスのニーズが高い

③「出来高」増加を伴う株価上昇の直後

・一つでも当てはまればスルー

①株価3倍のポテンシャルがない

②株価にほとんど動きがない

③すでに短期間で株価が上がって

しまっている

・注目されてない株は

「上がったら買うリスト」に

放り込んでおく

 

STEP2 「投資戦略」を作ってみよう

・第一歩は「いつまでに」「いくらの株価」

を目標とするかを考えてみる

・投資前に想定しておく事

①全体的投資イメージ

☑︎投資する理由は

展開するビジネスの市場規模

☑︎投資期間はどのぐらい

☑︎時価総額の上限はどのぐらい

☑︎時価総額の下限はどのぐらい

☑︎損失リスクの許容範囲は何%で

何%のリターンを狙うか

☑︎投資の期待値はプラスか?

②予想通り上がった時

☑︎持ち続けるとしたら

どんな条件を満たした時か

☑︎株を売るとしたらどんな条件を

満たした時か

③予想より株価が伸びない時

☑︎株を持ち続けるとしたら

どんな条件を満たした時か

☑︎株を売るとしたらどんな条件を

満たした時か

④予想に反して株価が下がった

☑︎株を持ち続けるとしたら

どんな条件を満たした時か

☑︎株を売るとしたらどんな条件を

満たした時か

☑︎問答無用で売るときはどんな時か?

・よくありがちなのは

想定の上限を超えたのに

まだまだ上がると思い欲が出て

しまうこと

・投資戦略を修正すべき例外的状況

☑︎社長の逮捕

☑︎大株主の株売却

☑︎業績の急悪化

☑︎業績を左右する訴訟敗訴

☑︎商品のリコール

☑︎ウイルスの蔓延

☑︎法律改正

☑︎最高裁の新たな判例

☑︎テロや戦争

☑︎粉飾決算

☑︎数値偽造

☑︎大きな自然災害

☑︎巨大企業の倒産

☑︎各国政府の方針発表

☑︎新技術の誕生

☑︎人々の行動の劇的変化

☑︎決算の下方修正

☑︎強力なライバル商品サービスの出現

☑︎役員の入れ替わり

☑︎業務提携の発表

☑︎その他の事業を左右するような事象

・注目すべきは「時価総額」と

「市場規模」です

その会社の上限の時価総額

大まかに予想できる

時価総額」「市場規模」

絶対に忘れないように

P 51 時価総額規模図

・同じ業界でビジネスモデルが

ほぼ同じであれば「利益率」

はさほど変わらない

・PERだけで比べると将来利益

のための先行投資を見逃しがち

東証1部を目指す会社の行動

☑︎株式分割を繰り返す

☑︎時価総額を増やす意図でIR情報

をリリース

☑︎創業者の持株比率が高すぎる

場合は減らす。

 

STEP3 「値上がり株」の見つけ方

・株価が上がるときは必ず

「成行」の注文が入る

・株は「上がり始めたら買う」

「下がり始めたら売る」のが

鉄則、上がる株は上がり続け

下がる株は下がり続けるのは

株式投資の鉄則とも言える

・急上昇した株価は上昇した

時間と同じだけの時間で

急落するリスクが高い

・株価急落4つのシグナル

①株価が急騰した時

②PERが高くなりすぎた時

③PBRが高くなりすぎた時

④信用倍率が高くなりすぎた時

・PER=時価総額/年間の純利益

・PBR=時価総額/保有する純資産

・信用倍率=信用買い残/信用売り残

・その銘柄をそろそろ売りたい

と思っている投資家が

その銘柄を新たに買いたいと

思っている投資家を大幅に

上回った時に株価は急落する

・業績上方修正4つのシグナル

①業績進捗率の高さ

②オフィスの拡大

③採用数の増加

④広告宣伝費の増加

・中間決算で80%達成していれば

単純計算だと160%

上方修正を発表しそうな企業

・経営者は怪しそうでないか?

過去に妙な行動や騒ぎを

起こしていないか?

・問答無用で売るとき

☑︎業績がこれ以上伸びない

☑︎想定した時価総額を短期間で超えた

☑︎半値以下まで株価急落リスクがある

☑︎粉飾決算や違法行為など

会社に致命的な欠損

・株を購入した後は

☑︎1日1回株価チェック

☑︎急騰急落なければスルー

☑︎月一回は「IR情報」チェック

☑︎「決算説明会」「株主総会

の日程チェック

☑︎新たな投資対象を探すべく

保有株を「定期観測」

☑︎年一度の株主総会参加

☑︎「四季報」「アナリストレポート」

をチェック

☑︎空き時間に保有株の関連情報

をチェック

・月一回の保有株メンテナンス

☑︎買った理由の再確認

☑︎今からでも、その株買いたいか

☑︎事業が順調に推移してるか

☑︎目標とする時価総額への進捗率

☑︎投資戦略に変更がないか

☑︎チャートが崩れてないか

☑︎新しいニュースや情報がないか

☑︎世の中の動きに変化がないか

・世の中には「実体経済」と

「金融経済」の2つがある

現在では、この二つは逆転

実体経済:金融機材=1:9

実体経済で活動をしている

人たちから搾取する仕組みに

なっているとも考えられる

 

STEP4 勝つ投資家は情報を「捨てる」

・「必要な情報を拾う」よりも

「不要な情報には触れない」と

いうスキルが現代の情報収集に

おいては重要

あなたが気になるニュースではなく

「投資につながる可能性」のある

ニュースをチェックする

・情報を読み解く3つのポイント

①「意見」と「事実」を見分ける

②「簡単な言葉」に変換してみる

③「相手の立場」で「なぜか?」

を考える

・「会社全体の事業規模」と

「ビジネス単体の事業規模」の

バランス

小さな会社なら「新規事業」

「新製品」に加え「事業提携」

でもインパクトが期待できる

・株価が高いか安いか

高い株=未来会社価値<現在会社価値

安い株=未来会社価値>現在会社価値

・業績がしっかりしている会社は

30%ぐらい下げたところで

底打ちして上昇することが多い

・値下がり後反発する3条件

①業績好調でまだ伸びしろがある

②チャートは上昇トレンド継続

③株価下落が業績とは関係ない

・30%ぐらいの下げは最初から

あることは心得る

 

SREP5 必要最小限の株価チャートの見方

・著者は「ファンダメンタル:テクニカル分析

=7:3」のバランスでいいとこ取り

・底値圏で短・中・長期の平均線が

3本交わって絡んでいると

下降トレンド終了の可能性が高い

・「地上株」「地底株」

地上株:株価が長期移動平均線の上

地底株:株価が長期移動平均線の下

・地底株3つの階級

上流

(長期MA)

中流

(中期MA)

下流

(短期MA)

・株価チャートで過去の値動きを

見て、中流地上株と下流地上株の

境界線(中期移動平均線)にタッチ

したくらいが買いのタイミング

・直近に明確な定義はない

日足チャートで表示した時

「直近安値」は最近つけた目立つ谷

の一番下の安値

「直近高値」は最近つけた目立つ山

の一番上の高値

出来高が極端に増えて大きく

価格変動した銘柄は、中長期目線で

投資を考える一般投資家以外に

デイトレーダーも多く参入して

いることも忘れない

・底値圏横ばいの銘柄は

出来高が増えて株価が上昇し始めて

から投資するリストに入れる

・厚い板とは

直近株価前後に数百万以上の

指し値注文が入っている

数百万の成り行き注文でも

価格が変動しない

・薄い板とは

直近株価前後に100万未満の

指し値注文しか入っていない

100万くらいの成行注文を入れると

価格が大きく変動する

・株の売買が成立せず

ストップ高・安が3日連続で

続くと値幅制限は規定の2倍

に拡大される、これは日本独特

中国の深圳、上海では前日比±10%

アメリカ市場の値幅制限はない

・大量の指値買・売り注文が

現在株価から離れたところにある

場合は見せ板の可能性がある

・横ばいから出来高上昇の

急上昇は買い❣️

・上昇トレンド継続中は保有し続け

上昇トレンドが停滞してきたら

売りを検討、上昇トレンドが

終わったと判断したら売る

これが基本です

・上昇トレンドが崩れるサイン

①株価が中期移動平均線

割り込んで数日経っても戻らない

②株価が長期移動平均線

割り込んだ

③急騰から急落の後、株価が上がらない

④短期・中期移動平均線が2本絡まって

しばらく解けない

 

STEP6 株を買った後にはどうすればいい?

・決算発表後の株価の動きは

「投資家の期待に応えられたか

どうか?」によって決まる

・決算発表を跨いでホールド

☑︎投資したばかりのタイミング

☑︎成長余力がまだありそう

☑︎他の投資家からの注目度が低い

☑︎決算前に株価が動かない

☑︎注目されてないが多分決算は良い

・決算発表前に売る

☑︎期待で買われて株価が上がった

☑︎そろそろ売りと思っている

☑︎会社の伸び代がなさそう

☑︎決算がみんなの期待を超えそうにない

・資金別保有銘柄数

10〜300万:1銘柄

〜1000万:1〜2銘柄

〜3000万:2〜3銘柄

〜1億:3〜5銘柄

別目的(特別枠)で数銘柄保有

することは問題なし

・特別枠の目安

☑︎短期的な株価上昇期待「1銘柄」

☑︎数年単位の長期保有「2〜3銘柄」

・株を買った後の3選択肢

☑︎「目標株価」で判断

☑︎「時間軸」で判断

☑︎「新しいニュース」で判断

・投資とは、よりお金が増えそうな

ところに自分のお金を移動し続ける

行為です

・「この株を今持っていなかったら

今買うだろうか?」

YESならホールドNOなら売り

 

STEP7 保有株が暴落したらどうすればいい?

・株価暴落の4つの予兆

☑︎株価が急騰

☑︎信用買いが増えすぎ

☑︎素人が買い始めたとき

☑︎人の行動が変化した時

・投資家の期待だけで

買われた株は裏付ける「業績」

の実体がないまま株価が上昇

期待が裏切られたら一気に暴落

・信用買いの多いか少ないかは

「発行済み株式総数」「1日出来高

と比較した時の割合

・「回転日数」という物差しも

株価急落の予想に役立つ

「残高枚数(融資+貸株)の1日平均

×2÷新規および返済枚数(融資+貸株)

の1日平均」で求める

上昇局面では回転日数は短く

下落局面では長くなる傾向

があります「回転に数が短く

なってきたら要注意」と思える

・ある銘柄がTwitterなどで

盛り上がって株価が急上昇した

ような場合も、その後に

暴落するリスクが高くなる

・勝てる投資家になるには

世の中の動きが急変化した

にもかかわらず株価がそれを

織り込んでいない状態に

違和感を持たなくてはいけません

世の中の価値観の変化や

人の行動の変化には常に

アンテナを張っておく

・株価暴落の2パターン

①特定の株が暴落する

②全ての株が暴落する

・暴落した理由が会社の業績を

根本的に悪化させるものであれば

「売る」そうでなければ

保有継続」が基本。

・中期的に「もうこれ以上伸びない」

と思うような決算内容であれば

「売る」判断が賢明

・不景気の時の投資先の

キーワードは「インフラ」

小型株集中投資の投資先は

「これから需要が高まるインフラ

になりそうなサービス」を

提供している会社

「人の行動がそう変化して

どういうものにお金を使うように

変化するのか?」という

視点で考える。

・「人々の動きはそう変化する

のだろうか?」という視点で

行動の変化を予測し投資先を

選ぶ。「不景気の今だからこそ、

投資を始めるチャンス」と

考える人が資産を増やす。

・相場から退場3パターン

レバレッジをかけた信用取引

②信用買いで損切りできない

空売り損切りできない

・普通の消費者=価格が安い物を買う

・賢い投資家=「価格<価値」

のものを買う

「価格<価値」のものだけに

お金を使う

「お金を使えば使うほど減る」

という人は、お金が減る

(価格>価値)使い方をしている

 

Epilogue コロナショックの裏側

・買いポジション

これから伸びていきそうな株や

割安だと判断した銘柄

・売りポジション

これから衰退していきそうな株や

割高だと判断した株

・暴落時に利益を出せる商品

(1552)VIX短期先物指数

(1571)日経平均インバース連動

(1357)日経平均ダブルインバース連動

・暴落時の3戦略

保有株を手放し静観する

保有株はそのまま「VIX」を

買ってリスクを回避

保有株を全て手放しVIXを買う

・突発事項への対処

保有株の見直し

世の中に大きな変化が発生

投資先に新情報が発覚

世の中に合わせた投資手法に調整

・日銀株の買い支えは残念ながら

出口戦略のない一方通行の

金融政策である

アコムの「サーベイロード」で

10万円の使い道

1位「貯蓄ローン返済」

2位「自粛期間中の食費」

3位「家賃の支払い」

・恋愛においても「たくさんの

新規の人と出会いたい」という

より「特定の人と深い関係性を

築きたい」という価値に

シフトする人が増えた

コロナ禍で気づいてしまった

「新たな価値観」で、これから

活していく人は多い

・買い

オンライン会議システム

サイバーセキュリティー

ケータリングサービス

オンラインショッピング

オンライン広告

・売り

貸し会議室、オフィス運営

航空会社、飲食店、リアル広告

・「どんな会社の株が上がるか?」

みんなが欲しがる商品・サービス

を提供している会社。

・コロナによる価値観の変化

既存顧客との直接的なつながり

都市部以外に住んでオンライン

特定少数と狭く深い付き合い

オフィスは不要

リモートワーク結果主義へ

充実した時間を送りつつお金を得る

・しかし、本当に大事なのは

「変わらないものにフォーカスした

本質的な投資をすること」

 

おわりに

実体経済も金融経済も

その本質は「みんなを幸せにする」

ということです

投資家が目先の利益だけを

目的に短絡的な投資をして

いる限り金融経済を通して

実体経済は良くならない

・純資産が3割減ってしまったら

一旦株を手放して休む

そして、落ち着いてから再度

投資の世界に戻ってくるという

余裕を持つこと

 

●本書から得られた新しい知識

・世界人口の1%が世界の富の

44%を、上位10%が82%

の富を占有する

低所得層が保有する富は1.8%

・上場直後に100万投資したら?

マイクロソフト 20億

Adobeシステム 17億

Amazon 13億

シスコ 6億

アップル 5.5億

・インターネット広告の市場規模は

1.6兆円であるが(2018)

2023年には2.8兆円まで拡大予想

東証1部上場条件

☑︎株主数2200人以上

☑︎流通株式2万単位以上

もしくは、流通株式数比率

上場株券等の35%

☑︎時価総額250億円以上

☑︎取締役会を設置して事業継続年数3年以上

☑︎連結純資産額10億円以上

☑︎2年間の利益総額5億円以上

もしくは、時価総額500億円以上

・住宅業界の市場規模45兆円

・「山崎50年」

2018年香港のオークションで

3250万円で落札された

「元100万円のウイスキー

☑︎数が限られ今後増えない

☑︎時間経過とともに価値が高まる

☑︎欲しがる人が常にいる

アークヒルズクラブ」や

六本木ヒルズクラブ」の

高額な会員制クラブも似たような

傾向である。

・「アークヒルズクラブ」は

アークヒルズの最上階37階

木谷会長兼社長、孫会長兼社長

も会員であると言われている

・VIX指数

シカゴオプション取引所が

作ったボラティリティインデックス

の略です

・デットキャットバウンズ

高いところから落とすと

死んだ猫でも跳ね返る

 

●本書に出てくる格言

・買いは家まで、売りは命まで

ー投資の格言ー

 

●本書で得られた気づき

・どの情報を捨てるか

について考える。

現代は情報過多であるため

・株価は成り行き注文が入って

初めて動く。

投資とは、よりお金が増えそうな

ところに自分のお金を移動し続ける

行為です。

当たり前だと思う

けれど自分は忘れがちだった😱

 

●今までの自分の考えと違ったところ

 

●本書の内容で実行してみたい事

銘柄を選定して株式を購入した😇