書名:スピーチの教科書
著者:佐々木繁範
●本書を読んだきっかけ
スピーチの依頼があってスピーチ
する事になったとき
パブリックスピーチに興味が湧いて
●読者の想定
パブリックスピーチ初心者から
中級者ぐらいまで
●本書の説明
スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチを
分析し良いスピーチについて書いてある
従って、ジョブズの伝説のスピーチの
動画を見てから本書を読むと理解しやすい
スピーチの構成要素
「アイデア」「構成」「話し方」
に分解しジョブズのスピーチを分析
アリストテレスはスピーチの条件に
論理性(ロゴス)情熱(パトス)
信頼性(エートス)を挙げている
スピーチは声を使って考えを表明するが
プレゼンは「表現すること」
マインドマップで聴衆の期待を洗い出す
場について
①スピーチが行われるのはどのような趣旨の場か
②主催者は誰か、何を達成しようとしているか
③主催者はスピーカーに何を期待しているか
④主催者との接点は何か?何に配慮すべきか?
⑤日時・場所
⑥スピーチは何分か?
⑦質疑応答はあるか?
⑧前後のスピーカーはいるか?
⑨過去に同様の場は設けられたか
⑩どんな会場か
聴衆について
①聴衆は誰か、どんな特徴があるか
②何について聞きたいと思っているか
③そのことについて一般的にはどう言われているか
④期待を上回るには何が必要か
スピーチの基本構造
・オープニング
聴衆の関心、心、テーマとロードマップ
・ボディー
本論、サブメッセージに分ける
・クロージング
メインメッセージを記憶に焼き付ける
P85にジョブズのスピーチ解析
スピーチボディの作り方
①ポイント提示型
今日のポイントは3つあります1つは・・・
②問題解決型
・注目
・問題点
・解決策
・視覚化
・アクション
③ストーリー型
・状況設定
・葛藤
・解決
・教訓
ボディーをストーリで作るときは長くても
10分以内ジョブズのスピーチは90%が
ストーリー
全てのドラマは
状況設定→葛藤→解決
ガー・レイノルズのプレゼン押さえるべき5点
・個人的:個人的な内容
・意外性:サプライズ
・目新しさ:新しい事、人が知らない事
・挑戦:一歩引いた視点、従来と異なる考え方
・ユーモア:ウィットに富んだユーモア
代表作『最後の授業』ランディー・パウシュ
スピーチ原稿準備
「基本構想」「アウトライン」「フルテキスト」
「言葉磨き」の4ステップで行う
A4用紙1200文字で3分の話に相当
・短く簡潔に
・出来るだけ受け身形を使わない
・難しい熟語を使わない
・老人に優しく語りかけるように
以上のような言葉に置き換える
聴衆と心が通いあうか
声のトーン
ボディーランゲージがちぐはぐな場合
受け手は言葉より声や体が物がたる
「メラビアンの法則」
発声には
「当てる」喉から直線的に
「掘る」丹田から届ける
がある
心に思う事、話すこと、ゼスチャーが
一致したとき、真のカリスマが生まれる
●本書から得られた新しい知識
スピーチの指南書
「The political speechwriters Companion」CQ PRESS
「アイデアの力」
●本書に出てくる格言
スピーチは体験談をお聞かせしましょう
で始めるのが一番良い
ーアレックス・ヘイリーー
人生は物語のようなものである
重要なのはどれくらい長いかではなく
どれくらい良いかという点において
ーセネカー
●本書で得られた気づき
スピーチの達人がカリスマになる
という事、確かにそう思う
スピーチに酔いしれたのだから
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
相手に動いてもらう時にスピーチは必須
仕事を依頼する時に問題解決型を使ってみる