思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■LIFE SHIFT を読んで

 

 


書名:LIFE SHIFT

著者:リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット

 


●本書を読んだきっかけ

結構有名になっていたので

 


●読者の想定

全ての世代の人達

読んでいるとなんだか現実味を感じた

 


●本書の説明

人が100歳以上生きられる世界が到来した

本書では世代の違う3人のモデル

ジャック(1945年生まれ)

ジミー(1971年生まれ)

ジェーン(1998年生まれ)

を例えにどのような人生を歩むかを解説したのち

3通り生き方を提唱する


エクスプローラー(探検者)

1カ所に腰を落ち着けるのではなく、身軽に動き続ける。

旅をすることにより世界がどのように動いているか

自分にとって何が重要かといったことについて

新たなものを発見する

②インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)

新たなビジネスを起こしたり、企業と新しいタイプの

パートナー関係を結んだりして経済活動に携わる

ポートフォリオ・ワーカー

様々な仕事や地域活動などに対し

バランスを取りながら同時並行で携わる


・ジャック(1945年生まれ)

42年間勤労し62歳で引退70歳で世を去った

ジャックの場合お金の面では良好な人生だった

彼には老後の生活資金の源が3種類あった

公的年金企業年金、そして個人の蓄えだ

ジャックの世代は平均寿命が70歳前後にとどまり

政府と企業の支援が手厚かった。

そのため「教育→仕事→引退」という3ステージの

生き方がお金の面でうまく機能した


・ジミー(1971年生まれ)

ジミーの世代の平均寿命は85歳

彼は65歳での引退そしてジャックと同様

老後の生活資金として最終所得の50%の

確保を望んでいる。

ジャックと違ってジミーは企業年金の恩恵が得られない

自力で蓄える割合が2倍に増える

加えてジミーは引退期間が20年続い

その結果、毎年貯蓄しなくてはならない金額が増える

所得の17.2%を貯蓄するのは簡単ではない


・ジェーン(1998年生まれ)

ジェーンは100年以上生きる可能性が高い

ジェーンが65歳で引退し最終所得の50%

の生活資金を確保するには勤労期間に

毎年所得の25%を貯蓄しなくてはならない

ジェーンはジャックより30年長く生きられるが

20年長く働かなくてはならない


「教育→仕事→引退」の3ステージの生き方を

100年ライフで機能させようと思えば

仕事のステージを長くする以外にない

金銭面を最も重視して長時間労働を行い

次は家庭とのバランスを優先させたり

社会への貢献を軸に生活を組み立てたりする。

長い人生の恩恵を最大化するためには

上手に移行を重ねることが避けて通れない

柔軟性をもち、新しい知識を獲得し

新しい視点で世界を見て

新しい人的ネットワークを築く必要がある

人生が長くなれば余暇は新しいステージに

向けて自分をリ・クリエーション(再創造)

するための投資の時間にもなる


夫婦2人ともマルチステージの人生を実践する

場合は、いずれかが新しいステージに移行する

際に互いの役割を調整し人生の様々な時点で

サポートし合うことが必要だ

家族のあり方は昔に比べて大幅に多様化する

 

●本書から得られた新しい知識


●本書に出てくる格言

この世に確実なものは死と税金だけだ

ベンジャミン・フランクリン


私たちは巨人の肩の上に乗って世界を見ている

ニュートン

 


●本書で得られた気づき

自分はジミーになると思うけれど

お金面の現実は厳しいと実感

エクスブローラーか

ポトフォリオワーカーを考えていたが

インディペンデント・プロデューサー

でないと経済的に厳しいかもしれない

 


●今までの自分の考えと違ったところ

自分の世代は100歳生きれるかどうかは

微妙なところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

自分の意義のあることをもっと見極め

無駄な活動をそぎ落とし人生に価値ある

ビジネスモデルを練る