思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■やってみようコーチング を読んで

 

やってみよう!コーチング―8つのスキルで子どもの意欲を引き出す

やってみよう!コーチング―8つのスキルで子どもの意欲を引き出す

 

 


書名:やってみようコーチン

著者:石川尚子

 


●本書を読んだきっかけ

コーチングやっている人に勧められて


●読者の想定

コーチングやってみたい人

難しい本読むより、とにかく実践したい人


●本書の説明

コーチングってどんなもの

ティーチングが相手の外側から内側に向かって

「答えを与えるアプローチ」なのに対して

コーチングは内側から外側に向かって

「答えを引き出す」アプローチである

「聴く」「認める」「質問する」

傾聴・承認・質問がコーチングの3大スキル


オートクライン:

自分が話したことを自分の耳でも聴く

⇨気づく


スキル1「傾聴」

言い聞かせるより相手の話を聞く

「そう◯◯したいと思ったんだ、他にある?」

という具合に「他にある?」

相手を受け止めさらに聴く

受容と賛同は違う、コーチングは受容は

するが賛同するわけではない

ただ相手の言ったことを受け止めるのが受容

バックトラックは相手の意見を繰り返す

「◯◯したくない」

「◯◯したくないんだ」


相手の言いたいことに心を傾けるのが傾聴

「それで?」「それから?」と短い質問

を入れて話を促す

 


スキル2「承認」

「承認」とは相手のいいところを見て

心にとめること

良かった点を承認しながら進めていくと

生徒がどんどん明るくなる

自己肯定感の低い子供には

「あなたはそのままで、すでに素晴らしいものを

持っているんだよ」

というメッセージをたくさん伝える

「当たり前のことを当たり前にできる」

ということをもっと承認すべきである

「数学はできるけど、英語が問題」より

「数学はできるよね、あと英語もできると

もっといいよね」という


「この人の問題点は?」と考えていると

いいところがあっても見えなくなる

「いいところはどこだろう?」と考える

相手がしたことを承認すること(結果承認)

よりも相手を力づけるのは存在承認である

「あなたがそこにいるのを、私をいつも見ているよ

知っているよ」というメッセージを送り続ける

 


スキル3「質問」

コーチングの質問は相手の考えを引き出したり

相手の考えを深めさせる役割がある

「なぜしないの?」という質問は

相手を責めるニュアンスに満ち溢れている

【否定質問】

「なぜ、できないんだろう?」

【否定質問+過去質問】最悪の質問

「どうして、やらなかったの?」


【肯定質問+未来質問】

「そうかうまくいかなかったんだね

次はどうすればうまくいく?」

の方が視点が前に行く


「わからない」を真に受け止めることなく

チャンクダウンして質問する

「どうしたの?」ではなく

「例えば?」「具体的には?」「いつ?」


「自分の長所はなんだと思う?」

で答えが得られない時は

「自分の短所って何だと思う?」

と聞いてみる


「あなたは将来何を成し遂げたい?」

で答えが得られない場合

「もし、わかるとしたら、なんだと思いますか?」


コーチは答えを教えない相手から聞き出す

 


スキル4「Iメッセージ」

Youメッセージ

「よく頑張ったね」

「自分ですすんでやるなんて良い子だね」

「本当に努力家だね」

Iメッセージ

「正直に話してくれてうれしかったよ」

「やっておいてくれて助かったよ」

「君ならやると思っていたよ」


Youメッセージにはどことなく「評価」

のニュアンスがあるが

Iメッセージには「感謝」「承認」の気持ち

が感じられる

 


スキル5「リフレーミング

同じ事実を額縁をかえて別の角度から見る

面接に落ちたことは失敗⇨面接に落ちたことは

次に活かせる学びと気づき、自分にとって

意味がある

 


スキル6「フューチャーペーシング」

話し手の声の調子や速度に合わせて

話を聞き安心して話せる環境を作る

「話して見てどう感じた」

「私はこれをします!」とコミットメントしたら

この人はそれを成し遂げる人だと

肯定的に受け止める


教師は無理というところに最初から立たない

夢を叶える人として子供達を受け止める

 


スキル7「資源の発掘」

自分の中にある資源に気づくと

人は意欲的になれる

自分自身を認め「自己肯定感」を高め

ていけば素直で前向きになれる

 


スキル8「暗示」

「今日のセミナーでたくさんの学びがあったと

思うけど、大事だと思ったことをシェアしてください」

あったと思うけどという前提を埋め込むと

自分の中に答えを探しに行き始める

自己説得が起きやすくなる

 


●本書から得られた新しい知識

YouメッセージとIメッセージの違い

評価しないというところが

アドラー心理学に似ている

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

コーチングで機能しているのは「やり方」

ではないコーチ自身の「あり方」である

・スキルは在り方があって初めて機能する

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

やるのは難しいと思うけれど

「他にある?」「それで?」「それから?」

という質問

Iメッセージを多用してみる

 

 

やってみよう!コーチング―8つのスキルで子どもの意欲を引き出す

やってみよう!コーチング―8つのスキルで子どもの意欲を引き出す