書名:EQ入門
著者:高山直
●本書を読んだきっかけ
ダニエル・ゴールマンのEQを読む前の
準備として入門書を読む
●読者の想定
対人関係に悩んでいる人、感情を管理し
利用したい人
●本書の説明
人の思考や言動は感情によって左右されている
従って感情を管理し、その場にふさわしい感情を
作り出すことができれば対人コミニケーションは
飛躍的にうまくいく
感情とは何か
①進化説
②身体的反応説
③認知説
④社会文化説
EQとは、感情を正確に知覚し認識し表現する能力
思考を促進するために感情にアクセスし感情を
生み出す能力、感情や感情に関連する知識を
理解する能力、感情面と知的な面での成長を
促すため感情を調整する能力、これらをふくむ
ものである
メイヤー・サロベイ・モデル
①感情の識別
自分自身の感情と相手の感情を認識・識別
②感情の利用
問題課題を解決するために感情を利用
③感情の理解
感情がどのようにして起こるのか
どのようにして移行するのかを理解
④感情の調整
望ましい行動を取るため感情を活用
会話の目的
「情報の伝達」「感情の共有」
EQを高めることは感情や気持ちを軸にして
それらの関係性である人と人との絆を太く
強固にしていくことにつながる
「EQは感情を管理し利用できる能力」
共感と同情は違う
共感が相手の気持ちや感情を自分のものとして
感じるのに対して
同情は相手の気持ちや感情を共有しなくても
感じる事ができる
「相手のために悲しんでいる自分が好き」
気持ちを表す言葉をたくさん知る
私たちが求める「幸せのパターン」
①楽しい出来事があり喜びに満ちた生活を送る
②人の役にたつ、野心を満足させるため目標に向かう
③なんの心配もなく毎日満足して暮らす
④欲望も恐れもなく、いつも平穏な気持ち
感情に働きかける言葉
①明るい言葉
②誉める言葉
③積極的な言葉
④励ます言葉
⑤熱血語
相手を受け止める
①誉められ返し言葉
②励まし返し言葉
③叱られ返し言葉
自分が誰かを叱った時、どんな言葉が返って
きたら相手に好印象を与えるだろうか
●本書から得られた新しい知識
IQとは
精神年齢÷暦年齢×100
5歳のA君が10歳の子供と同じ知能なら
A君のIQは200になります
年齢が異なる同士の単純な比較はできない
成人後はあまり有用ではない
ダーウィンのあげた感情
「幸せ」「悲しみ」「怒り」
「恐れ」「嫌悪」「驚き」
エモーショナル・ポーカー
EQトレーニング
●本書に出てくる格言
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
ー星稜高校指導方針ー
●本書で得られた気づき
共感と同情の違いは
相手の気持ちを共有するかどうかで
異なっている事
何もなくても平穏であることも幸せ
だという事を再認識
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
感情を利用する方法について考えてみる