書名：必ず覚える1分間アウトプット勉強法
著者：齋藤孝
●本書を読んだきっかけ
八重洲ブックセンターの新書のコーナー
で偶然見つける
●読者の想定
勉強をアウトプットする手法を知りたい人
脳のパフォーマンスを上げたい人
●本書の説明
・アウトプットがなければ勉強ではない
あらゆる勉強法の基本は
「いかに自分を真剣な状態にするか」
アウトプットは
1分で意味のつながる説明をする事
重要なのは知識を自分の置かれている
現状とすり合わせる事
難しい学習内容でも
短く区切って見出しをつければ
吸収度は高まる
「問い」で一本の筋を通す
うまくいかなかったら反省タイム
を設ける3度目は定着率を試すため
１週間後がいい
2ページを9分で把握し1分でアウトプット
「ストーリー性」「感情移入」を持ち込むと
理解・定着しやすい
二人人組でテキストのアウトプット
聞き手は聴きながらテキストをチェック
欧米の人たちは「演説」が生活に根付いて
いたからアウトプットは得意
・世界史をアウトプットする
最初にテーマを持って読み始める
問いは本質的に答えはクリアに
「なぜ◯◯は◯◯なのか」という問いは
興味をそそりやすい
ボールペンの色分け例
まあ重要：青
最重要：赤
個人的に面白い：緑
頭の中で「三つ程度の要点」をまとめる
なぜナチスは台頭したか
第一にベルサイユ体制による賠償金
第二に世界恐慌
第三に民衆が大衆宣伝に動かされた
・法律をアウトプットする
ノートの左に文書をまとめたら
右側は図を描く
勉強は１ヶ月後の再生率で評価する
口頭のアウトプットで総仕上げをする
・英語をアウトプットする
ネガティブが1分で話す分量を知る
聞いてわかるという感覚が重要
一人のスピーチを質問含め２分
それを4人で回す
とにかく自分の伝えたい事を
話してみようと試みる
「小ネタ主義」１分のネタを沢山持つ
対比する話題でコントラストを付ける
歌舞伎は非常に壮大で派手にあるのに
対し能は静かで儀式的
・グラフをアウトプットする
一つのグラフが訴えたい事を
代弁してわかりやすく伝え問題解決に
役立てる事
数学は得意、不得意が分かれやすい
勉強の根っこに好奇心と野心を据える事
が勉強を一生楽しく続けるコツ
目次を使ってアウトプットの練習をする
・１０秒アウトプット
２秒１０秒ルール
課題に対し2秒以上空けずに
１０秒でアウトプットする
どれだけ短くしても常用なキーワード
キーフレーズは外さない
・アウトプットが意欲を高める
それぞれの知識に見せ場を作らせる
アウトプットをすると自然に笑顔が
溢れる
私たちは話は嫌いではないが
長くてつまらないから
そうなりそうな相手を警戒する
1分で簡潔に話せば人望も得られる
20分後42%一時間後56%
1日後74%を忘れる
・視点を得るために勉強する
面白いには「笑える」「興味深い」
があるまた何が面白いのか
語れる事が視点中心である
映画を見たら「あらすじ」を淡々と
語るのはあまり面白くない
作品の面白さを伝えつつ
自分なりの色を加える
小説を読んだら気に入った場面を
3箇所選び1分でアウトプット
あらかじめ自分のアンテナを立てて
おき無理やりキャッチする
「とにかく彼にたのべば面白い」
と言われるようになる事を目指す
「◯◯ならこういうだろう」
視点に則って答えを用意する
口頭でアウトプットする場合も
文章語に近い形で話す
伝えたい事「A」に対して「B」を用意する
「一般的にはBと言われているが個人的には
Aだと思っている」
「総合的には〜だが部分的には〜も考えられる」
勉強した事柄を、その場の文脈に合わせて
アレンジして的確に話すという実践こそが
頭脳を鍛える
●本書から得られた新しい知識
「逆に〜」は本当に逆の表現をしている
ケースは意外に少ない
●本書に出てくる格言
学びて思わざれば即ちくらし
何かを作るときは世界を埋め尽くす
何十億もの汚れたアイデアから解放
されなければいけない
知性のあるものの仕事とは果てしない
否定だよ
ーエンツォ・マーリー
●本書で得られた気づき
まとめて短く話すことは人望が得られる
長くてまとまっていない話をする人は
警戒される（確かにそう思う）
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
何かの説明するときは1分にまとめて話
後は聞き役に徹する
