思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■株の鬼100則を読んで

 

株の鬼100則 (アスカビジネス)

株の鬼100則 (アスカビジネス)

 

 

書名:株の鬼100則

著者:石井勝利


●本書を読んだきっかけ

本屋で平積みでたくさん売られている

Amazon評価も高いし読みやすい

基本事項のチェックとして

購入する

 


●読者の想定

株式投資の初心者から中級者

一つのことに見開きページ

2ページで説明している

非常に分かりやすい

 


●本書の説明

第1章新時代の相場の動き十五則

・株価が大きく上がり変動する要因は

業績ではなく材料の大きさだ

良い業績だから上がるというのは幻想だ

・株には材料の先食いがある

・何かの夢をはらんだ材料が明らかに

されていると「株価の先食い」が始動

する

・どんなニュースもプラスかマイナス

かは市場が決める

・関連企業や親会社がしっかりしていると

不祥事が起こっても長期的に再生

はある

・目立たない会社も物凄い仕事を

している会社がある

・株価は業績の変化率で変動する

・これから必要とされる事業に

投資する(例:宇宙開発)

・材料がでたら飛び乗る

タワーの頂点が崩れたら我先に逃げる

・スズキはインドや東南アジアが

主流でドルの影響を受けにくい

・市場コンセンサスは予想中央値

業績がアップしても

アナリストが予想した業界の

中央値を下回れば売られる

・間違いなく儲かるのは市場全体が

崩れた時の買いチャンス

世界的な緊張が起こった時の急落

は買いである

・どのような好材料も飽きがくる

・株価目標やレーティングが

発表されると株価は下がる

この好機にファンドが利確するからである

目標まで上がるのを信じてはいけない

・国家の都合が関わる企業は

経済のセオリーを超えた力が働く

(例:東芝


第2章市場を動かす材料十五則

・市場コンセンサスを基準に

大口・機関投資家は意図的な売買

の準備をする

うごめきを知った上で、あくまでも

押し目で買う

先物で仕掛けられる相場もある

・朝一番はNY市場の影響を受ける

上海市場10時15分、11時30分まで

前場は中国関連銘柄には目が

離せない

13時インド市場、16時ロンドン市場

・キャタピラは日本の中国関連銘柄

の株価を大きく動かす

NYの様子に朝一番で注目

・小型株は仕手筋の動向を気にして

大型株はファンドの動きを注視する

・欧米の自由経済圏の動きは

いずれ東京の株価にリンクする

上海、深センだけは米国と日本

との経済のつながりが濃い

・サーキットブレイクの様な

相場の急変の時は様子見で対応

・仕手筋には宗教団体、政治家

医師幅広く資金を持っている

・メルマガ持つ会員は有力な

買い手である、仕手筋は

あらゆる情報、あらゆる人員を

総動員する

・外国人の日本株保有数は3割

だが売買代金は6割を占める

先物市場に至っては7〜8割

ガイジンは何を軸に考えるか

どう感じるか

・ぐんぐん上がり始めたら

迷わずついて行く

・日足、週足で傾向をつかむ

板情報に惑わされない

新興市場で1000円〜2000円

の幅を狙う方が醍醐味がある

アベノミクスで日銀は毎年6兆

のお金をつぎ込んでいる

日銀の買いはETFである

理屈に合わない日銀の動きは

どこかでツケを払わされる

事になるだろう


第3章売買タイミングの鬼九則

・誰も見向きもしない時こそ

チャンス、株を買うなんて危ない

という時に株を買う

・株でリスクにさらす運用資金は

1回2%が理想、最初はコツコツ

増やし、その後に打って出る

・半値八掛け二割引

高値の半値の8割を、さらに2割引

した価格、高値の32%が下げ

止まりの目処になる

・閑散な相場では強気で

安値放置の銘柄を拾うには最適

・45日前ルールはファンドを売る

場合各4半期末の45日前に通告

しなければならない

決算期末の45日前は4半期決算の

発表と重なる

「決算日」と「決算発表日」は

大体45日のずれがある

そのため、決算発表が行われる

5月、8月、11月、2月半は

大量の売買が行われる

決算マタギは大きなリスクを伴う

・VIX指数が、いきなり25になる

時は、得てして株式市場に暴落が

起きる

機関投資家は3月と9月に売却

する銘柄を決める、このタイミング

は買いのチャンス有望銘柄を仕込む

・1929年のブラックサーズデイの

暴落は1ヶ月続いた

何年かに一度のショックに資産を

投入し後は寝かせる

・二番底、三番底で下値の確認

ができると明るいニュースが

評価され底値からの反発相場

になる


第4章テクニカルの鬼十五則

押し目ではなく底値を確認

下ヒゲが2本出れば反転の確率は

高い

・長期的なトレンドで現在地を知る

・日足で陰線が多いのは寄付き高値

の傾向がある寄り付きで信用売り

陰陽線交互に混じる銘柄は

あげた翌日は買わない下げた翌日に

様子を見て買う

ゴールデンクロスで売る

大勢が買い時だと思う時

先に買っていた人は売り時だと

考える

・持ち合い抜けは売買のチャンス

・ダブル底は反発シグナルが手堅い

底買い吹き値売りを目指す

・75日移動平均線が上に向いた

押し目は買い

・上ヒゲは欲張らず手仕舞う

・上値での大陰線は天井シグナル

すぐに売る

青信号一拍子遅れて渡り

早く渡る

・上げ相場の銘柄から買う銘柄

下押しが出た時に買う

下げたら買い吹いたら売り

を繰り返す

・信用倍率が「買い長」買いが

多いというのは「先高期待」が

大きい

・トレンドが横ばいは手を出す

べきではない、出来高が増えて

株価が上げても押し目で買う

・日足と週足双方見ないと

トレンドは明確にならない

・高値更新銘柄は株価の位置が

どこにあるのか、なぜ更新した

のかを確認する

・テクニカルは天気予報のようなもの


第5章数字の鬼六則

・株価に影響するのは安定成長ではなく

伸び率である、資金が少ない人この様な

変化率に注意する、実際に店に足を運ん

だり現場を確認する事が儲けにつながる

・赤字決算でも予想を下回ると株価は

上がる、比較で動くのである

・決算〆切から1ヶ月半後に発表される

決算短信で株価は大きく動く

先行きの見通しが明るいかどうかで

・2030年には訪日外国人は6000万人

インバウンドの大半を占める中国

インドネシア、マレーシアの経済成長は

著しい

配当利回りだけで投資すると

株価が半値になるときもある株価が

安定していて配当も出しているか

その点だと東証一部が安心

昭和シェル、JT長谷工、アサヒHD

SUBARUなどでが該当する

・信用倍率の1を下回る銘柄は

信用取り組みが良いと言われる

信用高取り組みは魅力だが深追い

は禁物


第6章銘柄選択の鬼九則

・銘柄選択で個人が有利に戦うには

「得意分野」「知っている会社」

「興味のある会社」に対象を絞る

・「先行き上がる」「持ち直す」という

確証を取らなければならない

その為に下げ後の反発を狙う

今は夢が買われる時代なので

PER、PBRは重視しない

東証一部は事業内容重視

新興市場は材料+テクニカル

・みんなが買うから買うではなく

自分が買った理由を論理的に説明

できるか、私は最近とっているのは

「超不人気株」に注目し下値に

届いたところで買う時間はかかるが

失敗は少ない

円高では密かに割安な株を仕込む

三井海洋開発は輸出比率100%

新興市場は「期待」「夢」で

買われる事が多い

目指している事業の達成度で買う

・関連銘柄のドミノ倒しにならない

様に異なったテーマに分散する

・アキュセラ・インクの人気と暴落

の一件は知っておいたほうがいい

夢が買われるのは業績への反映が

期待されてのことであり赤字でも

買われる

・最悪な時に最悪になった株価が

どうなるかは背後の企業グループ

の結束に目を移すと見えてくる

・アナリストお勧めは考えに入れない

巷の動きで感じられるような立場

を利用して有利に銘柄選びや

タイミングを計る


第7章投資戦略の鬼十四則

・程よい状態の場合「買いたい」

と思う投資家が多くなる

買った時の信念に基づいて簡単に

慌てず持ち続ける

買う時の方針、計画を銘柄ごと

メモしておく

・良いユースですっ飛び高値は売り時

特にファンドのプロの連中にとっては

・使い道の決まっていないお金

で投資する

月収の6ヶ月分に手をつけては

いけない、定年後の人なら

現預金の20%まで、サラリーマンは

身銭を切った勝負に慣れては

いないからだ

・1銘柄に集中しないいくつかの

有望銘柄に投資する

・買うタイミングは底値からの

反発、売るタイミングは

「買われすぎシグナル」が出る

直前の分散売り

・誰も見向きもしないは買う

タイミング

講座資金の6割くらいに抑えて

買うべきチャンスに備える

反発したら売る、この繰り返し

デイトレを仕掛けるのは

対象銘柄が人気化し出来高

多い時である

短期投資の失敗は一気に処分し

次のチャンスに再投資

長期で持っていていいのは

高配当銘柄だけ、それ以外は

押し目買いの吹き値売り

・事前に銘柄の「安すぎ」地点を

把握しておく

大型のチャート集(日足・週足)

情報を装備し待ち構えて目算の

底値で買い、そこそこで利益確定

・急騰・出来高急増の銘柄は

買うタイミングではない

利益確定を徐々に行うタイミング

である

・「飛びつき買い」「値惚れ買い」

は安値狙いを狙う投資家がやりがち

底値確認で枚数を増やす同じ銘柄や

同じ銘柄群で枚数を増やすのは

リスクが高い

・長期的な右肩上がりは押し目

で買うしかない

・億り人は

レバレッジは最小限に抑える

–一度に一気買いをしない

–安易な空売りはしない

–万が一キャッシュがないときは

明らかに割安株に乗り換えておく

・予想外の下げは即手仕舞う

急激な大陰線は%に関係なく

損切り

・下げた時に下値に小刻みに

注文を出し出来るだけ安く仕込む

仕掛け銘柄は惚れてはいけない


第8章地政学リスクの鬼八則

・NY市場の取引は日本時間の

6時に終わる

・対中貿易のアンバランスから

ドル安、貿易赤字の改善に向

かっている

人民元安は、さらなる不均衡を

もたらしアメリカ経済、自由

経済圏の利益を損なう

メリットがあるのは

小松、日立建機安川電機

ファナックなど

アメリカの格付け会社

ユーロ使用国フランスなど9カ国

を格下げ、ユーロ圏の問題は

NY市場を揺るがし東京市場

影響を及ぼす

ユーロ関連銘柄には

マツダ、リコー、日立キャピタル

キャノン、日本板硝子など

・通貨が安くなると取次ぎ騒ぎ

になる、やがては閉鎖の危機を

迎える

いったん金融危機が起こると

株価下落の要因になり、それは

関係のない国にも影響する

原油が上がると株価が上がる

・株価にとって「視野不良」は

極めて印象が良くない

北朝鮮が妙な動きをすると

緊張が高まって防衛関連の株が

動く

石川製作所豊和工業細谷火工

三菱重工川崎重工、日立製鉄所


第9章株で負ける鬼九則

・NY市場が上げると東京市場

高値で寄り付く、しかし、この

タイミングで外資のファンドは

利確する、上値を追うことなく

だらだらと下げになる

アップル関連銘柄

東京エレクトン、アドバンテスト

ニコンなどは朝一番で高値を付ける

NYの動きで慌てて買うと高値

つかみになる

・その銘柄の市場価格と経済環境

の中でどれだけの収益力があるか

きちんと調べて確信を持って

投資していれば調整や振り落とし

の揺さぶりに耐えられる

デイトレーダーの大半は

オーバーナイト投資が苦手である

投資に絶対はないが信用取り組み

など必要な情報をもとに

銘柄選定、投資戦略を取るならば

1日1週間の変動にビクともしない

神経が必要

・じっくり狙うからには

その会社のポリシー社長の経営

姿勢をしっかり把握する

・腰の据わった資金を使う

成功する人は欲深ではない

感謝の気持ちがある

・買う、売る、休む

休みをうまく挟む、最近

損が続いたら一休みして冷静に

・投資対象の銘柄は一度に3銘柄

くらいに絞る

押し目を待ち買い待ちをする

・最悪で10%、時には5%の

急落で手仕舞う

・他人から聞いた安易な銘柄は

勝てない「何を買えば良いか」

と聞く人はタイミングの勉強

を怠っている


●本書から得られた新しい知識


●本書に出てくる格言

・知ったらおしまい

・待つは仁、向かうは勇、

利のせは智の徳

・万人の気弱きときは米上がる

べきの理なり

・半値八掛け二割引

・相場は相場に聞く

・売り買いを一度にするは無分別

二度に買うべし、二度に売るべし

ー相場の格言ー

・私がテクニカル分析を利用するのは

自分達がそれを重要と考えている

からではなく、他の人たちが

重要だと思っているからです

ーマイケルマスターズー

やる気も能力もある「傑出した企業」

が、トラブルに見舞われたり

経営が悪化したところが

買い場である

ーフィリップ・フィッシャーー

常に各国の中央銀行の動きとは

正反対の方に賭け、現実世界に

賭けるべし

ージム・ロジャースー

感情をコントロールできない人

手取り早く儲けたいと思っている

人は絶対に利益を上げることは

できない

ジェシー・リバモアー

あれこれの株に手を出さずに

せいぜい3種類までの株に絞れ

るようになれば富をなすチャンス

が大きく広がる

ーリチャード・ワイコフー


●本書で得られた気づき

銘柄の実店舗を確認する


●今までの自分の考えと違ったところ


●本書の内容で実行してみたい事

ゴールデンクロスは売り時

押し目買いの吹き出し売り

 

 

株の鬼100則 (アスカビジネス)

株の鬼100則 (アスカビジネス)