思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

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■株価チャートの鬼100則 を読んで

 

株価チャートの鬼100則 (アスカビジネス)

株価チャートの鬼100則 (アスカビジネス)

  • 作者:石井 勝利
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:株価チャートの鬼100則

著者:石井勝利

 


●本書を読んだきっかけ

前回、読んだ株の鬼100則は

書評の中でも人気だったので

チャート鬼100則も読んでみた

 


●読者の想定

本書は入門書であり

初心者にはお勧めである

中級者以上は別の本を読まれる

事をお勧めする

 


●本書の説明

酒田新値に基本を置き

実際に眼前に見られるそれぞれの銘柄

の足の動きや組み合わせをもとに

売買の判断をどうすれば儲けれるのか

リアルタイムの中で売買の戦法を

考える

 


序章 チャートに騙されるべからず

・高値で売りたい筋は

「急騰、出来高増加」を演出して

自らの売りをセット

チャートは学ぶのではなく裏を読む

・意図的に情報を流し買い煽る

そして個人投資家の買いが集まる

買い煽りとふるいおとしの交互作戦

・材料は事前に漏れている

・チャートは海図だけでなく雲霞の

ごとく群がる海賊すなわち、ダマシ

の情報、売買の動向の裏を読め

・必要なのは陰線、陽線、同時に

現れる投資家の思惑の集大成を

読み解く力

 


第1章 チャート以前の株で勝つ鉄則

・知らない銘柄と知ってる銘柄では

読み方に違いが出る

大きな間違いをしない知ってる銘柄

が良い

・人気圏外で調整し株価も底を這って

いる時点で仕込んでおく

・銘柄選択も、買い時、売り時の

見極めを誰にも頼らないで自分でやる

・どの企業にプラスの材料があるか

「流れ」に敏感になる、いち早く

政治経済の変動や兆しをつかんで

投資銘柄を決める

・身近なところにヒントはある

例えば店にできた行列とか

 


第2章 たった一本のローソク足から相場が見える

・至近の株価トレンドなら日足

を見る事になる

・ある程度上げて上髭が出始めた

株価はこれ以上伸びない

・した髭で下げの終わりが確認

されれば売りは減る

・寄り引き同時線は薄商い

迷いの相場である動き出したら

片方に傾く

・小さな陽陰線はエネルギーが溜まり

やがて爆発する事が多い

・割合短いローソクは「コマ」という

まもなくトレンドの転換がある

・株価が買い一色から、利益確定の

売り一色となりがちなのが小型銘柄

の特徴である上級者でないと近寄ら

ない方がいい

 


第3章 足の組み合わせでその先が見える

かぶせ線は位置が問題である

前日が陽線で翌日高く始まった陰線

は株価は当面の高値で

後は下落になる、かぶせ線は

上げ一服、下落のシグナル押目

のチャンスになる

・じわじわ動き横につながる

ローソク足を連続線で

かぶらない位置にローソク

ポンと現れたらその方向に動く

成行注文を入れる

・何かの材料があり株価の窓開け

放れが起きたらその方向を追う

・上放れのたすき掛けは重い

状態で上げを重くする

押し目のポイントにもなる

下放れのたすき掛けで

下手な「陽線」は下落を加速する

支えや反転上昇にはならない

下げ止まりのシグナルが出るまで

手を出さない

・陰線を覆す陽線ないしは下髭の

ある強い陽線を寄り切り線という

下値、底値の寄り切り線は仕込み

のタイミング

・たぐり線は長く出る「下髭陰線」

「下髭陽線」のことだ

もう下はないと思い動き出すと

押し戻される、ただし底値で反発

した場合は当面のトレンドは上げ

やすい

・放れ三手は下値から勢い良く上がる

3本の陽線、買いが断然増えて3本の

陽線が続く早く気付いて素早く行動

をする

・抱き線は別名包み線

「下値の抱き線」「上値の抱き線」

は重要である

下値で陰線を大きな陽線が包めば

上昇シグナル

上値で陰線の包み足は下落のシグナル

・大きな陰線の後に小さな陽線

が出る「はらみ線」は意味深なシグナル

小さな兆候の中に気づき資金投入

できれば資産を増やせる

反発の動きに目を付ける

・「空」は極端に上げるときは利益確定

極端に下げるときは買い向かう

・三羽ガラスは高値から保ち合いの

後に陰線が3つ続く

さらなる下落が予想される

このシグナルを見た投資家は

こう動くんじゃないかと心理を

見抜き裏をかく

・三手打ちは3つのだらだらとした

下げの後に、そのローソク足

包み込む大きな陽線が出る上昇トレンド

に変わったシグナル

出来高急増、大きな陽線は人気化の

明らかな兆し

 


第4章 最高の買い時はここに注目

・下に離れて2本の下髭が出た

小さな陽線は

売り尽くし、売り枯れを意味する

・底値圏での明けの明星は買い

下に放れた捨て子のような足

・保ち合いからの上げは大きな

エネルギーが蓄積されている

保ち合い抜けをした銘柄は

安易に利益確定せず大天井まで

待つ

・底値圏で鍋底のような形の

底値をつけたら移動平均線

利用して見極める下手なナンピン

で傷を深くしない

・抱き線の後の窓開け陽線は

絶対に見逃してはいけない

仕込みのチャンス

大量の資金を投入してもいい

・株価が上げ始めた段階で

突然、小さな陰陽線が迷い子の

ように並んで出る事がある

「二つ星」「三ツ星」といい

出た位置により勢いが強いか

どうかを見極める

・二番底をを用心する

2回目の底で売りは大概途絶える

・トリプル底で下げた移動平均線

抜けた後に売りに押される

ような局面で我慢する

しつこいぐらいの執念が果実を

我がものにする

・日足チャートは25日線を主に見る

上げのサインは窓開け、陽線、出来高

・小さな陽線、その周辺に比べれば

明らかに長い陽線、でもすぐには

上げない

・三手大黒線は三つの長い陰線

この後、小さなローソクが出た後

底から立ち上がる陽線が出て

窓開けの陽線が出始めたら

明らかに買い

ローソク足には、その裏に

ドロドロの思惑が潜んで売買の

力関係が出来上がる

・下げて損をしても、その銘柄の

「挙動」は見逃さない

下げた後の株価は追いかけよ

・三空の叩き込みで大陽線が

下値に出たら安心の大底

・陰線が連続し陽線で調整完了

翌日窓開けの陽線が出たら売り枯れ

バランス崩れの上げである

ローソクが解っても100%の確率で

再現されるとは限らない

しかし、下値からの窓開けは

強烈なもの下値不安はほとんど無い

・ペナント離れは翌日に持ち越しても

株価の勢いがあり窓を開けて

上昇するだろう

・下向きフラッグからの大陽線は

買いの絶好のタイミング

 


第5章 利益確定で逃げる売り時

・離れ大陰線はその陰線のうちに

逃げなければいけない

こうした動きは小型株に多い

取引時には前日までの日足チャート

の形と値と絡めて5分足を見る

・坊主のなだらかな天井は

シグナルらしい特徴はない

上げの時は陽線が多く

下げの時は陰線が多い

・長い上髭は要注意、撤退のシグナル

・株価の方向が下を向き始めたら

問答無用の売り

窓を開けて急落は迷わず逃げる

・宵の明星は明確な上値限界

小さな窓開け陽線の翌日が窓開

けて下げる

・二回高値に達したが上値で

跳ね返されたら明らかに上値限界

・大陽線の後に出た小さな陰線は

買いが買いを呼ぶ傾向から

売りが売りを呼ぶ傾向になってくる

・首吊り線は明確な天井のシグナル

窓を開けて上がった後は窓を

開けて下落する、天井圏で出る

・上値で窓を開けた上髭陽線が

出ると市場に高値意識が漂う

ローソク足は2本組み合わせる事で

明確に形の特徴が見えてくる

・保ち合いの後の大きな陰線は

逃げる、含み損を抱えて投資するより

さっぱり別れて再起を期す

・ペナント型の保ち合いから

大きな大陰線は明らかな下げトレンド

天井圏で処分する

・窓開けの陰線が出始めたら

一刻の猶予もなく手仕舞う

・下げトレンドはデッドクロス

確認するトレンドを変えることは

不可能だ

・陽線が続くが最後の足が前の

陽線の足の範囲に収まれば

上値限界、下降トレンドに向かう

下落に遭遇する

・急に上げた株価は急に下落する

上げの場面で買いを入れ下がる前に

飛び降りる

・さりげなく長い上髭は受給関係の

異変が起こっている

優良株は下降トレンドに入っても

戻すのではないかと買いが入りやすい

しかしその考えは間違いだ

・上伸した後の大きな陰線、それに次ぐ

首吊り線の出現は天井シグナル

株価は需給で決まる

 


第6章 手出し無用の扱えないローソク足

・値ぼれ買いで下げの途中で買うより

下値確認の後で買う方が効率的

・天井に向かう大きな陽線に

小さな陰線が収まるとそこが

上値限界になる

この形は短期的には値幅調整がすすむ

値ぼれ買いはしない

下げの途中の陽線は妥当な株価と

勘違いした人がいたから

・下げトレンドがはじまると

流れを変えることは難しい

買ってはいけないタイミングで

買う人は損をする

個人投資家が気付くのは出来高

伴って急伸の時である

上げた時は会は安心だ、しかし

そのタイミングで買うのは最悪だ

ストップ高の銘柄をストップ高

買うのはお勧めしない

1回目のストップ高はチャンスは

あるかもしれないが

その先の株価を誰が買うのか?

考えないといけない

・期待で上げて現実で下げる

材料株は早めに乗って早めに降りる

魅力の材料も所詮は需給

・買った途端にストップ安

投機的な立場で買ったのなら

負けを認めて潔く損切り

 


第7章 底値を探る技術

・需給の悪さが株価に影響する

信用の買いの期日が通過して

買いの玉が減った時がチャンス

下げ過ぎを買う

・急落は会社に問題がない限り

元に戻すか、さらに下げていく

下げていく銘柄の下値を確認して

転換した下げに上手く乗る

・安定した優良企業の底値を買う

チャートで全てを信用はできない

チャートで儲かれば苦労しない

しかし全体の流れはわかる

・日経225銘柄は外資の売買の

主な対象になるし年金基金(GPIF)

や生保などの機関投資家

運用対象にもなる

コマツは中国の経済ともリンクする

・急激な上げの前にはその初動

が見られる参戦するならその

初動を捉える

ストップ高のニュースが出たら

保ち合いを追跡し次の初動を捉える

・こうなった次はこなるという

一定の上値下値サイクルが分かると

売買しやすい、往来銘柄から

見えてくるのは株価の癖である

2670エイビーシーマート(往来銘柄)

・25日平均線で上げ始めたら

買いを入れ上方乖離したら手仕舞う

欲張らずある程度が必要

・銘柄はテーマで動く

PBRが1倍以下は不人気で

最後に上げるのが金融株である

プロが狙う株を自分も狙う

 


第8章 天井まで株価と付き合う術

・良い銘柄に乗ったらとことんついていく

当たり銘柄に乗れたら簡単には

利益確定してはいけない

すぐに利益確定する癖を直すには

投資計画をきちんと立てる

・持ち合いシグナルが出ても

それは既に買った人の利益確定待ち

のシグナルと解釈し我慢して

次なる高みについていく

・持ち合いでの判断のしどころ

長い上髭、大陰線は問答無用で

逃げる

・誰もがリターンを期待しトレードする

それを簡単に許さないのが小型の仕手系

銘柄の癖、トレンドを見て胆力が必要

出来高を伴っったって上げは本物

簡単な話、買いの方が多い

買っていいのは25日移動平均線

超えて間もない時の話で乖離が

明らかになった時ではない

 


第9章 仕手株特有の癖を読む

個人投資家はなぜか値動きの

荒い銘柄に集まる

上手く波乗りすれば利益が積み上がるが

株価の急激な変動は恐怖との戦いだ

・悪材料満載の株を村上ファンド

とかが買うが改善、業務回復を

狙って売り抜けられる

仕手系銘柄は悪材料と株価を上げる

材料が混在している、しかも

信用倍率が売り買い拮抗していて

余計に株価の動きが荒くなる

・国策銘柄は買いである

出来高が増えないように密かに仕込み

一気に出来高を増やし上げてくる

初動の大陽線では仕込まない

日中板を見れない人も昼休みがある

急激な出来高上昇をチェックする

・持ち合い離れに注意する

・上げの期間は3日しかない

材料の食い散らしが短期間で終わる

短期勝負が必須だ

・提灯買いが上手くいくかは

やってみないとわからない

仕手筋の成立の可否は時流性があるかどうか

・ゲーム株はダウンロード数が命

とりあえず買ってみる勇気が必要

仕手株に育つ要素は3つ

1000円以下の株価、資本金が小さい

強弱の材料がある

できれば狼煙が上がる前に出来高

ローソクに注目し買ってみる

3782 ディーディーエス

半導体市場を先取りする形で

仕手株になる、大切なのは

勝ち組に投資すること

3436 SUMCO

・ブレーキ会社のような

債権者が債権を放棄してでも存続

できるような会社は裏事情を折り込み

形成される

低位であることにも魅力が集まる

7238 曙ブレーキ

・株価がしこることなく利益確定の

売りをこなしながら、さらにその上

の株価を狙って買いが膨らむ

事が大切である

株価は動く事が大切である

・急落こそチャンス

4911 資生堂は急落もあれば

急騰もある

・バイオ銘柄は夢を買うという事

もあり強弱が対立しやすい

大切なのは押しで買い上げで売る

4588 オンコリスバイオファーマー

 


第10章 ゲーム株に見るチャートの心理学

株式投資ではテーマを逃さない外さない

上げの勢いに中途で飛びつかない

・我慢して押し目を買う

IPO間もない銘柄は安く始まり

利益が評価された時点で高値を追う

・協業する会社の株が急上昇すれば

関連銘柄も連動する、しかし

証券会社の「目標引き下げ」は

あまり信用しない

自らが仕込みたい時に低迷させる

作戦をとってくる可能性が高い

 


●本書から得られた新しい知識

シリコンサイクル:

生産と受給バランスで相場の強弱

がある、昔から仕手株

 


●本書に出てくる格言

・知ったらおしまい

・相場は相場にきけ

ー相場の格言ー

投資家にとって最大の敵は無知、欲

そして恐怖と希望の感情である

ジェシー・リバモアー

市場を支配しているのは数学ではなく

人間の心理だ

ジョージ・ソロス

人が冷静さを失っている時

あなたが冷静さを失わなければ

あなたは富を築く事ができます

ーマーク・リッチー

チャートは感情に流されやすい

マーケットに、極めて冷静な示唆を

与えてくれる

ーリチャード・ドライハウスー

一度儲けても、それで満足し切っては

いけない。何より難しいのは

儲け続けることである

ーマーク・ワインスタインー

トレードで成功する基本的三つの

要件は、銘柄の効果的な選択方法

リスク管理、そしてそれらを忠実に

行う自己規律である

ーウイリアム・オニールー

その株が上がり、高値で保ち合い

そして下げ始めるまで待つ

それが僕にとっての売り場だ

ーデイビット・ライアンー

・ルール1:絶対に損をしないこと

ルール2:絶対にルール1を忘れないこと

ウォーレン・バフェット

街のあちこちで通りが血で染まって

いる時こそ会の絶好のチャンスだ

ーネイサン・メイアー・ロスチャイルド

真の投資家にとって株価変動の

持つ重大な意味は一つしかない

急落すれば抜け目なく株を買い

付けて急騰すれば売り抜ける

チャンスなのだ

ベンジャミン・グレアム

経験豊かなトレーダーは誰でも知っている

事だが適時にポジションを手仕舞うことは

適時にポジションを設定するより

はるかに難しい

ーラース・ツヴェルデー

一般の投資家が市場に対して持っている

誤解。それは相場がニュースによって反応する

と考えていることだ

ーマーク・ワインスタインー

成長株とはドリームストック

夢によって作られた株の事だ

ーウォルター・グートマンー

 


●本書で得られた気づき

その先の株価を誰が買うのか

考えなければいけない

 


●今までの自分の考えと違ったところ

首吊り線が高値圏で出たら

トレンド転換のシグナル

 


●本書の内容で実行してみたい事

今の相場だと、辛抱強く底を待つ

のが安全確実だと思う

本書からは優良株を見定め時期が

くれば買うというアイデアになる

 

 

株価チャートの鬼100則 (アスカビジネス)

株価チャートの鬼100則 (アスカビジネス)

  • 作者:石井 勝利
  • 発売日: 2019/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)