思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■株鬼流仕掛けの全技術 を読んで

 

資産を100倍にする「株鬼流」仕掛けの全技術
 

  

書名:株鬼流仕掛けの全技術

著者:ザ・株鬼

 


●本書を読んだきっかけ

八重洲ブックセンターで平積み

されていて分かりやすそうだから購入

 


●読者の想定

初心者向けで読みやすく分かりやすい

実際に勝てるかどうかは試すに限る

ただ本書は買いから入る例の方を

多く取り上げている

 


●本書の説明

第1章 すべてに通じる仕掛けの技術

【N】

小さく下げ止まって、再び力強く

切り返してきた「N」は良い形

【BC30】

A:トレンド発生

B:高値折返し

C:押目

(B–C)÷(B–A)が30 %以内に

止まっていれば良い形

週足、日足どちらにも適応できる

押しが浅ければ浅いほど好ましい

40%以上押しが入れば仕掛けに

むかない

SPはC点から上昇しB点を抜けたところ

仕掛けの際は出来高もよく見る

非常に大きい出来高なら押しの深さより

出来高を優先する

【BCブリッジ】

吊り橋のように見えるチャートパターン

このパタンを形成するのに最適な日数は

3日あれば良い、あまり出ないパターン

【NIN】

Nの中に小さなNができる時がある

小さなNの高値地点をBダッシュ

小さなNの谷の地点をCダッシュ

とした時BダッシュはBより低く

CダッシュはC点の位置より高い

ことが条件

NINの場合はケツ下げで仕掛けても良い

反対にBダッシュ後にC点を切ったら

超売り線となる

一度上昇したチャートがC点を形成したら

NINが出現しないかよく見る

B点は誰でも見つけられるがBダッシュ

は見えにくい

【T】

詰まる、最良の形はペナント型

上値はフラットで下値が上がっていく

3日続いた3日Tはペナントに見える

あまり出現しないが2日Tも仕掛けの

対象

日足でケツ下げしたら手仕舞い

仕掛けた時点から0.6%も下がれば

LCする

【S】

ソーサー、ブリッジと違うところは

ブリッジは押しが浅くて高値圏で出る

ソーサは押しが深くてドツボ圏で出る

ソーサが出るときはエネルギーがなく

出来高を伴わない

【同値一文】

窓を開けて離れて高寄りする気配は

迷わず仕掛ける

途中で二文(3桁銘柄は2円)よりも下

の値が付いた場合は、それほど伸びないので

見切ってその時点でLCする

仕掛けに上髭の有無は関係ない

3桁銘柄は1文1円ですが

値がさ(4桁以上)の場合は3桁で考え

LC幅は0.6%

 


第2章 高値圏における仕掛けの技術

赤紙

株価がなかなか超えられない「大節」

を「赤紙」と呼び

この大節抜けが出現したら理屈抜きに

機械的に仕掛ける、LCは0.6%

この様な節や大節には必ず仕掛けられる

様に普段から強く意識する

【3%押しで半分手仕舞い

利が10%以上乗った場合、高値から

3%以上下落したら保有している株の

半分を手仕舞う

全ての株を手仕舞うのは日足で

ケツ下げになった時点

この方法は利益は確実だが

理屈がわかっていてもなかなか

できないのが人の心理です

また、手仕舞った下の値段で

仕掛けてはいけない

株は人々が一番買いたくなった

ところが天井

利が20〜30%乗ってきた所で

頭を切り替え、見るチャーーとを

週足にチェンジする

 


第3章 保ち合い圏における仕掛けの技術

【中足抜け】

株価が上昇した後で戻り高値

をつけた後に子保あい圏の形成時に

付けた高値が「節」、この中足の

値を抜けた時点が「中足抜け」の

仕掛けポイント

大きな節は仕掛けが遅くなります

小さな節の中足抜けを狙う

ノロシ】

保ち合いの中で注意が必要なサイン

短い実践に上髭がついた「ノロシ」

ノロシが上がったら2ヶ月、3ヶ月は

その株を徹底的にマーク

大底圏の持ち合いで出現するのが

一番良い形

ノロシが出た際の出来高は気にしなく

て良い

【閂】

上昇過程にある株価が一旦下落し

再び上昇したときにつけたC点(安値)

と、その後もう一度下がってC点と

同じ価格でピッタリストップする

事を「閂がかかった」と表現

C点を一つの節として捉える

閂の価格をLCPとしてYHOで

仕掛ける

閂は上に行くか下に行くかの

ブレイクポイント

 


第4章 安値圏における仕掛けの技術

【W】

安値圏で出現するパターン

A点をつけるのに少なくても8ヶ月

26週が上で13週が下、株価はさらに

その下、これらが「W」の基本的な

条件

A点から測って30%以内の戻しで

あれば「W」が形成されたとみなす

特に下落局面に入るとWが出る

可能性が出てくる

ABは10%とか15%といったくらいで

小さく出るのが最も良い形

【局部W】

Wは週足で見ますが局部Wは日足で

見るところが大きな違い

A点よりC点が下回らないこと

移動平均線の下で株価を形成すること

局部Wは弱いところに短期間で出る

形なので出来高が少なくてもよい

【5龍連】

月足で連続5ヶ月ケツ上げが続く形が

見られたら、大相場になる可能性が高い

5龍連は月足限定できるだけ小さな足

陽線の上下の幅が小さい方が良い

【明けの明星】

キラリと光っている様に陽線が

少し見えるくらいが理想的

翌日の寄り付きが前日高値より上

つまり窓を開けて高寄り

【10%打法】

大きく叩かれた銘柄が10%戻したところ

をねらう

悪い地合いの時に悪い銘柄でしか出ない

信用取組を見て買い長の時だけ仕掛ける

最低でも2対1以上開いているのが条件

大きな買い長が理想

買い長で仕掛けるのは株鬼流どの手法でも

言える

 


第5章 下手な仕掛けを防ぐ技術

【JIラッパ】

悪い足の代表がラッパ足

最も警戒して欲しいのはJIラッパ

陰線の実態部分が前日のローソク足

全体より大きく丸ごと包み込む

高値圏で出たらトレンド転換のシグナル

悪い足は後から効いてくる

【ドーム】

ドームは日足、週足、月足どこで出現

しても危険な形

多少形が崩れていても上か下が丸く

見えたら悪い足である

相場で勝ち続けるには悪い足に対して

ものすごく臆病なくらいでいい

【放物線】

ボールを投げたときの軌跡の様な

形でドームと似ているが

曲線の終わりが始まりと同水準まで

下がってこないもの

【三空】

日足で3回以上窓を開けて高寄り

もしくは窓を開けて安寄りをしたら

しばらくは仕掛けてはいけない

3回窓を開けたらそれ以上は伸びない

反転する可能性が高い

三空の3本目は最終の仕掛け場かも

しれないが欲を出して幅は狙っては

いけない

 


第6章 カラ売りの全技術

【JIラッパの売り】

売りはエネルギーはいらないので

出来高は関係ない

悪い足が出ると下落の確率が高い

下落する確率が高い=売り線

JIラッパーは3つに分類できる

SJI(スーパーJI)、FJI(フラットJI)

JIの3つ

JIラッパーは無条件に売りを仕掛ける

のではなく、C点をどのように形成

していくかを見極める

翌日の始値が前日の終値よりも

上で寄った場合にはじめて

前日の安値がC点と確定する

「押す」の反対の「戻り」があるまで

C点が確定しない

安値から1%以上戻したときはじめて

C点が確定する

翌日に前日の陰線・実線の50%以上

高く寄ってきた場合は、このJIラッパ

は否定されたと解釈

売りにおける全てのSPは

基本的にC点切りのYLOです

売りは「陽線やるな」「高寄やるな」

「ケツ上げやるな」

陰線が極端に長いJIラッパも基本的に

売りを仕掛けてはいけない

【三尊天井・二尊A・二尊B】

三つの山の片側の山が現れただけでも

そのサイン

二尊Aは三尊天井の右側の2つの山を

抜き出したもの大きな山の次に

小さい山が続く

最初のB点を抜けないB`点を形成した

パターン

二尊Bは左側の山2つを抜き出したもので

小さい山の次に大きな山が続き

B点を抜けて新たな高値であるB点

(NB点)を付けたパターン

大事なのが谷間の底の安値C

二尊A・Bの仕掛けは週足では遅いので

日足にする、より強い売り線である

株価はいきなり暴落せず前兆がある

売り線は買い線より見えにくいので

見逃さない

個人投資家は高値に近い方が売りやすく

安値に近い方が買いやすい

【ドーム・放物線】

C点と思しきポイントを見つけられるか

どうかC点を探すことが大切で

放物線は後から効いてくる

【7週連続保ち合い放れ】

詰まっている状態でヒントとなる

7週という保合い期間、7週超えて

長引けばほぼ確実に下に放たれる

7週までが限界である

 


第7章 仕掛けにおける基本技術

【仕掛けの基本手順】

タイミングをきっちり計算し強気の

姿勢で仕掛ける

指値置きはやってはいけない

場に出ている売り物を買う

 


出来高は百難隠す

出来高伴わない上げはダメ

出来高の伴った下げは怖い

一日あたりの最低出来高を計算する

月足出来高(陽線)をチェック

20で割る、その数の7割程度なら仕掛けの好機

過去の月足陽線での最高出来高÷20×0.7

当日寄り付きの成行買い注文の株数

10〜20倍がその日にできる

逆に考えれば先ほど算出した

必要出来高の5〜10%の成り買いが寄りに

入っていればOK

突出した出来高は月の陽線で検証する

②番手思考は絶対捨てる

番手に甘んじず先頭を切って動いている

一番手のみ狙う

③TPを決めて仕掛ける

利益確定のタイミングを計る

基本的に週足で測る

④板読みで大口の心理を探る

売り板が厚い方が株価は上がっていく

上の厚い板は買われるために存在し

下にある厚い板は売られるために

存在する

⑤信用取組から将来需要を見極める

株価の上昇とともに信用取引

買い残りが増えているのが理想

株鬼流では売り長は好材料ではない

上昇とともにが重要で下落とともに

買い長はナンピンなので手出し無用

【OAHK&Iの法則】

O:おかしい

A:あやしい

H:へんだ

K:くさい

I:いる

【保ち合い】

ドツボ圏の保ち合いが上に放れた

時には大相場になることが極めて多い

2〜3週保ちあって放れるのが理想

株価が動いてから仕掛けるのが理想

保ち合い中は静観する

【陽線3本までに仕掛ける】

3日目までに仕掛けるのが鉄則

鋭い人は陽線2日目で仕掛ける

売りは陰線3日までに仕掛ける

【整理の法則】

スーパーAクラス、Aクラスを重視

大相場になったものは、その後の

一定期間は手を出さない(整理の法則)

上昇倍率を半分で割った日数

38倍上昇なら整理完了に19年ほど

かかる

出来高を伴った大相場を出した銘柄には

近づくな

【ド被り整理の法則】

大きく高寄し、同値一文で寄り付きの

高値から大幅下落したケース

出来高に注目し累積で当日出来高

60%に達した時点で整理が完了

ド被りであること長い陰線のローソク

が現れる大陰線丸坊主が理想

出来高消化にかかる日数は遅くても3日

1日で50%以上到達するのが理想

【上髭高寄の法則】

上髭を半分否定し高寄は人気が継続

上髭の長さの50%プラスを前日の

終値から高値で寄り付けば人気継続

年がら年中出てくるが忘れやすい

当日に上髭を出した場合には

翌日その上髭を全く否定できず安寄り

した場合は手仕舞う

 


巻末付録

【スーパーAクラス】

トヨタ自動車

ソフトバンク

NTT

三菱UFJファイナンシャル

武田薬品工業

ソニー

KDDI

ホンダ

三井住友ファイナンシャル

リクルート

三菱商事

みずほファイナンシャル

セブン&アイ・ホールディング

キャノン

日産自動車

東京海上ホールディング

アステラス製薬

ブリジストン

日立製作所

伊藤忠商事

【Aクラス】

コマツ三菱地所富士フイルム

パナソニック、キリンHD、オリックス

第一生命、東芝、イオン

日本製鉄、JXTG、野村HD

東京ガス三菱ケミカル東レ

東京電力、クボタ、三菱重工

JFE住友化学、りそな

日本電気、シャープ、三井不動産

三菱電機三井物産ANA

富士通大成建設住友金属鉱山

王子HD、第一三共日本郵政

 


発行済み株式5億以下のものは

流動性が少ないので省き

筆頭株主が30%以上所有も省いてある

 


●本書から得られた新しい知識

▼用語

丸坊主:髭ついていない長い陰線ローソク足

ケツ上げ:安値が前日よりも高い

ケツ下げ:安値が前日よりも安い

買い長:買い残りが売り残りを上まわった状態

売り長:売り残りが買い残りを上まわった状態

SP:仕掛けポイント

SD:仕掛け動機

TP:ターゲットプライス(目標株価)

LC:ロスカット

YHO:前日高値抜け

YLO:前日安値切り

JI:実線・陰線の略

SJI:前日高値より当日寄り付きの

株価が上、終値は安値より下

ローソク足で見ると、ヒゲを

含めた全てを実線で包んでいる形

FJI:頭がフラット、前日終値

寄り付きの高値が同値

JI:前日の高値を実線ではなく上髭で

上回り、前日の安値を当日の実線では

なく下髭で下回っている形

ブツ高値圏:ここ2〜3年の一番高い位置

ドツボ圏:ここ2〜3年の一番低い位置

Aクラス:発行済株式10億株以上20億株未満

スーパーAクラス:発行済株式20億株以上

番手:株価急伸の、同じ業種中の

二番手、三番手

▼サイト

著者のサイト

http://www.the-kabuki.tv

 


●本書に出てくる格言

 


●本書で得られた気づき

最良の形はペナント型

上値はフラットで下値が上がっていく

3日続いた3日Tはペナントに見える

 


●今までの自分の考えと違ったところ

・売り板が厚い方が株価は上がっていく

・株価の上昇とともに信用取引

買い残りが増えているのが理想

 


●本書の内容で実行してみたい事

今は下げ相場なので5、6章の

パターンを本書で紹介されている

スーパーAクラスの銘柄で

検証してみる

 

資産を100倍にする「株鬼流」仕掛けの全技術