書名：一番確実なのは不動産投資だった
著者：萩原知章
●本書を読んだきっかけ
以前、タイトルに連れられて
それから「健美家」というサイト
が気になっていて
本書は健美家の創業者の書いた本
であったため
●読者の想定
不動産投資の入門書なので
初心者向け
今は内容改訂されていると思う
今も使えそうな内容を要約しました
●本書の説明
第１章 不動産市場に革命を起こした、ポータルサイト「健美家」の立ち上げ
・DeNAを退職し不動産閲覧サイト
「健美家」を立ち上げるまでの
著者の体験談と今後の運営について
第２章 膨大なデータから見る、不動産投資市場の未来展望
・不況が続く日本で勝ち組に名乗り
を上げる事ができたユニクロは
商品の企画から生産、販売までを
自社で行うビジネスモデルを築いた
販売している製品が売れていないと
わかればすぐに生産を中止して
その日のうちにセールスを行い
逆に売れている物は大量発注をかけて
売り場を広げる
売れ残ったらバーゲンをする百貨店
とはスピード感に大きな違いがある
・2010年11月で「健美家」に会員登録
をしている方の年収は700万以上61％
自己資金1000万以上が42％職業は
会社員が最も多く約61％
・JALの倒産は、空から陸へと移動手段
が移りつつある時代の象徴かもしれない
この頃、ウォーレンバフェットは鉄道会社
を買収した、鉄道が主流になる事を
予測したのではないか
・日本の地方の資産家は土木に関わる
人が多く彼らが地元にお金を落として
いた、しかしお金が中央に集まった
まま流れなくなったので状況が一転
地方のディベロッパーは倒産していった
P74〜77 都道府県所在地最高路線価
・各地で町の中心が私鉄駅から
JR駅に移りつつある
札幌は、大通りやススキノが昔からの
メインでしたが、今は札幌駅併設の
JRタワーホテル日航札幌に人が
集まっており、その隣に大丸百貨店が
できている
・本書出版当時、鉄道を中心とする
「輸送業」の比率は7割、「輸送業以外」
の比率は約3割、輸送業以外のビジネスを
拡大する予定があり駅ナカビジネスを
拡大していく
・地方都市の車2〜3台おける戸建て
が空室リスクが低く入居者が決まり
安い
・築浅や新築が見直されてきた
・自宅の近くに物件が欲しい人が
増えてきた
第３章 ビジネス的な視点から見る不動産投資で成功するヒント
・不動産業は
「空間を貸すサービス業を興す」と
考えると成功のヒントが見える
・一世を風靡するような出来事が
起きたら「これはバブルかもしれない」
と冷静さを頭の片隅にもつ
・個人が生き残るにはトヨタの
多能工のように一つの専門知識を
持った上で同時に複数の事ができる
人になる事が大切
・知識と資産と人脈を蓄えつつ
チャンスが来たら突入する
・顧客が求める商品のサービスや
ニーズをいかに汲み取り売上に
つなげていくか
・世間がバブルに向けて盛り上がって
いるときに事態を冷静に見つめられるか
そこに、チャンスが生まれる
第４章 不動産投資成功への7つのキーポイント
・先輩の不動産投資家の本を読むとき
自分はどのパターンに近いか考えてみる
・投資家３パターン
①利回り重視派
②資産価値重視派
③地主系大家さん
・自分に合った投資対象は何か？
①一棟アパート
②一棟マンション
③区分マンション
中古は他の入居者の修繕費の未納や
管理費の滞納に気をつける
建て替えなど、こちらのコントロール
の効かないことも多い
④戸建て
需要に対し供給が少ない
⑤賃貸併用住宅
・メールより電話で連絡を取った
方が話はスピーディーにすむ
・まずはインターネットを使って
地盤、最寄り駅乗降り人数
人口動態等をリサーチする
・個人で買うのが良いか
法人で買うのが良いかを判断
第５章 不動産投資脳を鍛える勉強法
・黄金の4ステップ
①専門分野を伸ばす
②ビジネススキルへ投資する
③金融資産・不動産へ投資する
④人脈へ投資する
実際の投資をする前にまず
投資に関する心構えと基本の勉強
をすることが大切です
事前にどのぐらい投資して
どのぐらいのリターンを求めるか
決めておく
・静かで天井が高い場所は
良い発想が浮かびやすい
これからの日本と不動産投資市場の行方とは？
・木造アパートなら建物価格の1％
を毎年積み立てておけば大規模修繕
にも困らない
・日本の住宅予算の95％が新築
持ち家向け
・先進国で家賃補助がない国は
日本だけ
・国や自治体がココに人を集めよう
としている地域は有利になる
・不動産投資に向いている人
①不動産が好き
②すごく欲が強い人（著者は勧めない）
・健美家のユーザーでは
物件所有オーナーは43％
未所有は57％、今後は物件所有オーナー
は増えるとみている
●本書から得られた新しい知識
・東京の最高路線価の銀座中央通り
は2000年の1168万円から2010年
には2320万と約２倍に上昇、大阪も
東京についで高い上昇率を示した
・コンドラチェフサイクル
景気循環のパターンで約50〜80年
のサイクルで好景気と不景気の波
がくるとされる
・指値をいれる
北海道カリスマ大家 加藤ひろゆき
▼良い発想が出るお勧めカフェ
・ニューオータニの庭の見えるカフェ
・恵比寿ウエスティンホテル内カフェ
●本書に出てくる格言
●本書で得られた気づき
個人が生き残るにはトヨタの
多能工のように一つの専門知識を
持った上で同時に複数の事ができる
人になる事が大切
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事
人脈に投資する
