思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■聞き上手の法則 を読んで

 

<聞き上手>の法則 人間関係を良くする15のコツ (生活人新書)

<聞き上手>の法則 人間関係を良くする15のコツ (生活人新書)

 

 


書名:聞き上手の法則

著者:澤村直樹

 


●本書を読んだきっかけ

傾聴に興味があり読んでみる

 


●読者の想定

人の話を聞くのが苦手でかつ

改善したいと思っている人

 


●本書の説明

聞き手が話し手の得意なフィールドを尊重せず

別のフィールドに引き出したら本当に話したい

ことを話してくれなくなる

できるだけ相手の心を優先させる

自分の得意なフィールドに話を誘導する衝動は

承認欲求と防衛反応からくる

普段から意識して止めるようにする

そのために自分がどんなシチュエーションで

承認欲求と防衛反応が発動するか自覚しておく

自分の得意なキーワードを使うのではなく

相手の使うキーワードに合わせる

先ずは相手に沢山話させてから

こちらの話を聞いてもらう


聞き手は有能感を出してはいけない

相手が身構えてしまう

人がする話は話し手が主人公であるものだと

思う、そこに聞き手は割り込んではいけない

主人公の座を脅かしてはいけないのである

聞き手は「教わる側」に徹する

無能になって聞き、無能になって教わる


最近ハマっているものなど話しやすいテーマ

で傾聴の練習をする

反応を示さない事は話し手を傷つける

相手のトーンに合わせたあいづちに心がける

相手の質問に対して、一呼吸置いてから

答える

相手はアドバイスや言葉を補ってもらったり

した時よりペースや雰囲気を大切に

してもらうと信頼感を持つ

相手の意見はありのままに受容する

受容→共感は人間関係を深める上で極めて

重要なものですが順番を逆にすると上手く

いかない

自分が聞き手の時に「つまり」「要するに」

「でも」「しかし」

という言葉はは避けたほうがいい

否定せず誘導せずともかく最後まで聞く

少しでも気持ちを吐き出すと

別の思考が生まれやすくなる

有能感を出そうと話す時、相手の能力を

低く評価しているか自分が話したいかである

場合が多い、求められていないアドバイス

はしない方がいい

「あなたにはもっと大きな価値があることを

私はちゃんと知っている」と無言で伝える

愚痴や不満は周りから存在価値を十分認め

られていない場合が多い、その気持ちを

満たしてあげると心が晴れる

愚痴を聞く時は大まかな状況を共有し

登場人物は共有しない

「そういう事が有ると、嫌だよね」

否定的な捉え方をしている時は

その背景にある気持ちや考えに耳を

傾ける

落ち込んだ人に

「わかるよ、自分もこういう事があって

こうやって乗り越えた」

という回答は寄り添う気持ちから遠ざかる

人の行動にはなんらかの価値判断が働いている

思考は感情に圧倒されやすく公開や自己嫌悪

と言った強い感情が湧いてくると

自分は合理的な判断をしたと忘れてしまう

理由を聞くと話し手の価値判断が見えてくる

その価値判断は結果に比べると否定しやすい

それを聞き手が支持してあげる

人の悩みは責任感からくる事が多いが

本人が責任を負い過ぎている場合も多い

客観的に見れる立場の人が指摘してあげる


相手がその人にない一面を見せてくれた時にも

特別扱いにしない

相手に答えやすい質問は「場面について聞く」

「好きなアーティストは誰ですか」と聞くより

「どんな時に音楽を聴きますか」

人は対外的なキャラクターを持つと同時に

その人らしさも持っている

『相手が評価して欲しい部分を評価する』

相手が自分の価値を値引きしていたら

価値を大きく見積もり評価する

自己申告する短所は「抑圧された長所」

自分が納得してから伝えないとお世辞に

聞こえる、行動や態度が伴わない

ダブルバインド

相手の話を聞く時腕や足を組まない

相手の心の目に注意する目線が合わせられないのは

相手を見るのが苦手なのではなく

自分の目を見られることに抵抗がある

相手の表情に合わせる「笑えば笑う」

相手に何を言われるとカチンとくるか

把握しておく

相手の言っていることを歪めて捉えていないか

という可能性に気づく

「投影」とは自分が抑圧している気持ちを

相手の中に見ること

「転移」とは過去の人との関係性を

別の他人に再現してしまうこと

もう一度会いたいと思われるために先ずは

「自分自身を受け入れよう」

 


●本書から得られた新しい知識

リラックス=腹式呼吸

緊張=胸式呼吸

P207 簡易エゴグラム


聞き方のタイプ

・権威型

相手を引っ張るのは得意だが、自分は折れない

・受容型

受容共感は得意だが、相手に任せるのは苦手

・調整型

自分を律するのは得意だが感情を表すのは苦手

・奔放型

自分が話すのは得意だが黙っているのは苦手

・協調型

相手に合わすが主張もしない

 


●本書に出てくる格言


●本書で得られた気づき

ほとんどコーチングや聞き方の本と重複した

事が書かれてあった、つまり

傾聴、承認、受容、共感は

それほどまでに大切である

 


●今までの自分の考えと違ったところ


●本書の内容で実行してみたい事

求められていないアドバイスはしない

まずは寄り添う、次に相手が聞きたければ

相手の内面から答えを出させる

 

<聞き上手>の法則 人間関係を良くする15のコツ (生活人新書)

<聞き上手>の法則 人間関係を良くする15のコツ (生活人新書)