- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 新書
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書名:人を動かす質問力
著者:谷原誠
●本書を読んだきっかけ
本屋で偶然視界にシンクロ二ティで購入
●読者の想定
セールスマンに良いかもしれません
●本書の説明
人間は自尊心のかたまりです、他人から言われた
ことには従いたくないが、自分で思いついた事
には喜んで従います、だから、人を動かすには
命令してはいけません、自分で思いつかせれば
よいのです
「小さい頃、嬉しかった思い出は何ですか?」
上記の質問により6つのものを手に入れる
①思いのままの情報
②人に好かれる
③人をその気にさせる
④人を育てる
⑤議論に強くなる
⑥自分をコントロールする
を使い分ける
6つのベーシッククエスチョン
「What 何」「Who 誰」「When いつ」
「Where どこで」「Why なぜ」「How どの様に」
があるがWhyは論理性を求めるので注意する
相手に答えやすい質問に変える
誰に質問すると最も効果的かを意識し質問する
相手を選ぶ
ダメな質問7パターン
①ネガティブクエスチョン
②ノーアンサークエスチョン
③相手の答えを即座に否定する
④1人質問・質問の連打
⑤誤導質問
⑥相手の脳に負担をかける質問
⑦刑事の尋問
人に好かれる6つの法則
①外見の魅力
②類似性
③賞賛
④単純接触効果(会った回数)
⑤協同(外敵が現れた場合)
⑥連合(外的要因と結びつける)
RQと車みたいな関係
会話が盛り上がるディッピングポイント
①自信がある話題
②関心がある話題
③心地よい話題
質問された相手は必ず「思考」し
「答えようとする」それをじっくり待つ
人をその気にさせる2大原則
①自尊心を満足させるために動く
②自尊心を傷つくのを回避するために動く
人が動くには先ず感情が動いて欲求が
発生し、その後理性でこの行動を正当化
する
「希少性の法則」「返報性の法則」
「社会的証明の法則」を活用する
部下から信用されない上司の行動
①話を遮る否定する
②自慢話をする
③手柄を横取り
④えこひいき
⑤間違っても謝らない
⑥感謝しない
⑦意見の押し付け
⑧責任回避
⑨相手を傷つける事を言う
⑩陰口
部下に質問するとき
「◯◯だったらどうする」
「◯◯と◯◯だったら、どちらを選ぶ」
まず感情を動かし、その後に理性で
結論を正当化させるように手伝ってあげる
相手の立場に立った論理的思考力が
要求される
議論の勝ち負けは3つ
①どちらかが負けを認めた
②どちらかが論理矛盾に陥った
③どちらかが何も言えなくなった
相手が反論する場合には、その根底には
ある価値観があります、その価値観に揺さ
ぶりをかける
1万円の予算しかない顧客に2万の靴を買って
貰う方法
弁護士の得意とする論法
・「そもそも…」大前提の価値観を打ち出し
・「ところで…」判断基準を打ち出し
・「だとするならば…」当てはめ
自分自身に良い質問をすると
良い方向に思考が回転する
①あなたは何を実現したいですか
②目標はいつまでに達成しますか
③目標達成のため犠牲にする事は何ですか
目的と犠牲どちらを選びますか
④どうやって目標を達成しますか
全方位から考える
①自分の立場から考える
②相手の立場から考える
③第三者からどう見えるか考える
●本書から得られた新しい知識
時間つぶしをしていた、ジラードはその女性から
今日が誕生日であることを聞き手際よく
花束をスタッフに準備させ15分後に渡し
「この良き日が、これからも何度もやってきます
ように」と手渡した
フォードのセールスマンは彼女を案内中に
昼食に行ってしまった
上司は自分で「部下に信頼されている自信がある」
と答えているのに対し、部下は
「上司に不満がある」と答えている
心臓に穴がある赤ちゃんを産んだ母親が
我が子の将来について悩んでいた
そこに看護婦が次の質問
「心臓に穴のある赤ちゃんはいらない?」
「赤ちゃんはあなたのところに来たの」
母親は一番大切なことに気付いた
カーネル・サンダースは1009回ノー
と言われ続けた
●本書に出てくる格言
他人と話をするときは、その人の事を
話題にしなさい。そうすれば、その人は
何時間でもこちらの話を聞いてくれる
ーディズレイリー
自分の立場と同じように他人の立場に
身を置いて考えることができるという
ことである
ーフォードー
汝は生きるために食うべきで
食うために生きるべきでない
ーキケロー
世の中には幸も不幸もない
ただ、考え方でどうにでもなるのだ
ーシェイクスピアー
●本書で得られた気づき
相手の自尊心を傷つけることなく質問で
相手に気づかせる事が重要である
もしあなたが死を目前にして1本しか電話が
かけられないとすると誰にかけるか?
どんな話をするか?
さあ、今すぐ電話をかけてみてはどうですか?
ースティーブン・レヴィンー
●今までの自分の考えと違ったところ
説得するのではなく質問により相手に
考えさせ自分が考えた事だと思わせる
●本書の内容で実行してみたい事
質問で相手の考えを引き出す練習
第三者からどう見えているかと意識する
- 作者: 谷原誠
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