書名:会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方
著者:渡部 清二
●本書を読んだきっかけ
発売日と同時に平積みされていた
●読者の想定
仕事が忙しく貯金がわりに株を買い
長期投資を考えている方
日中、株価のチェックしないで
本業に没頭したい人
●本書の説明
過去、数十年にも渡り10倍以上になった
株の特徴から著者の銘柄発掘の知恵
が書かれている
著者は10倍以上になる株の特徴として
次の4つ上げている
①増収率20%以上、4年で売上が2倍
増収率:毎年の売上の上昇率
②営業利益率10%以上
営業利益率=営業利益÷売上高×100
平均は7%
③オーナー社長のオーナー企業か
④上場5年以内
P100に著者がスクーリングした10倍
候補銘柄あり
●本書から得られた新しい知識
・小売業の現状を知るには実際に店舗に足を運ぶ
・人々の意識や気持ちがどう変わったか
そして行動はどう変化したかを知る事が重要
P42、P43に最近10倍以上になった株のリスト
・時価総額÷売上
4587 ペプチドリーム 66倍で最高
・何十年ぶりの最高益は会社が生まれ変わった
・2016年は日経平均は冴えなかったが
中小株は上昇した
・10倍株は10年前の時価総額は100億未満
が多い
・時間がない時は四季報の
3100番台、3200番台、3400番台
3500番台、3600番台、3900番台
6000番台、6100番台、6500番台
を重点的にチェック
ソニーの「テープレコーダーG型」16万円
を買わずして15万円分の株を当時に買っていれば
27億円になっていた
ソニーは①増収率②経常利益率③配当を出し続け
ていた
・トヨタが最も大化け株で12万7300倍にもなった
●本書に出てくる格言
強気相場は悲観の中に生まれ
懐疑の中で育ち
楽観の中で成熟し
幸福感の中で消えていく
悲観の極みは最高の買い時であり
楽観の極みは最高の売り時である
ージョン・テンプルトンー
●本書で得られた気づき
近年は利益を出さなくても
急成長し巨大企業になる例を沢山見る
著者の考えである売上の伸びに
注目した見方に新しい気付き
●今までの自分の考えと違ったところ
売上高を基準に増収率を計算するところ
自分はEPSの伸び率と考えていた
●本書の内容で実行してみたい事
100万程度を本書の基準で買ってみる