書名:儲かる物理
著者:鈴木 誠治
●本書を読んだきっかけ
著者に朝会で直接会って勧められた
タイトルが面白そうだったので
その日のうちに購入
大学を卒業して30年以上たつが
意外に簡単に理解できた
入門書として最適だと思った
理系でない人でも、金儲けの
仕組みのところだけ読めば容易に
理解できると思う
●読者の想定
受験生の入門書として、勉強が実学として
どう役立つか確認したい高校生
理系の大学は出たが実社会の儲けのルールを
分かっていない人
物理は苦手だが何とか金儲けにこじつけて
理解したいと思う人
●本書の説明
本書では物理の法則と結び付けて実社会で
使われている金儲けの仕組みを説明している
P124のブラックジャックの必勝チャートが
本書の売りで、著者が検証済みである
1章:お金持ちがますますお金持ちになる理由
等加速度運動から純資産の増加による資産の増大
が似ているところを説明
2章:ニュートンからはじまる物理的思考
ニュートン力学から物理的思考法の勧め
・未解決の問題があったとき似たような解決済みの問題を探す
・解決済の問題に照らし合わせて未解決の問題の検証実験を行う
・解決済みの問題と比較して検証う実験の妥当性を評価する
3章:エネルギー保存と複式簿記
エネルギー保存則から複式簿記の関連付け
集客に関する考察
4章:最小時間の原理と機会費用
フェルマーの定理から移動コスト
機会費用と交通料金について考える
5章:神はサイコロを振らない!
確率論からブラックジャック必勝法
P124の必勝表は本書の目玉である
6章:物理と金融工学
に関する説明
7章:エントロピーと会話力
エントロピー増大の法則から片付けと会話に関する
アドバイス
8章:自由度と働くリスクリターン
自由度の話から副業の勧め
9章:物理現象と不動産投資のアナロジーを考える
核分裂から不動産投資に関するこじつけ
10章:見えないリスクを物理的に考える
放射線の話から法人設立に関するこじつけ
●本書から得られた新しい知識
ブラックジャックは確率が支配しているゲームで
確率を味方に勝つことができるゲーム」である
また、参加者の方がディーラーより有利に
なることができる唯一のギャンブル
オプション取引の分かりやすい説明など
●本書に出てくる格言
・未解決の問題があったとき似たような解決済みの問題を探す
・解決済の問題に照らし合わせて未解決の問題の検証実験を行う
・解決済みの問題と比較して検証う実験の妥当性を評価する
●本書で得られた気づき
「カジノは私が知っている中で、確率が分かっていて
ガウス分布に従い計算もできる唯一の場所だ」
と書かれているが
本書の説明でその事を理解できた
●今までの自分の考えと違ったところ
カジノで勝てるという考え
●本書の内容で実行してみたい事
まずはブラックジャックのルールを
見直したい