思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■ザ・コーチ を読んで

 

ザ・コーチ

ザ・コーチ

  • 作者:谷口 貴彦
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/05/31
  • メディア: Kindle
 

 

書名:ザ・コーチ

著者:谷口貴彦


●本書を読んだきっかけ

読書会に参加して、他の参加者に

勧められたため

 


●読者の想定

目的、ゴール、目標、夢、ビジョン

の違いがイマイチわかっていない人

物語形式でわかりやすく説明していて

非常に読みやすい

ただ、ある程度わかっている人には

回りくどく感じられるかもしれない

 


●本書の説明

第1章 人生の転機

・成績の上がらない営業マンは、みんな

時間つぶしの天才だ

売れない営業マンは必ずと言っていいほど

自分のさぼる場所を確保している

・この章は主人公「星野雅彦」とメンター

「大倉秀雄」の出会いの章になっている


第2章 目的の達人への道

・自ら考えて答えを、あなたの人生の

中から見つける必要がある

自分で見つけた答えと人から与えられた

答えでは知恵になる確率が違う

夢を夢で終わらせないためには

一歩踏み出し歩き続ける必要がある

そのため必要な人生の技が

【目標の達人】になる事である

・「知識」「道具」「能力」

なんらかの達人になるには

この三つのことを真剣に考え

優先して取り組む

・「目的」「目標」「夢」「ゴール」「ビジョン」

・人と人が関わって何かを成すとき

前提として、お互いが使う言葉が

同じ理解の下で交わっているか

どうかがとても重要

・何のためという目的が抜けた

目標は意味がない。

・目的、ゴール、目標

A オリンピックで金メダル取る(ゴール)

B 10kmタイムを3ヶ月で3分短縮(目標)

C 自分が可能性に挑戦することで

子供たちに夢を持つことの素晴らしさを

伝えたい(目的)

D 今月、500Km走り込む(目標)

E 今年の選考レースに優勝(ゴール)

F 脚力を10%強化する(目標)

G 誰よりも速く走って“風”になる(目的)

・目的とゴールをセットにした言葉を

自分に言い聞かせる

・夢の意味は、将来実現したいと

心の中に思い描いている願い

夢は誰かと比較して優劣を決める

ものではない

今この瞬間から先の未来を思って

心から叶えたいと願うこと

純粋に実現したいシンプルな

事でいい

・【課題】死ぬまでに叶えたい

ドリームリスト100を作る

ポイントは願望を書く事

目標の達人になる第一歩は

自由に夢を描き語る習慣をつける事

・人がゴールを手にした瞬間に

見る光景、それを今想像する

そして、そのインパクトの瞬間

に得られる感情を今味わう。

それがビジョン

それを手にした時の感情こそが

幸せの源泉である

・どんな些細なことでもいいので

自由に夢や願望をリストアップする

P68 解説図


第3章 価値ある恩恵

・【課題】夢、目的、ゴール、目標

ビジョンを明確に設定して行動して

行くことで、自分が得られる

ベネフィット(恩恵)には

どんなものがあるか?

–共感者や協力者が現れ更に大きな

ことを成せる

–同じ価値観の仲間が増える

–精神的に強くなり、さらなる大きな

決断の時に必要な勇気を手にする

–人間的に成長する

–人と人との絆が生まれ、人生の宝を得る

–人生がワクワク感やドキドキ感に

溢れた感情豊かで感動的なものになる

–知識が増える

–選択力が増す

–決断力が増す

–集中力が増しパフォーマンスが高まる

–知識、能力、道具が増えて価値ある人になる

–失敗の体験から次の成功のための

糧を手にする

どん底にいる時、詩人になり

魅力的な人物になる

–可能性の扉が開き、想像もしなかった

未来の自分に会える

–精神的な視点が高くなり、人生で

見る景色が変わる

–人生を存分に堪能できる

・目的に向かって努力することで

人は成長する

・目的に向かって努力すれば

たとえ、それが叶えられなかったとしても

人は精神的に強くなれる

・誰かと同じ目標に向かって頑張ることで

その後の人生の宝になる絆が生まれる

・目的を達成することで達成感を

味わえる

・結果も大事であるが、それ以上に

その道のりで得られるベネフィット

の方が、ずっと大切だ

・目的の達人になるには

ゴールや目標と自分のモチベーション

の源になる感情をセットに描く

・いつも「夢」「目的」「ゴール」を

思い描き意識している人は

それらに関する情報をキャッチできる

確率が高くなる

・選択と決断の時こそ、人の運命が

動き出す時

・人の学習曲線は失敗したときに

一番高まる


第4章 障害

・ゴール設定に対してブレーキをかけて

いる人は、過去に夢やゴールを立てたとき

嫌な気分や辛い思いをした

・他の誰かになろうとするのではなく

今の自分を超える自分になる

・夢やゴールや目標を描いたりする時に

かかるブレーキとは?

–他社との比較による批判や、非難から

受ける負の感情

–結果だけで自分の価値を決められる評価

–夢やゴールそのものに対して

他社の価値観によって向けられる批判

–結果による人格否定

–弱みを克服することばかり強いられる経験

–学習性無力感

–夢やゴールや目標に対する無知

–変化に対する恐れ

–選択と決断に対する恐れ

・ブレーキの力は、夢やゴールや目標

の大きさに比例する

夢やゴールが大きいほどブレーキも強力

・自分のゴールを、こんなもんじゃ

ダメだと、自分で評価しないこと

将来の大きなゴールの設定のための

練習と位置付ける

・人に知識を伝えることは

Why、What、Howを意識する

理由や根拠を明確に何が必要か、

何が全体を構成しているのか

実際に行動するには、どのように

すればいいか

・目標は目的のための通過点

・目的は最後までこだわる方がいいが

目標はいくつも選択肢がある

・目標は最後までやり遂げるのに

越したことはない

・結果はコントロールできないが

プロセスはコントロールできる

プロセスに全力を尽くして

結果は神に委ねる

・このゴールに向かってきて

自分にはどんな能力や知識

ツールが増えただろうか?

・ゴールに向かい出したスタート

地点をゼロとすると現在は

どのぐらい成長しただろうか


第5章 始まりの日

・【課題】組織において部下にゴールを

設定する時のポイントは何か?

・会社の目標と個人の目標の接点

を見つけて共有する

上司や会社の目先の都合で決まる

ゴールには魂が入らない

会社で与えられるゴールは

会社の目的のために設定される

今の時代、組織に属している人の

価値観は多様になってきている

会社目的≠個人の目的

・今は物質的な目的は達成された状態である

これからは心の時代である

個々の目的、夢、価値観、ビジョン

と会社のそれの接点をどれだけ

見つけてあげられるか

・結果は行動という原因が生み出すもので

外的要因も大きく影響する

・部下にゴールを与えるということは

そこに向かう道のりを経て

部下を育てるということです

部下をどれだけ成長させることが

できたか、そこに上司の価値が

あります

・ゴールを手にする目的を

揺るぎなくいくつも心に描いて

その道筋、つまり目標設定については

柔軟に考えること

目的は揺るぎなく、ゴールを手にする

方法は無限にあると知り

目標は柔軟に対応する

・ゴール達成を構成している要素を

分解して、そこに期日と量と基準

を織り込んで旗(目標)を立てる

・自分に合ったゴールまでのたどり方

に合わせてゴールや目標を設定する

・【課題】ゴール設定をより効果的

にするポイントは、ほかにどんな

ことがあるか?

・自分にとって行動のエネルギー

になるのが何かを明確にして

ゴールを設定する。


第6章 真実が姿を現す時

P 158 ゴールツリー

・生きがいや、やりがいにつながる

目的とゴールをセットで設定する

・ゴールのための行動計画を目標と

すると、ノルマ化して意欲が下がる

・目標の達人はゴールを決めたら

いきなり行動計画を考えるのではなく

次にゴールを細分化する習慣を

持っている

・ゴールを手にするための要素を

あらゆる角度から洗い出す

P 171 目標設定例

P 175 道のりチャート

P 180 計画表

・目標文の主語は必ず《私》とする

そうすることで全てコントロールできる

ゴールだけに囚われ自分でコントロール

できる目標を見失うと本当の力を

発揮できない

・多くの人は目標を立てようとすると

やるべきことを書き出してしまいがち

目標には“やるべきこと”ではなく

“通過する状態”を掲げる

どんどん修正しても良い

・目標を通過点と考えれば

「今日自分は目標に向けてどんな

事をやったのだろうか?」

「もっと効果的に進むためには

どうすればいいだろうか?」

・ゴールは目指すが、それだけに囚われ

自分を見失わない

・目標の主語を「私」にして

「いつ」「何が」「どうなる」という

表現にする

・目標はやるべきことではなく

ゴールまでの通過点や指標とする

・目標を設定したら、そのプロセス

で「開かれた質問」を自分自身に

問いかけて、思考力や解決力を鍛える

・【課題】行動しながら自分に問いかける

質問を3つ考える


第7章 自分に正直に生きる

・人生とはゴールに向かう旅そのもので

それは、自己責任によって自由の権利を

行使して、選ぶこと、決めることの

連続である

・目的を持ってゴールに向かう旅では

自分の周りで起きる変化より、自分自身

の内側で起きる変化の方が大切だ。

・ゴールを持ってビジョンをいつも

描いてる人は、それが顔に表れる

それがなんとも言えない魅力となり

他人にも伝わる。

・自分のやり方が上手くいったからと言って

そのやり方で他の人も上手くいくとは

限らない、自分によりフィットした

アレンジが必要

・P 210 アレンジキーワード

・P 214 価値観を知るための言葉リスト

・とことん自分の心が喜ぶ言葉を

ゴールや目標を設定するときは

もちろん、あらゆる場面で使う

様にする。

P 218 行動のスイッチが入る言葉

・一番大切なことは、常に目標に

向かってなんらかの行動を続ける

中断や中止はエネルギーを消費した

だけになる

・後半追い込み型は、ダッシュ型を

見ると自分を卑下する事がある

目標に向かってスタートしたての時期は

短いスパン、例えば1週間ぐらいで

定点観測を盛り込む

・ゴールや目標は、自分の価値観に

会う言葉で表現

・ゴールや目標を表す言葉の動詞を

自分が惹かれる言葉で表現する

・自分の心が喜ぶ言葉を常に口にする

そして、自分の言葉で自分を洗脳する

・行動計画は、自分の行動特性に合った

プランにする

・計画は行動して初めて事実となる

・人の行動特性に合った方法を

自分に無理やり合わせない

・ベストな行動特性は自分の中の

パターンで比較して選ぶ

・行動を継続するため、行動計画に

定点観測も盛り込む

・定点観測は最初は短いスパンで

設計し、早めに行動計画を修正する

・定定観測は見える化するが

決して人と比べず評価としない

P225 累積チャート


第8章 ネクストステージ

・人は死ぬまで成長する事ができる

人生は、目の前の山に登り、次の

山を見つけて、またその山に登る

ことの繰り返し

・どうすれば成功するか知っている

人は、山のようにいる。しかし

それを実行する人は、ほんのわずか

・未来の自分は、今の自分の心の

描き方で大きく変わる

 


●本書から得られた新しい知識

目標:目的を達成するため設けた目当て

ビジョン:将来あるべき姿を描いたもの

将来の構想、未来像、その光景

 


●本書に出てくる格言

・どうすれば成功するか知っている

人は、山のようにいる。しかし

それを実行する人は、ほんのわずかだ

ー著者ー

 


●本書で得られた気づき

「目的」「目標」「夢」「ゴール」「ビジョン」

の違いを再認識した

目的はブレてはいけない

 


●今までの自分の考えと違ったところ


●本書の内容で実行してみたい事

目的、ゴール、目標をさらに明確に

特に人生の目的はぶれる事がない様に

注意する

 

 

ザ・コーチ

ザ・コーチ

  • 作者:谷口 貴彦
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2012/05/31
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