思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎日投稿できるように頑張ります

■完全教祖マニュアル を読んで

 

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

 

 

書名:完全教祖マニュアル

著者:架神恭介/辰巳一世

 


●本書を読んだきっかけ

ネットワークビジネス

カルト教団、詐欺まがいの高額商品

高額セミナーのバイヤーなど

地下アイドル商法とかに

宗教の技術は使われていると

前々から当たりをつけていたため

その手法を知るには的書と思った

 


●読者の想定

ネットワークビジネスカルト教団教祖

霊感商法、詐欺まがいの高額商品を売る

人材教育育団体とか絶対知って使って

いると思う、教祖になりたい人や

被害に遭いたくない人、またご子息が

怪しげな団体に入信しそうな父兄の

方々にオススメである

 


●本書の説明

はじめに

・教祖には二つの要素が必要だ

「思想」「実践」である

あなたの「実践」はできているだろうか

 


序章

・教祖の成立条件は二つ

「何かを言う人」

「それを信じる人」

である

・教祖は人をハッピーにする素敵な仕事

・教祖には明確な失敗はない

たとえ失敗しても後世で評価が

ひっくり返る事もある

エスは3年活動しただけで

しょっぴかれてユダヤ 社会の改革も

為せぬまま処刑されている

・教祖はお金が稼げるだけではない

あなたの信者をハッピーにして

そして、彼らからの尊敬も得られる

素晴らしい職業です

・日本人は宗教的知識は少なくとも

宗教的要素は日常から断片的に摂取

しています。

例えば夏の怪談話、ホラー映画

オカルト知識、こっくりさんなど

日本人の無信仰者は、なんとなく霊的

なものは感じているが「霊的な感じ」

をどう表現すればよいかがわからない

宗教的知識がないため、それらを

語るボキャブラリーがない

そういった人たちにピンとくる

言葉や概念を与えてあげる

 


第一部 思想編

第1章 教義を作ろう

・最初になすべきことは教義の作成

文書でなくても口で弟子に指示する

だけでもよい

宗教はそれが正しいかどうかではなく

人をハッピーにできるかどうかである

・神は困っていれば助けてくれる

便利なお助けキャラではなく

困っていること自体を肯定する

存在だと言える

・仏教は神を作らなかった

特に必要ではなかったからです

それでも釈迦の発明した

「釈迦式修行法」により、人を

ハッピーにできたので何も問題ない

しかし、釈迦の死後、弟子により

神のようなものになっていた

・教祖がオリジナル神を作った

大手伝統宗教はアフラマズダを

作ったゾロアスタ教くらい

・まず仏教、キリスト教などの

伝統宗教に入信し真面目に信者生活

をしていると

「これでは現代的感覚に合ってない」

と思うところが出てくる

そうなればチャンスです合ってない

ところを修正し別の一派を立ち上げる

この様な「焼き直しパターン」なら

神も教えも最初から用意されている

・宗教の本質とは、むしろ反社会性

にこそある、新興宗教に於いては

どれだけ社会を混乱させるかが肝だ

・古代ユダヤ教では徴税人や売春婦は

差別を受けていた、社会的であろうと

すれば彼らを差別せざるをえません

でした、社会的であるということは

良いことばかりではないのです

現代に置き換えると皆さんは

教祖となって皆さんをハッピーに

するのがお仕事です

そもそも現在不幸な人は社会の提示する

価値基準に照らして不幸なわけです

ですからあなたのすべきことは

①社会の基準で幸せになれない人を

見つける。

②反社会的な基準を与えてその人を

幸せにする。

事だけを考えてください

・出家は反社会的な行為ですが

精神的なエリートを目指すため

確信を持って世俗との関わりを

絶っている

・社会に反する新しい価値基準を

提唱し「負け組」の人を「勝ち組」

へと変えてハッピーにする

・ただ反社会的であるだけでなく

それに理論的な裏付けがあると

心強い、次にあなたが用意すべきは

高度な哲学です

仏教やパニシャッドでパクるのも方法

ですが、本書ではインテリに作らせる

ことをオススメします

あなたがすべきことは

社会の「問題点」を発見する

そして次に「前提」を用意してください

仏教の輪廻転生、ムハンマド使徒

に当たるものです

ここまできたら「前提」を主張しながら

「問題点」を追求する

すると中にはピンときて勝手に

「前提」と「主張」を論理的に

つなげてくれるインテリが出てくる

 


第2章 大衆に迎合しよう

・まずは相手にすり寄ることを優先

してください

・非インテリ層、一般人にいかに教え

を広められるかはとても大切なことです

彼らに必要なのは極限まで簡略化

された教えと御手軽な現世利益なのだ

と覚えておいてください

元々の仏教は論理的思考や修行に

より人格的に完璧になり輪廻転生

の輪から外れましょうという教え

エリート思考バリバリです

対して浄土教は凡人のための教え

です「南無阿弥陀仏」と心の底から

唱えると阿弥陀仏が極楽浄土に

連れて行ってくれます

一般人にはこのぐらいの簡略化が

必要でイスラム教も

アッラーの他に神はなし」

ムハンマドは神の使徒なり」

だけ言ってれば、とりあえず天国

には行けるようです

・何も考えずに葬式と墓参りは

やってください

そもそも仏教には本当は墓も

葬式も戒名もいらない

儒教で孫がかぶっていた、お爺

ちゃんの頭蓋骨が時代とともに変わり

現在の位牌へとつながった

・一般人何を求めているのか?

言うまでもない現世利益です

完璧な人格とか目指さず

健康、家族と仲良く、給料

受験合格などです

理屈ではなくハッピーになった

という実感が欲しいのである

あなたはニーズに応えて現世利益

を謳うべきです

・癒しは医療行為以外にも

俺はあなたのこと見捨てちゃいないぜ

という心のケアだったりする

・どうすれば人をハッピーにできるのか

その人が良いと思うことを素直に

実行させる。人間はこうした方が

良いと分かっていても大抵の場合

それをしない

私達が無償のボランティアに抱く

ある種の気持ち悪さもこれに依る

宗教なら「教義」により、その

「理由」を用意する事ができる

「真面目に働きましょう」

「人の悪口は言わないように」

「小さな事で怒らないように」

「暴飲暴食は謹んで体を大切に」

「目標に向かって努力しましょう」

など、子供でも分かるような事が

実際に実行できないのだから

宗教という「理由」が必要である

・神を象徴する偶像を作る

目に見えないものはイメージしにくい

形があった方がみんながとっつきやすい

偶像の持つ力は偉大であり

あなたも作るべきだ

なんだって構わないから

しっかりと拝んでください

 


第3章 信者を保持しよう

・人々の「ひょっとして幽霊とかいる

のかな・・・」という気持ちに対し

なんらかのアンサーを用意してあげる

体験自体に意味がなくても

「意味のない体験」をどうやって

「意味付けするか」という事だ

つまり、「不思議なことに名前を

当てはめる」にせよ「気の迷い

として処理する」にせよ

とにかく宗教には「不思議なことに

対処する方法論」がある

無宗教の人は「不思議な事」に対する

抵抗力がありません、そこで

あなたは「不思議な事」を意味付け

できるよう、しっかりと準備して

おくと信者を保持する事が容易になる

・人が宗教を意識するのは基本的

に「困った時の神頼み」です

そして困った時の最たるものは

やはり「死」ですが若い人は

リアルに考えることはそうない

困ってなければ困らせればよい

キリスト教も仏教も

「お前は自覚はないかも知れんが

実は生きてるだけで困ってるんだぞ」

と言っているようなもの

釈迦は「なんとなく受け止めていること」

を「困っていること」に変え

それを解決する宗教を作った

この不安感をしっかり抱かせること

ができれば、信者は教団を離れられ

ないはずです

・エコが声高らかに叫ばれるまで

私達に「困っている」という意識は

なく私たちは困っていませんでした

そこにエコというアイデアが現れた

ことにより「そうか、気付かなかったけど

俺たち困っていたのか」となり

行動を起こすに至った

・「自分なんてダメダメなやつなんだ」

という想いから

「こんなダメダメな自分でも

みんなに助けられてちゃんと暮らして

いけるって幸せだなあ」という考えに

チェンジしていけば内観療法

成功、そしてこの瞬間

「不安」は「救済」へと変わる

・組織を固めるという意味では

「うちの宗教を捨てたり信仰を

怠ると、また不安に苛まれるぞ」

というニュアンスを出すことも大切

「あなたが今、幸福なのはこの

宗教を信じているからですよね?」

と言うだけで良い

救済と呪いは表裏一体であなたが

毎年神社に破魔矢を買いに行くのも

一種の呪いです。

破魔矢を買わなければもっと不幸な

目に会うのでないか?

・信仰を失ってもキリスト教から

離れられるわけではなくキリスト教

の中で墜落するだけ「予定説」は

信仰を失った者にさえ、なおも

自発的に信仰を求めさせる素晴らしい

イデア

・あなたの教団に特別なルールを

採用し教団の内側と外側に温度差を

作る事です。その習慣が信者に

とって「当たり前のもの」「日常的

なものになれば」今度はそれを

捨てられなくなります

・食物規制は社会的な意味があり

食物規制をすれば異教徒と食事を

する事が難しくなり、友人作りや

結婚が難しくなり、同じ宗教の

信者同士で交友や結婚をする事になる

・断食しよう

差別化として外部との違いを作る

という点では断食も手段である

断食は様々な宗教に見られる行為

である。周囲との違いが実感を

もたらす

・断食も様々で千日回峰行の断食は

9日間飲まず食わずですがラマダンは

1 日の間の、この時間からこの時間

までは食べてはダメですよ程度

早朝や日没後にはちゃんと食べ
ている

・断食は宗教的な理由により

行われる特殊なことで、いわば

「聖なる時間」と言える

聖なると言っても宗教的なという

というくらいの意味である

差別化というのは「世俗の◯◯」を

「聖なる◯◯」へと変えること

であるので、この点を覚えておく

・暦を作る

暦が違えば宗教行事を行うタイミング

が異なってきます

もっとお手軽な方法は教団独自の

記念日を設定する「創立記念日

などが良い例で

外界との違いを意識し教団への

帰属意識を喚起する事ができる

オウム真理教では麻原の残り湯は

信者に販売することは問題なかった

アイドルの残り湯なら金を払って

でも飲みたいという変態的男性諸君

も少なくないでしょう?

 


第4章 教義を進化させよう

・宗教は義務が多いから嫌だと

めんどくさい義務がなければ信者は

増えると思っている皆さん

人間は義務がなければ無いで不安に

なってくるものなんです

ポイントは儒教にしても一番大切なのは

「愛情」や「悲しみ」といった心の

動きであって、規則はそれをサポート

するものにすぎないということです

ですが、義務を与えただけで信者が

ハッピーになれるわけでは無いことも

覚えておいてください

信者に信仰が欠けていればハッピー

にはなれません形式的な義務の履行

だけではハッピーになれません

・権威を振りかざす

一度自分の意思で入信した人は

きっと素直に聞いてくれるはず

人は権威に従う事が大好きです

あなたはみんなの期待に応え

権威を振りかざすべきです

権威をもって彼らにルールを与えましょう

この世には選択肢が掃いて捨てるほどある

無数の選択肢を自分の意思だけで

見つけ出さねばならないのです

これはとても大変なことです

だから、人間は権威に従います

おもいッきりテレビにチャンネルを

合わせるのはおばさん達本人の意思です

だからこそ、みのもんたには喜んで

従うのです

・セックス禁止の宗教なんて入りたく

ないのが本音です

あなたが我慢する必要はないのです

したければしてください

セックス全面禁止などしたら反対に

不気味がられますし

最近は芸能事務所でさえ恋愛禁止を

諦めているぐらいです

真言密教では「理趣経」という経典

があります理趣経ではセックスを

肯定しています

「人間は生まれつき汚れた存在なんだ

から、人間が普通にする行為は清浄

なんですよ」これを「自性清浄」という

あなたが教祖としてセックスしまくるには

教義の中でセックスを重要なものとして

位置付けるしかない

・多くの宗教においてセックスを利用

した宗教は手段と目的が逆転、つまり

セックスする事が目的となり荒廃する

運命にあった。

修行が進み真剣にセックスパワーを

利用できる者だけにセックスを許可

した方がよい

親鸞は肉も食ったし嫁も娶った

親鸞は人間の捨てきれない欲望を

ある程度肯定したといえる

イスラム教徒にとってムハンマド

自分たちでも真似ができる現実的な

範囲での模範的人物なのです

・私がやっているのは宗教ですと

言わずに「私は科学的な話をしている

のです」としれっと言い放つ

科学だと言い張れば無条件で信じる

ところからスタートします

当たり前のことに科学的体裁を与える

ことで説得力を持たせているのです

あなたの言うことを信じるのが

「当たり前だ」と思わせるのです

科学も宗教であるからには宗教と

同じです、別にエセ科学でも構い

ません、それでハッピーになれるなら

信じていればよいのです

・ありがとうと言ったら水野結晶が

綺麗になったわけではなく

ありがとうと言う言葉は綺麗なもの

だから、ありがとうと言った水の結晶

も綺麗に見えたのではないか

・あなたが「弟子に悟りをひらかせたい」

と思っているなら、あなた自身も

悟るしかないでしょう

悟りはあなたの「頭の中だけで」起こる

現象です、乱暴に言えば脳みその

錯覚現象です、あなたはこの錯覚を

起こせばいいわけです

悟りを得るには禅寺に入門すればよいが

LSDやマジック・マッシュルームなど

の幻覚剤を使うお手軽な方法もある

ただし、現在の日本ではどちらも

非合法である

・神がいようがいまいが悟りという

現象からどれだけの「素晴らしいこと」

を得られるかが大切である

 


第二部 実践編

第5章 布教しよう

・まず初めに狙うのは病気で

苦しんでいる人や、死にかけの

老人などです

弱っている人を救うことこそが宗教

の本分ではないか

ただ弱っているのではなく

「なんらかの意味があって弱っている」

ことに気づく、その意味ゆえに

不幸を受け入れる事ができる

なお仏教は考え方一つで不幸を

どうにかしようという宗教で

全然簡単な解決法を与えてくれない

・社会的弱者も狙い目である

現行社会のシステムや価値観から

外れた人たちに別ベクトルで

存在意義を与えるのも宗教の

大切な役割である

エスの時代は徴税人や売春婦が

社会的弱者として蔑まれていた

P137 信者の獲得のしやすさマトリックス

金持ちや権力者は死を自覚したとき

かつての自分の行為を思い出して

恐ろしくなる、そうすると彼らは

お金を払うぐらいしかない

あなたはそれを有難く受け取ればよい

あなたは彼らに「心の平安」を与えて

いるのです

・宗教の寄付というものの本質は

「自分のために行うもの」なのです

お金はうんこのようなもので

教祖は便器のようなものです

現在の資本主義ではお金を持つ

ことの意味が過剰に評価されて

いる節がある、そして、その結果

として経済力の低い者たちは

「負け組」と呼ばれ社会的に低い

立場とされている面は否定できない

しかし、実際のところ低所得者

「生活が苦しい」と言ってるのは

恐らく「豊かな物質生活を送るだけ

の余裕がない」くらいの意味合でしょう

「そんなことより教団の教えに従う

ほうがハッピーだぜ!」という

価値観へ自分を変える事が確かに

一つの手段となる

・親族を仲間にすることの重要性は

むしろ、仲間にしなかったときの

デメリットの方が大きい

あなたがおかしくなったと心配し始める

・新天地で伝道するのも一つの手段

・自分は完成された人間ではなく

あくまで神の代弁者にすぎない

自分はただの人間である

「俺はそう思う、だって神が俺に

伝えてきたんだもん」と言い返せる

・人々の家を回る

あなたが心動かされなかったのは

その時に宗教を必要としていな

かったからにすぎない

迷える子羊も必ずいます

今は宗教が必要なくても将来まで

不要かどうかなんてわからない

宗教勧誘が対象とするのは

今困っているあなたではなく

将来困るかもしれないあなたなのです

・大宗教を目指すなら教義にこだわる

ばかりではなく外部の反応を

参考に時には柔軟に対処すべきかも

しれない

・コミニティーを作る

イベントを開くことは重要です

週に一度か月に一度は勉強会なり

座談会なり開いて信者を集める

大したことはしなくていいので

そのかわり必ず定期的に、できれば

地区単位で行う

信者同士のコミニティーに惹かれて

入信する人だっている

日本における伝統的な宗教コミニティー

浄土真宗の「講」が挙げられます

信者同士の地域の寄り合いである

坊さんの話を聞いたり、持ち寄った

お菓子を食べたり酒を飲んだり

おしゃべりをする時間もある

創価学会の座談会は地方から

出てきた身寄りがいないときに

アットホームに迎えてくれる集団が

あればそれは居心地が良い

神道は「直会」神にご飯を捧げるが

祭りが終わると参加さみんなで

そのご飯を食べる

キリスト教の日曜礼拝は

決まった日に近所の人がその地区の

教会に集まる

ユダヤ教安息日にシナゴークに

集まり聖書の朗読や研究したり

時にはバザーを行ったりする

イスラム教は一日5回の礼拝は

家でやってもいいけどみんなで

集まってやっった方がベターだよ

少なくとも週一回、金曜日は

みんなで集まってやろうね

とされている

・勉強会や座談会などの小さな

イベントを開いてコミニティを

強化すると同時に、時には大きな

イベントを開いて、あなたの

組織力を見せつけてやりましょう

信者がたくさん集まると信仰が

視覚化できる

宗教は「日頃からの飛躍」が大切

あなたの行うイベントは

「日常から飛躍」していなくては

なりません

普通じゃないことを行うことにより

日常のものではありませんよと

アピールする

・巨大建築物を作り、周辺住民を

圧倒してやるのです

 


第6章 困難に打ち克とう

・他宗教との獲得競争を制するため

他教団の違いを明確にするためにも

他教の悪口を言う、相手の弱点を突き

自分たちを称揚する

法然法華経に対して

「あんな難しいものは読むな」

と言い捨てた

ある思想がマジョリティーになり

権威になると、それで救われない人

不幸になる人、不都合な事が出てくる

ので、それに対処する新しい思想が

出てくる、であるならば新しい思想が

マジョリティーを批判するのは

当然の流れです

既存宗教や既存の価値観への「悪口」

新興宗教をスタートさせる原動力

となっている

・他教の存在を認め、その存在を

自分たちの教理に取り込む方法も

あります

イスラム教は寛容な宗教です

キリスト教のイエスイスラム

では預言者の一人として考えられ

それなりのリスペクトを受けている

バハイ教は「それぞれの時代において

は、それらの教えはどれも正しかったが

今従うべきはバハイ教の教祖である」

あなたの宗教は立派ですよね

ところで、私の話も聞いてください

排他主義より他教を認める方が

三者視点から見れば平和的である

あなたはリスク&リターンを考慮して

こき下ろすか認めるか、どちらかの

方法を選択するべき

・側から見ると本当にどうでもいい

死ぬほどくだらない事で分かれて

いった分派が異端である

キリスト教において単性論派や

ネストリウス派などは現在でも

東方諸教会として存在し続けている

・あなたが異端を追放した場合

傍から見たら馬鹿みたいに見えるし

追放しても危険が拭えるわけではない

イスラム教は最初の分派は

ハワーリジュ派、ムルジア派

ユダヤ教は本来、口伝で伝える

べき教えをタルムードとして文書化

したのは異端であったが現在は

ユダヤ教アイデンティティ

支えるものとなっている

・恋は障害が多いほど燃え上がる

と言うが宗教も同じである

迫害による組織力の強化は

お前は間違っていると言われると

ムキになって反論したくなるのが

人情です

日蓮は迫害をポジティブに受けた

迫害を受けると言うことは法華経

を実践してると言う証拠だな

やったぜ!と

現代日本ではあなたがどれだけ

真面目に新興宗教を行っていても

必ず誰かが批判してくれます

迫害不足に陥ることはありません

日蓮正宗なら必ずあなたの宗教を

批判し邪教と断言してくれるはず

日蓮正宗なら確実です日蓮正宗

信じてください

 


第7章 甘い汁を吸おう

・まず本を出版しましょう

教団出版は信者の数だけは売れます

教祖だけは出版を安定したビジネス

へと変える事ができるのです

本は布教手段にもなるので

一人一冊の出版の限界すら突破する

それが宗教なのです

書籍の売上ランキングに宗教書が

ランクインしたのを見たこと

ありませんか?

・国内で迫害され焚書に会う危険性

を鑑みるならリスクヘッジ

海外布教をしておく

コーランには「復讐はやりすぎるな」

「相手が手を引いたら、お前も引け」

「信仰のために破滅するようなことは

やるな」「自殺すんな」「人を殺すな」

と書かれているがイスラム過激派は

元気に自爆テロやってます

・宗教ならば日常生活で不要なもの

まで売りつけられる

例えば数珠です、あなたの教団にも

需要を作ってしまえばよい

買わざるを得ない空気を作りだせばよい

同様に戒名も不用品としては優れた

商品と言えるでしょう元手は完全に

タダです

「死者を坊主にするために付ける

ホーリーネーム」長かろうが

短かろうがどうでもいい

・免罪符を売る

キリスト教は人が何となく抱いている

不安に「罪」という説明をあたえ

免罪符で軽減する事でこれを可能

としていた

とにかく人をハッピーにできれば

それでよいのです

要はやり方次第です

「これは免罪符です、お金で救いを

買いなさい」などといわなければよい

日本で言えば寺社には古くから

御朱印」がある巫女さんにお願い

すると、その寺社のオリジナルスタンプ

とサインを入れてくれるスタンプラリー

大体300円で御朱印がもらえる

たくさん御朱印を揃えた御朱印帳は

極楽へのパスポートとなる

これはまさに日本版免罪符である

・人は何かを犠牲にすれば

その分何かを得られると考える

宗教の場合得られるものは救済です

あなたは免罪符を売る事で

救済を与えてあげるのです

・償いはたいていの場合「祈り」です

免罪符が可能とするのは償いの

軽減で「免罪符」の呼び名は

正確ではなく「免償符」という

名前が正確です

・教団の最大の収入は信者からの

寄付です、あなたは寄付をたっぷり

受け取りながら同時に彼らを幸せ

にすることを忘れない

世俗の価値観を脱して教団の提供する

新しい価値観の中で信者をハッピー

にする、まず簡単なのは彼らの

名誉欲を刺激すること

寄付すればするほど教団の中で

一目置かれるシステムを作り上げ

ましょう

いっそのこと教義の中に

「たくさん寄付する人が偉い」

という内容を盛り込んでもいい

ユダヤ教もそんな感じでやってます

から大丈夫です

寄付した人に名誉を与えない方法も

あります、その場合は

「私は人から尊敬されたくて寄付して

いるのではないのだ」という

自尊心を信者に獲得させる事ができます

・真面目に信仰すれば勤務態度が

良くなり努力も惜しまなくなり

勤労意欲がメキメキ湧いてくる

ような、そんな教義を作ればいい

・寄付金は非課税です宗教団体が

趣味のサークルみたいなものとして

扱われているためです

・尊敬や名誉はお金で買える

大学に寄付すれば名誉博士号だって

もらえるかもしれない

寄付には多くのメリットがあるが

最大のポイントは、あなたの

懐が一切痛まないということです

イスラム教の喜捨には「ザカート」

「サダカ」がある

「サダカ」をする相手は非ムスリム

でもよいアッラーは気前が良いから

喜んでくれる、とはいえ

ムスリムに歯向ってくるやつらには

サダカするな」とも言ってます

 


第8章 後世に名を残そう

・国盗りです!反社会性を強めることに

より一周回って、むしろ社会的になる

のです、キリスト教を見てください

一つはあなたや、あなたの信者たちが

実力で国を立ち上げること

イスラエルサウジアラビア

二つ目の手段は国王の一本釣りです

(仏教におけるアショカ王

三つ目は数の力で押し切る

キリスト教はローマの国教)

・奇跡はあくせく頑張って起こす

ものではなく、あなたの弟子たちに

よって起こしてもらうもの

スリランカは釈迦がちょくちょく

来ていたから仏教が普及した

というが当時の交通状況では

無理がある、そこで仕方がない

釈迦は空中飛行の能力を手に入れ

スリランカに飛んで行った

奇跡はこんな感じで作られる

・奇跡はあなたが起こすのではなく

「あなたが起こしたことになる」

という事です

・あなたの名が歴史に残らないはずがない

信じるのです、本書を信じるのです

信じる者は救われますー。

 


感謝の手紙

3人分の教祖の手紙

 


あとがき

どうやってハッピーを与えるのか

私たちが世界をどのように解釈する

かです、どう解釈したらハッピーに

生きていけるのか?

教祖のお仕事は、そんな選択肢の

一つを与えるという事、つまり

あなたなりの世界解釈を解く事

なのです。

 


●本書から得られた新しい知識

イスラムの断食は「みんなで腹を空かして

貧乏人の気持ちになってみよう」

という趣旨のイベントで飢えの

体験を共有させイスラム教徒同士の

連帯意識を育てる

スンニ派シーア派の違いは

誰をムアンマドの後継者にするか?

という点で意見が分かれている

シーア派は血脈を継ぐものが後継者

血脈を気にシーア(しな)

スンニ派は血脈は気にスンニ(すんな)

ユダヤ人はマカベア戦争の折

安息日にローマ軍に攻め込まれた

神の教えを守って何もしないで

敗北したため現代では安息日でも

戦う

・超正統派ユダヤ人は安息日に働く

救急車に石を投げつける

投石は労働と看做されないのか?

悪人正機:善人でさえ往生できるの

だから悪人ならなおさら往生できる

道教は房中術というのがあり

性交のパワーで不老不死の仙人に

なろうとしました

ユダヤ教には割礼というチンコの

皮を切る義務がありユダヤ人は

みんな割礼済み

パウロは「異邦人は割礼しなくていい」

とし生き残った

・三位一体:父と子と聖書が三つセット

で神なんですよ

父は神で、子がイエスの事

・仮現論:イエスに神性しか認めない

異端思想である

・単性論:イエスには人性と神性があり

神性が凄すぎて人性は吸収されたと言う

異端思想

・予定説:信仰は人間が自力で

神を信じるのではなく神のパワーで

神を信じさせてくれているもの

・数珠と同様のものは

イスラム教、キリスト教にもある

イスラム教「タスビー」「スバハ」

キリスト教「ロザリオ」

▼書籍紹介

水からの伝言(榎本勝)

▼各章チェックリスト

第1章 教義を作ろう

□神は用意できたか?

□教えは反社会的か?

□社会的弱者を救えるか?

□インテリは抱き込んだか?

□イケてる哲学はできたか?

第2章 大衆に迎合しよう

□誰でも一分で理解できる教えか?

□小学生でもすべき事がわかるか?

□葬式はしているか?

□現世利益は謳っているか

□偶像は用意できたか?

第3章 信者を保持しよう

□オカルトに対応しているか?

□民衆の不安は煽ったか?

□食物規制はしているか?

□断食はしているか?

□暦を作ったか?

□オリジナルの祝祭日は作ったか?

□異常な振る舞いをしているか?

第4章 教義を進化させよう

□信者に義務を与えているか?

形式主義に陥っていないか?

□権威を振りかざしているか?

□セックスしてるか?

□科学的体裁は取ったか?

□悟りはひらいたか?

第5章 布教しよう

□社会的弱者を獲得したか?

□金持ちは獲得したか?

□親族を仲間に引き込んだか?

□戸別訪問は実践したか?

□魅力的なコミニティーは作ったか?

□イベントは定期的に行なっているか?

□宗教建築は行ったか?

第6章 困難に打ち克とう

□他教団をこき下ろすか、もしくは認めたか?

□異端は追放したか?

□迫害を逆に利用できてるか?

日蓮正宗邪教と断じられたか?

第7章 甘い汁を吸おう

□出版をしたか?

□不用品の需要を生んだか?

□免罪符は売れているか?

□寄付金の集め方に工夫は凝らしたか?

□寄付金は集まっているか?

□寄付はしているか?

名誉博士になったか?

第8章 後世に名を残そう

□自分の長歴史に残ることを

疑いもなく信じているか?

 


●本書に出てくる格言

何事のおはしますを知らねども

かたじけなさの涙こぼるる

西行法師ー

末法の世に法華経を広めると

必ず難に遭う

日蓮

奪わんと欲すれば、まず与えよ

老子

自分の金はケチっても

人から奪った金はケチらず振舞え

マキャベリ

 


●本書で得られた気づき

自分の実家は浄土真宗であるが

「講」だと知らずに今まで

コミニティーに参加していた

し近所、親族が仲良くなれる場

として確かに機能していた

 


●今までの自分の考えと違ったところ

・仏教には本当は墓も

葬式も戒名もいらない

・仏教には本来断食はない

イスラム教は豚肉禁止であるが

コーランには

「神様の反抗心から食べるのではなく

やむなく食べる場合は別にいいよ」

と書かれている

 


●本書の内容で実行してみたい事

ネトワークビジネスに誘われたら

「あなたの宗教は立派ですよね

ところで、私のビジネスも聞いて

ください」と聞いてみる

まあ、聞く耳持たないと思うが

 

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

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