思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■人は話し方が9割 を読んで

 

人は話し方が9割

人は話し方が9割

 

 

書名:人は話し方が9割

著者:永松茂久

 


●本書を読んだきっかけ

タイトルに興味が湧いたのと

八重洲ブックセンターで平積み

されていて、書評を書くために

購入した

 


●読者の想定

D・カーネギーの「人を動かす」

を熟読している人は本書を読ま

なくても大丈夫と思う

「人を動かす」が読解できない人の

入門書ととらえてよいと思う

言うは易し、本に書かれているとうり

生きるのが難しいと思う

 


●本書の説明

はじめに

会話が上手くなる方法、それは

「苦手な人との会話を避け、大好きな

人と話す時間を増やす」これだけです

本書では職場、家族、友人、配偶者

恋人、コミュニティの仲間といった

身近な人たちとの人間関係を円滑に

する方法を紹介します

・あなたの話を聞いている人は

あなたの口から出る言葉ではなく

総合的なものであなたの話を聞いている

 


第1章 人生は「話し方」で9割決まる

・自己肯定感の低い大人が多いと

自己肯定感の低い子供が育つ

・たった一人から言われたことを

気にして萎縮するのはもったいない

「話している相手を否定しない

そしてあなた自身も否定させない」

・ほとんどの人が話すのが苦手なの

ではなく、話せるというメンタル

状態に持っていくことが苦手なだけ

・「否定しない」「うなずく」「プラストーク

の3つで話し方は劇的に上手くなる

※プラストークは前向きな話

・コミニケーション3つの大原則

①人は自分への関心が一番強い

②人は自分のことをわかって欲しい生き物

③人は自分のことをわかってくれる

人に好意を持つ

・自分お話したいこと2割で

お客さんの意見を8割聞く

すべては「聞くこと」から始まる

聞くことに徹すれば、人生そのもの

が変わる

・相手を観察し、相手が本当に

求めているのは何かを真剣に探そう

そうすれば必ず上手くいく

相手の人にいかに自分が関心を

寄せているかを伝えることが大事

「顔の表情」「声の表情」「体全体の表情」

で相手に関心があることを示す

・拡張話法の順番

感嘆→反復→共感→称賛→質問

感嘆:「へー」「ほー」「そうなんですかー」

ポイントは感嘆詞を伸ばす

反復:相手の言ってることを復唱

共感:「わかります」「大変でしたね」

「よかったですね」「辛かったね」

「よくがんばったね」相手の感情に

寄り添う、相手の話に深く頷きながら

相手と同じ表情

称賛:「すごい」「さすがですね」

質問:「それで」「そこからどうなったの」

「もっと聞かせてください」

自分が話すのではなく相手の話を

広げる

キーワード集をあらかじめ作っておく

作ったキーワードは

「トイレ」「天井」「スマホ」の

3つを活用し身につける

 


第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方

・大切なのは、あなたの思いやスタンス

じっくり言葉を選びながら自分の

ペースで話す

・苦手な相手は距離を無理に縮め

なくても良いが

「こんにちわ」といい、あとは笑顔で

ニコニコ、喋らないというのもある

それより、あなたが話しやすい人との

時間を増やしていく

・相手が何を大切にし、どこを

ほめられると嬉しいのか?

ここぞというときには「やっぱり」

「独り言」を言って褒める

・自分の話したいことではなく

相手の求めている話をする

最終的にものを言うのは

人として好かれているかどうか

「お役に立ちたい」という気持ち

をもって話すと相手の要望に応える

話、好かれる話になる

「相手に好かれる話」「相手にメリット

のある話」をする

・初対面で名刺を受け取ったら

すぐにしまわないこと

「名前を知ったら、すぐに名前で呼び始める」

「できる限り相手の名前から会話を始める」

初対面で好印象を残したあとは

2回目以降会ったときに第一声で

相手の名前を呼べば、あなたの好感度

は飛躍的に上る

・好かれる人はトークに「あなた」が多い

「あなた」を多用し相手を会話の

主役にする

・人は無理やり説得されて参加する

より「いいな」「楽しそうだな」

と自ら参加した方が意欲高く

取り組める

自分自身が楽しむことで周囲を

巻き込む

・「食べ物」「出身地」「ペット」

の話題は自然と会話が始まる鉄板ネタ

食べ物:男性はラーメン、女性は

パスタ、スイーツ

ペット:日本人の7割はペットに

興味を持っていて3世帯に1世帯は

ペットを飼っている

・女性にウケるキラーワード

-「あははは、それは面白いですね!

それでどうなったんですか」(ビジネス)

-「あははは、ウケる、もっと聞かせてよ」

(友人、恋人)

・人は誰もが自分のことを分かって

くれる人を好きになる

・人は笑わせてくれる人より

いっしょに笑ってくれる人を好きになる

大切な人といっしょに笑うと

距離感は一気に縮まる

・心に響く自己紹介

①自分史を書く

②プロフィールをまとめる

③キーワードを絞り込む

あなたの「思い」が一番響く

自己紹介は「経歴」よりも「思い」

を込めると相手に響く

大勢が集まる場所では主催の方へ

「感謝」、そこに集まった方に

「お会いできて嬉しいです」と

感謝を付け加える

・マイしくじりリストを作る

失敗談は人の共感を生み出す

あなたの中で笑える程度の失敗談

を思い出してリスト化する

人は失敗に共感する=話のネタに困らない

 


第3章 人に嫌われない話し方

・好かれる前に、まず嫌われないこと

一度人から嫌われてしまうと

その後どんなにがんばっても

リカバリーが難しい

・自分の感情はさておき

相手の感情に寄り添う言葉を発する

どんない本当のことでも

必要のない場面でむやみに相手を

傷つけることを言うのはやめる

・「正論」は相手の逃げ場を塞いで

しまうこともあるので真正面から

言わない配慮が必要

相手と自分を同じ立場に置く

例えば、架空の人物を登場させ

その人が言っていたとか

「私にも経験あるが、その時

先輩に言われたのが」

・相談に来る人は

「とにかく話を聞いてほしい」

「自分の事をわかってほしい」

・アドバイスは意見を押し付けず

「これは私の意見だけど」

「こんな考えもあるんだと思って

聞いてね」

・悩んでいる人には

「一緒に考えよう」

と相手の感情に寄り添う

・相手の立場や役職によって話し方

を変えるような人は絶対に好かれない

人によって態度や話し方を変えない

これが基本です

・生意気に話すにも一貫性が必要

誰に対しても生意気に

人を大切にするのなら誰に対しても

人当たりを良くする

・嫌われる人の共通点

①4Dキーワード連発

「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」

まず相手を肯定して自分の意見を言う

言葉のクセは「人格のクセ」

②つっこんだ男女関係や下ネタを話す

③お笑い芸人の真似事

「いじる」はプロにだけ許された

高度なテクニックである

④話をまとめてしまう

フリートークではまとめは不要

何を話たか覚えてないけれど

あの人との時間、なんか楽しかった

と覚えてもらえるように

⑤相手の話を奪う

相手との共通点が見つかっても

相手の話を奪ってしまわないように

そもそも共通点を探したのは

相手にもっと話してもらうため

⑥すぐになれなれしい口を聞く

⑦負け惜しみを言う

素直に人を称賛できる人は

同じく称賛される

 


第4章 人を動かす人の話し方

・がんばれの使い方

①頑張りすぎている人

ちょっと力を抜こうよ

②頑張っていない人

頑張りたくなるように

③頑張りたくて頑張っている人

相手のやってることに共感し

将来の展望を

・叱るときは「相手の存在を尊重」

「君はダメだ」「君のやってる事には

意味がない」はNG

頑張っている相手を労い、そして

相手の意図に理解を示す

最後に期待を添えれば相手も奮起する

叱る時こそ、相手への敬意と労いを

・「すねる」「いじける」「ふてくさる」

の態度は絶対に避ける

できる人は、叱られた後

「謝罪」と「感謝」を伝える

・悪口が止まらない人は「別の話題」

を振るのが最も効果的

話が噛み合わない感じを演出する

・波長が合わない人と付き合うのは

「全肯定」どころか自分自身を

否定することにつながる

・高圧的な相手に対しては

「どう話すか」よりも「いかに話さないか」

つまり「反応しないこと」が最大の防御

・悪口を言う人たちに対し

「具合が悪い」と言って中座する

絶対相手をその場で変えようと

しないこと

・嫌な相手の対応法

①嫌いな相手にあだ名をつける

②反応しない

③悪い口を言う人を変えようとしない

・好きな人とばかり話すことにより

人と話すのが楽しくなる

・日本人の一番好きな言葉は

「感謝」の言葉である

「ありがとう」「おかげさま」

「感謝してます」

感謝の言葉を口癖に、褒め言葉は

積極的に受け取る

・大切なのは「言葉の意味」ではなく

「その奥にある感情」にフォーカスする

相手の本当の感情に気づいてあげる

・テレビの謝罪会見を見たら

「もし自分がこの人の立場だったら

どうするだろう?もしこの人が

目の前にいたらどんな声をかけるだろう」

・あなたが誰かと話すときは

「(相手の方が)幸せであります様に」

と祈りながら話す

「フォーユー」か「フォーミー」か

で相手に伝わり方が変わる

 


おわりに

話し方は、「心のあり方によって決まる」

つまり、

「話し方のスキルを上げること」=「心を磨く」

話し方とは「口ぐせ」であり「習慣」

そのものです

P239 読者プレゼント

 


●本書から得られた新しい知識

・「自己肯定感」

高校生を対象にしたリサーチで、

先進国7カ国を対象にしたデータを見る

と日本は7位で最下位

・著者は3坪の行商から始まった

小さなタコヤキからビジネススタート

 


●本書に出てくる格言

口の悪い人でいい人はいない

ー著者ー

▼拡張話法

・そうだよね、わかるよ

・大変だったね

・そうなんだー、よくがんばったね

・よかったねー、私も嬉しい

・へー、それはすごい

・やっぱりー

・さすがだね

・うん、なるほど、なるほどー

・へー、それでどうなったの?

・さあ、面白くなってきたね

・とても勉強になりました

・ありがとう、本当に嬉しい

・大丈夫、必ず上手くいくよ

・私はあなたの味方だからね

・一緒に考えよう

・助かります

・これからもよろしくお願いします

 


●本書で得られた気づき

・一度人から嫌われてしまうと

その後どんなにがんばっても

リカバリーが難しい

・言葉のクセは人格のクセ

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

自分のしくじりリストを作る

 

人は話し方が9割

人は話し方が9割