思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

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■最強のアンティークコイン投資 を読んで

 

富裕層プライベートバンカーが教える 最強のアンティーク・コイン投資

富裕層プライベートバンカーが教える 最強のアンティーク・コイン投資

  • 作者:田中 徹郎
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書名:最強のアンティークコイン投資

著者:田中徹郎

 


●本書を読んだきっかけ

アンティーク・コインの投資を検討していて

本書が一番、売れている書籍だった

ため購入

 


●読者の想定

ズバリ、アンティーク・コインと

カラーストーンに興味がある人

カラーストーンはルビーについて

詳しく書かれている

個人的にはコインの所より

カラーストーンの章が興味深い

 


●本書の説明

はじめに

ビットコインの相場の動きから私達は

通貨の本質を知ることができる

通過というものは「発行体への信任」と

「発行量の適切な管理」という二点を

よりどころに、はじめて通過として

機能している

経済規模(GDP)比でみると資金供給

は欧米が2〜4割に対し日本はGDP

ほぼ同等まで資金供給が膨らんでいる

ハイパーインフレになる確率は

著者の感覚ではせいぜい5%程度

現物資産の保有によって中央銀行

政府から自らの資産を切り離す

事ができる

 


第1章 マネーの増殖から資産を守るために

・黒田さんが日銀総裁になって6年

インフレ率(コアCPI)は1%にすら

届いていない

アベノミクスは評価しても良い

一つは成長戦略

アメリカと中国は関税の引き上げ合戦

世界経済にも暗い影を落とす

トランプ大統領も強引な政策を進めづらい

アメリカ経済も成長性が鈍化する見通し

日銀は既に「ゼロ金利量的緩和政策」

手段を尽くしている

アメリカのFRBは近々、資金の吸収を

打ち止めにする方針

・最近は低確付債バブルに流れ込んでいる

ようであるがサブプライムと同じ過ちを

繰り返そうとしているのかもしれません

・マネーの量と人間の欲望には相関が

あると思います

たくさんのカネを手に入れるほど

より強欲になるという事です

・質的分散で貴金属、コイン、宝飾品

といった実物資産の保有をお勧めします

お手持ちのアンティークコインを

手っ取り早く売るにはコイン商か

オークションにかける事です

・コイン市場には機関投資家は入って

きませんので危機には強いです

リーマンショックの時も相場は下がる

どころか上昇し続けた

(GB200:イギリスレアコイン指数参照)

・コイン投資二つの長所

①物質としての価値

物質としての金の価値があります

地金型コイン

②稀少性

稀少性価値は投機マネーとは無縁

・コインの保管

趣味の保管ならば自宅保管でも良いが

投資として保管するのであれば

蛍光灯の光すらも好ましくない

美術専門店の貸し倉庫に入れざるを

得ない

・絵画など美術品を対象にするには

それなりのキャリアと目利きが必要

であるため投資対象にはむかない

・著者は第二次世界大戦以前に作られた

コインを「アンティーク・コイン」

と呼んでいる

・カラーストーンを、あえて日本語訳

すれば「価値ある色石」となる

カラーストーンの世界ではダイアモンド

のようにデビアス社の様な独占的な巨人

はいない、保管にはアンティークコインより

気を使わなければならない

 


第2章 アンティークコイン投資【基礎編】

・コインは貨幣ですが、文化や習慣などを

現代に伝える一種の文化遺産でもあります

歴史を振り返るものでもあるのです

・西暦5世紀のコインはつまらない

コインは交易を通じて国境をまたいで

使われます、5世紀のコインの衰退は

交易によるところが大きい

西ヨーロッパのGDPは期限1年から

紀元1000年まで24%減少したが

1000年から1500年の間に約4倍

にも増えている

豊かになったヨーロッパはコインという

形で価値を貯蔵する様になった

ドイツのターレル硬貨をみると

ゲルマン民族特有の妥協を許さない

職人魂を感じる

・プライベートバンカーとして

ペーパーアセットと実物資産への

質的分散を体系的に推奨しはじめた

・一般にコレクターは自国のコインから

収集する傾向が強い

・日本には古くから古銭収集の

文化があり江戸時代には「銭譜」

という貨幣図鑑があった

・中国の高評価コインの将来性は

もっと注目して良い

・コインの価値を決める要素

①状態の良し悪し

P69 世界コイン評価対比表

②残存枚数

現時点で残っている枚数

③デザイン

④発行した国の豊かさ

・イギリスコインは20年の間に

5〜10倍ほど値上がりした

・中国コインは一部の富裕層が

アンテークコインやカラーストーンといった

実物資産に流れ込みやすい

・金貨が持つ価値

「稀少価値」「収集家の思い込み」

価格の高いコインは金属相場として

の影響を受けにくい

・コインはある程度の知識がなければ

割高か割安か判断が難しいい

・具体的にどの国のコインが有望か?

–東南アジア諸国のコイン

タイ人参加者は現金で持つより安全

インフレにも強いと言っていた

ミャンマー

コイン相場が安値で放置されている

・探すべきコイン

–発行枚数が少ない

–その国に経済発展の潜在力があり

富裕層が増える可能性が高い

–デザインが美しい

 


第3章 アンティークコイン投資【実践編】

新興国の債券はハイリスクハイリターン

実物資産はミドルリスクミドルリターン資産

・資産運用プランを作るときは将来の

お金の出入りを予想することが重要

一人ひとりの思考特性とリスク耐性

も考慮に入れる

–家族構成と年齢

–今後のライフイベント、それに伴う

出費

–資産残高と今後のCFの推移

アメリカ10年物国債は利率1.5%

であるが20%源泉徴収があるため

手取りベースで1.2%ほど(2019)

・コインやカラーストーンは

キャピタルゲイン型資産

「ウナ&ライオン」は現在割高で

この様なものは買ってはいけない

・ミドルリスクミドルリターンの投資適格

①手に入れたい収集家が世界中に大勢

いて、かつ安定した値動き

例)古代ギリシャローマのコイン群

②ここ数年、値動きがなく

安値に放置されてる銘柄群

③値下がりのリスクが小さい割に

値上がりの可能性が高いコイン群

④現代コインからアンティークコイン

への移行期にある銘柄群

ターレル硬貨は投資に旨味がある

コインの状態をあらかじめ確認する

プロイセンで作られた1700年初頭

ターレルは稀少価値が高い

1500〜1600年代のターレルは

割安感がある

・コインオークションは安く買える

チャンスがある

・資産運用に共通した原則として

金融商品はできるだけ源流に

近いところで買うべきだ」

「一時払い外貨建て生命保険」は元本

保証で年利2%程度の高利回り

最終的にそれらは米国、オーストラリア

の超長期国債で運用され

生命保険が利益の一部をピンハネしている

一般人は直接、米国やオーストラリア

の超長期国債を買うことはできる

既発債を探しアメリカ国債を見つける

そこには沢山の銘柄が出てくるため

ほとんどの方が挫折してしまう

源流が有利なのは分かっていても

実行するには手間がかかり

それなりの知識が必要である

・コインの場合源流はオークションに

行き着く

出品するコインの情報を共有するところ

から始まる、さらに「下見会」もあり

本番のオークションを迎える

セリに最後まで残った人は最終段階で

2人に絞られる

ただ、出品を依頼してからお金が

口座に入るまでに3ヶ月はみておく

必要がある

今後は徐々にオークションが主流に

なっていくと考えられる

・オークション参加の事前準備

どの様な領域を狙うかという大まかな

方針の決定が重要です

一枚のコインに対する過剰な思い入れ

があれば「最高入札額」を高めにしてしまう

過去のオークションカタログを

引っ張り出し同種、同程度の

落札相場をチェックする

平均値と経験による補正を行い

その価格以上では入札しない

雰囲気にのまれて入札額を上げない

ことです

著者はこの方法で「過去最高落札額」

に対し平均15%安く落札できた

「落札上限額」を厳格に守って

競る場合、平均から上の部分は捨て

下のばらつきのみを拾っていく

ばらつきが大きいほど「安値落札率」

は大きくなる、ただしこの方法だと

2枚に1枚しか落札できない

・コイン投資の一般疑問

①いくらほどコイン投資に回すか

②どの銘柄群を狙うか

著者はサービス費用10%でこれらを

サポートする落札しなかったら

費用はかからない

 


第4章 アンティークコイン投資の出口戦略

・コインを売る際は一定の手数料

がかかる、オークションに出品すれば

一般に10%ほどの手数料がかかる

コインは頻繁に売買するものではなく

少なくとも10年できれば20年持ち

続けるつもりで買う

日本のオークションより海外の

オークションに持ち込んだ方が換金

しやすい

最も手っ取り早い換金方法は

コイン商の店頭で買い取ってもらう

・海外から応札が入ってくる

オークションは、逆に出店者に

とって高値でコインを売る良い機会

になる

・保管はケースに入れ湿度の低い

場所に保管、コインには直接触れない

ビニール袋かネガ袋に保存するのが良い

間違ってもコインの表面を直接

指で触れてはいけない

できれば銀行の貸金庫に保管すべき

自宅に保管する場合は警備を専門

会社に委託する

・ネットオークションには偽コイン

が出店される場合もある

 


第5章 カラーストーンの投資で資産を防衛する

・大陸間プレートの衝突する場所が

カラーストーンの産地が多い

何十万、何百万と言った時間軸で

徐々に起こる

圧力と熱が加わることによって宝石

の結晶は徐々に成長していき地殻変動

地表付近に現れ初めて人間が採掘可能

な状態になる

・世界最高峰のルビーが取れるのは

ミャンマーです、採算悪化の理由は

合成ルビーの登場です

ミャンマーの独立後、モゴック鉱山

は再稼働しているが徐々にその産出量

は減ってきています

近年はモザンビークでルビーが産出

される様になった

ルビーには物質として価値はない

ルビーは酸化アルミニュウム鉱物に

クロムが混入しただけ

100%稀少価値です

稀少価値は需要と供給のバランスに

よって決まる

「手に入れたい人>売りたいと望む人」

・カラーストーンの世界でも中国人

の存在感は際立っている

マンダレーヤンゴン、モンシュー

モゴックなど奥地の鉱山にも中国人

バイヤーは買い付けに来ている

ミャンマーのルビー鉱山が

枯渇しつつある

・最も美しいルビーの色は

ピジョンブラッド(鳩の血のような赤)」

であるが、何よりもルビーを実際に見て

自分自身の目を肥やす

・ルビーは加熱すると鮮やかな赤色

に発色する、地中で強い圧力と高温

が加わり生成される、それを人工的に

つくる、現在では95%ほどは加熱処理

されている

であるからこそ、熱処理されていない

あるがままのルビー非加熱ルビーは

価値がある

熱処理されたモゴック産ルビーは

加熱によって溶けて空いた穴の痕跡

を内部に見ることができる

熱処理されていないルビーは

「シルク・インクルージョン(絹糸状の内包物)」

を見ることができる

加熱されていないルビーは現地で5倍

ほどの値がつく

装飾品としてのルビーは加熱していても

綺麗なルビーの方が好まれる

・ルビーの流通ルート

①鉱山所有者

②現地バイヤー

③輸出入業業社

④国内流通業者

⑤小売

⑥消費者

・国内の宝石商の店頭に非加熱の

ミャンマー産ルビーが並ぶことは滅多

にない大概はモザンビーク

ミャンマー産は日本より中東の富裕層

に流れていると考えられる

日本は「買い負け」している

・1カラットが100個出るに対して

2カラットは2個か3個でるにすぎず

値段にして4〜5倍する

サファイアとルビーは実は同じ

コランダム」と呼ばれる鉱物

投資対象としてはカシミール

が稀少性が高い次に稀少性が高い

のはミャンマー産で「ロイヤルブルー」

と呼ばれる、ルビーと違って

3カラットでも買い付けることは可能

「輝き」「内包物」など総合的な

バランスでサファイアの価値は決まる

同じサイズ同じ品質なら価値は

カシミール(10):ミャンマー(4)

マダスカル・スリランカ(1)

加熱処理のサファイヤは半値で売られる

・鉱山で100で手にする物は

消費者は400〜500ほどでになる

・スピネルは5大宝石に数えられる

事もある

スピネルはすっきりと明るい真っ赤

昔の人はルビーとスピネルを混同した

価値はルビーの10分の1

とはいえ、高品質スピネルは入手が

難しくなっている

・中国人の売買の舞台は香港

著者はスピネルに注目している

スピルネは赤以外にも色々な

色が存在している

「ホットピンクスピネル」の人気が

急上昇中であるが日本では注目度が低い

翡翠は欧米人が関心を示さないが

日本人には馴染み深い

カチン州のパカンという山間の村が

最大の産地である

翡翠で最高級な物は中国では「ロウカン」

と呼ばれる

合成樹脂を染み込ませた翡翠

「B–Jade」などと呼ばれ前処理を

した翡翠に無色透明な人工の樹脂

をしみ込ませてつくる

「B–Jade」を「天然翡翠」と称して

数万で販売している事もあるので

注意が必要です

翡翠は地中から掘り出されるのではなく

山を削りながら採掘を進める

・カラーストーンは今も鉱山のオーナー

から直接買う事もできるが

交通の便が非常に悪いため現地に

到達するのは面倒である

さらにプロのバイヤーでも騙される

事もあり、現地の地縁や血縁などの

ネットワークを介して取引する

・今の財政難を、ここまで大きくしたのは

私たちの世代であるから

「子孫に美田を残す」事が私たちの

責務ではないでしょうか

・出口戦略

–現地のバイヤーに委託して現地で

売ってもらう

バイヤーに支払う委託手数料は

10〜20%ほど見ておかなければならない

–オークションで出品

今のところ国内オークションは

お勧めできない

クリスティーズサザビーズ

などは目の肥えた富裕層が中心

 


おわりに

現在のコインやカラーストーンは

売り手主導になっている

本当に良いものを適正価格で買って

ください

 


●本書から得られた新しい知識

QE(Quantitative Easing):

流動性の供給、量的緩和ともいう

市場から日本国債を買い取り、その対価

として市場に大量のお金を供給する

・地上にある金の総量は19万トン

現在の価格で1000兆円

世界中に滞留しているアンティークコインの

時価総額は1兆円といったところ

・プラチナの40%近くが

ディーゼルエンジン車の触媒として

消費されている

シェールオイル:頁岩からできた

地下深い層に高圧の水を注入し

原油を吸い上げる手法

かぼちゃの馬車事件:2018年

ポルトガレッサー:1600年代

ハンブルグで作られたコイン

ターレル銀貨:1854年ドイツ

天正菱大判:金の純度73%大きさ

14インチ、日本最高額のコイン

現在の相場は2億円

・加納夏雄:皇室御用の彫金技師

・旧二十円金貨:現在相場未使用800万

・テトラドラクマ銀貨:古代ギリシャ

傭兵の1週間分の給料、2日本円で

20万円程度の価値があった

・アレウス:帝政ローマの金貨

ディナール:19世期インド

純度90%文字のみの金貨

ターレル:神聖ローマ帝国

20年間値動きはない

・振興コイン商:今までコインを

見たことのない富裕層をターゲットに

マーケティング

・ウナ&ライオン:イギリスの硬貨

値上がりは日本人が作ったという

説がある

ラーマ4世銀貨:

・下方硬直性:値上がりしたら下がりにくい

・世界コインカタログ:

クラウス社、収集家の間で有名

・日本は1949年に一度破綻した

ミャンマーのモゴック産で

非加熱のルビーは最高級

2カラットで現地なら700万〜800万

日本のデパートに並んだら2000万

〜4000万ほどの値がつく

コーンフラワーブルー:カシミア産

サファイア

・五大宝石

①ダイアモンド

②ルビー

サファイア

④エメラルド

⑤アレキサンドライト

・アジアのGDP

マレーシア1万1000ドル

タイ7200ドル、インドネシア3900ドル

ベトナム2500ドル

・東南アジアだけでも華僑は1000万人

・ルース:裸石

インクルージョン:内包物

▼コイン商

・ダルマ

・ワールドコインズ・ジャパン

・銀座コイン

▼オークション

・日本コインオークション(5,7,12月)

・オークションワールド(1,4,7,10月)

・銀座コインオークション(11月+誌上オークション年4回)

・泰星コインオークション(5月+誌上オークション年3回)

▼サイト

・株式会社銀座みなきFP事務所

https://www.ginzafp.co.jp

・コイン投資専門サイト

https://www.antique-coin.jp

NCG社

https://www.ngccoin.jp

PCGS社

https://www.pcgsasia.com/?l=ja

 


●本書に出てくる格言

子孫に美田を残さず

ー昔の諺ー

 


●本書で得られた気づき

金融商品はできるだけ源流に

近いところで買う

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

源流で金融商品を買う

 

富裕層プライベートバンカーが教える 最強のアンティーク・コイン投資

富裕層プライベートバンカーが教える 最強のアンティーク・コイン投資

  • 作者:田中 徹郎
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)