思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■2030年すべてが「加速」する時代に備えよ を読んで

 

 

書名:2030年すべてが「加速」する時代に備えよ

著者:ピーター・ディアマンディス&スティーブ・コトラー

 


●本書を読んだきっかけ

まるで「本書を買ってくれ!」

と言わんばかりに書店に並べてあった

本の装飾も気になったので購入

 


●読者の想定

投資やビジネスにおいて現時点の

テクノロジーと今後の未来について

テクノロジーでどう変わるか?

の情報が得たい人

 


●本書の説明

はじめに

とんでもない時代へようこそ

ではドライブをはじめよう

 


第一部 「コンバージェンス」の破壊力

第1章 「コンバージェンス」の時代がやってくる

・ウーバーの(CPO当時)ジェフ・ホールデン

は見込みがないと思われた事業を

次々と成功させた

ウーバープール、ウーバーイーツ

一番新しいところで自動運転車

プログラムである

「空とぶウーバー」も提案

ラリー・ペイジは空とぶ車

ジーエアロ、オープナー、キティーホーク

に個人として投資

空とぶ車は現実となった

・ウーバーは1マイルあたりのコストを

44セント、すなわち自動車の

コストより安くしようと目論んでいる

・シンギュラリティー大学を創設

したレイ・カーツワイル

あるテクノロジーがデジタル化されると

ムーアの法則にとっての

エクスポーネンシャル(指数関数的)

な加速が始まることを発見

これまでバラバラに存在していた

「エクスポーネンシャル・テクノロジー

野波が融合しつつある

・乗客4人を持ち上げるには

電池1キロあたり350キロワット時

が最低条件になる

・新たなテクノロジーが生まれれば

常に変化をおこる

靴下が発明されたのは材料革命に

よってそれまで使われていた

植物繊維に変わり柔らかい繊維

ができたから、また道具革命

により縫い針が登場した

いづれも進歩であるが本質的に

リニアな変化だ

電気が発明されて靴下が大量生産

されるまでに数千年かかった

・自動運転の草創期の市場を

支配しそうなのがウェイモ

2009年にスタンフォード大学教授

セバスチャン・スランが開発に

参画したAIシステムがウェイモ

の自動運転の頭脳となった

2020年には1日あたり100万回

の配車を目指す

(ウーバーは1500万回/1日)

自動運転の走行距離が伸びると

多くのデータが集まり

そのデータこそが無人運転

世界のガソリンである

・自動運転のライドシェアは

「非収益化」個人で車を所有する

より80%安くなる

アメリカには約50万台分の

駐車スペースがある

多くの主要都市では土地面積の

1/3以上を駐車場が占める

・ハイパーループの最高技術責任者

ジョシュ・ジーゲルは言う

「ハイパーループは2023年の認可取得

を目指しています2025年までに

複数のプロジェクトの建設を進め

乗客を乗せた試行運転も実施する」

・2018年マスクは自己資金

1億1300万ドルを投じて

ボーリングカンパニー掘削を始めた

・スターシップは時速2万8000キロ

で飛行NY〜上海間が39分

実現性は3年以内で形になり

安全性に時間がかかる

・この本を閉じ目を瞑り自問する

「この交通革命は私の生活を

どう変えるだろう?」

機能的磁気共鳴画像装置(f MRI

を使った研究では

私たちが未来を予測しようと

すると奇妙な現象が起こる

内側前頭前皮質が動作を停止する

これは私たちが自分自身の

事を考えるときに活性化する

脳の分野だ、反対に他人の

事を考えると不活性化する

全く赤の他人の事を考えると

一段と顕著になる

先程の質問で、あなたが思い浮かべた

自分はあなたではないのだ

多くの人が老後に備えて貯蓄したり

ダイエットを続けたり

定期的に前立腺検査を受けたり

するのが苦手なのは、このためだ

・なぜ離婚率はこれほど高いのか

結婚は4000年以上前にできた制度だ

ということだ、当時は10代で

結婚して40代で死んでいった

つまり結婚制度はせいぜい20年

の拘束という前提で成り立っていた

・移動そのものを無くす技術もある

アバターはもう一人の自分

VRセットが目や耳を感覚センサー

が感覚を別の場所にテレポート

・ライドシェアモデルの春は10年

も続かない、まもなく自動運転車

に駆逐され、その自動運転は

空とぶ車に、空飛ぶ車はハイパー

ループやロケットサービスに

駆逐されようとしている。

そのうえアバターもある。

 


第2章 エクスポーネンシャル・テクノロジーPART1

・宇宙一寒い場所はカルフォルニア

にある超低音冷却装置の温度

0.003ケルビン

量子をスーパーポジションの

状態にとどめるには、これほど

極端な低音が必要なのだ

IBMの「ディープブルー」は

チェスで1秒で2億手を検討した

量子コンピューターなら

1秒で1兆手以上を検討できる

ムーアの法則は、ここ最近

スピードが鈍化してきた

1970年にはチャネル長は1万

ナノメートル、2000年には

およそ100ナノメートル

今日は5ナノメートルに近づき

つつある、この事が問題で

電子が飛び移り演算能力が阻害

される物理的制約になる

だが、そうはならないかもしれない

アップルが最近発表した

「A 12バイオニック」が動かすのは

AIアプリケーションだけだが

演算能力は1秒あたり9兆回

・エクスポーネンシャル・テクノロジー

6つのステージ

①デジタル化

②潜航

最初の進歩はゆっくり

③破壊

世界に影響を与え始める

④非収益化

以前のコストが消えてしまう

⑤非物質化

以前のものが手品のように消える

⑥大衆化

・2014年マイクロソフトは中国で

チャットボットをリリース

「シャオアイス」

嫌味や皮肉、予想外の発言も

多い

・AIにはユーモアーのセンスも

備わっている

フォーブスは野球の記事をAIに

書かせている

Facebookはユーザーの自殺リスクを

減らすために初期兆候を察知する

ためにAIを使うようになった

・あなたのスマホが2018年以降に

発売されたものなら

AIニューラルネットチップが

搭載されておりソフトを処理

できるようになっているはず

GoogleはAIベースのクラウド

コンピューティングを新たな

サービスに仕立てようとしのぎを

削っている

・1万2000年変わらなかった

情報の伝達速度は1844年5月24日

サミュエルモールスの電信によって

変わった「神のなせる業」

という聖書の一文を送った

電信は世界初のゼットワークだった

それから32年後アレクサンダー

グレハム・ベルが1876年3月

世界初の電話によって部下に

短い指示を送った

・G「ジェネレーション」

1940年代:0G

1980年代:1G 初の携帯NW

1990年代:2G

2000年:3G

2010年:4G

2019年〜:5G

・ワンウェブ

約2000個の衛星群からなるネットワーク

であらゆる人に5Gのダウンロード

を届ける構想

・O3B(Oter 3 Bilion)

テラビット級衛星を複数使い

現在ネットに接続できない人に

接続サービスを提供する

・オーラニング

黒いチタン性の太めの指輪で

3つのセンサーをを搭載し

10種類の身体シグナルを

追跡あるいは算出する

市場に流通している最も精度の高い

睡眠トラッカー

毎秒250回のデータを取得し

心拍数で99%、心拍変動98%

に達する

スタンフォード大学の研究では

2030年にはネットに接続した

バイスは5000億個に達すると

見込む、その結果14.2兆ドル規模の

経済が生まれる。

衛星写真は0.5m刻みで撮影できるが

ドローンだとセンチメートル単位になる

GPSが初めて商用化されたのは

1981年で重さは約25キロ

価格は11万9900ドル

2010年には指に乗るぐらいの

5ドルのチップに縮小

ロケットの慣性計測装置(IMU)は

1960年代半ば重さ23キロ

コストは2000万ドル

スマホに入っている加速度計と

ジャイロスコープ

重さは米一粒未満、コストは4ドル

・自動車一台で1日あたり

4テラバイトのデータを生み出す

長編映画1000本分の情報

・3.11事件で強い放射線のため

ロボットはカイロは燃え尽き

第一発電所はロボットの墓場

となった

ソフトバンクはボストンダイナミクス

を買収(Googleは2013年に買収)

動機は日本の抱える介護問題だった

 


第3章 エクスポーネンシャル・テクノロジーPART2

・プレゼンス(実在感)

VRを正しく行うと脳科学的理由

によって自分が映画「マトリックス

の世界にいることがわからなくなる

ピクセルが目に見えず視野が

人間のそれを模倣し、

影から動きまで全てに真実味が

あれば脳は幻想を感じる

・2015年にはVR市場に一気に

234社が参入した

仮想世界の冒険者の数も増え

続けている

2017年に2200万人のユーザーは

2018年には3500万人に

VRの市場規模は350億ドル

あまりに拡大する見込み

・拡張現実(AR)はVR

さらに上回る「ポケモンGO

のダウンロード数10億回

を超えたときARは破壊段階に

入った

ARテクノロジーとして初めて

大衆化するのは恐らくARヘッド

アップ表示装置だろう

・宇宙で骨折した飛行士が

アーカイブから添木を探し

3Dプリンターで添木を

オンデマンド製造した

・2014年には中国のウィンサン

が10軒の戸建てを24時間以内に

3D印刷した

ブロックチェーン

「記録管理のためのエクスポーネンシャル

テクノロジー

「史上最高にセクシーな会計ソリューション」

「従来の政府の終わり」

などと呼ばれてきた

ビットコインは二重支出の

問題を解決する仕組みだった

2010年にラズロ・ハニエツが

25ドル相当のピザを1万

ビットコインで購入した

この時のコストに基づき

ビットコインの価格は

0.0025ドルとなった

真のイノベーションは取引が

台帳に記録される方式にある

ネットワーク上の全ての

コンピューターが取引の

正当性を保証する正当だと

確認されると

取引は他の記録とともに

「ブロック」にまとめられる

ブロックチェーンには

3080億ドルの事業機会

ブロックチェーンIDは公平で

正確な投票も可能にする

IDが確立されればそこに

レピュテーションスコアを

つけていくことができる

ライドシェアもP2Pで行える

2018年時点でJPモルガン

GS、バンク・オブ・アメリカ

などの主要金融機関は

大々的に暗号資産戦略を推進

ICOを使ったクラウドソーシング

も爆発的に増加

・スマートオブジェクトは

ブロックチェーン・レイヤー上

に存在するデジタルオブジェクト

オブジェクトに固有性があり

本物で希少性を持たせる

・スマートオブジェクトを

クーポンのような役割を果たし

実物の商品に交換する

物理的世界への価値を移す

ことも可能である

スマートオブジェクトの背後

にはAIが動いている

AIレイヤーがあるとスマート

オブジェクトは自らの意思を

持ったかのようにデジタルの

世界を動き続ける

・シリコンチップを使って

バーチャルに新しい材料を

試してみることができる

材料科学革命の真っ只中に

いる

製造プロセスを原子レベルで

コントロールするコントロール

することも可能、今では

原子を一つずつ組み立てながら

材料が作られている

・現在のソーラパネルの「変換効率」

は16%程度で1ワットあたりの

コストは3ドル、

ペロブスカイト(灰チタン石)

破光に敏感なクリスタルで

最近登場した新素材だが

変化効率は66%に達する

可能性がある、理論的には

パネルの効率を2倍にできる

・自己再生するナノマシーン

他のマシーンを生み出すことのできる

極小のマシーン、この

マシーンはプログラム可能

自己再生したり、他の用途に

振り向けたりすることが

できる

遺伝子治療

微小な病原体は細胞にくっつく

ことで増殖する。細胞につくと

自らの遺伝子を細胞の核に

注入しウイルスのDNAを増殖し

製造ラインをハイジャックする

遺伝子治療はこのプロセスに

便乗しウイルスの遺伝子から

病気を引き起こす部分を抜き取り

良いDNAに置き換える

現在50以上の遺伝子治療薬が

臨床検査の最終段階にあり

まもなく不治の病がいくつも

治るようになるだろう

だが、遺伝子治療はバイオテクノロジー

の最も大きな変化の一つに過ぎない

・今日ヒトノゲム配列を調べる

のにかかるのはほんの数日

コストは1000ドルにみたない

・CRISPR(クリスパー)

CRISPRーCas9のような遺伝子

操作技術を使えば細胞内の

DNAを修復できる、そして

幹細胞治療は細胞そのものを

交換するゲノムシークェンスが

高速化してこうした治療が

世の中に登場した

最近ハーバード大学の化学生物学者

極めて精度の高いCRISPR2.0

を発表したDNA文字列の

たった一文字にターゲットを

絞り込むことができる

「現在、人間の疾患と関連がある

5万種類の遺伝子変異のうち

3万2000個はたった一つの

塩基対が別のものに置き換わって

いるために起きているのです」

・信じられないほどパーソナライズ

された医療が受けられる

時代が到来する

生命を司る手段が生命を守る

手段になる過去の世代を

苦しめてきた多くの疾患が

すでに私たちの記憶から

消滅しつつある。

 


第4章 加速が「加速」する

・注目すべき最後の増幅要員が

「7つの推進力」

①時間の節約

センサーは私達の生活に時間の

余裕を与えてくれる

テクノロジーイノベーション

を生み出すまでの時間を短縮

する一方、イノベーターが

それを産み出すために使える

時間を増やした

②潤沢な資金

デジタルテクノロジーは新たな

資金調達の方法を生み出した

クラウドファンディング

その一例である

キックスターター

ゴールドサックスマンは

クラウドファンディング

「新しい資金調達の仕組みの中で

最も破壊力を持ちうる」

-新規仮想通貨公開ICO

あっという間に驚く金額

ファイルコインは分散型

ストレージネットワーク

EOSトークンは40億ドル

という記録的金額を集めた

-ソブリンエストファンド(SWF)

政府系投資ファンド

-ビジョンファンド

ソフトバンクのファンド

潤沢な資金は記録的な

スピードでアイデアイノベーション

に変えていく

③非収益化

再生可能エネルギーは世界の

1/3を占める

④「天才」の発掘のしやすさ

「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン

数学史上稀に見る天才

インド南部のマドラス

母親は専業主婦、父は

サリーを売る店の店員

正式な数学の教育を受けた

こともなかった

オーストラリアのシドニー大学

「経頭直流電気刺激法(t DCS)」

を使いフロー状態にしたら

9つの点の問題を40%が

正解した(当初5%だった)

人口眼も2020年代には実現する

てんかん患者に使用する

神経移植の方法を応用し

神経回路を刺激することで

記憶能力を30%増強してみせた

⑤潤沢なコミニケーション

都市の規模が2倍になると

所得、資産、イノベーション

が15%増加する

サンタフェ研究所ジェフリー・ウエスト)

⑥新たなビジネスモデル

20世紀はだいたい10年に

一度大きなビジネス革命が

起きていた

1920年代「釣り餌商法」

1950年代「フランチャイズモデル」

1960年代「ハイパーマーケット

⑦寿命を伸ばす

エイダラブレスは世に初めて

コンピュータープログラムを

送り出したが36歳で亡くなった

かつてにほどの資金や頭脳が

アンチエイジングに注がれている

・今後20〜30年で産業界に

大きな影響を与えそうな新な

モデルは現時点で7つ見据えている

クラウドエコノミー

②フリー&データエコノミー

③スマートネス・エコノミー

④閉ループエコノミー

プラスチックバンク

⑤分散型自律組織

⑥多重世界モデル

セカンドライフをめぐって

数百万ドル規模の経済が誕生した

⑦トランスフォーメーションエコノミー

自己変革経済

・だが本当に重要な変化は

「速く」だ、新なビジネスモデルは

もはや安定や安全をもたらさなく

なった。そして何より重要な

こととして新なビジネスモデル

のいずれもスピードが鈍化

する恐れは全くない

・私たちが一年生きる間に

科学によって寿命が一年延びる

という状況を寿命脱出速度

カールワイツは、ほんの

10〜12年先に達する可能性

が高いといっている

 


第二部 すべてが生まれ変わる

第5章 買い物の未来

シアーズの成功と没落

シアーズは腕時計業者に連絡し

卸値12ドルで仕入れた時計を

14ドルで売った(小売店は24ドル)

最初の1ケースで5000ドルの利益

を得、23歳で起業家として

スタートを切った。

(カタログショップ)

しかしパラダイムシフトは繰り返され

ウォルマートの登場により

2018年シアーズは破綻した

Amazonは両者のモデルの最大の

強みを融合させた

シアーズに大成功をもたらした

郵便サービスとウォルマート

成功をもたらしたコミュニケーション

技術を活用した。

・ネット接続人口は2017年の38億人

から2025年には82億に達する

その大多数は小売店やショッピング

モールには足を運ばないだろう

買い物とは欲望を購入という

行為に転換することだ、

大方の人は店に行き必要なもの

を買う。オンラインを使う人

もいる、欲望が満たされる

事もあれば満たされない事もある

今まさに小売業の「黙示録の4騎士」

が、私達の財布をめぐって

戦っている。

音声作動式、AI支援型コマース・

プラットフォームとして

優位に立とうとしのぎを削って

いる

Amazonエコーで買い物をする

消費者の平均購入額は1700ドルと

アマゾンプライムを使う消費者の

1300ドルを上回っている

・2018年GoogleのCEO

スタンダー・ピチャイは

予約電話をAIで解決できると言った

・靴に仕込まれた重量センサー

体重の変動すればボディーマップ

が自動にデータを修正

あなたの体型やサイズを把握

している

・ロボティクスが最大の恩恵を

もたらすのは倉庫業

Amazonは7億7500万ドルで

キバ・システムズを買収

NASAの宇宙服の技術を

ワイシャツに応用した

ミニストリー・オブ・サプライは

キックスターターでキャンペーン

をうった

・3Dプリンターは4つの面で

小売業のあり方を変えていく

サプライチェーンが消える

②ゴミが消える

③交換部品が消える

④商品はユーザーがデザインする

産業革命が始まったときには

地球上の最も豊かな人々にも

エアコンはなく、下水道も

なかった

・アウトドア用品のカペラスは

ショールームを人口の滝にまで

備えたアドベンチャ施設に

転換させた

・中国最大のモールは約65万平方M

アメリカの国防省より広い

Amazonは2017年に3Dの

ボディースキャンを手がける

スタートアップ、ボディラボ

を買収した。

「プライム・ワードロープ」

マイクロソフトとロンドン・

カレッジ・オブ・ファッション

が共同開発した「ホロラックス」

VRで世界中で買い物ができる

 


第6章 広告の未来

広告業界のさまざまなテクノロジー

コンバージェンスの勢いは止まらず

これまで以上に私たちのプライバシー

に踏み込み、ますますパーソナル

になっていく可能性が強い

Web3.0は5G、AR、センサー

全てを結びつけるAIのコンバージェンス

によって2次元の呪縛から解放された

・スナップチャットはAmazon

提携しカメラを向けると、その商品と

似たような商品のリンクが表示される

2017年リリース「Googleレンズ」は

汎用部ジュアル検索エンジン

モントリオールのスタートアップ

ライアバードは、ごく僅かな音声

データを元にその人物の声を

再現できる

・バイドウの広報担当レオ・トォウ

音声合成技術は話し手の声を

そのまま別言語に転換するといった

使い方ができる

・これまでより遥かに本物そっくりの

ディープフェイクを作成できる

動画を見た人のほとんどが

本物かどうか識別できない

司法制度の悪影響も懸念される

「証拠の音声を抑えられた」人々が

否認しやすくなる

・広告の目的は商品を売ることだ

だから広告は商品のメリットを

売り込む。

これを買えばセクシーになれます

成功します、若返ります、と言った

具合に。

だが何を買うかの意思決定をショッピング

用のジャービスだとしたら?

私達個人の特性に最も良く合った

商品を買ってくれるとしたら?

私達が向かっているのはAIが

買い物の意思決定の大部分を

担うようになる未来だ。

 


第7章 エンターティーメントの未来

・1999年NetflixのCEOリード・ヘイスティング

はコンピューター科学者から

起業家に転身していった

インターネットでDVDのレンタル

注文を受け郵送配達したらどうだろう

そしてNetflixは誕生した

二つ目のアイデアは「遅延料は取らない」

三つ目は「順番待ち機能」

本当の意味で産業を根本的に変えたのは

2007年の四つ目のアイデア

ストリーミングサービスへの転換

2018年に映画会社大手6社は合計

75本の映画を作成したが

Netflixは80本の映画とTV番組

700本以上を制作した

・これからの10年エンターティーメンとは

どう変わるか?

「誰が」「何を」「どこで」の

3つの変化が進行している

「誰が」コンテンツを制作するかが

変わった。

PayPal出身者3名が立ち上げた

YouTubeはアイデアとガレージと

クレジットカード一枚しかなかった

ブロックチェーンはアーティスト

の作品の変更不能なデジタル

レコードを作成できる

クリエイターは少額決済という

コンテンツクリエイターの夢が

実現する

・「サンスプリング」はAIに

よって作られた映画

・「何を」とはつまりコンテンツ

の内容がどう変化するか

これまで以上に「コラボラティブ(協力的)」

「イマーシブ(没入型)」「パーソナライズ」

になっていく

「パッシブ(受動型)」の終焉が来る

今は亡き往年のスターを使った

新作映画ができるのも遠い先ではない

パーソナルアシスタントが

自己啓発業界のカリスマ、トニー

ロビンズだったらどうだろう

ロビンズは2018年に「AIペルソナ」

を制作するライフカインド社と

組み、まさにそれをやっている

・触覚を刺激する触覚グローブは

すでに登場している

セカンドライフのフィリップ・ローズテール

はデビット・イーグルと完全没入型VR

「ハイフリディティー」を作り

ドリームスケープは触覚デバイス

没入型VRと組み合わせ複数人で

エギゾチックな経験を共有できる

ようにした

・感情コンピューティング

コンピューターに人間の感情を理解し

シュミレートすることを教える科学

Eラーニングでは受講者が退屈して

いることを察知すると教材の見せ方

を変える

スタートアップのライトウェーブは

個人だけでなく集団全体の感情を

捉えることができる

ウビーモやクループといった

スタートアップ企業は感情系

アプリケーションの開発プラットフォーム

から徹底的にパーソナライズされた

感情的コンテンツの配信サービス

まで起業家に必要なものを全て

揃えている

AIはあなたがどんな筋書きを好むか

あなた以上に理解するようになる

AIはなぜそれをきにいったのかまで

わかっている

最適なコンテンツを瞬時に

カスタマイズなる、これが最後の

「どこで」コンテンツを経験する

かになる

・プラズマスクリーンを破壊する

イノベーション

ARを手がけるマジックリープ

の事業目的は

「スクリーンそのものを消滅させる」

ユーザーがスクリーンにしたい

と思う場所全てスクリーンに

しようとしている

さまざまな企業がARコンタクトレンズ

の開発に取り組んでいる

ヘッドアップ表示装置の機能を持つ

コンタクトレンズを使えば

ARメガネは不要となる

・BCIのテクノロジー

「これからの10年」という時間軸

をおそらく超えるだろう

遅かれ早かれメディア企業と

神経科学の研究機関の融合が

はじまる

 


第8章 教育の未来

・一人の教師が教室いっぱいの生徒

を教えると二種類のやる気のない生徒

を生み出す、ついていけないグループ、

退屈するグループ。

2015年のアメリカ教育省調査では

1日あたり7000人、26秒あたり1人

の学生が高校を中退している

最大の理由は「退屈だから」を

あげている。

・機能的リテラシー(文字が読めない)

ことは、コンピューターリテラシー

を身につける障害にならない

スラムの子供たちにコンピューターを

与えたところウェブサーフィンをして

基本的な読み書き能力を身につけた

・不要になった端末を子供達に

学ぶ手段を提供することで

社会貢献ができる

VRはさまざまな不安障害の

治療に応用されている

とりわけAIと組み合わさった時

従来の教育に欠けていた共感力

や感情スキルを育むのに役立つ

可能性がある

・ニール・スティーブソンは

マジックリープ社のチーフ・フューチャリスト

としてARを使って自らの描いた

初等読本のVer1.0を開発する

試みを支援、私たちの周囲に

ホログラムを映し出す

ARの真の魅力は学習の場を

教室から現実社会へと広げることだ

ARとAIを組み合わせて

街を歩けば100年前の姿を

見ながらビクトリア時代の住人

のフォログラフ像からその歴史を

聞くことができる

 


第9章 医療の未来

・現在、死亡する人の肺には

有害物質が多く含まれているため

提供された肺の80%以上が廃棄

されている、そこでマーティン・

ロスブラッドは

体外での肺の寿命を伸ばすため

「体外肺灌流(循環)」という

技術を確立することにした

また最先端の再生医療技術を

使い動物を一切使わない方法

コラーゲンを使い人工肺の

スキャフォールド(足場)の

3Dプリンティングにとりかかった

それを生きた肺細胞に変えるため

幹細胞を使った実験を進めている

この時代に固い決意とテクノロジー

があればどれほどのことができるか

証明する

・現在医者にかかる目的は

「ヘルス(健康)ケア」というより

「シック(病気)ケア」だ

先手を打つより事後対応になって

いる

GoogleAmazonFacebook

Samsung、バイドウ、テンセント

などもAppleと競うように医療分野

に進出している、こうした企業は

3つの強みがある

①すでに消費者の自宅に入り込み

人工知能に取り組んどおり

③消費者データの収集と分析に精通

歯ブラシやトイレに埋め込まれた

スマートセンサー寝具や衣類に

ついたウエラブルセンサー

そして身体にインプラントされた

センサー、これらを総合した

モバイル・ヘルスシステムが

あなたの身体を隅々まで調べ上げる

・エクソ・イメージングは

AIを使った安価なヘッドハンドルの

超音波3D撮像装置を開発

遠くない未来、傷が治っていく

様子や胎児の成長を自宅に

いながら追跡できる

・ウエアラブルは万歩計という

第1世代のセルフトラッカーから

FDAの承認を受けたリアルタイムの

心臓モニタリングが可能な

ECGスキャナなの付いた

アップルの4世代Apple Watch

へ進化を遂げた

チャットボット「ウォーボット」は

メンタルヘルスが専門でフェイスブック

メッセンジャを使って鬱病患者に

認知行動療法を施す

・ゲノムさえわかれば「あなた」

を最適化する方法がわかる

あなたのための最適な食べ物

最適な薬、最適なエクササイズ

メニューを提案できる

生物学的にあなたにぴったりの

サプリメント、一番かかりやすい

病気はなにか、そうした病気を

予防する方法もわかる

・3万2000の最も一般的な

遺伝性疾患の半数が、たった

一つの塩基対の不具合、つまり

たった1文字の遺伝子情報が

間違っているために生じている

・人類を火星に送ると一番

近い緊急治療室にたどり着くのに

9ヶ月の時間と重力アシスト

の助けを借りる必要がある

・STARはAIが使われており

人間の医師の5〜10倍の速度で

組織を縫合でき精度もはるかに高い

10年後あなたが手術室で

人間の医師を目にしたら

「絶対ダメ、ロボットがいい」

と反射的に叫ぶはずだ!

STARのような自立型ロボット

定型的処置を現在の数分の一の

コストで完璧に遂行する能力

を持った手術用ロボットは

手術室に非収益化をもたらす

・歳をとるにつれてがん細胞は

蓄積される、見逃されるものも

出てくる、この危険性に対処する

CAR -T細胞治療という新たな

治療法が開発された

患者の白血球を採取し、そのCAR -T

細胞を分離して癌細胞を見つけて

殺すよう遺伝子を操作する

それを再び患者の体内に戻すと

癌細胞を標的とするIRミサイル

のような働きをする

プラセンタのナチュラルキラー細胞

(PNK細胞)の遺伝子を組み換え

主要を狙い撃ちするCAR -NK細胞

に改変する方法も開発

一般大衆にも使える治療法になる

プラセンタは豊富にある

毎年1億以上の新生児が生まれ

そのプラセンタは99%現在破棄

されている

・「敵対的生成ネットワーク(GAN)」

二つのネットワークを競わせる

ことで、ごく僅かな命令を与える

だけで新しい結果を生み出せる

インシリコの「創薬エンジン」は

何百万というデータサンプルを

調べ特定の疾患特有の生物学的特徴

を確かめ。それから最も有効な

治療標的を見極めGANを使って

最適な分子を生成する

このシステムを使って多くの疾患の

ための新たな薬を探している

新薬の第一号は抜け毛治療薬で

2020年末までに臨床試験の第一相

に入る予定

・アルファフォールドの進歩と

インシリコのGAN、さらに

装薬への活用が見込まれる

量子コンピューティングの

ブレイクスルーが重なれば

個人的にカスタマイズされた

医療品がSFの話から医療現場の

日常に変わるのも、そう遠い話ではない

 


第10章 寿命延長の未来

・私たちの生命を奪うのは何なのか

①ゲノムの不安定性

テロメアの短縮

③後成的変化

④タンパク質恒常性の喪失

⑤栄養素を認識できなくなる

ミトコンドリア機能障害

⑦細胞の老化

⑧幹細胞の枯渇

⑨細胞間コミニケーションの劣化

・センチュウのCエレガンス

の遺伝子「rsksー1」を停止させると

寿命は6日延び

dafー2」を停止させると

寿命は20日伸びる

こうした情報から二つの変異を

組み合わせると寿命は100日後も

まだ生存し動き回る個体がでた

人間で言えば400歳に相当する

他の研究者は老衰を引き起こす

遺伝子をさらに50以上特定して

いる、とりわけ重要な遺伝子は

5つありどれを除去しても

生存期間は20%延びる

イースター島の土には魔法の力

物質の一つ「メトホルミン」

糖尿病の治療、燃焼率を緩やか

にし酸化ストレスを抑え

生存期間を延ばす

・関節炎は治療法がまだない

だが2017年、検査に参加した

61名にWntのリバランス薬を

膝に注射すると大幅に改善された

こうした薬のほとんどは

まだ安全性と有効性を確認するため

臨床試験の第一相にある

・並体結合と呼ばれる昔ながらの

血液交換で若年マウスから

老齢マウスへ循環系を結合させた

うえで血液を送り込むと

老いたマウスは正気を取り戻した

若返りが起こる原因は

若い血液が脳内で新たなニューロン

の形成を促し老化に伴う心臓壁の

肥厚を逆転させることを

明らかにした

・「永遠の命は手に入るか」の問い

の答えはまだ出ていないが

人間の生存期間を延ばすことは

「できるかどうか」から

「いつできるか」の問題に移った

 


第11章 保険・金融・不動産の未来

エドワード・ロイドはかつて

バビロニア人が発明したアイデア

元に現代保健産業の基礎を築いた

4000年前バビロニア人は地中海で

活動する商人のために借金して積み荷を

仕入れる場合追加で一定額を仕入れると

補償を受けられる、輸送中、積み荷が

盗難や嵐に巻き込まれたら貸し手は

融資を帳消しにするという現代の

リスクベースの料金設定を編み出した

・現在自動車保険を支えているのは

人的ミスだ、年間120万の交通事故死

の90%は人的ミスで人間が運転席に

座らなくなれば90%は消える

会計事務所のKPMGは自動車保険市場は

2040年までに60%縮小すると予測

している

自動運転車がスマート交通システムと

センサー埋蔵型道路という既に実用化

が始まった二つの動きと組み合わさると

交通リスクは別物になる

事故が起こった時、責めを負うべきは

誰か?

保健ビジネスでは一番リスクの低い

顧客が離脱してしまうと統計が機能

しなくなる

伝統的な保険が機能していた4つの

膨大のうち三つ(営業要員、統計学者、

管理要員)が不要になる、残る一つは

顧客で医療保険や生命保険の浮いた分を

好きに使える

・NY拠点のレモネードは

加入者が「保険請求プール」に保険料

を振り込むと、後の運営はAIが

引き受ける

・スイスのイーサリスクは

イーサリアム」のブロックチェーン上で

「オーダーメイド型保険商品」を

販売している。飛行機の遅延や

欠航を保障する保険は伝統的保険

似なかった商品である

プログレッシブは保険業界で最初に

WEBサイトを作り最初にウェブサイトで

保険契約を結べるようにした

「スナップショット」という

アプリで取集した運転記録から

保険料を過去の運転実績ではなく

運転習慣によって決定する

「ダイナミックプライシング」

・住宅保険では住宅の配管内に

埋め込んだ温度センサー

壁内部の水漏れ探知機などの

リアルタイム情報を収集して

住宅保有者に損害が発生する前に

リスクを通知する

マッキンゼーはAIとセンサーを

フル活用した保険ビジネスを

「ライフスタイル連動保険」と呼ぶ

それによって保険会社の役割は

伝統的な「発見と修復」から

「予測と予防」に変化する

・銀行は預金者のお金を、たいてい

相当な利鞘を確保しながら

自由に投資できる。顧客の価値観

に合致しないプロジェクトに

投資することも多い

最貧国では銀行を設立し維持する

費用が、そこから生まれる利益を

上回ってしまう、ただ世界で銀行口座を

持っていない人が20億人を超える一方

そのほとんどは携帯電話は持っている

アフリカの一部では携帯電話の

通話時間が通貨の役割を果たす

ようになっている。

ものやサービスの対価として通話時間

を渡すのである

「エムぺサ」はケニアで展開

昔ながらのテクノロジ「人」

個人がエージェントとなって

各地の市場で携帯電話の通話時間を

売買する。エムペサは現在

10カ国で3000万以上に銀行

サービスを提供している。

ブロックチェーンの場合、信頼は

システムに埋め込まれている

買い手と売り手以外の全てを

不要にする。

ブロックチェーンを使ってこうした

銀行を破壊しようとする何千人もの

起業家の方が動きは早い

R3、リップルは途上国の破壊的変化

が先進国の産業に影響を及ぼす

最たる例だ。

トランスファー・ワイズという

会社は恋愛マッチングサイトの

改良版を使い通貨を交換したい人を

マッチングさせることで外国為替市場

に攻勢をかけている

・スマート・ファイナンスグループ

2013年に中国で銀行口座を持って

いない人や口座を持っていても

十分なサービスが受けられない

国民のために設立

SNSのデータやスマホのデータ

学歴や職歴で個人の信用スコアを

瞬時に弾きだす

・市場取引の60%はコンピューター

によるもの市場のボラティリティーが

高まるとその割合は90%に

達する。

デンマークは2017年に紙の紙幣

の印刷をやめたベトナム

2020年までに小売業の90%を

キャッシュレスにした

スウェーデンはあらゆる取引の

80%がデジタル化まもなく

100%になるだろう

・サンフォードは店舗を構える

街の不動産の常識を捨てた

世界初のクラウドベースの

不動産仲介会社「eXpリアリティー

を立ち上げた物理的拠点なしに

1万6000人の不動産エージェント

が集まる。

・AI、VR、センサーを融合し

将来的に常時オンの選好追跡機能

があらゆるパーソナルAIに

標準装備されるようになったら

見知らぬ他人に不動産選びを

依頼すると思うだろうか?

パーソナルAIはあなたの

「いいね」「悲しいね」を通じて

あなた以上にあなたのことを

理解するようになる

・自動運転のウーバーに乗って

寝てる間に目的地に着く

ようになったら人里離れた

場所で2倍広い家を半分の値段

で買う方がいいのではないか

キーワードは「水上都市」だ

ウォーターキャプチャ技術に

よって飲料水を、温室、垂直農法

養魚場などにより食料を

太陽光、風力、潮力で電力を

賄い、住民は電気ボート

将来的には自動運転の空飛ぶ

車によって本当に出かける

必要な物資はドローンが配達

産業のあり方が劇的に変化する

ビジネスプロセスは遅かれ早かれ

仲介役はいなくなり

さまざまな機会があらゆる人に

開かれるようになった。

 


第12章 食料の未来

ブロックチェーンを使った

食品由来追跡アプリが起動

食材の出元が追跡可能

・太陽光から炭水化物という

エネルギ分を合成できるのは

植物固有の能力

アメリカでは国民の8人に

一人が食事に事欠く一方で

食料の40%が廃棄されている

食品ロスの15%を「救済」

するだけで食料確保に苦しむ

4200万人のうち2500万人が

救われるという

・植物生物学の世界で

モルモットの役割を果たして

いるのはタバコ、太陽光から

糖分を合成する能力を伸ばす

ことでタバコの収穫量を14〜20%

増やすことに成功した。

・植物の皮には「角皮素」と

呼ばれる植物の一番外側の層で

水分を閉じ込めるための脂肪酸

でできた蝋様の表皮がある

アピール社は人口の「角皮素」

を作ることに成功

アボガドは柔らかくなるまで

の期間が60%伸びる

・垂直農法は高層ビルの中で

食料を育てる発想

野菜は土から掘りだした瞬間

栄養価は低下し始める

2週間の間に栄養価は45%も

失われる

最大手はカルフォルニアを拠点とする

プレンティー・アンリミテッド社

野外の農地と比べ収穫量は350倍

エアロファームズ社はニュージャージ州

ニューアークの空き地に6500平方メートル

の工場を改装し土地も太陽も使わず

年間90万キログラムの葉野菜を生産

施設内はAI制御のLED照明が

最適の波長の光を当てる

・食肉生産には世界の水使用量の

70%が使われている

小麦1キロ生産するのに1500ℓの水

牛肉1キロ生産するには15000ℓの水

が必要。

牛を育てる代わりに、たった一つの

幹細胞を育てることでステーキ肉が

手に入る

生きた動物から幹細胞を取り出し

バイオプシー(生検)という方法を取り

栄養分豊かな培養液にひたす

全てのプロセスはバイオリアクター

(生物反応器)の中で行う

あと数年もすればテクノロジー

によってコスト削減も進む

培養肉は通常の肉と比べて

土地の使用量は99%、水の

使用量は82〜96%抑えられる

温室効果ガスの排出量は

78〜96%抑えられる

電気の使用量は7〜45%削減

培養肉にシフトすると病気の

人も減らせる、新たな病気の

70%は家畜から発生している

からパンデミックのリスクも

抑えられる

2013年に作られた世界初の

培養肉バーガーのコストは33万ドル

今後コストぱフォーーマンスは上がる

成牛を育てるには数年かかるが

研究室で成牛一頭分の肉を

育てるには数週間しかかからない

牛乳についても同様の試みが

進んでいる。カルフォルニア

パーフェクトデイ・フーズは

牛を一切使わずにチーズを生産

する方法を開発した。

遺伝子シークエンス技術を

3Dプリンティングや発酵学と

組み合わせ動物を一切使わず

乳製品を生み出した。

 


第三部 加速する未来

第13章 脅威と解決策

・「グローバルリスクレポート」で

2018年のレポートでは

金融危機などの経済的懸念は

TOP5に入らなかった

今日の最も重大なリスクは

水危機、生物多様性喪失、異常気象

気候変動、環境汚染と

全てエコロジカルなものだ

・ディーン・ケーメンは

「スリングショット」を考案

スターリングエンジン」を使った

助気圧縮蒸留システム、

ミニ冷蔵庫サイズの浄水器

乾燥した牛糞など可燃燃料なら

なんでも、消費電力はドライヤー

より少なく汚染されたどんな水も

浄化できる。

ライバルはビルゲイツが支援する

「オムニプロセッサー

人の排泄物から飲用に適した

水と電気を生み出しさらに灰から

肥料まで作れる装置

アメリカの日照時間の多い地域

の太陽発電のコストは1KWh4.6セント

インドは3.8セント

ブラジルは1.75セント

世界で最も貧しい国は世界で

最も太陽光のあふれる国である

・「量子ドット」と呼ばれる

ナノスケールの半導体の魂が

太陽電池に使われ始めている

通常の太陽電池は一番性能が良い

パネルでもエネルギ変換効率21%前後

一方量子ドットはそれが3倍

一つの光子が三つの電子になり

変換効率が66%に高まる

・風は太陽が照っていない時に

吹く傾向があり、その逆も然り

太陽光と風力を一つの送電網に

統合すれば1足す1が3になる

必要な電力の80%はまかなえる

ネバダ州にあるテスラの

「ギガファクトリー」は年間

20ギガワットの電池を生み出す

計画、テスラは市場最大の

バッテリー施設(100M Wh貯蔵)

を100日足らずで建設した

石炭より発電コストが低い発電所

の建設が可能になったということだ

・フロー電池

リチュウムイオン電池が金属のような

個体にエネルギーを蓄えるのに

対してフロー電池は溶融塩のような

液体に蓄える。

リチュウム1トン採掘するのに

50万トンの水を使う

充電にサイクルは1000回

フロー電池はその逆で大型で

かさばるが5000〜10000回の

充電リサイクルに耐える

ビルゲイツが出資するベンチャー

フォーム・エナジー

リチュウムイオン電池の1/5倍

のコストで硫酸水溶液フロー電池

の開発に取り組んでいる

この発明で瀬慧海の蓄電需要の90%

を満たせる予定

・MITの研究チームはカーボン・

ナノチューブを使いバッテリー

容量を50%増やせる

「ウルトラキャパシタ」を開発

している

・テルアビブのスタートアップ

ストアドットは「フラッシュ電池」

スーパーキャパシタ並みの高速充電

放電速度は一般の電池並みに遅い

5分充電で約480Km走行可能

・2017年のアメリカの平均的世帯の

1日あたりの電気使用量は29.5Kwh

「テスラ・モデルS」は85Kwh

のバッテリーパックを積んでいる

テスラ1台で3世帯分の電気を

24時間まかなえる

・昆虫種の40%で個体数が減少

している、人間に近いチンパンジー

などの霊長類が絶滅の危機に瀕している

今世紀末までに大型哺乳類の

50%が絶滅する

NASA出身者が設立したイギリスの

バイオカーボン・エンジニアリング社

はAI誘導型の植林ドローンを開発

耕作放棄地が記録的なペースで

増えている、この余った土地は

自然に返せばいい

ミャンマーのイラワジ・デルタは

生物多様性ホットスポット

地球最大規模のマングローブ

あったが、ここ数十年でデルタの

75%近くが伐採され基本的な

整体系サービスが失われた

スタンフォード大学の研究者は

整体系サービスが本格的に停止

する前に種の絶滅を食い止める

ための時間的猶予は数十年とみている

・失業率は5%に届かず

多くの州では雇用者が

「人手が足りない」と言っている

農業経済は工業経済に、

それからサービス経済に

そして今では情報経済へと

変貌を遂げた。

自動化によって失われる雇用

より新しいものに置き換わる

雇用の方がはるかに大きい

企業が業務の自動化を望む

最大の理由は生産性だ

しかし生産性が最も高まるのは

人間が機械の性能を引き出した時

であることは繰り返し照明されてきた

ロシアからアメリカ13カ国を

対象とした調査では

インターネットは破壊した雇用の

2.6倍の雇用を生み出していた

テクノロジーはこれまで以上に

使いやすくなる、多くの仕事

において何かに徹底的に習熟する

ことより技術を使いこなす能力や

機敏さの方が重要になる。

・進化の過程で私たちの将来に

関する時間軸は6ヶ月程度に

設定された

ロングナウ協会の究極の目的は

人間の存在を脅かすリスクから

身を守りたければ長期的視野で

物事を考える必要があると

多くの人に理解してもらうことだ

・水を打ち負かそうとするのではなく

水と共生することだ、オランダは

可能な限り水を受け入れようという

姿勢だ

NASAのジェット推進研究所

「セントリー(見張)システム」

NASAによる小惑星の軌道を

変えて地球を防衛する世界初の

プロジェクト『DART』が形に

なっている

10年以内に宇宙から森林火災を

見守るAIが地上の自律的な消化

ドローンと直接コミニケーションを

取るようになる

・変化の激しいこの世界で

恐竜のようになりたくなければ

将来を見越した予防の技術を

磨く必要がある

・社会を構成する組織や制度の

大半は今とは異なる時代

すなわち規模と安定が成功の

指標となる時代に作られた

企業の成功は従業員数、保有資産

の大きさで決まった

一方、私たちが身を置く

エクスポーネンシャルな世界では

機敏さが安定性を上回る価値を

持つ。

近代の民主主義は分権性を採り

抑制と均衡を働かせるための

冗長性を備えてきた

統治システムの変化はゆっくりと

民主的に進むように設計されていた

エクスポーネンシャルな世界では

飯能時間を大幅に短縮すること

が求められる

大抵の国では長時間待たされたり

お役所仕事に悩まされたり

さまざまな難問に直面する

エストニアでは公共サービスの

99%がオンライン化されていて

ユーザーフレンドリーな

インターフェイスもある

アルファベットのサイドウォークラボ

は「キーサイド」と呼ばれる

スマートコミュニティーの開発で

カナダ政府と協力している

ロボットが郵便を配達し

AIがセンサーデータを使って

大気質から交通量までを管理

・未来を楽観できる3つの理由

①テクノロジーによるエンパワーメント

世界規模の壮大な問題に立ち向かう

そうした力を私達全員が持つ

②機会

世界最大のビジネスチャンス

③コンバージェンス

すでに手にしている解決策が

今後ますます強力になっていく

 


第14章 五つの大移動がはじまる

ナチスドイツから逃れてきたユダヤ人が

アメリカのイノベーションに重大な

影響を与えた

ユダヤ人の大量出国は1933年4月

50万件の発明の記録を調べると

移民がイノベーションを加速させる

ことが明らかになった

ドイツ系ユダヤ人が進出した

あらゆる分野で特許数は31%

増えていた。

当時のアメリカは反ユダヤ主義

移民によって特許数は70%増え

ていた

技能の高い外国人労働者を採用した

企業はイノベーションのペースが

高まり、そのイノベーション

市場に与える影響も増大した

具体的に高技能外国人の労働者が

10%増えると製品再配置は2%

増加した。

移民はアメリカ生まれの国民より

新たな事業を始める確率が2倍以上

また新規雇用の25%は彼らが生み出し

ている。IPO企業の33%は創業者が

移民だった

・1990年に気候変動に関する

政府間パネル(IPCC)が発行した

最初のレポートは、わずかな海面上昇で

「数千万人の環境難民が生まれる」

地球温暖化は洪水だけでなく

昔から人類を悩ませてきた

人類が7万年ほど前にアフリカを

離れる理由となった干ばつは

いまだに多くの人に移住を強いている

・気候変動の移住は引き起こしている

のが私達自身である

3800万人の人口を抱える

京都市圏は世界で最も人口の

多い大都市

これから20〜30年で、ほぼ全ての人が

都市へと移動していく

1950年に「メガシティー(巨大都市)」

人口1000万人の条件を満たしていたのは

東京とNYだけだったが

2000年には18を超えた、現在は33

今後ハイパーシティーはなくて

ならないものになる。

2050年には世界人口の66〜75%

が都市部に住むようになる

その時点で人口は90億を超える

とされる。

人口密度が高いほど生産性は上がる

ロンドン、パリはイギリス、フランス

の他の地域より大幅に生産性が高い

今日のテクノロジーを使って

スマートシティーに転換するだけで

SDGsの70%は達成できる

強制移住の原因はお馴染みのもので

経済(および非人格化)、宗教、政治

・リスクを取るとき報酬が期待される時

あるいは目新しいものに出会うと

ドーパミンが分泌される。

ひとたび報酬ループが確立されると

もっとドーパミンを感じたいという

こと以外考えられなくなる

コカインは地球上で最も中毒性の高い

物質の一つだが、その主な効果は

脳内をドーパミンでいっぱいにすることだ

インターメットの主な用途のほとんどは

ドーパミンを分泌させる

だがVRほど強力なものは一つもない

没入型VRドーパミンノルアドレナリン

エンドルフィン、セロトニン

アドレナリン、オキシトシン

6つ全てに作用する

VRセットは心地よさを感じる

神経科学物質全てをミックスした

強力なドラッグを発生させる

フローの科学とVRが今後も融合

していく中で私たちはまもなく

通常の現実より楽しく充実した

別の現実を生み出す能力を手にする

とりわけ雇用、教育、セックス

に関する機会に注目

・雇用の面ではVRは経済的可能性がある

セカンドライフは史上初の

バーチャル世界だった2006年

アンシェ・チェンはセカンドライフ

不動産取引で財をなし現実世界で

億万長者になった

・教育の分野は分散型で個々の

学習者に合わせてカスタマイズ

された加速的な学習環境を

作ることができる

・セックスは主要なコミニケーション

テクノロジーの進歩を常に後押し

史上初の見て触れるポルノや

VR版ティンダーが登場する

アメリカではデジタルセックス中毒者

が20万人、世界では100万人

VRが生み出す神経科学物質の

ドラッグによりこの数字はさらに

増えるのは確実

・スペースXは2027年から50年に

かけて地球と火星が最も近くなる

タイミングを見計らって22〜24ヶ月

に1度のペースで10回の大規模な

ロケット打ち上げを予定

パーキンソン病患者に

「脳深部刺激療法」を利用した場合

副作用として最も発生頻度が多いのは

ギャンブルの衝動を抑えられなくなる

ことである

・チャールズ・リバーはエレクトロ

ニクス材料を使って微細なバイオスキャフォールド

を作ってみようと考えた

フォトリソグラフィー技術を使い

脳の活動を記録できるセンサー付

ナノスケールのメタルメッシュを

つくった

マスクはそれを「ニューラル・レース」

「人間をコンピューターと接続する

調光帯域のブレイン・マシン・インターフェイス

などと表現する

・ブレイン・コンピュータ・インタフェイス(BCI)

人間の脳の様な複雑な環境を

モデル化できる

マスクはニューラルリンクを

ジョンソンはカーネルを創業

それぞれBCIの開発を加速

研究者はここ10年でEEG(脳波図)を

ベースにしたBCI、すなわち

外科手術を必要とせず頭に置くだけで

電極の王冠を使って奇跡のような

成果を生み出してきた

2016年にはEEGヘッドセットを

使ってテレパシーでビデオゲーム

プレイできる様になり

2018年には頭で考えるだけで

ドローンを操縦できる様になった

・真の冒険とは宇宙に出ていく

ことではなく自らの心に

分けいることだという事実の

再認識である。

脳をクラウドに接続すれば

私たちの処理能力と記憶能力は

大幅に高まる。

・私たち人間は、どこまでも

社会的な種だ、さまざまな研究

によると孤独は現代人の最大化つ

最悪の恐怖の一つだという

他者と繋がりたいという願望は

人間の基本的欲求であり

心理学用語で言えば内発的動機付

である。

グループフローをいつでも

オンデマンドで経験できる機会

があるとなれば、集団意識に

移行する強力な動機付けになる

・テクノロジーの加速は産業や

社会制度を破壊するだけではなく

地球上の生物学的知能の進化も

破壊する可能性がある

・深呼吸して、目はそらすな

こちらの準備などお構いなしに

未来はもうそこまで来ているのだから

 


おわりに

未知の領域を切り開くには

継続的に学び続けることだ

学びには2つの核となる要素がある

心理的

「フロー」になる意識状態に

入れる方法を見つける

②物理的

物理的に存在するテクノロジー

よって何が可能なのかをコツコツと

間断なく学び続ける

 


謝辞

流行りのテクノロジーの潮流や

何が部品として存在し、そして

その部品同士がどうやってつながって

いるかを良く知っておく必要がある

Googleなどの企業はなぜ

量子コンピューターに力を入れて

いるのかを冷静に考える必要がある

イノベーションは「業界の新結合」

を意味するが、参考になるのは

「株価」である、未来予測の

インパクトは株価に大きく現れる

 

 

 

●本書から得られた新しい知識

ムーアの法則

インテル創業者のゴードン・ムーア

集積回路上のトランジスターの数が

18ヶ月ごとに倍増していることから

1年半ごとに性能は倍になる

しかも、そのスピードは衰えて

いない

DEP(分散型電気推進力)

ガソリンエンジンの出力重力比の

問題を解決した

新しいタイプの電磁モーターは

「軽量」で重量物を運べる

フライ倍ワイヤー方式の

コンピューター制御である

・世界初の無人自動車は

1920年代にNYシティーを走った

無線制御の「アメリカン・ワンダー」

マッキンゼー・グローバルリサーチ

の研究によると

消滅した雇用が1とすると

新たに生み出された雇用は2.6

である事が明らかになった

・ローズの法則

DWaveのショルディ・ローズ

ムーアの法則のローズ版

量子ビット数は毎年倍増する

・50量子ビットのコンピューターは

16ペタバイト(1ペタ=1000テラ)

のメモリーを持つ

・Forest:リゲッティー開発

量子コンピュータのユーザー

フレンドリーなインタフェイス

・現時点で米国のサービスエコノミー

は80%を占める

・スマートコンポーズ

グーグル文書補完機能

https://www.blog.google/products/gmail/subject-write-emails-faster-smart-compose-gmail/

・アルファー碁

GoogleのAI囲碁で2016年に

以後の世界チャンピオン

イ・セドルに勝利

Google X

携帯基地局の代わりに

成層圏に打ち上げた熱気球を

使う、今は現実化

地表20Km「4GーLTE

15m×12mの大きさで

5000平方キロメートルの

エリアをカバーできる

・ボストンダイナミクス

https://www.youtube.com/watch?v=fn3KWM1kuAw

・ユニバーサルロボット

デンマークの工業用ロボット会社

「UR3」の市販価格は

2万3000ドル

工場労働者の世界的な平均賃金

と同じ

https://www.youtube.com/watch?v=jsZvhDbnfRo

・毎年地球上から70億本の木が

失われている

・アコニア・ホログラフィックス

スマートグラス用の透明レンズの会社

アップルが買収

・1ポンドの物体を重力井戸から

抜け出させるのに1万ドルかかる

・ナノ・ディメンション

イスラエルの3Dプリンター企業

世界初、商業用回路基盤を印刷

できる3Dプリンターを開発

新商品のプロトタイプが数時間

で作れる

エジソンは直感以外に頼る

ものがなく14ヶ月以上かかって

1600種類を超える材料を試した末

木綿に糸とすすとタールを塗って

炭素化されたフィラメントに

行き着いた

・イルミナ:アメリカの

ヒトノゲム解析企業

・アラン・シェパードによる

アメリカ人初の弾道飛行から

ニール・アームストロング

月面着陸までわずか8年

スタンフォード・ビネー式

知能検査の標準偏差

天才の呼び名に値するのは

全人口の1%。

全世界には7500万人の天才がいる

・メカニカルターク

アマゾンのギクエコノミー

・20万年前平均的な原始人は

13歳ごろに結婚適齢期を迎え

まもなく子供をもうけていた

20代半ばには孫が生まれ

食料が希少で貴重だったことから

子孫を残すため最良の選択は

孫から食べ物を奪わない

このために進化の過程で

平均寿命25歳という安全装置

が埋め込まれた

中世まで寿命はじわじわと伸び

19世紀に初めて40歳を超えた

20世紀に入ると子供の死亡率が

劇的に下がった

・ユニティバイオテクノロジー

ジェフペゾスが支援する

老化細胞を狙い撃ちし

炎症していた組織を修復する

セノリティクス薬の開発を目指

している

・若齢マウスから高齢マウスに

輸血をすると後者の衰えた

認知機能が回復する

血液因子「GDF11」をマウスに

注射すると心臓、脳、筋肉

肺、肝臓の機能が改善した

・優れたカスタマーサービス

購入の可能性を42%高める一方

お粗末なカスタマーサービス

52%の確率でその顧客を永遠に

失う

・AVA(オートデスクバーチャルアシスタント)

苛立つユーザーをなだめ

問題のトラブルシューティング

を行う

ダイムラーはソウルマシーンズ

の作った「サラ」という名の

アバターを採用している

・ビーバンレザー

幹細胞から育てられた革で

製造工程で牛を一切苦しめない

・フーマ

アリババが実験中のキャッシュレス店

Amazonより2年後

・プライムエアー

Amazonの配送ロボット

ドローンを使って注文から

30分以内に配送する

・ペッパー

ソフトバンクが開発した

人間の感情を理解するヒューマノイド

2010年に発表、身長120Cm

・ライトフィールドラボ

数兆個の光子を発生させる世界初の

ディスプレーテクノロジーを持つ

カルフォルニアのスタートアップ

・ブレインコンピューターインターフェイス(BCI)

私達が日常的に現実社会を

捉えるのと全く同じ方法で

すなわち脳を使ってベン実社会を

生み出す

・グローバル・ラーニングXプライズ

イーロンマスク出資のタブレット

だけで子供達が独学が進められる

アンドロイドベースのSWを開発

するコンテスト

・HTC Vice

ハイ・フィディリティー

複数の人が同時に同じ仮想空間を

共有できるソーシャルVRプラットフォーム

・冠動脈疾患(世界死因1位)

動脈瘤(世界死因2位)

・ゲノムプロジェクトライト(GP -Write)

ヒトノゲムを一から書くことを

目指している

・CRISPR

ゲノムの編集、犬の実験では

デュシェンヌ型筋ジストロフィー

の原因因子のスイッチをオフにした

・バイオノート・ラボ

イスラエルのスタートアップ

細胞組織の間を素早く移動する

(毎秒60センチ程度)極小サイズ

のロボットを開発した弱い磁場で

遠隔操作が可能、体をほとんど

傷つけない手術がに使われる見込み

・寿命脱出速度(LEV)

1年生きる間に寿命が1年延びる

という考え

・ユニティー・バイオテクノロジー

ジェフペゾスが出資、老化細胞を

識別し排除する方法を開発

マウスの実験で35%生存期間を

延ばすことに成功

・2050年に90億に達する

世界人口の胃袋を満たすには

2009年より70%多くの

食料が必要になる。

中国とインドの近代化により

世界の肉の消費量は76%増加

する

・針葉樹を1エーカ(約4000平方メートル)

燃やすと4.81トンの炭素を放出

する

・フォードだけで40車種をEVに

するため110億ドル以上投資している

・現在EVが一回の充電で走れるのは

約320キロ

2022年には標準車種で約440キロ

ハイエンドで560〜640キロ

平均的なガソリン車と変わらなくなる

・ポルシェとBMWの共同事業では

平均的なスマホ受電器の2万5000倍

のスピードで充電できる400MWh

の充電装置が誕生

・人類史上3大強制移住

奴隷貿易でアフリカから引き離された

1200万人

インド、パキスタンの分離

1800万人

WW2で政府混乱による移住

2000万人

・世界全体でビデオゲームに費やされる

時間は、週30億時間

アメリカはデジタルメディアの使用時間

が1日11時間に達する。

・2005年、韓国人男性が

オンラインゲームを50時間やり

続けて死亡

ブルームーン

ブルーオリジン月着陸戦開発

・ニュー・グレン

ブルーオリジンの再使用可能の

ロケット

・イーロンマスク

12歳で自作のソフトウエアを売る

ペンシルバニア大学で学位取得

スタンフォード大学院中退

2001年に植物を火星に送る

イデア「マーズ・オアシス」

・ファルコン・ヘビー

スペースXの地球最大のロケット

▼用語

コンバージェンス:融合

損失回避性:

現在手にしているものと引き換えに

未来に新しいものが手に入るとしても

後者の方がずっと価値が低いのでは

ないかと疑念を抱くこと

▼教育機会

・Zero-to-Dangerous

フロー状態に入る方法を学ぶ

https://www.flowresearchcollective.com/zero-to-dangerous/overview

・アンバダンス360

エクスポーネンシャルテクノロジー

引き起こす変化に対応

https://www.abundance360.com/

・アンバダンス・デジタル

https://www.abundance.digital/

・シンギュラリティ大学

https://su.org/

・Xプライズ財団

賞金付きコンテスト

https://www.xprize.org/

・ボールドキャピタルパートナーズ

テクノロジのアーリーステージ企業投資

https://www.boldcapitalpartners.com/

・ヘルス・ニュークレアス

寿命延長

https://healthnucleus100plus.com/

▼サイト

リゲッティーコンピューティング

量子デベロッパーキット

https://www.rigetti.com/

・パビッシュとビンジング(料理チューバー)

https://www.youtube.com/user/bgfilms

・犬とクッキング

https://www.youtube.com/user/cookingwithdog

・酔っ払いのキッチン

https://www.youtube.com/user/MyHarto

・ハーレムシェイク

https://www.youtube.com/watch?v=8f7wj_RcqYk

・ニューラルリンク

イーロン・マスク設立BC I企業

https://neuralink.com/

デモ動画

https://www.youtube.com/watch?v=DVvmgjBL74w

 


●本書に出てくる格言

自動運転の方がコストは1/4から

1/5になろ車の所有は不要に

なるだけでなく割高になります

恐らく10年以内に人が車を運転

するには特別な許可が必要に

なるでしょう

ージェフ・ホールデン

・ちょっと待った、もう一つある

・だから君が起動時間を10秒

短縮すれば1ダース以上の

人命を救えることになるんだぜ!

それは本当に意味のあることだと

思わないかい?

スティーブ・ジョブズ

今日のスマホと同じものを1980年代

に作ろうとすれば、コスト1億1100万ドル

高さ14メートル、そして

200キロワットの電力を消費

したはずです、ここからも

材料科学の進歩の威力がわかる

アプライドマテリアルズ最高技術責任者)

ーオムカラム・ナラマスー

シンプルな2段階計画ですよ

まず大金持ちになり、それから

宇宙というフロンティアを開拓

するってね

ージェフ・ペゾスー

 


●本書で得られた気づき

思った以上にテクノロジー

のコンバージェンスで

エクスポーネンシャルは

加速する

 


●今までの自分の考えと違ったところ

 


●本書の内容で実行してみたい事

友人と近未来について語り合う

読書会を開いて近未来について

語り合う