「平和に対する罪」はアメリカにこそある-在米日本人学者が明かす「太平洋戦争」の真実
- 作者: 目良浩一
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書名:平和に対する罪はアメリカにこそある
著者:目良浩一
●本書を読んだきっかけ
偶然、紀伊国屋書店で
●読者の想定
太平洋戦争から終戦後の歴史について
色んな見解を知りたい人
●本書の説明
歴史は視点によって異なってくるし
時間の経過によっても変化するものである
高校の時に習った歴史が永久に正しい
というのは間違っている
国民をいかにして戦争に参加させるか
考えた、この頃、日本との戦争に備え
日本語ができる米国人を養成した
秘密日本語学校はサンフランシスコ
プレシディオに開校
第1期生60名、58人が日系アメリカ人
1941年7月25日、日本だけを対象とした
資産凍結を実施
戦争の引き金を日本に引かせる要因となった
計画そのものは3月には出来ていた
ソ連の諜報部も日米関係を悪化させる様
活動した
ルーズベルトはヨーロッパの戦争に参加し
米国を世界に関する覇権国家にしたかった
そのためドイツ同盟国であった日本との
開戦が必要であった
戦後は日本に侵略者の汚名を着せて
その認識を定着させる
「平和に対する罪」で25名中23名有罪
名は絞首刑
占領後は日本が再びアメリカの脅威とならない様
弱体化政策を行った
天皇を戴いているから献身的に国家に尽くすため
天皇制を廃止、個人の利益より公を大切にするので
祖国より個人主義に向かわせた
日本経済は財閥にようる支配が特徴的で
産業や政治に大きな影響力をを持っていた
ので解体(財閥解体)
1945年11月
情報統制で米軍やソ連軍の日本人女性
に対する暴行は伏せられた
1952年4月まで続いた
焚書:占領軍にとって好ましくない図書は
図書館から焼却された(7769著書)
戦後の日本人は神道を教えられず
自虐歴史の刷り込みがあった
1945年12月9日
「真相はかうだ」という満州事変以降の
日本の戦争史をGHQ指導のもと
プロパガンダ情報として提供した
この効果は絶大であった
日本人の多くは1941年、日本は判断を
誤って侵略戦争を始めたと思っている
教育勅語の禁止
国家の真髄は天皇制にあるという一点が
禁止の理由となった、その後
「自由」について学んだが自由にまつわる
「義務」について学ばなかった
日本は上からの指示に従う民族性があった
与えられた政策には従順に従った
占領政策は大成功した
を求めた
1952年4月28日
日本は独立
1960年代の経済成長は10%に達し
それまで人類が成し得なかった驚くべき
高度成長であった
戦時中の人達が追いつけ追い越せの
精神で一致団結した結果である
今は省益庁益の官僚も国家のため
日夜働いたのである
米国が市場を開放してくれた事も大きいが
当時の国民性、忍耐、献身的意欲が
大きな要因である
日本はアジアで唯一、欧米と対等した国で
それは他のアジア諸国に勇気を与えた
1945年以降多くのアジアの植民地は
独立していった
ただ、今は日本に本格的なリーダーが
出てこないので愛想をつかされている
憲法9条はあまりにも理想すぎる
自民党は自衛のための軍事力行使できる国
を目指している
安全保障条約に基づくアメリカの防衛義務
がどの程度に効力を発揮するか
今のところ明らかではない
米国が日本の安全を守るために自国民の
安全を危険にさらすことはないと断言できる
日本は防衛に関して思考停止状態である
軍事力が必要な時は必要な時に
宣戦布告できなければならない
アメリカは戦略的思考に長けていて
円とマルクを米ドルに対し切り上げ
る事を約束させた
日本円はバブルになりアメリカ人は
常軌を逸した価格で日本人が不動産を
買うのを忍耐をもって注視し、過剰投資
で没落するのを待った
戦前戦中の男子は気骨があった
気骨のある男性とは明確な意思を持ち
その目的に向かって進むのが通常の状態
優柔不断は最も好ましくない状態
戦後は骨抜きで優柔不断な男性が
多くなった
は排斥された
日本人一人一人が真剣に国益を維持し
増進する事を考える必要がある
●本書から得られた新しい知識
1919年のパリ講和条約で日本は人種差別
撤廃を訴え賛成過半数であったが
退けられた
平和に対する罪:
侵略戦争或いは国際条約、協定、制約に違反
する戦争の計画、準備、開始或いは遂行
またはこれらの各行為のいづれかの達成
を目的とする共通の計画或いは共同謀議
への関与
侵略:
他国の主権、領土保全若しくは政治的独立
に対する先制的な武力の行使
1941年12月8日
天皇陛下の開戦の召勅(概要)
米英は譲り合う精神がなく軍事上の脅威
を拡大し我が国を屈服させようとしている
我が国は自存と自衛のため決然と立ち上がり
一切の障害を破砕する以外にない
吉田清春
私の戦争犯罪という本を出し
201人の朝鮮女性を性奴隷としたと告白
その事が現在の慰安婦問題となった
国連憲章には未だドイツも日本も
敵国として明記されたまま
の違いと成果を確かめるため落とされた
作成の秘密をアメリカから盗んでいた
米国にとって日本の重要性は低い
韓国の方が全てに積極的であり交渉しやすい
日本は世界問題に対し寄付金を献納する
役割を果たしてくれれば良しとする程度
日本を罪悪国として教育している国いた国
アメリカ、カナダ、オーストラリア
中国、イギリス、オランダ
乃木将軍は皇室から御下賜品をもらったら
巣鴨の廃兵院に届けた
戦前の教育に「修身」があった
●本書に出てくる格言
私は、国民が戦争を遂行するに当たった
全ての決定と行動に対する全責任を負う
者として、私自身をあなたの代表する諸国
の採決に委ねるために、お訪ねした
ー昭和天皇ー
●本書で得られた気づき
タイの元首相が日本をたたえていて
日本のおかげでアジア諸国は独立した
身を呈して仁をなしたお母さん
が日本である
フィリピンの歴史家
両手を上げて降伏する光景を見た時
自分たちも白人を打ち負かす事が
できるのだと目覚めた(P178)
は反動的な文章で
日本人であることには誇りを持ち
仁をなす必要性を感じた
●今までの自分の考えと違ったところ
米国の大学教育は「道具」(目的達成の手段)
を教えるが行動の目的については
あまり教えない
不正を働くものが多いのでビジネス道徳
を教える傾向が出てきた
●本書の内容で実行してみたい事
明確な意思を持ち、その目的に向かって
進むのが通常の状態にする
「平和に対する罪」はアメリカにこそある-在米日本人学者が明かす「太平洋戦争」の真実
- 作者: 目良浩一
- 出版社/メーカー: ハート出版
- 発売日: 2019/05/17
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