書名:株の絶対法則
著者:林則行
●本書を読んだきっかけ
ジム・ロジャーズ直伝という帯
●読者の想定
そこそこ手軽に投資で成功したい人
●本書の説明
投資の結論は買うか買わないか
直感とあてずっぽうは違う直感の背景には
今まで多くの人物に出会い、その良否を判断
してきた蓄積がある、滅多に「この人だ」
と感じる事はない
以下の優先順位で投資判断を行う
①ビックチェンジ
社会の大きな変化に伴う収益の飛躍的拡大
②過去2〜3四半期の業績(❶利益❷売上)
③新高値をつけたかどうか
④持ち合いを形成したかどうか
新高値をつけない企業はダメ銘柄
持ち合いからの高抜けが買い
「新高値で買う」
典型的な持ち合いの条件
①期間は半年から数年
②レンジ=(1ー安値/高値)×100(%)
レンジ幅は30%以下
③持ち合いの位置:持ち合い期間中の最高値が
最低過去2年間の高値になっている、過去一年未満
の高値だとエネルギー不足で暴騰につながらない
史上最高値を買わず持ち合い抜けを買う
過去のある期間の株価を抜いた時点で買う
20%以上の利益成長が続く企業は株価が伸び
そうでない企業は低迷する
過去2〜3四半期の伸び(対前年比)
売上10%以上
経常利益20%以上
上記の数字が達成されているかどうか
ビックチェンジをもたらす要因
①時流に乗っている
②市場でオンリーワンの存在になっている
③政府の政策の恩恵がある
現在の時代の波
①エコ、省資源、地球にやさしい
②コスト削減、定価格
③中国などの新興国の台頭
常に時流に乗る事ができるのが就職との違い
株式投資の旨味です
ニュースから最も重要な投資情報は
政府の施策である、政府の施策は需要が
必ず起こるため他のルールを度外視して
投資判断できる
施策が個別企業の収益に結びつくか考慮
して投資する
トップ企業に比べ本社費、管理費といった
固定費は会社の規模が違っても大きな差はない
しかし景気が良くなり始めると2番手の企業は
固定費の割合が急速に小さくなり利益の
伸び率が大きくなる
オンリーワンはマーケットシェアの高い
時流株で3つに大別される
①ニッチな分野に特化した企業
②他を寄せ付けない陣容を誇るサービス業
③他社には真似のできない店舗展開力を
持つ小売業
ー30億の赤字がー15億に減った場合と
ー10億の赤字が+5億円になった段階
の方が株価にインパクトがある
伸び率=今年ー去年/(|今年|+|去年|)×0.5×100(%)
注:| |は絶対値
業績の伸びを見るときは5%単位で大まかな
捉え方をする
リスクの高い典型的な株
・一匹オオカミ
・出遅れ
・リストラ
・合併
株式投資で大事なことは一度にたくさん儲ける
事ではなく途中で大きな下げを経験する事なく
儲ける事です
1日の株価の振幅幅の合計
陽線の場合
+|安値ー高値|+|高値ー終値|
陰線の場合
+|高値ー安値|+|安値ー終値|
ボラティリティー=
1ヶ月間の「1日の株価振動幅の合計」の平均/
1ヶ月間の終値の平均値×100
※ボラティリティは4%未満に投資が望ましい
ローソク足から推定する1日の振動幅
・陽線の日
・陰線の日
波動は2段で終わる。二つの波動はほぼ
同じ幅になる
波動の計算から高値抜きした場合で
20%以上の上昇が見込めなければ
リスクを負ってまで株を買うことはない
売りシグナルが出たらファンダメンタルが
好調でも売る
急落相場:売り転換線が得意
持ち合い相場:RCIが得意
助走相場:どんなテクニカルでもダマシが多い
空売りが難しいのはテクニカルだけが
頼りであるから
売り転換価格=直近の天井ー転換幅
転換幅:
売り転換線
日々の売り転換線をつないだもの
RCIはー70パーセントがシグナル
暴落時は買った値段の8%下がったら損切り
新高値銘柄数レシオ=
過去1年間の新高値をつけた銘柄数/
東証1部の全銘柄数(%)
新高値銘柄数はケンミレ株式情報を参考に
する
いい材料がある銘柄のみを買いの対象にする
売上と利益では利益が大切であるが
売上は無視してはいけない
株価低迷期での新高値抜きで買う場合
業績が過去最高になっている事が条件となる
買いのタイミングは「翌日の寄付きで買う」
のが定石であるが著者は
を勧めている
現金は10%づつ投入していく
●本書から得られた新しい知識
1929年ニューヨークの株式大暴落から
上昇の始まりは13年後の1941年
つまり太平洋戦争から
アジア圏では日本の「可愛い」はブーム
であるが欧米ではセクシーで大人の魅力
が主流、だだ子供には「可愛い」は浸透した
強気相場は全体の2割
●本書に出てくる格言
ビックチェンジを見つける事
ージム・ロジャーズー
●本書で得られた気づき
写真業務やっててやっぱりそうかと思ったのは
「可愛い」はアジア圏の流行で
欧米ではまだまだ浸透していない
●今までの自分の考えと違ったところ
●本書の内容で実行してみたい事