思考と読書【お金・健康・人間関係 編】

お金、健康、人間関係に関する本の書評と説明 ビジネス書や自己啓発が多くなると思います なるべく毎週投稿できるように頑張ります

■FACTFULNESS を読んで

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 

 
書名:FACTFULNESS

著者:ハンス・ロスリング

 


●本書を読んだきっかけ

最近時代の変化を感じていて

あなたの常識は20年で止まっている

という本書のキャッチに惹かれた

 


●読者の想定

日本国民全員、自分は大した教養があるとは

言えないし、大それたことは言えないが

日本国民の多くが現実を直視し自分で判断を

下せる様になると、もっとこの国は

よくなると思う

 


●本書の説明

本書では最初に13問の現在の世界の実状を

どれほど知っているかの3択問題があり

この問題を解く事によって、ほとんどの人が

古い常識にとらわれ現状を知らないと言う

ことを知る

経済的裕福度のレベルを4段階に分けて説明

しているところも面白い

 


第1章 分断本能

話の中の「分断」を示す言葉に気づくこと

重なり合わない2つのグループを連想させる

事に気付く事、多くの場合実際の分断はない

誰もいないと思われた中間層に大半の人

がいる、分断本能を抑えるには大半がどこに

いるか探す

高いところから低いところを見るのは難しい


第2章 ネガティブ本能

ネガティブなニュースに気づく

そしてネガティブなニュースの方が圧倒的に

耳に入りやすい物事が良くなったとしても

その事について知る機会は少ない

すると実際より悪いイメージで世界を見て

しまう、ネガティブ本能を抑えるため

悪いニュースの方が広まりやすいことを

知る

「悪い」「良くなっている」は両立できる

良い出来事はニュースになりにくい

ゆっくりとした進歩はニュースになりにくい

悪いニュースが増えても悪い出来事が増えた

わけではない

美化された過去に気をつける


第3章 直線本能

グラフはまっすぐになるだろうという思い込み

に気づく、実際には直線のグラフの方が

珍しいグラフには様々な形があることを

覚えておく


第4章 恐怖本能

恐ろしいものには自然と目がいってしまう

事に気付く恐怖と危険は違う事に気付く

人は誰しも「身体的な危害」「拘束」「毒」

を恐れるがそれがリスクの過大評価になって

いる

リスクは「危険度」と「頻度」言いかえると

「質」と「量」で決まる

行動する前に落ち着こう


第5章 過大視本能

ただ1つの数字がとても重要であるかのように

勘違いしてしまう事に気付く

他の数字と比較したり割り算をしたりする

事によって同じ数字から全く違う意味を

見出せる、過大本能を抑えるには

比較したり割り算をしたりするといい

項目が並んでいたら大きな方に注目

国や地域の比較は一人あたりに注意する


第6章 パターン化本能

1つの集団パターンを根拠に物事が説明され

ていたら、それに気付く

パターン化は間違いを生み出しやすい

間違ったパターン化をしないように

パターン化はを抑えるには

分類を疑うといい

集団が大きい場合、より小さく正確な分類に

異なる集団の共通項を探し分類が正しいか

検証する

違う集団の間の違いも探す(兵士、赤ちゃん)

過半数という言葉に注意

強烈なイメージに注意

変と思ったら好奇心を持ち謙虚に考える

それはもしかしたら賢いやり方なのか

なぜ賢いやり方なのか


第7章 宿命本能

いろいろなもの(人、国、宗教、文化)が

変わらないように見えるのは変化がゆっくり

少しずつ起きているからだと気づく

そして小さな変化が積み重なれば大きな

変化となる、ゆっくりとした変化でも

変わっているということを意識する

知識をアップデートしよう

おじいちゃん、おばあちゃんの話を聞こう

文化が変わった例を集めよう


第8章 単純化本能

1つの視点だけで世界を理解できないと知る

純化本能を抑えるには、なんでもトンカチ

で叩くのではなく様々な道具の入った

工具箱を準備した方がいい

あなたと意見の合わない人に考え方を検証

してもらい自分の弱点を見つける

数字は大切だが数字だけに頼ってはいけない

単純なものの見方と単純な答えには警戒する


第9章 犯人捜し本能

誰かが見せしめとばかりに責められていたら

それに気付く、誰かを責めると他に目が行か

なくなり同じ間違いを防げなくなる

犯人探し本能を抑えるため

誰かに責任を求める癖を断つ

犯人ではなく原因やシステムを探す

物事が上手く行ったら私のおかげだ

と言う人がいたら、その人が何もしなくても

同じ事になったかどうかを考える

社会の仕組みを考える人の功績をもっと認める


第10章 焦り本能

今すぐ決めなけらばならないと感じたら自分の

焦りに気付く、焦り本能を抑えるには

小さな一歩を重ねる

深呼吸しよう、データにこだわろう

占い師に気をつけよう

ドラマチックな対策よりも、たいていは

地道な一歩に効果がある


第11章 ファクトフルネスを活用しよう

謙虚さと好奇心を持つことを子供達に教えよう

投資先として古いイメージを捨てよ

ガーナ、ナイジェリア、ケニアは最高の投資先

事実に基づいて世界を見ると心が穏やかになる

ドラマチックに世界を見るよりストレスは少ない

し気分も少し軽くなる

 


●本書から得られた新しい知識

質問1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が

初等教育を終了するでしょう

A 20% B 40% C 60%

質問2 世界で最も多くの人が住んでいるのは

どこでしょう

A 低所得国 B 中所得国 C 高所得国

質問3 世界の人口のうち、極度の貧困にある

人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう

A 約2倍 B 変わっていない C 半分になった

質問4 世界の平均寿命はおよそ何歳

A 50歳 B 60歳 C70歳

質問5 15歳未満の子供は現在世界に20億います

国連の予測によると2100年の子供の数は何人

A 40億人 B 30億人 C 20億人

質問6 国連の予測によると2100年今より人口が

40億増えるとされています人口が増える

最も大きな理由はなんでしょう

A 子供(15歳未満)が増える

B 大人(15歳から74歳)が増える

C 後期高齢者(75歳以上)が増える

質問7 自然災害で亡くなる人の数は過去100年で

どう変化したでしょう

A 2倍B 変わっていない C 半分以下

質問8 現在世界には約70億の人がいます

世界の人口分布を表している地図はどれか

アメリカ大陸:ヨーロッパ:アフリカ:アジア

A 1:1:1:4

B 1:1:2:3

C 2:1:1:3

質問9 世界中の1歳児の中で、なんらかの

予防接種を受けている子供はどのくらい

いるでしょうか

A 20% B 50% C 80%

質問10 世界中の30歳男性は平均10年の教育を

受けています、同じ歳の女性は何年間学校教育

を受けているでしょう

A 9年 B 6年 C 3年

質問11 1996年にはトラとジャイアントパンダ

クロサイ絶滅危惧種に指定されていました

この3つのうち当時より絶滅の危機に瀕して

いる動物はいくつでしょう

A 2つ B 1つ C ゼロ

質問12 いくらかでも電気が使える人は

世界にどのぐらいいるでしょ

A 20% B 50 % C 80%

質問13 グローバルな気候の専門家はこれからの

100年で世界の平均気温はどうなると考えて

いるか

A 暖かくなる B 変わらない C 寒くなる


正解(世界銀行と国連がまとめたデータより)

1C,2B,3C,4C,5C,6B,7C,8A,9C,10A,11C,12C,13A

 


●本書に出てくる格言


●本書で得られた気づき

心配すべきグローバルリスク

感染症の世界的流行」「金融危機」「世界大戦」

地球温暖化」「極度の貧困」

 


●今までの自分の考えと違ったところ

多くの人は考えずに感じている

P87


飲酒がらみの殺人はテロリストに殺される

確率より50倍も高い

 


●本書の内容で実行してみたい事

考えろ!感じるな!

ブルスリー の名言と逆の事実に注意する

 

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣