書名:世界で最も読まれている株の名書10選
著者:西野 武彦
●本書を読んだきっかけ
八重洲ブックセンターの文庫本
のコーナーで本書を発見
すでに絶版となった
「株価の真実」「マネーマスターズ列伝」
について取り上げられていたため購入
●読者の想定
株式投資の中級者以上だが
初心者でも読めると思う
●本書の説明
本書で紹介されている10冊は
オススメ度ランキング順に書くと
1.ピーター・リンチの株で勝つ
2.賢明なる投資家
3.マネーマスターズ列伝
4.テンプルトン卿の流儀
5.株で富を築く パフェットの法則
7.ウォール街のランダム・ウォーカー
9.フィッシャーの「超」成長株投資
10.株価の真実
である
3、10、以外の図書は実物を読むとして
割愛して説明する
・マネーマスターズ列伝
著者のジョントレインは投資スタイルを
①将来を見据えた成長株投資
②割安株思考のバリュー投資
③市場でまだ人気が出ていない
新奇で有効な投資
の3つに分類している
それぞれの投資法のマスター10名の
インタービューで本書は書かれている
また、インタビュー方は
①一問一答式
②①で聞いた話を話し手が原稿を書いたようにまとめる
③事前に相手の事を調査し話の要点を聞いて
その人の人柄や考え方を浮き彫りにする
以上3つの方法を使って書かれている
・株価の真実
40回以上も無一文になった著者が
研究の末、体験談を元に書いた
テクニカル分析の本
最終的な勝率は88.1%と驚異的
利益率4000%である
24個のルールからなるが
トレーダーが注意すべきは2~3回
まずい取引が続けば直ちに
相場から手を引いて休むというのが斬新
P54参照
個人的には以下のルールが良い
・投じる資金は10等分し一回の取引で1/10にする
・利益が出たらストップロスオーダー
・迷った時は市場から出て行け迷っている間は入ってくるな
・できれば4~5の銘柄で取引せよ
・指値注文はするな成行で
・わずかな利益を狙って売買してはならない
・長期間儲けた後での取引量を増やすことはやめよ
●本書から得られた新しい知識
株の名書は同じ著者なら
一番最初に出した書籍が一番良い
例えばピーター・リンチは
「株で勝つ」が一番良くてそれ以降の書籍は
期待はずれである
バフェットは28歳の時にフィッシャーの本に
感動し会いに行った、そして推薦文を書く
●本書に出てくる格言
「真理を知れば、真理があなたを自由にする」
「かつてあったことは、これからもあり
かつて起こってことは、これからも起こる
太陽のもと、新しいものは何一つない
見よ、これこそ新しい、と言ってみても
それもまた、永遠の昔からあり
この時代の前にもあった」
ー聖書ー
●本書で得られた気づき
休むも相場
●今までの自分の考えと違ったところ
投機の場合は成行き注文が良い
●本書の内容で実行してみたい事
投資に限らず2~3回負けが続いた時は
一旦エグジットする