書名:相場師朗式株ドリル
著者:相場師朗
●本書を読んだきっかけ
相場師朗の書籍は近所の紀伊国屋書店
では非常に多く扱っている
多くの人が追随する内容だと
もう通用しない内容かもしれないが
検証も兼ねて買ってみる
●読者の想定
株式の投機が初めてで少しやってみたいと
思っている人
テクニカル分析に興味がある人
●本書の説明
本書には著者が命名した9種の
仕掛けパターンの説明があり
チャートで問題があって解いていく
形式となっている
本書では3期間、5期間、10期間
20期間、60期間、100期間の
移動平均線を使用している
また巻末に著者が本書で述べたパターンに
素直に動きやすい監視銘柄を
100銘柄あげている
①下半身
5日移動平均線を下から上に陽線が
突き抜き実体部分の長さが半分以上なら
上昇しやすい
また5日移動平均線を上から下に
陰線が突き抜き実体部分の長さが半分以上なら
下落しやすい
移動平均線の向きも合わせて指標に使うと
より確率が高くなる
②トライ届かず
前の高値や安値を試すが届かず反転する場合
反転した方向に動きやすい
試した位置がキリのいい数字の場合
より顕著になる
③PPP(パンパカパン)
それぞれの移動平均線の並び順で
トレンドを知る短期の移動平均線の順に
上から並んでいる場合は上昇トレンド
5>20>60>100 PPP
100>60>20>10 逆PPP
それ以外 純NON
④9の法則
どんな上昇相場や下げ相場も起点となる安値
や高値から9営業日続くことは稀で
そこで終わる場合が多い
⑤くちばし
5日線を3日線が一回下に抜けるが
再度上につき抜きくちばしの形になると
上昇しやすい
5日線を3日線が一旦う上抜けるが
再度下抜けてくちばしの形を作ると
下落しやすい
⑥ものわかれ
10日線を5日線が押し目するが
くっつくことなく上昇か下降する場合
その方向にトレンドは持続する
⑦N大(ニチダイ)
20日線を5日線が突き抜いた後
再度20日線に寄るが反発し
Nの文字を形成した時、その方向に
トレンドは持続する
⑧エグザイル
短期線が方向を変え中期線、長期線
と次々に方向を変えて同じ方向を
向いた場合、その方向にトレンドが
継続しやすい
⑨バルタン
ダブルトップやダブルボトムのミクロ版で
陽線→陰線→陽線→陰線
陰線→陽線→陰線→陽線
といった感じでロウソクが並ぶと
最後のロウソクの方向にトレンドが発生する
場合が多い
⑩キリのいい数字
以上のパターンが発生している株価が
キリのいい数字かどうかチェックする
●本書から得られた新しい知識
メインターゲットは1日100万株以上の
取引があって1日あたり100億円以上の
売買高がある時価総額数千億規模の株
下半身と逆半身
試してみる価値はあるかと思う
それ以外のパターンは今までに何回も
聞いたことがある
●本書で得られた気づき
必死に練習し鍛錬に鍛錬を重ねないと
株式の取引も上手くいかない
●本書の内容で実行してみたい事
3分足、5分足でも同じことが起こるか
試してみる